Wednesday, April 30, 2008

Tonight's Song - Many Classic Moments by globe 
(またかよ~??)

全てがうまく廻っていて安堵している夜だというのに、私はもう終わってしまった彼のことを考えてる。 

話しちゃおっかな、スカイプしちゃおっかな。 
どうしてこんな風になっちゃうのか分からない。 

このまま倒れるようにして寝たほうがいいにきまってる。 別に今更話すことなんてないのに、でもチラっとよこしまな思いがよぎっちゃって。 何で会えなくなっちゃったのかな。 今でも私のこと、考えたりする瞬間はあるのかな。  なんてね。

好きな彼のことだけ考えて過ごしたいのに。 大好きな彼は多分、私のことなんか考えてないんじゃないかなって思う夜だと余計、そんな不埒な思いがよぎる。 

誰かと、誰でもいいから、一緒にいたい、と思う私は、インターナショナル・コールガールもどきかしら~? 


(よね~、きっとそうよね~)

Today's Song - 薔薇 by 蕭亞軒



♪♪愛 在新中百轉千廻 記得你我 深愛過
我們的愛 多想再吻你一遍再愛一遍
也許永遠 仍深深懐念♪♪

(中国語の歌詞の)意味は分からないけど、歌姫の情感こもった歌声・表情や、並んだ切なそうな漢字の数々から想像するに「別れちゃった彼への想い」を歌った曲? 

1日会えないだけで、もう何世紀も会っていないみたいな、何百万光年も離れたところに来ちゃったような、そんな気になってしまう私にピッタリのサウンド。 

(そこまでドラマティックにならなくても・・・大げさね~) 
Let's Go To Hawaii
~病気から元気へ~

京の都でほろ酔い加減のころ、弟からメールが入った。 「アネキ明け方病院へ。 薬がなくなってたけど病院にいけず、それで体が硬直したみたい。 オカンが病院連れて行って、午後からはオレが見てた。 オヤジは相変わらず我関せず」 

妹が硬直? 病院へ?? ぼんやりとした頭の中、いろいろな思考がいったりきたりした。 とりあえず電話をしなくちゃ、いや病院だと出られないからメールにしたほうがいいのかな、留守録にメッセージが入っていないから一大事ということではなさそうだ、でも万が一ってこともあるから今夜は帰ったほうがいいんだろうか。 そういえば義弟が亡くなった連絡を受けたとき、私は同僚の結婚式で大阪のリッツにいたんだっけ。 もし今夜帰ることになったらどうしよう。   

ラッキーなことに、その夜はそれ以上の連絡はなく、私のイヤな想像や心配も増殖することはなかった。

翌日、そろそろ比叡山を降りて京都駅に向かおうというところで、妹からメールが入った。 「ジストニアという病気になってしまいました。 筋肉が硬直してしまう病気です」 メッセージに添えられていたリンクを開き、病気についての説明を読む。 

ジストニア

「中枢神経系の障害による不随意で持続的な筋収縮にかかわる運動障害の総称。姿勢異常や、全身あるいは身体の一部が捻れたり硬直、痙攣といった症状が起きる」

家についてすぐ、母に電話する。 どうやら常時飲んでいるすう種類の抗うつ薬が切れたことにより、筋肉の硬直が起こったらしいとのこと。 これから一生薬を飲み続けていかなければならないという。 「うつも最近とくにひどくなっちゃって、なんだか別人みたいよ」と力なくつぶやく母。 

電話を切った後、怒りが爆発的に沸き起こった。 それは、誰かに対してでもなく、何かに対してでもなく、自分に向けられたもの。 無力な自分に対しての怒り。 そしてその直後、そんな怒りを抱いた自分に対して、さらに大きな怒りが沸き起こった。 妹の抱える問題を解決できると一瞬でも思ってしまった高慢さに腹が立って仕方なかった。


いつから私はそんな立ち位置で物事を見るようになってしまったんだろう。 私はマリアじゃない、キリストじゃない、仏や神じゃない。 誰かの代わりに誰かの人生を背負って歩くことなんかできるわけがない。  

あぁ、これからどうしよう、そうため息をついたとき、昔、日曜学校で聞いた話をふと思い出した。 「闘牛がものすごい勢いであなたに向かってくるとき、クリスチャンとしてとるべき行動はどれですか?」 という問いに対して、答えが3つ。 1) とにかく逃げる 2) ひざまづいて祈る 3) 祈りながら逃げる。 クリスチャンとしてとるべき行動は、3)の祈りながら逃げる。 これに当てはめた場合、今の私がとるべき行動は? 1) 現実逃避 2) 困ったときの神頼み 3)万事うまくいくと信じ、そして祈りながら、現実的な解決策を探る。 

よっしゃ、グーグル・サーチして、病気のことについて学ぼう。 そして病気が快方に向かうようなお手伝いをしてくれそうな病院を探そう。 同じような境遇にあり元気に向かって行こうとしている人たちとその家族たちのサポートグループを探そう。 そして、「こうなってほしい」と思う未来の状況を心に浮かべ、それがすでに現実に叶ったような気分になるまでしっかりビジュアライズしよう。 

あぁ、いつかみたいに、妹とふたりでハワイへ、シャンパン飲んで、クルーズして、浅黒い肌のロコ・ボーイズたちに声かけられまくって、どこいってもチヤホヤされて、っていうピクチャー、最高! 

Tuesday, April 29, 2008

The Question I Ask

最近、「~と私、どっちが好き?」っていう質問にはまっている。 ねえ、仕事と私どっちが好き? この答えは、仕事。 ねえ、車と私とどっちが好き? この答えは、車(ヒドイ! ヒドイ!) 挙句の果てには、ビニ本(古っ!)と私、どちが好き? なんて質問までしちゃったりして。 この答えは、(無言)。 いやん、いやん、私よりビニ本が好きなんだ、私よりビニ本のほうがいいんだ、ビニ本のほうがイケるんだ、なんておかしなことを言い始める私。 

「ねえ、元カノを全員足したのと私とどっちが好き?」 答えに詰まって固まっている彼を見たら、ああなんてバカな質問しちゃったんだろう、と自分に呆れてしまった。 さすがに、「家族と私どっちが好き?」なんて質問はしないけど、元カノ全部と私っていう比較はどう考えても、無理。 まだ癒えていない悲恋があったかもしれないし、秘めた大恋愛があったかもしれないし、私と付き合う直前までつきあっていた彼女とは好きすぎて辛くなって別れたのかもしれないし。  

ビニ本と私どっちが好き? っていう質問でやめておけばよかった。 長い歴史があるわけじゃない私は、元カノの一人との比較でもどうせきっと負けちゃうんだし。 そういえば、今までたくさんの質問をしてきたけど、私が勝てる比較対象はなかったんだし。 まだそんなに好かれていないんだって思い知らされて悲しくなっちゃうくらいなら、どうでもいい質問にすれば良かった。 つい欲を出して、生々しい質問をした私が悪かったな・・・。 

ホントは、「私のこと好き?」って聞きたいのに、その答えを聞くのが怖くて、「~と私、どっちが好き?」なんて変な質問しちゃう私。 だからさぁ、そんな私の気持ちを察して、そんな変な質問する暇もないくらい、「好きだよ」って言ってよね。
山手線占い

最近、周囲で流行っている山手線占い。 生年月日だけで性格と恋愛傾向が分かるわけないじゃん!と言いつつ、うお~っ当たってるじゃん!と盛り上がる、盛り上がる。 ぜひお楽しみください!

山手線占い (←ここをクリック)

ちなみに私は 「御徒町~愛嬌満点の演出家、通称・歩くサービス精神」

まるで別人!オシャレ上手 御徒町子の二股恋愛
所有アイテム数も多い御徒町子は化け上手でもある。気も多く、一応、本命で、大手企業勤務の彼もいるのだが、ワイルドさが魅力の九十九里サーファー彼氏もなかなか切れない。

どんな性格?
いつも明るく愛嬌があり、親しみやすいルックスで大勢の人に愛される人。自分の見せかたを心得ていてソツがない。しかし内面はひどくさびしがり屋。明るさのどこかに影が見えるのもそのせい。人の心を読む力に長けていて、相手に合わせるのも得意。なんでも器用にこなす反面、人に好かれたいがために自分を安く見せてしまう失敗も。

恋愛の傾向
好きになった相手を射止める能力は抜群。しかし嫌われたくないあまり、相手に合わせすぎたり、本音を言わなかったりするので自分も相手も疲れ切って恋愛が終わるというパターンにはまりやすい。また、決まった相手がいても、ほかの誘いを断りきれず相手に愛想を尽かされることも。意志を強く持つことが大切。

Monday, April 28, 2008

Footprints

One night a man had a dream. He dreamed he was walking along the beach with the LORD. Across the sky flashed scenes from his life. For each scene, he noticed two sets of footprints in the sand: one belonging to him, and the other to the LORD. When the last scene of his life flashed before him, he looked back at the footprints in the sand. He noticed that many times along the path of his life there was only one set of footprints. He also noticed that it happened at the very lowest and saddest times of his life. This really bothered him and he questioned the LORD about it. "LORD, You said that once I decided to follow you, You would walk with me all the way. But I have noticed that during the most troublesome times of my life, there is only one set of footprints. I don't understand why when I needed You most You would leave me. " The LORD replied, "My son, My precious child, I love you and I would never leave you. During your times of trial and suffering, when you see only one set of footprints, it was then that I carried you."

ある晩、男が夢をみていた。 夢の中で彼は、神さまと並んで浜辺を歩いているのだった。 そして空の向こうには、彼のこれまでの人生が映し出されては消えていった。 どの場面でも、砂の上にはふたりの足跡が残されていた。 ひとつは彼自身のもの、もうひとつは神さまのものだった。 人生のつい先ほどの場面が目の前から消えていくと、彼はふりかえり、砂の上の足跡を眺めた。 すると彼の人生の道程には、ひとりの足跡しか残っていない場所が、いくつもあるのだった。 しかもそれは、彼の人生の中でも、特につらく、悲しいときに起きているのだった。 すっかり悩んでしまった彼は、神さまにそのことをたずねてみた。 「神さま、私があなたに従って生きると決めたとき、あなたはずっと私とともに歩いてくださるとおっしゃられた。しかし、私の人生のもっとも困難なときには、いつもひとりの足跡しか残っていないではありませんか。 私が一番にあなたを必要としたときに、なぜあなたは私を見捨てられたのですか」 すると神さまは答えられた。 「わが子よ。 私の大切な子よ。 私はあなたを愛している。 私はあなたを見捨てはしない。あなたの試練と苦しみのときに、ひとりの足跡しか残されていないのは、その時はわたしがあなたを背負って歩いていたのだ」
Be Spiritual

京都スピリチュアル・ツアーの最終地、延暦寺で、お坊さんの説法を聞いて、ハっとする瞬間があった。

薬師如来さま は、右手を私たちに向け、左手の平には三昧耶形(薬壷)を持っている。 右手で私たちの悩みを聞き、左手に持っている薬壷の中からお薬を処方してくれる。 

とここまでは、私たち庶民にもできない業ではない。 私たちだって、困っている友達がいればその悩みを聞きアドバイスを与えたりする。 体調の悪い友達が入れば薬を買ってきてあげたり食事を作ってあげたりもする。 入院している友達や大切な人を失って気落ちしている友達には、花の精が元気づけてくれますようにと、花束を送ったりもする。  しかし、薬師如来さまはさすが仏さま。 私たち庶民とは違ってスケールが大きい。 

薬師如来さまは、私たちの悩みを聞き、お薬を処方するだけじゃなく、そのお薬を自らの指で私たちに塗ってくださる。 薬師如来さまの右手の薬指が他の指に比べて少し前に倒れているのは、その指でお薬を塗るため。

(不活発ですが一応)クリスチャンの私は、この薬師如来さまのお話を聞いて、クリスチャンの間ではとても有名な 『Footprints』 というお話を思い出した。

キリスト教でも、イスラム教でも、ヒンドゥー教でも、アニミズムでも、仏教でも、儒教でも、道教でも、神道でも、無宗教でも、新興宗教でも、カバラでも、何を(誰を)信じていてもいいから、慈しみの心をもとう。 周囲の人々に楽しみを与え苦しみを取り去ろうとつとめよう。 人々の喜びを自分の喜びと感じられるように、いつも心を愛と平安と希望でいっぱいにしておこう。 どんなときも清く明るく元気に、良い「気」を発信し、それが周囲の人々にも波及していくことを願いながら、霊性を高める努力をして生きていこう。

Sunday, April 27, 2008

気持ちよくなりたい

今日は (待望の!) ドンペリ飲み放題ブランチ@『45』リッツカールトン。 店内には、キレイに着飾った女の人たち3~4人のグループが9割。 カップルが1割。  シャンパンを飲みながら頂いたのは、前菜、卵料理、メイン、(別オーダーで)チーズ盛り合わせ、そしてデザート。  ドンペリは相変わらずキレイで美味しかったし、お料理だって洗練された味&ディスプレイで、まあもちろん不味くはないし、45階の窓から見渡す景色は素晴らしくて、まるで天上界にいるみたいな気分になっちゃう。 


でもね、残念なことにサービスがね、レセプショニストから始まって、フロアーマネージャー、ウエイター・ウェイトレスの態度がよろしくない。 日本ではよくあることなんだけど、「おいおい、どっちが客だよ」と思わせる接客態度に、「あー、またかよ」 とガッカリ。 勘違いしているのね。 「生まれたときからずっと世界のファイネストに囲まれて生活してきました」 っていうお客様が多いリッツだから、従業員たちもそういう雰囲気をかもし出そうとして精一杯の努力をしてるんだと思うんだけど、想像力に欠けるのか、経験値が低いのか、愛想のない機械みたいな態度で、これじゃちっとも感じない。

シャンパンなんて飲んでると、世界一偉くなったような気分になっちゃうから、それを察してそれなりに尽くして気持ちよくして欲しいんだけど、そういうことの出来るスタッフはいなかった。 そういうプロフェッショナルは、きっとこの国には育たないんだろうな。 だって、そういうことを期待してそれを言葉にしてお願いするっていう、そういうお客様がいないから。 お店の提供するジェネラライズされたサービスで満足してしまって、パーソナライズされたサービスを受ける気持ちよさを知らないお客様がほとんどなんだもの。 お願いしたらもっと気持ちしてもらえるのに。 


だから私はいつもお店に、想定内だけど計画外っていうリクエストをする。 そういうシチュエーションになった時、お店とお客様の間に、ユニークでトクベツな関係が発生するって分かっているから。 それはとても気持ちのいいことだって体感しているから。 そして本来はそれが、あえて 「外食する」 ことの理由だと思っているから。 それがないんだったら、有名店のすでにパックされているお料理をデパートで買って、「家食」 したほうがいい。 でもたぶんそういうことが分かっていないお客様が多いから、(日本の)お店のサービスは一向に良くならないんじゃないかな。 「ああ、そこ、気持ちいい」 って言われたら、よっしゃ!って誰だって頑張るじゃない?? 

今回みたいに、嫌いな食材を外してもらったり、コースには含まれていないチーズの盛り合わせをオプションで追加したり、メニューにないバニラアイスクリームをデザートにお願いしたり、制限時間を30分もはみ出していてももう一杯だけとシャンパンを注いでもらったり、そういうことはリッツだからじゃなくて、実はどこのお店でもしてもらえるはず。 そういうことをするといやな客だなあと思われるからと、しない人が多いんだろうけど、(この国の)お店のサービスはマニュアルどおりの表面的なものでちっともそれじゃ感じないから、あえて私はする。 それは、「お金を出してるんだから」 なんて高飛車なものなんかじゃ決してなくて、もっとお店と交わって 「気持ちよくなりたい」 から。 お店だって、お客様から 「気持ちよかった」 って言われたら嬉しいし、自信になるでしょ? 


シェフの方々が頭をひねって考え出した 「完璧なバランス」 のお料理なんだから、それをイジラズにそのまま頂きたいとは思うけど、そこに私の嫌いな食材が入っていたら、せっかくのその完璧なお料理も私にとっては 「ちょっと不味い」 と感じてしまうから、だったら食材を変更してもらって 「美味しい」 って思ったほうがいい。 どうせ完全にフィックスされたコース料理じゃなくて、前菜やメインなんかを選ぶことが出来るようになっているんだから、だったらその流れの途中で 「食べたいな」 と急に思ったお料理を付け足してもらったっていいじゃない。 せっかくパティシエの方々が腕をふるったデザートの数々なんだし、それを食べないのはホントに申し訳ないとは思うけど、シャンパンをたくさん、ホントにたくさん飲んだ後、口の中が麻痺してるっていうのに、味を重ねづけしたゴテゴテしたデザートなんて食べられたもんじゃない。 アイスキューブをネチネチと口の中で弄びたいという気分で、ホントはグレープフルーツとかライムのシャーベットかなんかを食べたいんだけど、それはちょっと面倒なリクエストだって分かるから、間違えなくあるだろうっていうバニラアイスクリームをお願いしてるのよ。 

そういうリクエストをする時になってはじめて、お店のスタッフはマニュアルどおりの台詞ではなくて、自分自身の言葉を使って私と対話するようになる。 それまでマニュアルどおりに配膳するだけだったロボットみたいなスタッフが、一人の男・女として私と交わり、「ここはどうですか? 感じますか?」 と私が気持ちよくなるように尽くしてくれる。 それはユニークでスペシャルな体験。 そして全てが終わった後、家に帰るタクシーの中で、その体験の一部始終を思い出して、「気持ちよかった」 と思えたら、それはいいお店の証拠!!

大学の授業にあったでしょ、「心理学101」 とか 「国際政治101」 とかのエントリーレベルのコース。 お店で食事をした時に 「美味しい」 と思わせてくれることは、「外食101」 みたいなもので、これは当たり前だから (実はこのコースを取っていないお店も日本にはたくさんあるんですけど) 私が期待しているのは、「外食101」 をパスしたお店じゃない。 「美味しい」 のその上に、「気持ちいい」 と思わせてくれるお店。 それは 「外食201」 をパスしたってことなんだけど、残念ながらそういうお店は日本にはとても少ない。 だから私のミッションは、これからも今までどおり、「他人の感じるスポットはどうでもいいの。 私が気持ちよくなるのはココなのよ」 って経験の少ない男の子に説明するように、ものすごく分かりやすい言葉で優しく微笑みながらリクエストをして、(日本の)お店のサービスアップのために、尽くして(サービスして)いくこと! 


なーんてことを、芝生に横たわりながら、青い空を眺めながら、考えてた。 そして、やっぱり 「カシータ」 は素晴らしいお店だったなあと、気持ちよかったなあと、思い出していた。



Saturday, April 26, 2008

If I Were With You

新幹線に揺られること2時間半、京の都へ1泊2日の旅。 

席に座った瞬間から耐え難い睡魔に襲われ、気がついたら名古屋駅。 あなたに腕を絡めながら一緒に寝られたらよかったのに。 

おばんざいの美味しいお店へ。 女将は元舞妓さん、今は娘さんと一緒に、心のこもった家庭料理を提供してお客様をもてなしてる。 あなたと一緒にカウンターに並んで座り、「美味しいね」っていいながら「愛ある料理」を食べたかったな。 

お茄子の浅漬けがあまりにも美味しくて、あなたにどうしても食べさせたくて、無理を言って女将さんに宅配をお願いした。 美味しいものや、キレイなものに遭遇した時はいつも、私はまっさきにあなたのことを思い出す。

飲みすぎた後、京の夜は寒くて、タクシーに乗り込みホテルへ。 部屋に入ってからも震えが止まらなくて、あなたが横にいたらどんなに温かかっただろうなって思った。 

翌朝、窓の外は澄み渡る快晴。 朝9時から和洋中の朝食を思いっきり食べた。 「昨日あれだけ食べたのにまだ食べるの?」 ってあなたにからかわれながら、一緒に来れてよかったねって笑い合いたかったな。

鞍馬山に向かう電車に揺られながら、きっとあなたと一緒だったら、もっともっと私は饒舌になって、見るもの全てがどんなに美しいかを表現しただろうね。

山頂で一休みしていたとき、杉の大木を抱きしめながら、「あー、木って体温あるね、温かいね」って思った。 あなたを抱きしめてるような感じがして安らいだ。

貴船側に降り立って、まったりとした空気に包まれながら、川のせせらぎに耳を傾けた。 あなたと一緒だったら、もしかしたら、異常にハイテンションになっちゃって、目の前の川に飛び込んで、水をかけあったりしちゃったかも。

比叡山へ足を伸ばすことになって、その途中でロテル・ド・比叡の看板を見たとき、「あー、ここずっと行きたかったんだよなー」って思わずポロっと言ってしまった。 もし隣にいるのがあなただったら、すぐにホテルに電話して、「今晩泊まれますかね?」ってきっと聞いてくれたよね。

電車に乗り込み、「四国から来ました」という男性と会話した。 あなたが一緒だったら、もっともっと話が盛り上がって、もしかしたら、「今晩の宿は梅田です」という彼と一緒に大阪まで行っちゃって、延泊してまでも一緒にお酒を酌み交わす約束をしてたんじゃないかな。

帰りの新幹線はのんびり「ひかり」で、たくさんお酒とおつまみを買い込んでパーティー。 あなたと一緒だったら、あなたと一緒だったら、あなたと一緒だったら・・・熱海あたりで途中下車。 だよね、きっとね。

新横浜で降り、電車を乗り継ぎ、田園調布へ。 あなたと一緒だったら、今こうしてブログを更新したりはしてないよね。 きっとふたりでベッドの中。 

やっぱりあなたと一緒にいるのが一番楽しい。 こんな簡単なこと、わざわざ京の都までいかなくても、とっくに分かっていたのにね。  あなたと一緒なら、何をしていても、どこにいても、私の心はいつも喜びに満ち溢れている。

Friday, April 25, 2008

Bunny, Key And Bridge III

同僚Kのお友達(なんと女子高生20,000人と付き合ってきた女性マーケティング会社社長だそうです♪)から、私の作文の分析結果が届きましたっ! 

ちなみに私の作文は・・・

うさぎの形をしたキーホルダーは透明、ガラス(バカラのクリスタルだったらいいなぁ)で、日差しを浴びてキラキラしてた。 鍵は金色(私の家の鍵は銀色)で、ピカピカしていなくてマットな感じ、でも手垢で汚れてる感じではなかった。 橋の下には小川が流れていて、水量は多くもなく少なくもなく、流れは穏やか。 橋は、京都にあるような丸くかかるもので、木製だった。 私はそれを拾った後、きっと警察に届けたりしないで家にもって帰ったのではないかな。 拾った場所は家の近所ではなくて、たぶん旅行で訪れている場所。 温泉地ではなくて、大都市ではなくて、観光とは無縁の土地。 私が鍵を拾ったのは、それがとてもキレイだったから。 

女性マーケティング会社社長の分析は・・・

ご本人の雰囲気ですが、お育ちもよく、精神面では動より静、落ち着いてて自然派、書いてあるまんまで、日本の静かな自然の景色はそういう場所だと癒され素直な気持でいられるから好きなのかな?

性格的にはきちんとしてて、どちらかといえばコンサバ、でもちょっぴりメルヘン好きなイメージ。 男性に対しても詮索したりうるさくはなさそう。 淡白なのか? 余計なことはどうでもいいみたいな、さっぱりしてるのかな。

で、彼女の彼や恋人像というか求めるところは、かなりハイレベルかと!! 単純に理想が高いというよりも、むしろ彼となる人は高貴で家柄も良く・・賢くて、見栄えも悪くない!みたいなことは大前提、当たり前と潜在的に思っている。 絶対、相手の男が不幸な人とか貧乏人とかありえない、無縁。

とにかく 「ちゃんとした立派な人」 としか出会わない。 偶然、自然な形で何気に出会って、または自分でそういう彼をみつけて、当たり前のようにおうちに連れて帰り、気づいたら一緒にいる。 (いいな~♪)

男性に対してちゃんとした人ならOKで、それ以上精神的ウェットな関係を求めないタイプかなぁ、精神的に男性へ対する依存心も強くないし、大恋愛願望もない。 焦りもないし、いい人がもういらっしゃるのかも?!

ですって! ですって!! いやー当たってるなー。 むちゃくちゃ当たってるなー! 

「メルヘン好き」 これって、Tweetyのぬいぐるみが捨てられないこととか、Finding Nemoを見て完全にNemoに同化しちゃったりすることとか、ロールプレイングが好きだったりすることとか、関係あるのかな? 

「動より静」 そのとおり! ジムの会員になってトレッドミルで走ったりするより、部屋に好きなアロマを焚いてヨガをするほうが好き。 都会で遊ぶのはムチャクチャ好きだけど、24/7そんな生活だったら「消耗」しちゃう。 たまにはビーチハウスや山小屋にこもって、1週間くらい何もしないで、のんびり過ごしたい。  

「恋人像」 当たってる、当たってる! 気がつくと、あれもこれもそれも、全てがぎっしり詰まった、そんな男の子がいつも隣にいるような気がする。 好きになる男の子に共通してることは、(私同様)どんな状況にあってもポジティブに物事を考えられる才能! もっと具体的には、幼少期に親にしっかり愛情かけてもらっていて、学生時代には遊びまくったりもしたけど、社会人になったら仕事が大好きになっちゃって、常に 「今より上」 を目指していて、仕事とプライベートで得たアイデアにひらめいてそれまで培ってきたノウハウを生かして独立しちゃったりして、いつも人に囲まれていて、いつの時代も男女の区別なく愛され信頼されている、みたいな人。 

そういえば私、昔からそういう人を嗅ぎ取る能力があるような気がする。 好きな子ができたからってものすごく一生懸命アプローチするわけでもないし、わざと冷たくして興味をひくとかそういう駆け引きをするわけでもないし、でも気がついたらいつのまにか好きなタイプの男の子が隣にいる。 決して絡み合うようなことはなくいつもつかず離れず、家族に対するものに近い愛情や信頼を持つことができて、あぁ相思相愛ってなんて幸せなのーって思う毎日、みたいな感じが好きね。 


Bunny, Key And Bridge I
Bunny, Key And Bridge II

Thursday, April 24, 2008

Boy With A British Accent II
~関西弁に萌えーっ~

英国なまりの英語を話すイケメンスタッフがオフィスにやってきてもうかれこれ数週間。 だというのに、なかなか彼と仲良くなれない私。 あぁ、同僚Kにはかなりなついているというのに、いったい私は何やってんだろ。 やっぱり同じようなフィールドに興味がない私が彼とお近づきになろうっていうこと自体に無理があるんだろうか。 いや、そんなことで諦める私ではないはず。 欲しいものはなんとしてでもゲット、それが私のモットーなんだし。 だったらだったら、彼と仲良しの同僚Kにお願いして、彼と過ごす時間を作ってもらっちゃいましょ。 というわけで、昨日、霞ダイニングで彼を囲むランチをセットしてもらっちゃいました♪

お店の奥、窓際の席に案内された私たちの目の前に椅子は4つ。 上座奥に同僚Kに座ってもらって、私は下座奥。 さてイケメンスタッフはどこに座るかと思ったら、さすが、お姉ちゃん2人を家族に持つ彼は、下座手前の席を選んで着席。 年功序列をわかってんじゃない! いけてる!! そういう礼儀正しいところもグっとくるポイントなのよー。 私の右隣に彼が座り、彼の左側に入った私は、心理学上かなり優位なポジション(らしい)。 あーこんな日を待っていたのよーっ。

彼にドキドキしていることを悟られたくなくて、声のトーンはいつもより低めに設定。 本来、声が低い私は、ニューハーフばりの声色になってるけど、まあそれはそれ、気にしない気にしない。 プリオーダーしてあったランチコースで選ばなくちゃいけないのは、パスタ、メイン、デザート、そしてドリンク。 全てのチョイスを同僚Kと同じにする彼を見つめながら、心穏やかでない私。 「パスタは大盛りにしてください。 150円追加で全然OKです」と動揺する心を抑えて、精一杯の明るい声でオーダー。 ここで女の子っぽく振舞うのは、逆にイヤラシイ。 下心丸見えだと彼にドン引きされてしまうでしょ。 そういうどうでもいいことまでいちいち考えながら、男らしさを前面に出して注文。 

まだまだ攻めの時期にある彼につられた私たちは仕事の話がほとんどで、一番聞きたい彼の私生活についての情報にはなかなかたどり着けない。 しかし、時折交じる関西弁は相変わらず心地よく、昼間の明るい日差しの中で癒される私。 彼の横顔をチラ見するたび、ドキドキが止まらない。 そんな私に気づいてか気づかないのか、時折私のほうに視線を送ってくれる彼。 あー、その目の色の明るさが罪なのよー。 そういう色に弱いのよー。 この子も(?)まるで外国人と日本人とのミックスばりのキレイな顔をしているじゃないのー。 

しかし、あーしかし、私の心をズキューンと打ち抜いたのは、(やっぱり!)彼の笑顔。 目を細めて「くしゃ」って笑う。 あぁ、こういう風に笑う日本人ってあまりいない。 いや、外国人にもあまりいない。 今までこんな笑顔を見たことがあるとしたら・・・少女漫画の中の男の子! あぁ、そうだ、これって、小学生くらいの時に読んだ雑誌「りぼん」とかの連載ものに出てくる主人公が好きになる男の子の笑顔だわ。

業務連絡メールを打ったのは先週のこと。 返信はまだかまだかと思って、そのうちすっかり忘れかけていた今日、やっと彼からの返事が届いた。 開けてみると、「Aya」と私に呼びかけているではないかー。 ちょっとー、おねえさんをからかうのはやめてよねー。 面と向かって、万が一、Ayaなんで言われたら、どうしよう。 ゼイゼイ。 絶対、平常心を保てないよー。 ゼイゼイ。 Ayaさんって言われたりしたらどうしよう。 ゼイゼイ。 あぁ、こりゃダメだ。 浮かれまくる私は、彼の魅力に完敗している。 

昨日ランチを共にしたというのに、今日も相変わらず、私は彼に話しかけられずにいる。 すれ違っても言葉が出なくて、無理して作った営業スマイルがマックス。 はー。(ためいき)

今夜は、同僚Kと展覧会のレセプションに行くという彼。 あぁ、またふたりは一緒なのね。 だって、アートなんて私には分からないし、その分野に人脈もないし、一緒に行きたいって言っても動機が不純なのはバレバレだし。 色々考えて悶々としている私の背後を、髪に触れるか触れないかのスレスレのところを通って、彼はオフィスを後にした。 あぁ、これって、ハンニバルでレクター博士が、メリーゴーランドに乗るクラリスの髪をサっと掠めたのと似てるわ。 

彼が去った後、ほのかに漂う彼の香水の匂い。 あぁ、ダメだ、これ、私の好きな香りだ。 クラクラクラ・・・香りフェチな私はもうメロメロですぅ。 
Why This Song?

朝起きると頭の中で 「なんでこの曲が?」 と思う曲が流れていることがよくある。 そして大体いつもその曲は、お昼近くまで繰り返し繰り返し流れている。 好きな曲がかかることはほとんどなく、前夜に聞いた曲というわけでもなく、どんなセレクションでこの曲にたどり着いたんだろうと悩むような、そんな曲。

今朝は、麻丘めぐみの 『わたしの彼は左きき』 が頭の中で何度も何度もリピート。 どうなってんの、これ?    

♪♪小さく投げキッス する時もする時も
こちらにおいでと 呼ぶ時も呼ぶ時も
いつでもいつでも 彼は左きき
あふれる泪を ぬぐうのもぬぐうのも
やさしく小指を つなぐのもつなぐのも
いつでもいつでも 彼は左きき
あなたに合わせて みたいけど
私は右ききすれ違い 意地悪意地悪なの
別れに片手を 振る時も振る時も
横目で時計を 見る時も見る時も
私の彼は左きき

背中にいたずら する時もする時も
ブラックコーヒー 飲む時も飲む時も
いつでもいつでも 彼は左きき
いつでもいつでも 彼は左きき
あなたの真似して みるけれど
私の右きき直せない 意地悪意地悪なの
短い手紙を 書く時も書く時も
誰かに電話を する時もする時も
私の私の彼は左きき♪♪

Wednesday, April 23, 2008

満員電車のProとCon

私が、初めて満員電車というものを体験したのは、実はつい最近、約4年前。 

NYにいた頃の通勤は楽だった。 行きは、世間の皆様方がそろそろ仕事を片づけて軽く一杯飲みに行きましょうっていう時間にRトレインに乗り込みマンハッタンへ。 帰りは皆様方が熟睡中の時間に、または、そろそろ起きだして朝食をとっている時間にRトレインに乗り込みクイーンズへ。 日本に帰ってきてからは、関東北部の、車なしでは移動できません、という土地で、行きも帰りも車通勤片道5分だった。 

最初は、驚きの連続だった。 何で彼氏でもない人とこんなに密着するのよ? 夏は汗ばんだ肌と肌がピタっとくっついて、気持ち悪いのなんのって。 女の子の芳しい香りが鼻につく日はラッキーデー。 ちょっとアンタ昨日の夜にんにくかなり食べたでしょうっていうオジサンの息が首筋にかかる日はアンラッキーデー。 田園都市線の急行で(この年になっても!)痴漢にあったりもして、少女のように怖くて、何も言えずにうつむいてしまった自分を嫌った。 朝っぱらから、些細なことで口論になっている人たちを目の当たりにしてイヤな気分にもなり、ああ、やっぱり日本に帰ってきたのは失敗だったなって思った。 よくみんな、こんなこと我慢できるなあ。 何十年もやっていられるなあ。 気が狂いそうな満員電車で1日をスタートする、そんな日を重ねるたび、毎日1時間半かけて35年間も通勤していた父に、畏敬の念を抱かずにはいられなかった。 

滑り込んできた電車がギュウギュウで、ああ、この中に押し入らなくてはいけないんだ、と思うたび、ものすごい脱力感の毎日。 でもある日、そんな私の気持ちが変わるシーンがあった。 あれは、春のある朝のこと。

一緒に生活してるみたいに、朝のルーティーンをこなして、さあ出かけましょうとふたりで家を出た。 ドアを出た瞬間、全てがリセットされたように、まるで他人みたいにそらぞらしく距離をとって歩く彼を見つめてた。 数時間前までは抱き合っていたというのに、そんなことはもう随分昔の出来事のような雰囲気をかもし出している彼。 そんな彼をチラっと憎みながら、彼の少し後ろを歩いた。 


駅につき、改札をくぐり、ホームに降り立ってからも、彼との距離は縮まらなくて、ああ、こういうのがイヤなんだよなあ、なんで一緒に家を出るっていう選択をしてしまったんだろう。 彼が、もう二度と手の届かないところへいってしまったような気になって私は、彼に満面の笑みを送りながら、心の中ではヒーヒー泣いていた。  胸が痛い。 救心飲まなくちゃ。

電車が滑り込み、目の前でドアが開く。 案の定、私たちが入り込むスペースはないと思わせるくらいの満員電車。 アフターユーとばかりに彼が私を先に乗り込ませ、こんな場合はアフターユーじゃないでしょと思いながら乗り込み、その少し後、私のことを押しながら彼が乗り込んできた。 これからの数十分間、無言で、ああやっぱり一緒に家をでるんじゃなかったと思いながら、過ごすんだろうなあと思った瞬間、彼がカバンを持つ手を少しずらして、とても身動きなんてとれそうもない空間の中で、私の右手をとった。 


電車が揺れる。 そのたびに彼のカラダの重みが私に伝わる。 込み合った車内、じんわりと汗が滲む。 彼の唇は私の数センチ先にあって、もう一回電車が揺れたら、それをいいことにキスしてしまおうと思うくらい、私たちは近いところにいた。 周りの人たちは眉間に皺を寄せて、満員電車を呪っているような表情。 だというのに私は、彼のカラダに、またこんなに近づくことが出来たことが嬉しくて、頬が緩みっぱなし。 

厚いジャケットごしに彼の体温が伝わってくる。 彼が握った手に力を入れる。 彼の腰が私の腰に密着する。 私の顔が彼の首すじに触れる。 電車が揺れ、私たちのカラダがついたりはなれたりするたび、これから仕事だというのに、私は数時間前にふたりがしていたことを思い出してしまう。 私の呼吸が荒くなり、彼に私が考えていることが伝わってしまった(ような気がする)。 すると彼は私の手を握りながら、空いている指で、私のカラダに触れてくる。 私は立っているのがつらくなってしまって、彼の顔を見ることもできず、窓の外の流れていく景色をぼんやりと見つめていた。 彼の指は相変わらず私のカラダに触れたまま。 額だけじゃなく、カラダのあちこちから汗が滲む。 さっき、家を出る前に、私が彼を触っていたように、彼が私を触る。 ああ、このまま、ずっと遠いところまで、満員電車に乗っていけたらいいのに。 仕事なんてどうでもいいから、このまま九州まで、ふたりでこうして、くっついて、いられたらいいのに。 

電車が終点で止まる。 ドアが開き、周りの人たちが次々と降りていく。 そして私たちのカラダも離れ、指をほどき、別々の場所へ向かう。 満員電車をこれほどいいと思ったことは今まで一度もない。 そう思いながら、今にも崩れそうなカラダを意識でコントロールして、乗り継ぎの電車に乗り込む私。


ああ、満員電車も、そんなに悪くない。 物事には全てよしわるしがあるわなーと思った、ある晴れた春の朝。

Tuesday, April 22, 2008

立ち飲み屋 初体験♪

グチャグチャしていた仕事上の一件も片付いて、スッキリ。 厄落としにスカっと飲みたいなぁと思っていたら、大好きな先輩たちが「立飲み屋」に行くという。 いやーん、連れて行ってー。 行ったことないしー。 「でもあなたは多分きっと好きじゃないタイプのお店だよ」 そういう先輩たちに子犬のようにまとわりつきながら、いいんです、行きたいんです、行ったことないんです、お願いだから連れていって、と私。 

日本人にしては小さくない3人がタクシーの後部座席にぎゅうぎゅうになって乗り込む。 先輩の一人が運転手さんに告げた。 「大門までお願いします」 

交差点で降りると、煙がモクモク出ているお店が目に入る。 「あそこだよ、あそこ」 そういう先輩たちの後をついてお店に向かうと、まだ18時だというのに、すでに店内は満席。 いったいどうなってんのー。 どんだけ美味しいのかしらー。 期待のボルテージは急上昇。 せっかく「立飲み初体験」を期待していたのに、1階にはどうしても3人の入れるスペースがなくて断念、2階の席へ。 その2階もすでに満席。 やっとのことで3人が入り込めるスペースを作ってもらって、さあスタート。

とりあえず生大。 たくさん串焼きを頼んで、モグモグ食べながら、ゴクゴクとビールを飲んだ。 先輩たちと一緒の時の私は、完全にイジラレ役に徹している。 私が男の子たちの前でいつも偉そうにしてるのを、彼らは知らない。 いや知ってる、想像はできるかもしれないけれど、それには触れず、良い関係を保つために、あえてイジってくれているのかもしれない。

2杯目に差し掛かったあたりで、私の恋の相談になった。 70歳になってもひとりだったら寂しいでしょ。 だから早くケッコンしなさい。 えー私には無理。 だって、ケッコンというセレモニーとか、プロポーズのシチュエーションとかには憧れているけど、とてもじゃないけど、将来のダンナの家族とか親戚とか、うちの家族とか親戚とか、そういうのをリンクして考えられないし、それに一生ひとりの人だけを想って生きていけるって自信がないし、そう思えるほどの人に出会ったこともないし、いや、出会ったとしても、その人とは結婚できない訳があることが多いし。 

少し冷静になって周囲を見渡すと、サラリーマンらしき男性たちがうようよ。 彼らはヤケに楽しそうで、ヤケに勢いがあって、普通のチェーン店の居酒屋で見るような疲れた大人たちではなかった。 そんなエネルギーに満ちた人たちが作り出すエネルギーいっぱい空間にいるから、先輩たちも私も、いつもより1・5倍はテンションが上がっている。 飲めば飲むほど目がギラギラ冴えてくるような感じ。

軽く1時間半飲んで外に出ると、そこには長い行列がっ! あー、立飲み屋の魅力っていったい何? なんでこんなに人をひきつけるんだろう? 別にウエイトレスが若くて可愛いわけじゃないし、どっちかといえば、かなり年配の女性が配膳をしてるし、オープンキッチン(格好よく言えば・・・)には若いイケメンが立ってるわけではないし、どっちかといえばかなりパっとしないオジサンがモクモクと調理してるだけだし、それに値段だって、居酒屋チェーン店に比べてもそんなに安いわけでもないし、むしろ高いくらいだし、品数だって決して多いとはいえないし、むしろかなり少ないほうだし・・・。

うーん、立ち飲み屋、恐るべし。 次回は、赤提灯焼き鳥屋 初体験♪って感じかなー。 初体験♪ は何であれ、心躍るものですなー。
「明日」の約束と「今日」の幸せ

「今度、ここに食べに行こう」ってあなたが言うたび、思わず顔がほころんでしまう。 一緒に行こうっていうお店が一軒増えるたび、一緒にいられる日が一日増えるような気がして。 だって、こうしている間にも、ここにも行きたい、あそこにも行きたいって、あなたのリストはどんどん長くなっていくから、このままだと、もしかしたら、長い間ずっと一緒にいなくちゃいけないかもよ。 そう思うことが嬉しくて仕方ない今日この頃。 

「今度とおばけは出たことがないっておばあちゃんが言ってた」って私がいうと、あなたの表情が一瞬暗くなる。 そんな顔を見ると、私はものすごく不安になるから、お願いだから、急がないから、一軒ずつでいいから、「今度、ここに食べに行こう」って約束を実現してね。 そうやって、これからもずっと一緒にいられるって、私を安心させてね。 

あなたと交わす小さな「明日」の約束が、「今日」の私の大きな幸せです。 

Monday, April 21, 2008

Best Friend (Or Something More?)
~待ち合わせはいつも@TGI Friday's ~

先週木曜日、雨降りのせいと仕事やらプライベートやらで気分が滅入っていた私は、同僚Pのオフィスに顔を出した。 しばらく悩み相談をして、そろそろオフィスに戻るわと思ったとき、彼が言った。 What are you doing tonight?  私が、今夜はヘアサロンのアポがあると言うと、「今夜のクラスをキャンセルするから、きみはそのアポをキャンセルして、フライデーズで飲もう」 と彼が言った。 私の返事を待つこともなく、英語教室のオーナーに電話する彼。 「どうしても抜けられなくなってしまって、今日はいけそうにない」と言う彼を見ながら、どうやら今日のヘアサロンの予約はキャンセルしなくちゃならないな、と思う私。 OK, I'll meet you there.  

お店のドアを開けると、カウンターに彼の姿がなかった。 常連客のひとり、いつも一番端の席に座る男性に、「彼は来てる?」と聞くと、「その席にさっきまで座ってたから、たぶんトイレか電話かなにかじゃないかな? その横の席はきみのためにあけてあるんだと思うよ」 

とりあえず、カウンター席に座り、Hi, Jin, how are ya? といいながらビールを注文してしばらくすると、彼が席に戻ってきた。 Hey, you came!!  私を見つけるなり大きく腕を広げて駆け寄りハグする彼。 その腕の中で、絶対的な安心感に包まれる私。 いつもそう、彼と一緒にいる時の私は、今この世に何が起きてもきっと大丈夫、彼が絶対に守ってくれる、という安心感がある。  

Sweetheart, it's all about control.  He's trying to "break" you so that he can control you.  Don't be controlled. Don't you remember what your old boyfriend did to you?  元彼との関係を悩んでいたときにも、よく彼に相談した。 「でも私が別れ話を切り出したじゃない?」と私が得意げに言うと、But it took you so long to get out of it. と彼は呆れたように言った。

こんなことでグズグズ言うのはおかしいって分かってるの。 だって私は明らかに愛されていて、間違えなく幸せで、これってずいぶん贅沢な悩みでしょう。 そういった後、なぜか急に気分が下がってしまって、予想もしていなかった質問が、思わず口をついて出てしまった。 Do you think I'm beautiful?  すると彼が席から飛び上がるようにして言った。 What? What kinda question is that? Yes, you're beautiful. Your body is beautiul, your face, your inside, your everything is beautiful. You're a whole package. I've never seen anyone like you!!

日本人の男は思ってることを言葉にしないからだめなんだ。 だから日本の女性は今のきみみたいに不安になるんだ。 Then, I should probably go out with non-Japanese guys... そう言って彼を見上げると、「いつも館内で見かけるたび、なんてキレイなんだって思う。 きみが登場すると、周囲が明るくなる。 ホント、天使みたいだって思うよ」 彼は今まで見たこともないような真剣な顔で言った。

遠くまで帰る彼のタイムリミットは20時半。 いつもどおり駅前のコンビニで缶チューハイを買って、エスカレーターを登った。 駅の構内の片隅で、無表情で流れていく人たちを眺めながら、片手には缶チューハイ、もう片方の手にはタバコを持って、どうでもいい話をして大笑いした。 

You know, we're so lucky. We should be thankful that we've survived for all these years.  私がしみじみ言うと、突然彼が話し出した。 俺の父親が死ぬ時、言ったんだ。 I had a great run of my life. 俺が死ぬ時もそう言いたいよ。 The reason why we're so happy right now is because we're trying so hard to make ourselves so happy. We're gonna be happy until the end of our time.  私がそう言うと、「60歳くらになったら、オーストラリアかなんかに住んで、ビーチでジョイント片手にビール片手に、夕日かなんかを眺めながら、いい人生だった、もういつ死んでもいいなあって思っていたいよ」 と彼が遠い目をして言った。  

Can I come over to your house? I need to say hello to your Tweety boy, making sure he's OK, and I gotta feed him.  私が、トゥイーティーは元気だし、まだ固形物は食べられないくらい幼いのよ、と言うと、じゃあ、近くのコンビニで俺たちはワインでも買って、トゥイーティーには水でも飲ませるか、という彼。 くだらない会話だけど、私が何を言ったら喜ぶか分かっていることが嬉しい。 

じゃあねって言って、山手線のホームへと階段を駆け下りる。 階段の一番下に辿りついた瞬間、電車が滑り込んでくる。 とその時、彼が階段の上から私に向かって大声で叫んだ。 God, you're hot!! You're killing me!! 私を甘やかすことについて彼の右にでるものはいない。 そう思いつつ、彼に投げキスを送りながら電車に乗る私。 

別れた後、寂しさが残らない人ってそうそういるもんじゃない。 歴史があって、日々会話があって、お互いの思考や感情を明確に伝え合って、一緒にいるときは大切にしあっているって実感しあえないと、それは難しい。 同僚かつ同級生のPとは、きっとお互いしわくちゃになるまで友達でいられるに違いない。 それともいつか、友達以上になる日がくるのかな? 


なーんてね。

Sunday, April 20, 2008

(今)すごく好きな人



「私のどこが好きなの?」 って聞くと、「女の子はいつもそういう質問をするよね」 とあなたは笑った。 あなたは私に出会う前にものすごくたくさんの女の子と一緒にいたのね。 私と一緒にいない、いなかった、いないだろう時間の全て、過去も現在も未来も、全部ひっくるめてやきもちを焼いてしまう私。 

あなたにそういう質問ができる自分に驚いてる。 今までの私なら絶対にできないような言動の数々。 あなたと一緒にいると、思ったことが、次から次へと、ポロポロと出てくる。

「トイレに行ってくる」 っていうあなたに、「いや、いかないで。 トイレに行く時間がもったいないから、一緒にいて」 なんて、バカみたいなことを言ったり、「お腹すいたからご飯食べに行こうよ」 ってあなたがいうと、「ご飯食べないと死んじゃうけど、私に会えなくても死なないもんね」 なんて泣きそうになったり、「もう行かなくちゃ」 というあなたに、「私と仕事とどっちが大事なの?」 なんて、頭の悪い女の子がするみたいな質問をしたりして。 

ずっと探してた。 好きな人に、気取ることなく、強がることなく、思ったままを伝えたい、そういう風に、私をさせてくれる人に、いつかまたきっと出会いたいって、ずっと思ってた。 

2001年5月31日、私の心は完全に壊れてしまった。今までの価値観がガラガラと崩れて、もうどうやって、何を信じて生きていけばいいのか分からなくなってしまった。 1年半毎日泣いて、それから数年間、どんな本を読んでも、誰の腕の中にいても、壊れた心はどうしても修復できなかった。 新しく出会った人に賭けて、きっと好きになれる、大丈夫って思っても、どこかで気持ちがあまり大きくならないように抑えてた私。 いつか目の前から好きな人が消えてしまう日が来るのが怖くて。 あんなに痛い思いはもうしたくなくて。 

でも、あなたに出会えて、私の中で何かが変わった。 

今までの私だったら、好きで好きで大好きで、そういう風に気持ちがマックスになったときに、別れをきりだしていた。 これ以上進んでいったその先で、そんなに好きな人を失う日が来たらと考えると怖くて。 でも今は、(もちろん永遠に続くだなんてナイーブな私ではないけど)一緒にいられる時間が大切。 一日でも多く、一時間でも長く、あなたといられることの喜びのほうが、あなたを失って泣き続ける日々の怖さよりも、ずっと勝ってる。

もうすぐ彼の命日がまたやってくる。 GWに彼のお墓参りにいったら、私の(今)すごく好きな人の話をしよう。 あ、でも、お墓まで行かなくても、彼を思った瞬間に彼は私の側にいるから、私のこの思いはもう届いてるとは思うけどね。 
穏やかな日曜日

朝一番で近所のヘアサロンespacioへ。 ここ数年、浮気もせずに、通っていたのはkakimoto arms。 私の担当は20代後半のWくん、初めて出会ったのは六本木ヒルズ店。 彼が登場した瞬間、当時つきあっていたBFの20年前の姿を見たような感じがした。 一回り上のBFの雰囲気に合うように仕上げてください。 エレガントなオトナな女性風なのがアヤコさんには似合いますよ。 Wくんを100%信頼していつも全て任せていた。 でも昨年11月、その年上の彼と別れる決心をして、足元がグラグラするような毎日を過ごして、ああ、もうそろそろ、気分を変えたいなあ、と思っていた矢先、近所にオープンしたサロンがespacio。 助けて、というような思いでドアを開けた。 あれから、もうそろそろ、5ヶ月がたつ。 歴史を重ねると、スタッフとの親しさも増す。 通うごとにどんどんお互いの情報を共有するようになる。 それはまったく恋愛関係と同じ。 

チョイ悪っぽいオーナー自らが 「カシータはどうでした?」 といいながら、カラーをしてくれる。 オーナーのイケメン息子が、留学先のサンフランシスコの話をしながら髪を乾かしてくれる。 ふわふわしたマシュマロみたいなイメージの可愛い女の子が、入社当時の頃の(苦労)話を、オルゴールのような声で話しながら、シャンプー&マッサージをしてくれる。 関西系の、「人生は攻めていかなくちゃ。 渋谷スクランブル交差点は一番先に渡りきらなくちゃ」 という若い男の子が、涙が出るまで笑わせてくれる。 今日が初出勤です、という20歳の男の子が、震える手でコーヒーを入れてくれる。 そうしているうちに、いつもどおり、私の担当の、エアリーな長髪の、20代後半のTくんが、時々はにかんだ笑顔を見せながら 「男の子は褒めてのばさなくちゃダメですよ」 といいながら、前髪をベストな長さに切ってくれて、毛先をクルクル巻いてくれる。

仕上がった髪を見た瞬間、寝起きでボケーっとしていた私は、カチっとお出かけモードにはいった。 電車に飛び乗り、自由ヶ丘へ。 マリークレール通りを闊歩する足取りは、いつもよりずっと軽い。 無印良品で春夏仕様のベッドリネン一式を買って、フランフランでずっと探していた(理想どおりの!)ゴミ箱を買って、東急ストアで昼から飲むためのフランスのシャルドネを買って、流れていた個人タクシーに手を上げて滑り込んだ。 気分がいいと、どうしてこうも、誰にでも笑顔を振りまいてしまうんだろう。 無印良品でも、フランフランでも、200%の笑顔をふりまき、「今日は雨は降らないですよね」 なんてタクシーの運転手さんにも笑顔がとまらない。 奥沢の踏み切りを渡って少ししたところで、左側にある物件に目が留まった。 背の高い鉄のゲートの奥に、キレイなガーデンが広がっている。 ああ、ここ、住んだら気持ちよさそうだなあ。 

家に着いた瞬間からフル稼働。 洗濯して、掃除して、部屋の配置換えをしようかしまいか悩んだ末、結局それは先送りにして、観葉植物に(久しぶりに!)お水を上げて、私にもお水(ワインです)をあげて、一息ついたら、帰路の途中で見かけた奥沢の物件の管理会社に電話。 2001年築の、賃貸デザイナーズマンション。 天上には照明はなく、間接照明が設置されているという。 2階と3階に空室が出るのは5月上旬。 FAXのない私は見取り図を見ることができないから、担当者の説明を聞きながらビジュアライズ。 ああ、気持ちよさそうな部屋だなあ。 これからいい季節がやって来る前に、引越しちゃおっかな。

ああ、できれば、BFとスケジュール調整して、一緒に部屋を見にいきたいなあ。 ずっと使っている東南アジアの家具は持っていこう。 ちょっとポップなカーテンにしてもいいかな、それともやっぱりリゾート系のものがいいかな。  部屋でご飯を食べない私だけど、ダークブラウンのテーブルなんか買っちゃったりして、足りない料理器具をたくさん買ったりしちゃって。 そうだ、テレビもそろそろ薄型にしよう、パソコンももう1台、アップルのワイヤレスのやつを置いて、ベッドの上でもゴロゴロしながら、ブログをアップできたらいいな。 もっとたくさん観葉植物を置いて、バルコニーには夕暮れ時にサングリアを飲むためのウッドチェアーを置いて、そうだ、ここ数年していなかった家庭菜園も再開しよう。 それでそれで、窓の外でさわさわと葉のこすれる音を聞きながら、昼間から白ワインを飲みながら、バジルのパスタなんかを作って、彼と一緒に食べたいなあ。 あの頃、ソルトレークで、今は亡きBFと一緒にそうしたようにね。 「これからフィラデルフィアに数日出かけるから、その間は自由に使っていいよ」 という彼に鍵をもらって、彼の家のドアを開けた。 その瞬間、アルマーニの香水が部屋中に漂っていて、まるで彼がそこにいるような気がして、思わず笑顔がこぼれた。 そうだ、彼に新しい香水をプレゼントしようと思っていたんだっけ。 次の週末は、シャネルに行こう。 アリューリュ・オムがいいと思ってたけど、もしかしたら、エゴイストのほうが似合うかな。 ああ、でも、アルマーニとかつけてもらったりしたら、これからの季節、いいよなあ。

ベッドサイドには、これから一生、使い切れないほどの香水のコレクションがある。 平日は、ここ最近は、浮気もせず、同じ香りをつけているけど(フェレです!)、休日には時間帯ごとに香りを変えている。 朝はすっきりジャスミン系のベルサーチ、午後はちょい甘い花の香りのディオール、夕方には南国系のどっぷり甘い花の香りのランコム。 夜になったら、久しぶりに、ココなんかつけちゃおっかな。 ああ、今すぐ会いに来てほしいのに。 たぶんきっと、平日の私より、美味しい香りがするのになあ。

穏やかな日曜日、彼と過ごす未来の想像をしながら、彼のことだけを考えて過ごすのは、なんて楽しいんでしょう。 

Saturday, April 19, 2008

Tonight's Song - The First Time Ever I Saw Your Face by Roberta Flack

kazucolor さん、この曲アップしてくれてありがとう♪)



初めてのデートの待ち合わせで、彼の笑顔をみた瞬間に、「ああ、なんてキレイに笑う人なんだろう」って思った。 あのときの気持ちは、今も変わらない。 彼の笑顔を見るたびに、あのときとまったく同じ気持ちで、「ああ、なんてキレイに笑う人なんだろう」 って思う。 何もかも全部好き、だけど、「好きなところを1つあげないと殺す」って言われたら、きっと私は、彼の笑顔って答えるに違いない。 周りの全てをパっと明るくライトアップする、そんな笑顔。 彼の笑顔を見るたびに、私は、全身全霊が喜ぶのを感じてる。

♪♪The first time ever I saw your face
I thought the sun rose in your eyes
And the moon and stars were the gifts you gave
To the dark and the empty skies, my love,
To the dark and the empty skies.

The first time ever I kissed your mouth
And felt your heart beat close to mine
Like the trembling heart of a captive bird
That was there at my command, my love
That was there at my command.

And the first time ever I lay with you
I felt your heart so close to mine
And I knew our joy would fill the earth
And last till the end of time my love
It would last till the end of time my love

The first time ever I saw your face, your face,
your face, your face♪♪
약속

他の女の子とデートしてるんじゃないかなとか、もしかしたら一緒に寝てたりするのかな、なんて思う毎日はかなりしんどい。 仕事は手につかないし、夜も心配で眠れないし、私はもうギブアップ。 だからこのへんで、約束しない?  

だってこんなに好きなんだし、信じられないくらい仲いいんだし、思いっきり大切にするから、もうそろそろ、他の人は視野に入れなくていいんじゃない? 長い時間一緒にいても全然飽きないし、行きたいところもたくさんあるし、ふたりなら何をしてても絶対に楽しいし、あなただけにエネルギーを集中して、あなたの人生が今よりずっと面白くなるように頑張るから、だからもうそろそろ、私だけでいいんじゃない? 

出会ったばかりの頃の私は、ボーイフレンドはたくさんいればいるほどいいと思ってた。 でも今の私は、あなただけいればいいって思ってる。 あなたがいないなら、どんなにたくさんボーイフレンドがいても意味がない。 悲しいし、寂しいし、私の人生ホントにつまらない。 

ねぇ、だからもう、約束しない? 

Wednesday, April 16, 2008

Motown House 1

ホントは家に連れ込んでイチャイチャしようと思ってたのに、だからコンビニにわざわざ寄ってビールとポテトチップスを買ったのに、そんな私の下心はお見通しで、彼はタクシーの運転手さんに六本木まで言ってくださいと告げた。 思うとおりにならないからと私が不機嫌にならないように、買ったばかりのビールの栓をシュパっとあけて手渡した。 

彼の横顔越しに窓の外を流れていく街灯りを見ながら、あー家じゃなくて、なんだ六本木かーと思いつつ、でも最初のデートの楽しかった時間を思い出していた。 あの時も、しこたまワインを飲んだ後、こうやって六本木へ繰り出したんだっけ。 

あの日、インターナショナルな店内どこを探しても彼みたいな可愛い子はいなかったし、オヤジたち&オバサンたちの羨望の眼差しを受けながら、彼みたいな可愛い子と踊るのは楽しかったし、彼がひとりで踊っているのをちょっぴり自慢げな気分で眺めているのも気持ちよかったし。 踊りつかれたらテーブルに戻って、両足で彼のカラダを包み込んで逃げられないようにしてから、ひと目もはばからず長い間キスをして。 汗で肌に張り付いたシャツの上から、彼の整ったカラダを触る私。 なんて色っぽいシーンなんだろうってワインの酔い以上にそのシチュエーションに酔ってた。 

まったく同じパターンで、今回も六本木の同じ店へ。 

店の前でタクシーが止まり、右手で缶ビールを持ちながら、左手は彼の右手に重ねて、車を降りた。 店の入り口でセキュリティーの外国人にすんなりビールを取り上げられちゃっても怒らない私。 そんな私をいい子だねっていう目で彼は見つめてた。 

平日の22時だっていうのに、店内はふたりが縦に並んで進むしかないくらい混んでいて、明日も仕事でしょう、みなさん、ってちょっと呆れながら、前回同様、店の奥のテーブルにたどり着いた。 何飲む?って彼に聞かれて、うーんって悩む表情をしたら、あっという間に彼はバーカウンターに消えていった。 そして白ワインを手に戻ってきた彼は、得意げに笑って、はいってグラスをテーブルに置いた。 4ヶ月も一緒にいるとそういう小さなことが言わなくても分かってくる。 そういうことが嬉しくて、私はありがとうって言って笑い返した。

彼も私もジャケットを脱いで、踊る気マンマン。 知ってる曲がかかるのを、まるで獲物を狙うようにして待った。 彼を背後から抱きしめながら、ふたりがフロアーに出たら、きっと周りのみんながよだれを垂らして羨ましがるだろう。 ものすごく格好よく踊ろうって思いながら、私の腕の中ですでに踊りだしている彼に合わせてリズムを刻んだ。

私たちは相性がいい。 それは初めて踊った瞬間に分かったこと。 誘ってくるほかの男の人たちと踊りながらも、少し離れたところで踊る彼に視線を送りながら、そう思ってた。 時々、行き過ぎた動きをしたりする男の人の腕の中で、助けてっていう顔をすると、必ず彼が飛んできて私の手をとり、彼の腕の中に戻してくれる。 ちょっと彼が遠くへ行ってしまって、昔遊んだ外国人のモデルの女の子と話しているんだろうなあと思って悲しくなって、この目の前の知らない男の人と一緒に店を出ちゃおうかなあと思い始めた時、絶妙なタイミングで彼が戻ってくる。 ワインおかわりは? ちょっとスネた顔でうんっていうと、バーカウンターに向かう前、あ、忘れてたっていう感じで、軽くキスして安心させてくれる。 

「彼女、昔はモデルで、その時はよく家まで送っていったんだ。 何もしないで、俺は床で寝て、だからかな、彼女にすごく信頼されて。 でも今はモデルの仕事はやってなくて、娼婦になっちゃった。 なんだか悲しいな。」

いろいろな人種の人の腕から腕へ踊りわたる私は、彼の目には娼婦みたいにうつっていないんだろうか? 爆音で流れる音楽がどんどん小さくなっていくような錯覚の中、彼のそういう過去の話にもいちいち嫉妬しちゃう私は、踊ろうよっていう彼の誘いに、いいからひとりで踊っておいでよ、なんて強がりながら、でも内心ものすごく気弱になってた。 

彼がトイレに消えたのを見届けてから携帯をチェックすると、年上の彼から 「朝まで楽しんでね」 というメール。 その短い文を読んだ瞬間、その昔、コリアンタウンで、心臓を押さえてパニックになってしまった時のことを思い出した。 もうそんな風に自分でコントロールできなくなるまでやるんだったら二度とやるなよ、って、当時のBFに散々怒られながら、クイーンズまでのタクシーの中で泪が止まらなかった。 キラキラした時間はかならず、朝日と共に終わる。 そして残るのは、お尻の筋肉痛と、夕方まで治らない二日酔いと、遊びすぎた後のほんの少しの自己嫌悪。 

テーブルに戻ってきた彼に 「ねえ、仕事やめるからさ、私を雇ってよ」というと、「東京店を出したらね」と笑った。 「日本で一番高いウエイトレスになるよ」 そう言われて、その昔、「アヤコは政治家か宗教家になったらいいよ」 って言ってくれたBFのことを思い出した。 ものすごく嬉しくなって、ホントにそんな日がくればいいのになあと思ってしまった私。
TY Harbor Brewery

久しぶりのデートだから、待ち合わせの時間どおりに到着する予定だったのに、15分も遅れてしまった。

銀座線を新橋で降りて、駅の構内をダッシュして山手線に乗り換えて、浜松町で降りて、また駅の構内をダッシュしてモノレールに乗り換えて、走りすぎて汗だく。 せっかく巻いた髪の毛もほどけちゃって、せっかく直した化粧も溶けちゃって、せっかく着たワンピースもヨレヨレで、4月中旬のそんなに暑くない夜、私くらい汗だくになってる人は、たぶんきっといないんじゃないかな。

天王洲アイルで降りて改札に彼の姿を探したけど、見当たらなかった。 遅いから怒って帰っちゃってたりして。 そんな不安な気持ちで電話すると、 「おつかれさまです」 といつもどおりの優しい声。  「交番側に渡って、高速道路の下、東京タワーに向かってきてね」 そういって電話を切った後、ホっと一息つく間もなく、私はまたもや猛ダッシュ。 エスカレーターを駆け下り、階段を駆け下り、地上階へ。

もう近くまで来ているだろうと、交差点を渡るときみたいに右向いて左向いてまた右向いて探したけど、彼らしき姿は見当たらない。 間違った方向へ行っちゃって、迷っちゃってるんじゃないかな、と不安になり始めた頃、 30メートル先に彼の姿を発見。 近づいて開口一番 「あれーいつもと雰囲気違うから分からなかったよ」 とニコニコする彼に、ありがとうって言えば可愛いのに、「えー?いつもスッピンでパジャマだから?」なんて言って照れちゃう私はまだまだ修行がたりないな。

ちょっとだけビルの谷間を歩いてショートカット、川沿いのボードウォークを歩く。 「今日のデートプランはお任せしてもいいかな?」という彼のため、 私の友達がGMをしている、私がとても好きなレストランの、私がとても気に入っているテラス席を予約した。

このレストランは、NYから帰国したばかりで、日本に順応できずに参っていた頃、先に帰国したBFが連れてきてくれたところ。 あの頃はまだ、友達はGMをしていなかったけれど、私たちはいつもテラス席に案内された。 都内にはなんであんなに下品な看板やネオンが溢れてるんだとか、なんで老若男女みんな髪を明るい色に染めているんだとか、なんで気の利いた会話のできるウェイター・ウェイトレスがいないんだとか、ニューヨークと東京を比較して、東京の文句ばかり並べて、カリフォルニアワインを飲みながら、NYの回想話に耽った。 

● ● ● ● ●
ねぇ、あの8か9アヴェニューにあった、古い図書室みたいなラウンジがあったあのホテル、なんていう名前だったっけ? ロングアイランドの野外コンサートで聞いたレイチャールズは良かった、夕方、芝生の上でモッツァレラサンドを食べながらワイン飲んで、BGMがレイチャールズで、あれで無料だったもんな。 エルサレムから電話してきてくれたでしょう? あのとき私はキッチンの窓から月を眺めていて、あなたも遠い異国の地のホテルの窓から同じ月を眺めていたんだよね。 パークアヴェニューのデイザイナーズホテル、タダだったよな、信じられないな、なんかああいう不思議なことがたくさんあったよな、お前といると。 ヴァレンタインにあなたがくれた4つの「心」のプレゼント、感動したなぁ、でもいつもあんなことしてるんじゃないかって心配になっちゃったけど。 ニュージャージーの浜辺を歩いてるときにデートに誘おうと思って電話したのに、あれお前の番号じゃなかったよな、他のやつの番号を渡すなんて、ヒドイ女だと思ったよ。 初めてのデートであのイタリアンを選択したのは正しいと思ったけど、その後アルゴンキンに連れ込むのは、よく考えればヒドイくない? ダイアナが死んだ日のことは一生忘れないな、あのフィラデルフィアのフォーシーズンズもね。 そういえばコロラドにも旅行したよな、お前は朝まで飲んでたからシカゴで乗り換えのあたりで顔が真っ青になって、デンバーについてからも結局どこへもいけなかった。 パラマウントのキッズルームにあったトゥイーティーの椅子、あれは狂ってるよね。 
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かすかに漂う潮の香りでハっとして意識を戻すと、横には年下の彼。 その顔をみた瞬間、しみじみ思った。 やっぱりこの子ほど可愛い子はいないよなぁ、東京だけじゃなくてニューヨーク中探しても絶対いないよなぁ、ホントにキレイだよなぁ。 ボードウォークの終点、「へーここ何?」という彼の問いにはあえて答えず、彼の2歩先を歩いてお店のエントランスをくぐる。 お店、気に入ってくれるかしら、お料理、口に合うかしら、テラス席、感激してくれるかしら、私のこと、もっと好きになってくれるかしら。 緊張と期待と不安でドキドキしながら、レセプションへ向かった。

Tuesday, April 15, 2008

オーノー!

だってどうせ仕事の話なんて共有できないし、せっかく一緒にいられる時間にそんなリアルな話で白けちゃってもしょうがないし、だからいつもアップビートで、面白おかしい話ばかりしてるけど、でもホントは普通のカップルみたいにそんなこと気にしないで、なんでもかんでも聞いたり聞いてもらったりしたかったりして。 


でも忙しいあなたにそんな時間の無駄遣いはさせられないし、あーでもないこーでもないと悶々としていたら、そんな思考の大波小波に巻き込まれて溺れそうで、大変なことになって、そんなときに見る夢はだいたいひどいって決まってる。

・・・・・しょぼいモールの中の年配女性御用達のマイナー・ブランド・ショップ。 ゴテゴテとフリルのついた悪趣味の青いイブニングドレスを試着して、バレリーナみたいにクルクル廻った。 何がそんなに嬉しいのっていうくらい浮かれていて、いったいそんなドレス、絶対に着ていく機会も場所もないでしょって思いながら、恰幅のいいロシア系白人中年女性の店員に、「よくお似合いですよ」って言われて、さらにクルクル廻った。

・・・・・メキシコの田舎街。 気がついたらスラム街にはまって抜けられなくなって、そろそろ日も暮れるからヤバイって焦っていたら案の定、通り魔に右足をナイフで切られた。 近くの個人経営のコンビニに入って、「助けて!」って言おうとしたら、私のスパニッシュが全く通じなくて、「警察を呼んでください! 病院に連れていってください!」って言ってるつもりが、「銀行はどこですか?」なんてこと言ってる。 

・・・・・空港の出国ゲート。 セキュリティーの黒人女性に「パスポートと搭乗券を見せてください」と言われた時になってはじめて、パスポートがないことに気づいた。 英語で聞かれてるんだから英語で答えればいいのに、そこでもなぜか使えないスパニッシュを話そうとしてる。 ボーディングの時間は迫ってくるし、この便を逃したら明後日までフライトはないし、なんとしてでも乗らなくちゃいけないのに。 

・・・・・ニューヨークのリトルイタリーの少し上あたりのエリア。 部屋を見渡すと、懐かしい顔ぶればかりで安堵。 でもそれもつかの間、パーティーだというのに自分だけ素面で、「ねぇわたしにもちょうだいよ」って言うに言えない雰囲気で、ものすごくのけ者な気分で、寂しくなってもう帰ろうと思ったら、あなたがくれたプレゼントをなくしたことに気づいて、あちこち探したけど見つからなくて、それは広い砂漠で細くて小さな針を探すようなもので、絶望的。

翌朝早起きしなくちゃいけないから今夜は「一杯」だけって思ったのに、結局「いっぱい」飲んじゃって、足元フラフラなのにあなたがもしかしたら会いにきてくれるかも!なんてあり得ない可能性に賭けちゃって、シャワー浴びたのはいいけど髪の毛も乾かす余力はなくてそのままベッドに倒れこんで、目が覚めたら午前4時。

やっぱりあなたは横にはいなくてがっかりしたけど、私が寝てる間にあなたからメールが届いていて、嬉しくなって開けてみたら私の気持ちなんてお構いなしの内容で、がっかりを通り越して全身全霊脱力。

私と同じテンションで盛り上がってくれる人なんていないのかなー。 これだけ恋愛にかまけてたら仕事なんて手につかないし、そんな風に毎日過ごせるのは暇な学生くらいだろうなー。 なんてことを、あーでもないこーでもないと考えていたら、もう一度寝ようと思ってたのにすっかり目が冴えちゃって、オーノー!

Monday, April 14, 2008

Tonight's Song II- Can't Get You Out Of My Head by Kylie Minogue  

♪I just can't get you out of my head・・・♪と思って悶々としていたら、愛するDからのメッセージ。

「自分から見えるところが楽しめるよ。 過去に僕がイメージしたのは足首、くるぶしのちょっと下。 もちろん内側に。 足を組みそれを眺める一瞬。 それは自分だけの楽しみ」

やってみるね。 
寒い夜は(いつも)悪い遊びに誘われそうな私だけど、それに負けないためにもね。 何か集中するものが必要。 

いつもありがとう。
Tonight's Song - Summer Breezin by Diana King
(低気圧なんてふっ飛ばせ!)



低気圧のせいかな、気分が上がらない。 こんな夜はやっぱり夏の曲。 レゲエ、レゲエ。 ヤーマン ラスタ ファーライ。 あちこちに電話して、メールして、遊びに行きましょうって、誘って・・・

ずっと過去のBFたちに反対されていたタトゥー、今年こそは入れちゃおうかな? せっかく同僚Kにタトゥーの雑誌もお土産にもらったし。 

激しく飲んだ翌朝、ビックリするような痣がカラダのあちこちにあって、びっくり。 右腕に大きく残る宴の跡を見つめながら、ここに入れてもいいな、いやでもやっぱり初心貫徹、腰の少し上に入れたほうがいいかな。

下北沢にいい彫師がいるみたいだから、そこにずっと描いていた絵を持ち込んで、梅雨の前、皮膚が膿まない時期に、入れちゃおっかな。 

今なら、たぶん、誰も反対しないかも♪ 
Blue Monday

私のベッドの上には3つ枕がある。 一つは低反発のもので、あとの二つはダックダウン&フェザーのつめものが入ったもの。

あなたと寝る時には、あなたに低反発の枕を貸してあげて、私は羽根枕を重ねて眠る。 独りで寝る時には、低反発の枕で、とっくに消えてしまったあなたの香りを探しながら眠りにつく。 独りなんだからベッドの真ん中で寝ればいいのに、あなたのサイドをきちんと空けて、そこに羽根枕を縦に並べて置いて、あなただと思いながら、腕と足を絡めて眠る。 もう春だというのに、あなたと出会ったころのように、ガンガンにヒーターをつけて、裸のまま眠る。 

朝6時、目覚ましの鳴る少し前に目を覚ます。 南国のような室温・湿度の中、びっしょりかいてしまった汗はベッドパッドまで染みていて、羽毛の掛け布団はベッドの脇に落ちていて、低反発の枕はなぜだか足元のほうに移動しているけど、あなたのサイドに置いた羽根枕はそのままの位置で、私の腕と足は絡んだまま。

ベッドの端に置いた携帯電話を手にとり、あなたの写真を開く。 小学生の頃、淡い恋を抱いていた時によくしていたように、あなたの写真を見つめながら、「おはよう」って声に出して言って、それから、お風呂にお湯をためるために、ゆっくりとベッドから抜け出す。

あぁ、早く会いに来てよ。 一緒に目覚めて、私が携帯のあなたの写真に向かって「おはよう」って言うのを、「おいおい、横にいるだろ」って言って笑ってよ。
   
今日は雨の月曜日。 あなたに会える日はまだずっと先。 

Sunday, April 13, 2008

My Mother Owns A Company

実は、私の母は経営者だ。 

20数年、事務員として勤めた会社の社長が昨年正月に他界して、跡取りがそのポジションを継ぐはずだったのに、株主に反対されて、あれれこれよという間に、母が代表取締役に落ちついた。 一時期は 「もう死にたい」なんて弱音を吐いていた母だけど、義弟の死で、彼女までも死ぬわけにもいかなくなって、それでかれこれ1年、なんとかかんとか、頑張って今も社員を引っ張る立場にいる。

「なかなか分からないことが多くてね」 という母からの電話。 

よーし、GWあたりからサブとして経営に参加しちゃおうかな。 土日だけでも助かるっていうから、だったらデートは平日だけにして、週末は家族孝行! 一緒に働くのもいい思い出になるし、会社を経営するのを彼女の側で学ぶのもなかなかない経験だし。
偉大な想像力
(妄想でこれだけ書けるってすごくない?)

---Beginning of story---
あなたは寒いって言って、子供みたいな弱々しい顔で目を閉じた。 そんなあなたの表情をみた瞬間、私の中に眠る母性が疼いちゃって、掛け布団をあなたの耳のすぐ下まで隠れるくらいまで引き上げて、布団の上からあなたを抱きしめた。 寝汗をたくさんかいたから、それが冷えてしまって、体温が下がってしまったのね。 それに昨夜はたくさんお酒を飲んだから、脱水症状を起こしていて、だから吐き気もするし、頭も痛いのよ。 昨日飲んだソルマックは効かなかったの? バファリンあるけど飲む? 

ホントは何かあなたが安心するようなこと、例えば、旅行中にみたきれいな景色の話とか、幼少時の懐かしい思い出とか、これからふたりで過ごす未来の計画とかを、話してあげれば良かったのに、「砂漠で死ぬときは脱水症状なんだって。二日酔いと同じ症状で死んでいくんだって。知ってた?」 なんて、(気持ち)瀕死のあなたには残酷な話をしてしまった。 あなたはそれを聞いているのかいないのか、ヒーターをつけて真夏のように暑くなった部屋の中だというのに、真冬のNYのストリートを歩くみたいに身体を固く縮こまらせて、小さく震えてた。

抱きしめてよっていわんばかりに、あなたは寝返りをうって私に背中を向けた。 いつもは力強くて頼もしい背中がその時はとても小さくみえたから、背中にぴったり寄り添い後ろからぎゅっと抱きしめた。 あなたの身体は汗でしっとりしていてとても冷たくなっていたから、私はものすごく不安な気持ちになって、抱きしめてるだけじゃだめだと思って、体のあちこちを擦りはじめた。 しばらくして私の手はあなたの体の一部分に落ち着いて、私はゆっくり動かし始めた。 


そうしているうちに、あなたは少し元気になったのか、私のほうに向き直り、両手で私の頬を抱え込むと、ゆっくり顔を近づけて、唇を重ねた。 元気になって良かったと少し涙ぐみながら、こんなに好きになっちゃって困ったものねと思いつつ、あなたを失うことになったらどんなにつらいだろうと想像してどーんと悲しくなった。

「その想像力なんだろうな」 

ものすごくお気楽な想像をして、天下を取ったような気分になっちゃったり、ありえるわけもない想像を次々に重ねて、最悪のシナリオにたどり着き、息も絶え絶えになっちゃったりする私。 医学的にはそういうの、躁うつ病っていうんだっけ? でも私は間違えなく健康で(でしょ? でしょ?)、でもなんでそんな風になっちゃうのかなとずっと悩んできた。 他の人が簡単にできることができなかったり、他の人は簡単にできないことを楽にやってのけちゃったりね。 どこかがいつもちぐはぐで、ココロとカラダがいつもズレてる感じで、そうやってずっと生きてきたから、今はもう慣れちゃったけど。 あなたがそれはよくも悪くも想像力のせいなんだろうって言ってくれた時、そんな風に分かりやすく私のことを説明してくれた人は、精神科医の友達F以外にはいなかったから、すごくびっくりして、そしてものすごく安心して、泣きそうになった。 


あなたになら、もしかしたらわかってもらえるかもしれない。 つじつまの合わない言動や、奇妙な夢の話や、自分でもどうしたらいいのか分からなくて持て余してしまう心の動きや、誰にも話せなかった欲望や、私が私になっちゃった理由なんかも、あなたならきっと驚かずに、聞いてくれるかもしれない。 そして私に分かりやすい言葉で的確な説明をしてくれて、私を安心させてくれるかもしれない。

なぁんて思って、この人なら大丈夫と思って、少しずつ心を開いていって、でもしばらくすると、その心を粉々にされちゃいそうな気配を感じて、また心を閉じていく。 あぁいつもその繰り返し。 それもきっと、あなたの説明によると、私のこの偉大な想像力のせいなのかもしれないね。 


じゃぁ一生、ダメなのかな。 誰かと一緒にずっといることって、私には出来ないのかな。 あぁ、でも、この偉大な想像力のお陰で、よくもわるくもアップ&ダウンが激しい私の人生は、退屈な影が降りる心配なんてこれっぽっちもなくて、この年になっても物語に欠くことなく、おぉかなりエキサイティング。 そんなに悪くないじゃーんと思う私は、結局やっぱり、お気楽な性格。
---End of story---

もう二度と会えないかもしれないって思った彼から、たった今メールが届いた。 あれ、もしかしたらまた会えるのかなー、なんてちょこっと浮かれたりして、シャンパン飲みながら、幸せな日曜日。

Saturday, April 12, 2008

Kiss Me More, And I Love You More

いつも優しく私を抱きしめてくれるあなたには、今までの人たちにはしたくなかったことでも、あれもこれも、なんでもかんでも、あなたがしてほしいっていうことは全部、してあげたい。 

私を見つめる眼差しが最近変わったこと、気づいてる? あなたの表情、柔らかくなったよ。 服を脱ぎ捨てるたび、ココロを覆っていた固い鎧を脱ぎ捨てていくみたい。 今のあなたは、オトナのポーズがちっともキマらなくて、初心な少年みたいな顔で私を見つめてる。 キスの仕方も変わったよ。 ハグの時間の長さもね。 私に触る指先から、気持ちが伝わってくる。 きっと私もそう。 あなたも同じように感じてるのかな。

つながっていたい。 いつもどこでも。 ご飯の時は正面の席じゃなくて、すぐ隣で手を伸ばせば触れるところにいてほしい。 待ち合わせの時、あなたの笑顔をみた瞬間、駆け寄って飛びつきたい。 渋谷の街の真ん中でも、その場に押し倒して、カラダ中にキスしたい。 手をつないでるだけじゃ足りない。 カラダを重ねるだけじゃ足りない。 もっと近づきたい。もっと深いところまで入りこみたい。 ふたりの境界線を溶かして、あなたと私がひとりになっちゃえばいいのに。 

あなたに触れると思わす涙が出そうになる。あなたが生きていることが嬉しくて。 会えない夜は、不幸な妄想で眠れなくなる。 あなたの写真、一日に一万回は眺めてる。 あなたのテーマ曲、一日に一万回はリピートしてる。 毎日会いたい、一日中一緒にいたい。 どこかに出かけるときはいつもあなたがいい。あれもこれも、なんでもかんでも、全部あなたと一緒がいい。 

キスするごとにスキが増えていく。
二日酔いの日に思うこと

昔はものすごく飲んだのに、このごろまったく飲めなくなった。 

21才のころは、ビールケース1個(あれって24本入りくらい?)をふたりで2時間半くらいで飲んだ後、カラオケでさらに飲んで、明け方タイ料理でしこたま辛い料理を食べながらまた飲んだ。 26才のころは、100グラム数百ドルのキャビアを3種類くらい食べ比べながら、ふたりでウォッカを3本くらい飲んだ後、隣のテーブルのロシアン・マフィア(らしい)男の人たちから差し入れられたウォッカをサラサラと飲んで、お店の専属のロシアン・バンドの演奏にあわせて朝まで狂ったように踊った。 34才のころは、シャンパンを、レシートを見たフィアンセが驚くくらいの数を飲んでいた(らしい)。 

それが今は、39歳になってからは特に、ホントに弱くなっちゃって・・・ワインを1本も飲んだらもうベロベロになっちゃって、飲み始めて早い段階(1時間半くらい?)で記憶がなくなっちゃうし、宴もたけなわの頃には、キャラ変して、暴言を吐き始めるらしい。 挙句の果てには、盛り上がる仲間を見捨てて、突然帰ってしまったりするらしい。 

そんな状態なのに、毎回ちゃんと家にたどり着いているから、不思議。 タクシーに乗ったことも覚えてないのに、朝起きてお財布の中を見るとタクシーのレシートが入っている。 毎回どうやって運転手さんに行き先を伝えてるんだろう。 がっかりするのは、携帯のリダイアルの履歴を見た時。 なんで年上の元彼の番号とか残ってるんだろう。 話したんだろうか、それとも留守録にメッセージを残したんだろうか。 

昨日は、大人数での食事会(飲み会)@南青山にあるイタリアン。 私を良く知ってる友達なら分かるはずだけど、私は大人数で集まることが実はとても苦手。 昔の習性で、テーブルを盛り上げようと張り切りすぎて疲れちゃうから。 そんなことにならないようにと昨日は、NY時代の友達Nを同伴した。 彼なら私よりもっと張り切ってくれて、私は手抜きができるだろうと思ったから。 Nとは溜池のプロントで待ち合わせ。 あった瞬間に、「あれ? 痩せた?」 って言われて、「あー、最近いろいろ会ったからね」 って笑った。 半年ぶりの再会だったから、半年間の空白を埋めるべく、たくさんいろんな話をしようと思っていたのに、白ワインを飲み始めたらあっという間にわけがわからなくなって・・・結局、ここ最近のトレンドどおり、暴走してしまった私。 

「男とふたりで帰るなよ」 ってあれだけ言われていたのに、そんな簡単な約束も守れなくて、結局Nと一緒にタクシーに乗り込んでしまった。 千葉方面に帰る彼を、どこか途中でドロップ・オフしたはずだけど、それが渋谷だったのか、五反田だったのか、目黒だったのか、それとも田園調布の駅だったのか、まったく覚えていない。 終電間に合ったのかな? 

朝起きてまず服を着てるかどうかチェック(これって変でしょ)。 それから横に誰か知らない人がいないかチェック(これも変でしょ)。 ふー、大丈夫。 それから携帯のメールをチェック。 私の言動で気分を害した人が 「ふざけんなよ」 っていうメールを送ってきていないかチェック。 おー、今日は大丈夫。 でももしかしたら、同席していた人たちみんな、あきれちゃってメールも送る気にならないのかもしれないから、二日酔いで頭が痛くて目が開かないっていう状態で、「昨日はごめんね&ありがとう」メールを数通送った。

その後、彼からのメールに気がついた。 「青山のイタめしかな? また一緒に行きたいね。 まだ鮮明に覚えてるよ。 待ち合わせの前のドキドキ感もね」 

昨日のお店は彼が初デートで連れていてくれたところ。 その時の高揚感が忘れられなくて、次の日もまたその次の日もその店に行って、鹿のラグーソースのパスタを注文した。 彼と一緒に食べたときほど美味しいとは思わなかったけど、同じテーブルに案内されて、同じワインに酔いながら、目の前の人に彼の面影を重ねて、初デート、楽しかったなあ、とニヤニヤしたのを覚えてる。 あれは4ヶ月前のこと。 そういえば彼と一緒にいると私はあまりお酒を飲まずに済んでた。 彼がちゃんとコントロールしてくれてたからね。 

その彼に会えなくなって1週間。 私は毎晩バカみたいに飲んで、毎朝二日酔い、反省の日々。

Friday, April 11, 2008

Bunny, Key And Bridge II

昨日の続き、種明かしをしますね。 「うさぎ」 「鍵」 「橋」 があらわすものは・・・「うさぎ」=恋愛対象(気になる人)、「鍵」=自分の心、「橋」=人生。

この心理テストを教えてくれた同僚Kの知り合いの方に 私の作文 「うさぎの形をしたキーホルダーを橋の真ん中で拾った」 を分析していただきました。 

「橋の真ん中」というのは、彼女の年齢からいっても正に「今」です。 最近、彼女に素敵な予感とか、何か素敵な人が現れそうな出来事があったのでは?!  例えば、お見合い相手とか、紹介してもらえる人がいるとか、まだ出会ってはいないけどよさそうな人との出会いが暗示されるようなこと? または、ちょっといい人みっけ♪くらいな感じ。

「うさぎ」が生身になってないから、本人をまだ前にしてないか、あるいは、まだそれと気づいてないかだけど、素敵な彼とか好きな人を潜在的にみつけたのかも?! あるいは、自分でその次のアクションおこしてないから今は心にとどめてるとかセーブしてる感じがします。

彼女は拾った鍵をどうしたか、どうしようとしたか、どう思ったかが問題だな~。 どんな橋だとか、まわりの雰囲気やそのときの状況などぱっと見えたものとかも 教えてもらえるとイメージふくらみます♪


ほー 妙になっとく。

さらに詳しい分析をしていただくために 映像の詳細を同僚Kに頼んでお友達に送ってもらいました。 それは・・・

うさぎの形をしたキーホルダーは透明、ガラス(バカラのクリスタルだったらいいなぁ)で、日差しを浴びてキラキラしてた。 鍵は金色(私の家の鍵は銀色)で、ピカピカしていなくてマットな感じ、でも手垢で汚れてる感じではなかった。 橋の下には小川が流れていて、水量は多くもなく少なくもなく、流れは穏やか。 橋は、京都にあるような丸くかかるもので、木製だった。 私はそれを拾った後、きっと警察に届けたりしないで家にもって帰ったのではないかな。 拾った場所は家の近所ではなくて、たぶん旅行で訪れている場所。 温泉地ではなくて、大都市ではなくて、観光とは無縁の土地。 私が鍵を拾ったのは、キレイだったから。 

結果はまた後日にアップします。 お楽しみに~♪

Bunny, Key And Bridge I

Thursday, April 10, 2008

That's Why We Need Men!

仕事でイライラすることが多い今日この頃。 同僚&友達Kと職場近くのアイリッシュ・パブで数杯ひっかけてから帰ることにした。 

コリアンのものすごく可愛い男の子が私たちのテーブル担当。 顔はパク・ヨンハ系の童顔なのに、カラダは(兵役のせい?)超マッチョ。 おー まさに私のド・ストライク! 肌の浅黒い系の男の子が好きなKとはかぶらない好みだから ラッキー! 彼へのアプローチは私が主導権を握って GO♪

彼がテーブルに近寄るたび 彼のマックスの笑顔に萌える私。 まとめてオーダーすると 彼の笑顔に触れる回数が減ってしまうから 今回はビールだけ 次回は食べ物1品だけ みたいに注文しようよー。 そんな提案をする私は 若くて可愛い女の子目当てにお店に通うエロおやじそのもの。

そろそろ「粉」系でしめようってことになって マルゲリータのピザを注文したのはいいけど いざ運ばれてきたピザを食べようと思った瞬間 ふたりともフリーズしてしまった。 あー ピザって切れてないんだ。 あー やったことないなー。 どうするー? 顔を見合わせる私たち。

丸いピザを切り分けるくらい キャリアを重ねてきた私たちに出来ないわけはないってことで ふたりで順番に初トライ! あー 無残にも ピザはおかしな配分でカットされて 切り口もぐちゃぐちゃで トッピングの生バジルが恥ずかしそうにしてる。 

だってー やったことないんだもんって笑い合って 無様な形のピザをほおばりながら いつもエスコートしてくれている男性たちに感謝する私たち。 いとも簡単に かなりスマートに 私たちの目の前でピザを切り分けている彼らのスキルは素晴らしい! 

こんなダメな私たちをいつも変わらずパンパーしてくれる男性たちは素敵! ありがとね。 気がつかなくてごめんね。 私たちが格好悪いことにならないようにいつも気を遣ってくれているのね。 ホントありがとね!  
Bunny, Key And Bridge

「うさぎ・鍵・橋という3つのキーワードを使って どんなのでもいいので ぱっと心に思い浮かぶ短いストーリーを披露してください あまり考えすぎず 作りこまず 作ってみて!」 と同僚Kに言われ 「うさぎの形をしたキーホルダーのついた鍵を橋の真ん中で拾った」 と回答した私

どうやら巷で流行っている心理テストらしく お酒の席だとかなり盛り上がるらしい 今月末にふたりでリッツのドンペリ・ブランチに行くから その時に試そうと思ったらしいけど 待てなかったって(笑)

種明かしは後日 お楽しみに♪♪
Addicted To You

ここ数日 眠れなくて 食欲もなくて でもお酒の量が異常に増えて 朝は目のしたにクマ、ボロボロの肌 ひどい二日酔いで目が覚める

1、2週間さかのぼって思い出してみても 別に何か一大事が起きたわけではないし 大幅な心境の変化もないし なんでだろうと思ったところで ハッとした

そういえば 元彼と小旅行に行った後もこんな風だったっけ

プールサイドで1日中過ごして 日が暮れる少し前に部屋に戻って 火照ったカラダをシャワーで冷やして いつもの1.5倍の時間をかけてゆっくりディナーをとって ライトアップされたホテルの敷地内を散歩して 部屋のバルコニーで海風に当たりながらワインを飲んで 日付が変わったころにパリっとした真っ白のシーツに滑り込んで 眠るのがもったいないから朝方までいろいろな話をして 空が白々としてきた頃になってやっと抱き合って眠った

そうやって過ごした数日後 じゃあねって言って車を降りた瞬間に それまで交じり合ってたオーラと一緒に ココロもカラダも引き裂かれて もう永遠に手が届かないところまで彼が離れてしまったように感じた瞬間 吐き気がするほど大きな眩暈がして その場に倒れて込んでしまいそうだった 

それはまさに 長い時間一緒に過ごした後の副作用
 
あぁ そうか 
「一緒じゃない」ってことに慣れることが出来なくて こんな風になってるんだ 
参ったなぁ 

今回は大丈夫だと思ったけど やっぱりどっぷりはまってるじゃん 私

Wednesday, April 09, 2008

Thank You For The Flowers!

「あのカシータのこと書いたブログに間違えてるところあるって言ったっけ?」 

私が聞いてないというと、昨日飲んでるときに酔っ払って言ったのかな、それともその後に言って、酔っていて忘れちゃったのかな、とあなたは独りごとのように小さな声で言ったり来たり、そして「あれ、俺からだったんだよ」と言った。

席に戻ってきた時、テーブルの上で待っていた花束、お店からだと思ったけど、あなたからだったのね。 ごめんね、それなのに、お店からだと思い込んでしまって。

かなり遅れちゃったけど、お花、ありがとう。 あなたが私のために、忙しいスケジュールの中で時間を作って、お花を選んだり、プレゼントを買いに行ったりしてくれることが嬉しい。 ホントにありがとう。
Losing Control

I can't believe what I did this morning - I raised my voice in front of my boss and colleague!!

It was not small stuff, but definitely not the end of the world. So, normally I would've loved the situation like this. I should've not reacted the way I did.

To me, problem solving is like a good game. It's challenging, and I love it. By taking the situation under control, I get excited. While doing it, I get to test my ability to go beyond my limitation and expand it, and that's what I love about solving problems!

The same reason is for why I can never be a masochist. I never get to be excited by being submissive. I need to take charge. I need to feel I hold a key. I consider myself, proudly, a sadist aka a people-pleasing person who's satisfied to fulfill other people's needs and wants.

Anyway, what I am trying to say here is...I don' know...I guess I am trying to say...I was not the normal "me" this morning. Why did I get panicked, frustrated, irritated, and lost my control over little things? I can't forgive myself doing that. And I hate letting people see me being that way.

Yes, those "little things" were looking terrible, out of shape, and undoable. But if I were the normal "me," I could've said to my boss and colleague, "I'll take care of it" or "I can handle it with no problem." And they would've felt relieved.

Why did I lose control over myself? Does it have something to do with the fact that I can't stop thinking about him?

Every day and night, all I can think about is him. It's not normal to fall for someone so quick, is it? I can't be in love with this guy as I've known him only for a few months, can I?

Moreover, it doesn't make sense that, because of this guy, I lost my young, gorgeous, 26-year-old boyfriend, does it? It's not right, is it? What's wrong with me lately? What's this feeling inside that I have for him?

I am losing control...

Tuesday, April 08, 2008

Love My Princess

やっぱり好き 一緒にいたいわ
側で いつも 彼女が笑っているのを 
ずっと見ていたい

ねえ そういうわたしだから だから 
うまくいかなくなったって思ってよ
ねえ それでいいじゃん

彼女のいうこと全て いいんだよ
マントラみたいに心に響いちゃうんだよ

傷ついた心のオアシス
彼女は私のマリア

だから 赦してよ
彼女を愛してるってことで 
どうかお願い
ゆるがない私

昔、その昔、元彼との関係に悩んでいた頃のブログを読んでみた。 そしたら、今も昔も、同じこと言ってるのね。

“私はね、愛されたいだけなの。車もいらないし、ましてや大きな家など! 素敵なお洋服や靴も時計もいらないわ。だだ、愛されたいだけなの。そして愛されているって、いつも、感じたいだけなの。

私には、1日の終わりに、伝えたいことが山ほどあって、それを彼には聞いてほしい、すぐ側でね。 ハードだった1日の終わりに、抱きしめてキスして「よく頑張ったね」って言ってほしいし、手抜きしている仕事の時には、「お前はもっとできると思ってた。ちょっとがっかりしたよ」って言ってほしいし、ドレスアップしてちょっと綺麗になった時には、一呼吸した後に、「すごく綺麗だよ」って言ってほしいし、あまり美味しくない料理に仕上がったときでも、しかめっ面でもいいから、「ありがとう」って言ってほしいし、妊娠したかもっていう時には、私の不安をよそに、わくわくしていてほしいし、「怖い夢を見たよ」って言って揺り起こしたときには、「うん、うん」って夢うつつでいいから私の夢の話を聞いて欲しいし、今晩洗濯しようかどうしようかって悩んでるときは、じゃんけんで決めようよっていったりしてね、夜中に明日の朝食べるパンがないからって二人してコンビニへ出かけたりね。そういう小さな、どうでもいいことから、もっともっと人生の大きな悩みまで、全てシェアしていきたいのよ”

さっき、BFと話して、オトナな自分を装って対応した。 「私の何がいけなかったの?」って聞いたりしてね。 でも、別に、私も彼も、何も悪くないわ。 だって、会いたい人に会いたいって、普通の感情でしょう? それが出来ないっていう、タイミングの悪さだけなの。 

だから今も、愛してる。
Delete & Delete


ありがとう

短い間だったけど幸せだったよ

あなたみたいに オトナじゃないから

最後にもう一度だけ会って それでさよならなんて

心で泣いて でも精一杯の笑顔で じゃあねなんて

私にはできないから


振り分けしてたあなたからのメール

あなたの名前のついたフォルダー

受信も送信も 消去するね



さよなら 大好きだった人

恋することの楽しさ 嬉しさ 切なさを 思い出させてくれた人

誰と出会っても これから何度 恋をしても 

きっと ずっと 忘れないよ

(・・・なんて 流行らなかった懐メロの歌詞みたいね)

Monday, April 07, 2008

To My Dearest Princess



「アヤコはズーレーだからな」 と周りはちょっと心配しているけど、私はいたってストレート(だと思います 笑)。 そりゃ、可愛い子は好きで、それが男の子だろうと女の子だろうと関係ないけどね。

今夜は大好きなプリンセスから気弱なメールが届いて、ああ、まったく、ジュリエットに恋するロミオみたいな私。 今すぐ飛んでいきたい。 でも飛んでいったらドン引きされちゃうよ、きっと。 

グッと気持ちを抑えて、プリンセスへのラブレターを書いた。 でもそれだけじゃ気持ちが収まらなくてつい電話までしてしまった。

ヨワヨワしい声のプリンセス。 ああ、抱きしめたい。 今すぐ飛んでいって、ハグしたい。 でもズーレー疑惑がこれ以上リアルになったら、プリンセスに嫌われちゃう。 だから彼女が少しでも落ち着くように、彼女が少しでも笑ってくれるように、必死に言葉を選ぶ私は、やっぱり恋するロミオ・・・っていうか、Dirty Old Manだわよ。

「今日はゆっくり休んでね。 明日の朝、また電話するね」っていいながら電話を切った後、ああ、やっぱり今夜は側にいて、ずっとその髪を撫でて、彼女が眠りにつくまで、見つめていたかった、と思う私は、やっぱりただのエロおやじ。

Sunday, April 06, 2008

Casita IV

ファッションショーのランウェイを歩くような感じで、私たちはメインダイニングをくぐりぬけた。 通路の両脇のテーブルでは、それぞれのドラマを演じている人たちが、私たちにチラっと視線を送る。 それはまるでカメラのフラッシュをあちこちでたかれたような感覚で、私たちはその興奮を味わいながら、メインダイニングを後にした。

エレベーターに乗り、案内された地下の奥には茶色の大きなドアがあった。 看板はどこにもなく、ドアに取っ手はなく、たぶん初めて訪れたらそこに辿りつくことは出来ないだろうということが瞬時にわかった。

空間の一番奥のソファーに通された瞬間、目に入ったのはテーブルの上で待っていたキレイな花束。 あら、これ、あなたから? と聞く前に彼の驚いた表情を見て分かった。 いえ、これはお店からね。 黒人のウェイターが何にしますかとぎこちない日本語で尋ね、彼はビールを、私は相変わらず、どんだけ飲むんだよと彼が言う前にシャンパンを注文した。 オーダーしたドリンクと共に、黒人のウエイターはポラロイドを持って登場。 せっかく髪の毛をキレイにセットしたし、記念写真をとってもらうのは当然でしょ。 写真撮影となると、つい営業笑いをしてしまう私だけど、シャンパンの酔いですっかりそういう攻撃モードにならなくて、素のままの顔でポーズした。 写真の中の私は、ありあえないくらい純粋な表情で笑ってる。

グラスでシャンパンをどれくらい飲んだんだろう。 ボトルでオーダーしたほうが安上がりだったんじゃないかなと思うくらい飲んだところで、トイレに行くために席を立った。 先にトイレの場所を確認していた彼が言った。 「そこの先、トイレの入口は本棚になっているから、秘密のボタンを押して入るんだよ」 その頃にはシャンパン、シャブリ、またシャンパンで、新橋のオヤジみたいに千鳥足になっていた私は、メリーさんの羊を頭の中で歌いながらトイレまでの短い通路を歩いた。 SATCのキャリーがランウェイでこけたみたいなことになりませんように、と心の中で唱えながら。

トイレから戻ると、ローテーブルに小さな箱が置いてある。 あら何これ? という私に、彼はハッピーバースデーと言って笑った。 箱を開けると、ピンクゴールドとダイヤのピアス。 ああ、携帯ストラップだけじゃなくて? もうそんなにいいのに。 これで十分なのに。 ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう。 私の耳には左右合計6個のピアスホールがあるから、空いている場所に入れればいいのに、どうしてもトクベツな感じにしたくて、今までしていたパールのピアスを外して、そこに新しいピアスを入れた。 どう? 似合ってる? と聞くと、俺のセンスっていいよな、と彼。 キレイだよって言ってもらえなかったことがちょっと悔しくて、え? それもそうだけど、私が着けてるからキレイに見えるのよ、とちょっと高飛車なことを私は言った。
 
その後のことは、実はぼんやりとしか覚えていない。 たぶん彼にいろいろな話をしたんだと思う。 たぶんきっと言ってはいけないようなことも話してしまったような気がする。 シャンパンを飲むとどうしても告白してしまう。 だから親密な人としか飲めない、飲みたくない。 もしかしたら彼は、私のBFよりも、ずっとずっと私の過去について知っている。 今までの告白の数々、そのたくさんのピースを継ぎ合わせて、私が私である所以を知っている。

案の定、デザートにはほとんど手をつけられなくて、「女の子はデザートが大好きで、残したりしないんだよ、ちょっとは食べてよ」と言う彼の気分を損ねない程度に、シャンパンにはいちごが合うよね、なんて言いながら、果物嫌いな私がいちごを数個口に運んだ。 それがどんなに奇跡的なことなのか、彼にはわからなかったと思う。 食べず嫌いは良くないという彼のいうことを、私はいつも真に受けて、嫌いなものも頑張って食べる。 あなたが食べろって言ったから頑張って食べたのよ、ねえ、褒めてよって心の中で思いながら。

気がつくと彼がチェックを終えていた。 フラフラする体をなんとかコントロールしながら席を立ち、お店のスタッフが同行してくれる絶対的な安心感に甘えながら、私たちは地上に出た。 地下からエスコートしてくれていたスタッフは外で待機しているスタッフに私たちを託し、外のスタッフは道の真ん中まで出て私たちのためにタクシーを止めてくれた。 いつものように私が先に乗り込む、スカートのすそがはだけてしまわないように、気をつけながら。 私の夜の記憶はいつもそこまで。 その後は彼に任せて、家までの短いライドは安心して爆睡。 たぶんきっと無事に家に辿りついたはず。


The end.



Casita III

高橋社長が私たちのテーブルに登場した瞬間、彼はまるで少女のように椅子から飛び上がり、どんなに彼に憧れていたかを伝え始めた。 私も席を立ったほうがいいのかしら? ここで感動して一緒に飛び上がったほうがいいのかしら? そう思いながら私は冷静に、とりあえず席をたち、カバンの中をごそごそと名刺を探り、高橋社長が私に視線を移す瞬間を待った。 私はミーハーだけど、人に憧れるという感情はない。 それはもしかしたら寂しいことなのかもしれないけど、だから私が大成しないのかもしれないけど。 でも彼が恋焦がれている人に敬意を払うことが大人としてのマナーだということはわかっているから、お会いできて光栄です という表情を作り、彼と名刺交換をした。 高橋社長は、日本人だというのに、悔しくなるくらい格好よかった。 色黒で、シャツのボタンを思いっきりあけていて、東南アジアに旅行する中近東の大富豪みたいな甘い香りをつけていた。 そして自分をプレゼンする術をよくわかっている人がそうするように、私たちに語りかけながら、私たちではないもっと大きな群集に語りかけるように、遠い目をしながら、今日はカシータに来てくれてありがとう みたいなことを言った。 その圧倒的な存在感のために、彼が言った言葉は覚えていない。 稀にみるオーラのある人だった。 高橋社長と一緒に旅行をしたら面白いことがたくさんあるんだろうなと、生意気な想像をしている私がいた。

高橋社長が去っていった後、彼はようやく私に意識を戻し、ああ今日は私の誕生日のためにここへ来たんだと思い出したような顔をした。 そしてカバンから小さな包みを取り出し、ハッピーバースデーと言った。 リボンをほどき、包みの中から出てきたのは、メッセージが刻印されてある白い携帯ストラップ。 「これ、おそろいなんだよ」 と言いながら、彼は自分の携帯をテーブルの上に出した。 赤い携帯についている赤いストラップを眺めながら、あ、ほんどだ、同じだね、と私は涙ぐむ。 こういう、小さなことが嬉しい。 このストラップを見るたびに、彼を思い出すだろう。 そういう、高校生みたいな、「つながってる」感じが、私は好き。 

普段はお肉をほとんど食べない私だけど、「このお肉美味しいよ。 それにこのソース、すごいよ」という彼の話術に乗せられて、細かく刻んでくれたお肉に手を伸ばす。 「口まで運んだりはしないよ」という彼を見つめながら、いやきっと口まで運んでよって言ったらしてくれるだろうなと内心ニンマリしていたら、そのお肉はあっという間に口の中で溶けて消えてしまった。 

その頃、私たちは白ワインを飲んでいた。 シャブリはいつも裏切らない。 美味しいレストランも、美味しくないレストランも、今まで散々こなしてきた私がたどり着いた定説。 それは、白はシャブリ、赤はメルロー。 お料理を殺さず、引き立てる素晴らしいワインはそのふたつ。 

食事が終わり、そろそろデザートというときになって、スタッフが声をかける。 もしよろしかったらデザートは別室でいかがでしょうか? 女の子にとってデザートはメイン同様大切なディッシュ。でも、私みたいな大酒飲みにとっては、甘いものはお酒だけでいい。 デザートと聞いても心が動かない私だったが、別室という言葉が彷彿させるもの、それが好奇心に火をつけた。 ええ、行きましょう。 

To be continued...
Casita II

抜栓が無事終わって妙な達成感に包まれながら、私たちはメインダイニングのテーブルへと案内された。 それはお店の一番奥のコーナー席で、これがアメリカだったら なんでこんな目立たない席に案内するのよ。 私たちってそんなに見栄えのしない客なの? と怒りたくなるところだけど、ここは日本、奥座敷が上座。 窓の外には車のテールランプがバースデーキャンドルのように輝いている。 ニューヨークのペニンシュラホテルの最上階にあるルーフトップバーから5番街を眺めているような不思議な気分になった。 スタッフも全員日本人、周囲のお客様も日本人だというのに、ここって日本だよね。 海外のホテルのレストランじゃないよね、って思わず彼に確認してしまった。 気がつくとテーブルサイドにはお店のスタッフがスタンバイしていて、それは、あら、いつ来たの?って思うくらい静かな登場だった。 ギャルソンはその存在を気づかれないようにサーブするのがいいんだと昔のBFが言っていたのを思い出しながら、そのスタッフの差し出すおしぼりを手に取った。 その瞬間、温められたおしぼりの湯気と一緒にフワっと香るレモングラスの匂い。 テーブル上には私たちに宛てたメッセージカードが置いてあった。 私のカードには、お誕生日おめでとうございます。 今夜のひとときを存分におくつろぎください。 最上級の演出をしようというお店の意気込みが伝わってきた。 と同時にこれから始まる数時間に対する期待が一気に高まった。 

まるで一冊の本のようなメニューを手に、彼はオーダーに戸惑っていた。 黒いジャケットをスマートに着こなす20代後半のスタッフがお勧めの説明をする。 お酒を飲むことがメインで、パスタとかそういう重い食べ物を食べる習慣がない私たちは、彼の薦めるアサリのパスタには一切興味を示さず、お肉だと40分くらい焼く時間がかかりますので今オーダーしておいたほうがよろしいのではと言う彼のサジェスチョンも無視して、でも彼のイチオシの白アスパラガスのフリットには胃袋が反応したのでそれと、そのほかのアペタイザーを数品、オーダーした。

私たちは信じられないスピードでお酒を飲む。 お店の人たちが気づくころには、私たちのグラスは空っぽになっているので、いつも彼がサーブしなくてはならなかった。 その日も、先ほど抜栓したばかりのシャンパンがクーラーに横たわっている時間はほとんどなくて、でもスタッフは私たちのグラスが空くか空かないかの絶妙なタイミングでリフィルしてくれた。 隣の席では 明日出国してしばらく帰ってこないんですよ というカップルが最後の東京の夜を思い出深いものにしようとしていた。 後ろの席ではスリーブレスのドレスを着た女性と初老の男性が静かに会話していた。 彼が 「最近めずらしいよね、ああいう服を着てる女性って」 というのを、ふーんと軽く流しながら、あら私なんてディナーっていえば、お店とエスコートしてくれる男性にリスペクトして、いつもちゃんとシャワーを浴びて、服を着替えて、香りを付け替えて、お客様の中で一番大切にされようとものすごい神経を張り詰めて椅子に腰掛けているのよ、いつもそうやって臨んできだけど、ここは日本だから今日は手加減しているのよ って言いたかったけど、それをグっとこらえて、窓の外の夜景を見ながら一口シャンパンを飲んだ。

オーダーした料理が次々と運ばれてくる。 それを運ぶのは、その料理を作ったであろうシェフだった。  「お待たせしました、アヤコさま。 こちらは・・・」 で始まる料理の説明を聞きながら、私はどこかの小国の王族にでもなったような気分になっていた。 シャンパンの酔いは、そのほかのお酒の酔いと比べて、圧倒的に気持ちよさが違う。 ビールは最初の一杯くらいならアッパー系みたいに働き気合が入る。 ワインは一口くちに含んだ瞬間からどんどん体が重くなっていく。 日本酒は、あれ、きかないな、全然酔わないな、と思っているうちに腰がくだけてしまう。 ウォッカはビールと日本酒の混合みたいな酔い方で、ついつい飲みすぎてしまって翌日ひどい目に合う。 ジンはビールの100倍元気になる。 その他茶色のお酒は体に合わないので飲まないけど、たぶんきっとシャンパンの酔い方とは違うだろう。 シャンパンは、ホントに今までたくさん飲んだけど、少しずつ少しずつ緊張がほどけていく、その酔い方がたまらなく好きだ。 夕暮れ時に空がオレンジから紫に変わるように、ゆっくりと崩れていく。 Xみたいな明確な境界線は見えないけど、ある瞬間から多幸感でいっぱいになる。 この世に存在する飲み物の中で、一番美しい酔い方が出来るものだと、私は信じている。 ・・・みたいなことをホントは彼に伝えたかったけど、かなり短縮してしまったから、きっと彼には私のいわんとしていることは伝わっていなかっただろう。 相変わらず、酔っ払いのアヤコが、支離滅裂なことを言い始めた、と思ったに違いない。

「お料理、いかがですか?」 と黒いスーツのスタッフが声をかけた。 その頃には私も彼もほろ酔いで、普段の饒舌さに拍車がかかっていた。 「あのバーカウンターにいるの、高橋社長ですよね。 彼の本を読んでこのお店に来たいと思って、今日は来ました」 と彼は言った。 あら、私の誕生日だからじゃなくて、結局そういうことなのね。 なんだ、お仕事だったのね、と私は酔いがさめるくらいガッカリしたけど、それは彼には言わないでおこうと思った。 黒いスーツのスタッフが席を離れた瞬間から、彼の視線は、バーカウンターで静かに飲んでいる高橋社長に釘付けだった。 私と高橋社長どっちが好きなのよ? という私に、彼はアヤコに決まってるじゃん、といいながら、でもまるで女子高生みたいに目をキラキラさせて、高橋社長を見つめていた。 そして数分後、私にとっては想定内だったけれども、その、彼の尊敬してやまない高橋社長が私たちのテ-ブルに挨拶にやってきた。

To be continued...
Casita I

それは、「え? カシータ行ったことないの?」 から始まった。 それから1週間後、私はカシータで、この店がなぜ「愛と感動のレストラン」と言われるのかを存分に体感していた。 まるで大玉の打ち上げ花火のようなサプライズの連続は、お店の入っているビルの前に立った瞬間から始まった。

その日は18時に表参道で待ち合わせ。 私たちにとっては思い出の場所、初めてのデートの時に待ち合わせしたところ。 いつも必ず10分から15分遅れて登場する私を予測して、お店の予約は18時半だというのに、彼は30分ものクッション・タイムをもうけていた。 しかしその日は彼の読みは見事にハズレて、私は10分も早く到着。 18時シャープに現れた彼は、予約時間までどうやって過ごそうかと数十秒考えた後、周辺のお店探索に行こうと言った。 外はまだかなり明るかった。 私たちは、今までそんなに小さな歩幅で歩いたことはないくらい、そんなにノロノロした速度で歩いたことはないくらい、ゆっくりゆっくり歩いた。 大通りから少し入ったその小道にはサクラの大木があった。 風に誘われはらはらと散るサクラの花びらを全身に浴びながら、まるで結婚式のライスシャワーみたいだなぁと幸せな妄想をしながら、私は彼の15cm隣を歩いた。

飽きっぽいところは私たちの共通点で、10分も歩いたら探索に飽きてしまった。 じゃあもういっか。 お店 いっちゃおうか。 お店の入っているビルの前に到着したのは18時15分。 まだ15分もあるけど大丈夫かな。 あらウェイティング用のラウンジとかきっとあるから大丈夫よ。 そういいながらお店の案内板を眺めていたら、「どちらのお店をお探しですか?」 と若い男の子が声をかけてきた。 「カシータです」 と彼が答えると、その男の子は 「お待ちしていました。お荷物お持ちします」  と言った。 彼が 「いや、そんな、いいですよ」 と言うと、「カバンを持って逃げたりしませんから」 とその男の子は笑顔で言って、それがアイス・ブレーカーとなり、初めて訪れるお店を前に少々緊張している私たちを和ませた。 男の子は、ホテルでチェックインを済ませた後、部屋まで案内してくれるスタッフのように、私たちのカバンを持って、私たちに対して若干斜めに体を向けながら、私たちの数歩先を歩いて、エレベーターに誘導した。 

エレーベーターを降り、お店のエントランスに立つと、南国のお香が漂っていた。 ウェイティングのラウンジに着くまでの数秒間、一体何人のスタッフとすれ違い、そのたびに 「いらっしゃいませ」 と言われただろう。 全員、満面の笑顔。 彼らの 「いらっしゃいませ」 には、私たちに対する愛情が溢れていて、まるでこの店にはずっと昔から通っているような錯覚に陥った。 

テラスがキレイに見えるその椅子に腰掛けた直後、若くて可愛い男の子がシャンパンボトルを持って登場した。 そのラベルには私の名前が・・・。 コテコテの演出に弱い私は照れてしまって、フランス人と結婚したらこんな名前になるんだねなんて思わず茶化してしまった。 シャンパンの抜栓をしましょうとその男の子に言われるがまま、テラスへ。 どうやら牛刀のようなナイフでシャンパンの口を切り落とすセレモニーらしく、一回でできたら願いが叶うとのこと。  そのhow toについてのレクチャーをうけ、キルビルみたいな男前なサングラスと手袋をして、シャンパンの空き瓶で、何度も何度も練習をさせられた。 私は別に抜栓のセレモニーなんていいから、早く座ってシャンパンを飲みたいのよ。 そういう邪心のせいか、本番ではなかなかコルクが抜けなくて、これはまずいと思っただろうその男の子は、じゃあサポートしますね、と言って私の背後に回り、ゴルフのコーチみたいに私を抱え込み、勢い良くナイフを降り抜いた。 



To be continued....
夢のまた夢

あなたと一緒に、バンみたいな白い車に乗っている夢を見た。 眠くなってしまったあなたは仮眠しようって言って、かわら横にある民家の入り口、急坂になっているところに停車した。 シートを大きく倒して寝始めたところで、窓を激しく叩く女性に起こされた。 「あなたたち、ここで何やってるの、公共の場なのよ。」 女性は恐ろしい形相で、続けた。 「あなた、名前は何ていうの。 愛子さん? 優子さん?」 私は自分の名前を知られるのがイヤで、女性の問いかけには答えなかった。 すると女性はあなたに詰め寄った。 「彼女の名前は、愛子さん? 優子さん?あなた彼女の名前を知らないんじゃないの?」  あなたが何て答えるのか、私は少し不安になった。 もしかしたらあなたは私の名前を女性に言ってしまうかもしれない。 いやそれより、もしかしたら私の名前を答えられないかもしれない。 するとあなたは女性に向かってハッキリとした口調で言った。 「彼女の名前は愛子でも優子でもないですよ。 だけどあなたには教えない。」  そう言うあなたの横顔を見つめながら、私は安堵した。

というところで目が覚めて横を見ると、あなたがいた。 夢の中でもあなたと一緒で、夢から覚めてもあなたと一緒だなんて、私はなんて幸せなんだろう。 まだ眠っているあなたの腕に軽くキスすると、あ、アヤコ、起きてたの? とあなたが目を覚ました。 そして握っていた指をほどいて、私を抱きしめた。

というところで夢から覚めた。 横にあなたはいなかった。  

Friday, April 04, 2008

FLOW

ランチに行く途中 春のぽかぽかした日差しを浴びながら こう思った。


「俺の人生、今が絶頂期だな」
(まるで 新橋で飲んでるオヤジみたいね)


そういえば 昔読んだ 『人生の転機』 という本の中に 
「FLOW --- 流れに乗るための10の法則」 というのがあった。

F -- Fun (楽しさ) Focus (焦点)
L -- Love (愛) Listen (聞く) Learn (学ぶ)
O -- Open (心を開く) Opportunity (機会)
W -- Willing (意思) Wit (機知) Wonder (驚き)


「今までの人生もずっと幸せだった。

でも去年より今年、昨日より今日が輝いている」

そう思う私は どうやら FLOW を無意識に実践してるみたいね。
Night Before My 39th Birthday

「明日着ていく服がないから買い物にいかなくちゃ」

「今着てるのでいいじゃん」

「いつもパンツばかりだからたまにはワンピースとかいいかなと思って」

「あ、俺スカート好きだな」

「じゃ、やっぱり買い物いかなくちゃ」

「いっぱい持ってるから買わなくていいじゃん、だって明日は和民だよ」

えー? 誕生日に和民なのー? とあの時は大げさにリアクションしたけど、ホントは和民だってすかいらーくだってどこだっていいと思ってた。 あなたと一緒にいたい。 だたそれだけ。
Boy With A British Accent

新しい(イケメン)スタッフが流暢な英語を話しているのを聞いた。

英国なまりってどうしてこんなにもキュートなんでしょ。
同じことを米国なまりで言っても何とも感じないのに。

彼の書く「英国流」の
文章は、「米国流」と違って、なんだか外国語の雰囲気。
スペルが違う、呼び方が違う、センテンスの長さが違う、 表現が違う・・・。
英国の文章に慣れていない私は、彼のメールの中に溢れてる「英国流」に

いちいち驚き、そして感激してたりして。

"Ta for now!"
彼のメールのしめくくり。
あー、こんなの米国人は絶対書かないわぁ。
キュート、キュート、キュート。
そういえば映画『ハンニバル』で、ドクター・レクターが
クラリスに宛てた手紙の最後には Ta-ta とあったっけ。

影響を受けやすい私だから、彼と仲良くなったあかつきには
英国なまりで話したり、英国流で書いているかもなぁなんて

単純、お気楽な私。
そういえばマドンナも英国人のダンナと付き合い始めたばかりの頃には
米国なまりをすっかり隠して英国なまりで話していたっけ。

米国風で軽いノリの私が、どーんと重い雰囲気の英国風にな
るって
ちょっと想像できないっしょ?

お楽しみにー♪

Thursday, April 03, 2008

Birthday Celebration Has Just Started

1. 同僚でお友達のEIさま CMさま KIさまが akasaka sacas にあるポルトガルレストラン 『カステロ ブランコ』 ででバースデー・ランチをしてくれました。 若い酸味のある白ワインをちょこっとだけテイスティングさせてもらって かわいらしい盛り付けのアペタイザー ミネストローネ お肉(豚)&お魚(カジキマグロ)をいただいて 最後にはお花畑のようなデザートプレートが登場。 「みなさまの1年が素晴らしいものでありますように・・・これからの1年間 若い子から年配の方まで 幅広く愛され(続け)ますように・・・」とお願いして そっとキャンドルを吹き消した。
akasaka sacas
カステロ ブランコ









2.同僚でお友達のKOさんは 昨日『Le Petit Tonneau』でバースデー・ランチ(w/ white wine) をトリートしてくれたというのに 今朝はお花までくれました。 ピンク系のお花を中心に、真紅のお花を利かせて、キュートだけどシックな感じ。 いつもオトナ&時々コドモの私にぴったりなブーケです。 こんな美しいものを 週末(誰もいない寂しい)オフィスにおいておくわけにはいかないから さっそく今晩のうちに家に持ち帰ってしまいましょう。
Le Petit Tonneau

"38 Going On 39" Girl In Love

いつもは私のベッドタイム(22時半!)を邪魔しないようにと、私からのおやすみメールのすぐ後に仕事の手を休めて電話をくれる彼。 そんな彼なのに、昨日の電話は0時半、何か一大事が起きたかと思って少し緊張しながら出た。

「おつかれさま」 の一言の後、しばらく沈黙が続いて、「誕生日に一緒にいてあげられなくてごめんね。週末に会ってあげられなくてごめんね。さみしい気持ちにさせてごめんね」 と震える声で彼が言った。

「ううん。去年も一昨年も誕生日は一人だったから慣れてるし、最初から週末は会えないってわかってたし、だからさみしくなんかないよ、大丈夫だよ」 と私が言うと、

「大丈夫じゃないでしょ。 じゃあ、誕生日にひとりでいられるの? 約束全部断ってひとりでいられる? できないでしょ。 そんなの慣れなくていいんだよ。 女の子はそういうものなんだから。 俺が悪い。ごめんね。」 と彼。

ここ数日、なんだか情緒不安定だった。 花見で浮かれてる人たちを見てほのぼのとした気分になったかと思ったら、冷たい雨に打たれてせっかくの桜が散っているのを見てもの悲しくなったり。 あっという間に気分がアップ・ダウンして、尋常じゃなかった。 
そんな時はディープ・メディテーションでもして、すぐにベッドに入っちゃえばいいのに、一昨日はワインを1.5本も空けて泥酔して、自分勝手に妄想して自分勝手に結論づけて、

「なんだか最近通じ合ってる感じがしないなぁ。 しばらく連絡しないでいたほうがいい? 負担になりたくないし。 私も好きじゃない人からのメールのうざさは分かるからさ。」 なんて幼稚すぎるメールを書いてしまった。 毎日ものすごく忙しくて心身ともに疲れてる彼を困らせてしまった。

恋愛は数を重ねても楽にならない。 好きな人の前ではこの私(もうすぐ39歳!)が、高校生みたいにシャイになっちゃうんだから。 「いつも心配してるんだよ。 もてるってわかってるから。 でも心配してもきりがないから・・・」 と彼。 


私のことホントに好きなの? って聞こうと思った瞬間、彼が言った。 「自分が思うより相手は思ってるんだよ。」 うん、そうだね。

Wednesday, April 02, 2008

X

その日私は仕事がなくて、家で彼の帰りを待っていた。 「夕飯は食べないでいるように」 っていう約束を守り、ビールは夕食にカウントされないよなあと思いながら、散々ビールを飲みながら彼の帰りを待ってた。 

12時過ぎ、彼が同僚Nとその彼女Cを連れて帰ってきて、これからブルックリンへ行くってことになって、何を着ていこうとか、マジでやばいんじゃないとか、他に何かとっていったほうがいいのかなとか、今日はもうお酒を飲んじゃったけど大丈夫とか、えー、だってお腹すいてるんですけどとか、そういうことを言い合いながら、ワイワイ、ヤイヤイいいながらタクシーに乗り込んでブリックリンへ向かった。

Tの家のちょっとしたパーティーだというから、普段着で行ったのに、Tの家に着いたら、キャンドルやら、お香やらがすごいことになっていて、あらじゃぁもっとしっかり準備したほうが良かったかもね、と思ったけど、すでに手遅れで、居間の奥にはもうすでに若いKがリラックスしていて、彼はすでにおかしな表情だった。 

到着と同時にKが、「姐さん、大好きですぅ」って駆け寄って、いつもはそんな子じゃないのに、私の手をとって撫でまくった。 「姐さんの手、気持ちいいですぅ」 彼の手はかなり汗ばんでいて、瞳孔は開きまくっているし、あきらかにおかしな様子だった。 そしてそんなKをTとその彼女のKは静かに眺めていた。

私も彼も同僚Nもその彼女Cも、かなり身構えてしまって、そしたらTが、「ひとり20ドルね」といって、パーティーにかかるお金を集金した。 まあ、ビールをしこたま飲んだって、安いワインを飲んだって、20ドルでいつも収まるようなメンツじゃないから、みんなすんなり20ドルを支払った。 安いよねって言いながら。

Tは、私たちひとりひとりに錠剤を手渡して、「たくさんお水を飲んでね」 と言った。 私と彼の同僚の彼女Cは 「負けないようにしましょうね」 と変な同盟を組んで、錠剤を飲み干し、その後しこたまお水を飲んだ。

それからしばらく、Tと彼女のKは相変わらず静かな視線のまま、ソファーで落ち着いているようだった。 若いKは相変わらず落ち着かないようで、ふざけんなっていうくらいに饒舌に、あれやこれやを話していて、あらKちゃんどうしたのって私は何度も聞いたけど、Kはそのたびに 「姐さん、大好きですぅ」 って言って、それはちょっと怖いくらいだった。

BGMはかなり早いテンポ。 セリーヌのリミックスだったような気がする。それがエンドレスにかかっていた。

そして彼が あーきたぁと言って、「俺、踊ってくるわ」 と急に踊り始めた。 私と彼の同僚Nとその彼女のCはわけの分からないまま、空間に取り残された。 でもその状態は長くは続かなくて、すぐ後に私が、あーっと言って倒れ、そのすぐ後に同僚Nがあーっと言って倒れ、その後に同僚Nの彼女Cも同じようにあーっと言って倒れた。 その後3人はアゴを食いしばって、何かに耐えるようにして、しばらく時間を過ごした。 

そうしているうちに、Tの彼女Kがトイレに駆け込み激しく吐いた。 長い時間がたったように感じたけど、もしかしたら10分未満のことだったのかもしれない。

私と同僚Nの彼女Cは、たくさんお水を飲んだせいで、トイレに行きたくなってしまって、まずはCが先に、その後に私が続いた。 

トイレから出た瞬間、Cはあり得ない言葉を吐いた。 それは彼女のボキャブラリーには絶対にない言葉で、私は耳を疑った。 あらCちゃん、何てこと言ってるの? それに対してCは 「だって、気持ちいいんですもん」 ってそう繰り返した。 そしてその後、私はトイレに入ることが怖くなったけど、我慢ができなくてついにトイレへ。 そして私もC同様、トイレから出た瞬間、あり得ない単語を、それも大きな声で、そこにいる全ての人に聞こえるように叫んだ。 

部屋の湿度はどんどん重くなっていった。 Tは彼女Kをソファーに寝かせ、介抱するふりをしながら、私たちに対してプレゼンをしはじめた。 いや、もしかしたらそれは幻想で、私たちの意識が可笑しくなっていただけかもしれないけど。

相変わらず私の彼は踊っていた。 残された私たちの唯一の頼りは同僚Nだった。 彼が崩れたら、私たち全員が崩れてしまう。 そしてそれでもいいと思っている私たちがいた。 そんな状況を把握していた同僚Nは、私と彼女Cを両脇に抱え、「お前たちはいい子たちだよ」と繰り返した。 それ以上何も、後悔するような、ことが何も起きないように、私たちをしっかり抱きしめた。

Tはその後も、あらゆるものを出してきて、悶々としている私たちを誘惑して、私たちはあと一寸で理性が壊れてしまいそうになっていたけれども、「信頼」とか「友情」とかいう確かなものにすがって、なんとか誘惑に打ち勝っていた。

そして気がついたら、朝の11時になっていて、Tはようやく諦めたように私たちを解放することにして、「車を呼んだよ」と言った。

外に出ると、太陽の光がまぶしすぎて私たちは目を開けることが出来なかった。 やっとのことで薄目を開けて前を見ると、白いストレッチ・リムジンが私たちを待っていた。 逃げるように乗り込み、そしてBQEを走った。 リムジンの中は鬼のように広いというのに、私たちは捨て猫のように丸くなって小さくなって一箇所に固まって縮こまっていた。

私たちの家、クイーンズの家に着き、リムジンを降り、私と彼はマスターベッドルームへ、同僚Nと彼女Cはゲストムームへ。 その後、私たち数時間眠れないままただベッドで丸くなっていて、多分それは同僚Nも彼女Cも同じだったと思う。

目が覚めると夕方だというのに、夏のせい、朝方の青々とした空と同じ様な空が窓の外に広がっていた。 私たちは全員腰が痛くて、喉が異常に乾いていて、でも昨夜の話をする気力・体力がなくて、向かいのチャイニースでオーダーしたパサパサのフライドライスとグリーシーなフライドヌードルを飲み込みように食べて、じゃあね、と別れた。

何か重大なことが、後悔するようなことが、起きたわけじゃない。 でも危うい場所に近寄ってしまって、そこに行ってしまいたいと思ってしまったことをみんな認識していて、それがとても恥ずかしくて、言葉にならなくて、でも無事に夜を過ごしたことに安堵していた。 

Tuesday, April 01, 2008

Getting Married!
Happy April Fools' Day!

You're invited to my wedding ceremony at St. Patrick's Cathedral, New York, at 7:00 p.m. on Saturday, June 7, 2008!