Sunday, April 12, 2020

エッセイ『コロナの時代の僕ら』

イタリアの小説家パオロ・ジョルダーノによるエッセイ『コロナの時代の僕ら』の全文を本日12日(日)19時まで読むことができます。

章が進むにつれ、後半に向かい加速していきます。まるでウイルスの感染が広がる速度のように。

全章面白いのですが、「著者あとがき」と、その前の27章「日々を数える」は特に面白くて、その中の以下が響きました。

日々を数え、知恵の心を得よう。この大きな苦しみが無意味に過ぎ去ることを許してはいけない。
これは詩篇第90篇の12節です。

「われらにおのが日を数えることを教えて、知恵の心を得させてください」

この騒動に気を取られて、私たちは鈍感になって、自分で考えることを放棄し始めて、これまで抵抗していた色々なことを許容し始めて、大きな力に操作されているかもしれないと疑うことを忘れてしまっているように感じます。

騒動が収まった時、私たちは全く違う生活スタイルや価値観や人間関係やらになっているだろうけど、それは私たちが選択したことではなくて、日々やんわりとじわじわと強制された結果なのだから、騒動中の今、自分に問いかけ、立ち位置を確認し、生きる喜びを味わいつつ、日1日1日を大切に生きていくことがとても大事なんだと思います。

愛する人たちが(そうでない人たちも!)どうか安全に健康に過ごせますように。

Thursday, April 09, 2020

家族への手紙(緊急事態宣言)04/07/2020

おはようございます。

日本でも緊急事態宣言が発令され、要請とはいえ外出自粛が本格化しそうです。昨夜ニュースが流れて以来、買い占めに動き出した人たちもいるそうです。でもどうか今はスーパーに行かないでください。混雑が予測されますので、感染のリスクが上がります

さて、家の目の前にあるケヤキの木々に新緑が茂ってきました。その木のひとつにカラスのお父さんとお母さんが巣を作って子育て中です。木の枝だけでなく針金で出来た色とりどりのハンガーをも使って巣を作っています。

私たち人間の世界では社会的距離をとって過ごすことになりますが、動物の世界では今まで通りの営みが続いているのを見て和みました。

引き継ぎ、手洗いとうがいをしっかり、不要不急な外出は避けて、どうか安全に過ごしてください


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父からの返信
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茨城県は宣言枠外ですが京都に次ぐ六十二名の感染者です。対岸の火事ではありません。先ほどスーパーで買い物をしたら店員はもとより客の殆どがマスクをしているのに驚きました。恥ずかしい思いでした。お父さんもお母さんも戦後の貧しい時代を生き抜いてきましたので今回の事態には精神的な不安はありませんが、後期高齢者による体力的不安はあります。行動自粛には注意したいと思います。そちらのカラスの巣に対して当方より玄関の山桜と庭の二輪草の群生を送ります。体調管理に留意下さい。


Tuesday, April 07, 2020

Just Turned 51!

私の51年の人生は彩り多いものでした、この花束のように。特にこの11年は美しい瞬間がぎっしりと詰まったものになりました、あなたのおかげで。

Thank YOU for the beautiful bouquet of our theme colored yellow/blue flowers!

Monday, April 06, 2020

R.I.P. Sergio Rossi


セルジオ・ロッシさん、新型コロナの合併症で死去 靴デザイナー

セルジオ・ロッシさんが亡くなった。新型コロナの合併症だそう。

以下はグループCEOリカルド・シュット(Riccardo Sciutto)のコメント:

「本日、セルジオ ロッシに属するすべてのスタッフが、私たちが敬愛する創設者セルジオに想いを馳せています。セルジオ・ロッシはシューズデザインの名匠です。今年の初めに彼にお会いして、私たちが収集したアーカイブをお見せできたことは大変光栄なことでした。彼の視点、そしてアプローチは、ブランドとビジネスの成長において私たちを導き続けます。女性を愛し、彼はシューズを通して女性の脚の完璧な延長を生み出しながら、ユニークな方法で女性らしさを掴むことができるデザイナーでした。私たちの長く輝かしい歴史は、彼の卓越した視点から始まりました。私たちは永遠に彼の創造性を記憶にとどめるでしょう」

女性らしいデザインが素敵。私の足にすごくフットする靴。これからも大切に履いていきます。セルジオ・ロッシさん、ありがとう。RIP。

Saturday, April 04, 2020

家族への手紙(ニューヨーク医療現場)04/04/2020

おはようございます。

ニューヨークの医療現場で働く日本人医師のインタビュー記事です。


日本でも感染者が急増しています。

感染のリスクを下げるために私たちに出来ることは、不要不急の外出をせず、手洗い・うがいを頻繁にすることです!

また、十分な睡眠と栄養をとり、身体を冷やさないようにし、免疫力を維持することも大事です。

これからが正念場ですので、今まで以上に気をつけましょう!

追伸: 

4月末まで在宅勤務となりました。上層部曰く、「スタッフの健康が最優先」とのこと。私の感染リスクはグッと下がりましたので、安心してください。

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父からの返信
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在宅勤務で一安心です。先日の政府の全国へのマスク配布は皮肉を含め哲学的です。そして緊急事態宣言を引き延ばしているのも哲学的です。ひょっとすると正解かもしれません。この日本人的な発想は乗り切れるか否かの、どちらかです。日本人の勤勉さ、消極的、集団的行動、単一民族のまとまりはコロナウイルス感染には強い免疫力があるのかもしれません。ニューヨークやヨーロッパのような感染爆発はないのではと信じたい。昨日は母ちゃんと尚子の遺影と、グリーンベルトの桜観をしてきました。来年も観られますように。体調管理に留意下さい。

家族への手紙(在宅勤務)03/30/2020

おはようございます。

この週末、職場スタッフに新型コロナウィルスの感染が確認されたため、今週は在宅勤務となりました。(昨夜、急遽決まり、連絡がきました)

当該スタッフは、広報部勤務で、現在、特に大きな症状はなく、自宅隔離となっています。おかげさまで私は、彼女と濃厚接触はありませんでした。

というわけで、1週間は自宅待機となり、時間はふんだんにあるのですが、こういう状況なので、帰省できず残念です。どうかくれぐれも手洗いをしっかりとして、安全に過ごしてください。

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父からの返信
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自宅待機、ご苦労さま。お前は既往症があるので格別の注意をお願いします。折角の機会ですので今後の人生後半の計画の構想を練るのも一案です。東京のコロナウイルス感染も先のお彼岸の三連休の結果が出る四月上旬が山場との事です。新たに初期感染時の症状に味覚、嗅覚が失われるとのことが追加されました。お互い注意して我慢しましょう。