Sunday, May 31, 2009

Today's Song - 終わりなき旅 by Mr. Children



あれからもう8年もたったんだ。

あんなに悲しかったのに、今ではもう、涙もでない。
あんなに好きだったのに、今ではもう、
どんな顔だったかも思い出せなくなってる。

別の人を好きになって、そして別れて、
また別の人に出会って、恋に落ちて、
ときめきが止まらない昼間と、
サヨナラを想像して震える夜とを繰り返して。

それでいいんだよね。
そうやって生きていくんだよね。


♪♪ 息を切らしてさ 駆け抜けた道を振り返りはしないのさ
ただ未来だけを見据えながら 放つ願い
カンナみたいにね 命を削ってさ 情熱を灯しては
また光と影を連れて 進むんだ

大きな声で 声をからして 愛されたいと歌ってるんだよ
「ガキじゃあるまいし」 自分に言い聞かすけど 
また答えを探してしまう

閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて
きっときっとって 僕を動かしてる
いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしたい
もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅

誰かと話しても 誰かと過ごしても 寂しさは募るけど
どこかに自分を必要としてる人がいる

憂鬱な恋に 胸が痛んで 愛されたいと泣いていたんだろう
心配ないぜ 時は無情な程に 全てを洗い流してくれる

難しく考え出すと 結局全てが嫌になって
そっとそっと 逃げ出したくなるけど
高ければ高い壁の方が 登った時 気持ちいいもんな
まだ限界だなんて認めちゃいないさ

時代は混乱し続け その代償を探す
人はつじつまを合わすように 型にはまってく
誰の真似もすんな 君は君でいい
生きる為のレシピなんてない ないさ

息を切らしてさ 駆け抜けた道を 振り返りはしないのさ
ただ未来へと夢を乗せて

閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて
きっときっとって 君を動かしてる
いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしよう
きっと素晴らしいはずの自分を探して

胸に抱え込んだ迷いが プラスの力に変わるように
いつも今日だって僕らは動いてる
嫌な事ばかりではないさ さあ次の扉をノックしよう
もっともっと大きなはずの自分を探す  終わりなき旅 ♪♪

Saturday, May 30, 2009

Today's Song - Psycho Killer by Talking Heads




♪♪ I hate people when they are not polite ♪♪

そう、今、わたしたちは、
失礼きわまりないひとたちと共存していて、
この世界で生きていかなくてはいけないけれど。

でも、わたしたちは、光の中を歩くべき人間で、
神様から祝福された人間なんだから、
そういう否定的なセンテンスは、
なるべく、使わないようにしましょう。

無礼なひとたちは、できるかぎり、
避けて、なるべく、関わらないようにして。
だって、彼らは小さき者たちなんだし。

これから、
わたしたちが心を配るべきことは、

I love people when they are polite

そうマントラのように唱えながら、
そして笑いながら、
わたしたちを取り巻く環境に、
わたしたちの出会いの運命に、
今こうして一緒にいられる奇跡に、
感謝しながら、生きていくこと。

そして、
わたしたしが今すぐしなくてはいけないことは、
F**k。

Friday, May 29, 2009

The Holiday



Amanda(Cameron Diaz)とGraham(Jude Law)が、
イギリス郊外から市内へ出ようっていうシーンがスキ。

彼が運転する車の中、彼女が彼の横顔を見つめる。
彼がそれに気づいて彼女のほうに顔を向ける。
そして見つめあう。

彼の顔が、あまりにもきれいで。
こんなキレイな顔を、毎日、朝から晩まで、
いつも横で見れたら、どんなに幸せだろ。

そう思って、ノックアウトされちゃう、映画です。

Thursday, May 28, 2009

Fantasy by Mariah Carey

40代の独身女性のFantasyってどんな感じなんだろ?
わたしのは、こんな感じ♪

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1日の始まりはいつも、Starbucks。 

平日はコーヒーだけだけど、休日にはゆっくりね。 
ブルーべりーパンケーキとツナメルトを食べながら、コーヒーを飲んで。 
天気予報では、曇り空が晴れに変わるって言ってたから、
少しでも早い「晴れ」を求めて、西へ向かおうってことになって。

海の上に浮かぶ水族館に到着。 

子供たちにモミクチャにされながら、海の生物の生態観察。 
ぺンギンは大群の中でもパートナーを認識できるんだって。 
ジェリーフィッシュは男女の性をいったりきたりするんだって。 
美味しそうな甲殻類が水槽の中で呼吸してるよ。 
セイウチのつがいは夫婦喧嘩中みたいだけど大丈夫? 

ウォーターライドで軽くウォームアップした後、

海へ投げ出されそうなローラーコースターに乗るっていう、決死の覚悟。
鉄がいいね。 高さがいいね。 サビが・・・いいわけないじゃん。 
ラッキーなのか、アン・ラッキーなのか、 一番先頭の席に案内されて、
順番を待つ列が進むごとに、表情が硬くなって、言葉が少なくなる。 
本命の敵は、高低の激しい直線コースじゃなくて、目くるめくカーブの数々。
スカートが、髪の毛が、クビが、足が、 左右に思いっきり振られちゃって、
今にもマシーンからはみ出して飛んでっちゃいそう。
ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ。
キャー、キャー、キャー。

年がいもなくはしゃいだから、血圧あがって、血糖値下がって、
フラフラになっちゃって、そしたら、BKのバーガーをむしゃむしゃ食べたくなって。
「BK探しの旅」をスタートしたのはいいけど、海沿いの道をずっと走っても、
BKは見つからなくて、 ファースト・キッチンじゃいやだってことで、 結局、
ビーチサイドのイタリアンにたどり着いて、 ツナとアサリとロブスターを食べる。

満腹すぎて、血液が全部胃に移動しちゃって、
車で走ったらきっと眠くなっちゃうからって、砂浜を散歩しようってことになって。 
でも、足場の悪い砂浜散歩ですぐに疲れちゃって、ベンチへ移動。
ホントはそこに数時間腰しかけて、海と太陽がキスする瞬間、
陽の光がまっすぐに走るところを見たかったんだけど、
目の前には初老のカップルがいて、彼らはものすごくラブラブで、
女性が競泳用の水着で海で泳ぐ姿を、男性がカメラで追い続けてて、
彼らの熱にやられちゃって、ビーチの主役は彼らに譲ることにして、
都心へと戻る。

アメリカのモールの匂いのするモールに到着。
MANGOとZARAとささっと廻って、屋上の駐車場に戻ったら、
空はピンクに染まる寸前。

わーっ、コニーアイランドで見た空と同じって、疲れてるのにテンションあがっちゃって。
高速の渋滞にちょこっとつかまっても、大きなピンクの太陽があるから大丈夫。
今日のディナーは餃子にしようってことに決定!

帰り際はちょっと寂しくなるけど、それを吹き飛ばす勢いで、
「3食も食べちゃって、水族館とか、遊園地とか、ショッピングモールとかはしごして、
普通はこれ、20代のカップルだって、3回分のデートだよ。」って笑って、
「いい1日だったね」って言いながら、抱き合ってキスして。

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Wednesday, May 27, 2009

もんきちょう

蝶は、日向と日陰の間の道を飛び、
将来を共にするパートナー候補と出会うらしい。

そう、わたしは、もんきちょう。
日向と日陰を行ったりきたりする間に、いろんな蝶に出会うの。

ああ、運命の出会いを求めて飛び続けて、何年がたつのかしら。
いろんな蝶に出会い、そして別れ、
なんだかもう、疲れたわって、最近、思うの。

目の前に、きれいな花のベッドがあるわ。
ああ、ゴロリと横になって、昼寝がしたい。

ひとりでは大きすぎるベッド。
誰かに横にいてほしいけど・・・。

かぶとさんやくわがたさんは格好いいけど、
彼らって、大体、違う種だし、
それに、彼らにはもう、パートナーがいるわ。

目を閉じると、スーッと眠りに落ちていく。

夢の中のわたし、ヒラヒラ飛んでいるわ。

横には、 誰かしら、誰かがわたしを優しい瞳で見つめながら、
同じ速度で、飛んでいるわ。

太陽の光を浴びて、輝いてる羽が見える。
キレイな色が重なりあって、ああ、とても素敵。

彼と目があって、その瞬間、わたしのカラダ全体が火照って、
まるで黄色の羽根が真っ赤に染まったみたい。

心臓が、カラダから飛び出るくらいにドキドキして、
わたし、彼を直視できなくなってしまった。

チラッと、横目で彼を見ると、
相変わらず、彼は、優しい瞳で、わたしを見つめている。

ああ、わたし、恋をしちゃったみたいね。

Tuesday, May 26, 2009

Fever And Feeder



You give me fever...


Every time you're near, I sweat like a pig...yes, I'm big and fat, but that's not the reason why...

♪♪ You give me fever
When you kiss me
Fever when you hold me tight
Fever in the morning
Fever all through the night 

Sun lights up the daytime
Moon lights up the night
My eyes light up when you call my name
'Cause I know you're gonna treat me right
Bless my soul I love you
Take this heart away
Take these arms I'll never use
And just believe in what my lips have to say ♪♪

You keep feeding me...

You want to make me fat (aka "Round-ness" = our polite way of saying "fat" because..."we love people when they are polite!"), don't you?

You feed me with your chopsticks, your knife and spoon, your finger, and your...

You always know which tool you need to use when it comes to feeding me...and I never get hungry...


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"A feeder is someone, usually (but not necessarily) male, in a relationship with a feedee. As the name suggests, the feeder provides the feedee with an abundant supply of food, either to encourage weight gain or simply for delight in the act of feeding..."

Monday, May 25, 2009

Color Blinded

Angel Of Mine by Monica

"Bloody Rose" became "Green-Mint Rose" tonight.
I've never done or let anyone done anything like that to me before.

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♪♪ When I first saw you I already knew
There was something inside of you
Something I thought that I would never find
Angel of Mine

I look at you looking at me
Now I know why they say the best things are free
Gonna love you boy you are so fine
Angel of Mine

How you changed my world you'll never know
I'm here for now, you helped me grow

You came into my life
Sent from above
When I lost the hope
You show my love
I'm checkin for you
Boy your right on time
Angel of Mine

Nothing means more to me than what we share
No one in this world can ever compare
Last night the way you moved is still on my mind
Angel of Mine

What you mean to me you'll never know
Deep inside I need to show

I never knew I could feel each moment
As if they were new
Every breath that I take
The love that we make
I only share it with you
You, You, You, You  ♪♪

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Sunday, May 24, 2009

The End Of The Day

Today's Song - When You Kiss Me by Shania Twain

"I love you."
"I love you, too."
"I'm so happy."
"Me, too."

This is the happiest moment of my life.

Forever and ever.

Saturday, May 23, 2009

Today's Song - Brand New Lover by Dead Or Alive



男女4人で家飲みをした。


「夜な夜な、Dead Or Aliveとか、聞いちゃってるんだ」って私がいったら、
「実は僕、昨夜、アズテック・カメラとか聞いちゃいましたよ」って男の子がいって、
高校生のコロに流行ってた曲、最近聞きたくなるよねーってみんなで笑った。

同年代っていうだけで、まったく違うバックグラウンドなのに、
同じ曲を共有しているだけで、なんか全てが分かった気がしちゃって、
ものすごく大きな安心感で、それだけで全面的に信用しちゃったりして。

♪♪ Now other loves will tell you that
I'm nothing but a pleasure-seeker
For once I really must agree
I need to leave you by yourself
And go in search of someone else
To satisfy my curiosity

Your sweet nature, darling
Was too hard to swallow
I've made my decision
I'm leaving tomorrow

What I really need to do
Is find myself a brand new lover
Somebody real nice to me
Who doesn't notice all the others
What I really need to do
Is find a brand new lover ♪♪
夏の虫

自転車を走らせジムへ向かう道、カラダにまとわりつく高湿の空気が重くて、それを振り払おうといつもの2倍の勢いでペダルをこいだ。

風はモワンとして、もうすっかり真夏の匂いがした。 わたしは実家の、夏になると登場する20数個の虫かごたちを思い出していた。 

両親は、鈴虫やら、かぶとむしやら、くわがたやらを飼っていて、畑で取れた新鮮なナスやら、きゅうりやら、スイカやなんかを与えてたっけ。

「かぶとむしとくわがた、どっちが人気があるんだろ?」

個人的には、『くわがた』が好きです。 

カブトムシ

クワガタムシ

Friday, May 22, 2009

Today's Song - 陽の当たる大通り by Pizzicato Five




♪♪ 死ぬ前にたった一度だけでいい
思いきり笑ってみたい
陽の当たる大通りを
口笛吹いて歩いて行く

一張羅のポケットの中
いつだってお金はないけど
陽の当たる大通りを
アステアみたいにステップ踏んで

表通りの真ん中で
偶然あなたに出逢って
大きな声で名前を呼んで
抱き合ってキスして


死ぬ前にたった一度だけでいい
思いきり愛されたい
陽の当たる大通りを
口笛吹いて肩をならべて

そしてあなたと朝まで
バラ色のベッドのその中で
たわいのないこと話しつづけて
抱き合ってキスして

死ぬ前にたった一度だけでいい
思いきり笑ってみたい
陽の当たる大通りで
涙が出るほど笑ったなら
口笛吹いて歩き出すの
アステアみたいにステップ踏んで ♪♪

Thursday, May 21, 2009

ピアス

穴を開けたのは1週間前。 
痛みは4日間くらい続いた。

5日分の飲み薬が終わったころ、
痛みが痒みに変わった。

消毒や化膿止めの塗り薬は、

まだ2週間くらいは続けなくちゃいけない。

その間は、バスタブにつかることも、
サウナに入ることもできない。

今のまま、同じピアスをしてなくちゃいけない。

つけ替えるピアス、金属アレルギーだから、
ゴールドかチタン製じゃないと!

さてと・・・オンライン・ショッピングしよーっと♪

Wednesday, May 20, 2009

The U.S. Study Expo 2009



準備にはホトホト疲れたけど、
「やりますっ!」って言って良かった。

いいイベントになったし。

ザブンザブン、踊ったし。 

いい1日でした。

(注)
当日のPacific Trends、
メンバーは違ってます。
この曲も歌ってません。
でも、サイコーでしたよ♪

アメリカ留学 EXPO 2009

Tuesday, May 19, 2009

Venetian Mask

"--- Hand Painted Original. Made in Venezia, Italy. Supplied with a Certificate of Authenticity from 'Laguna L'Atelier della Maschera' ---"  らしい。

確かに、むちゃくちゃキレイなハーフマスク。 憧れのベネチア産だし、気分は超・上がる。 


東洋人のわたしがつけると、鼻の位置が全然合わない。 でも、顔の半分は隠れるし、目のメイクをしっかりしたら、別人になれそう。

ハロウィーンはまだ半年以上も先だし、どんな仮装をするかまだ未定なのに、なぜこれを、それも今、買ってしまったんだ!  

Monday, May 18, 2009

北緯35度20分5.97秒
東経139度33分5.24秒
















わたしたちは、日のあたる縁側に腰掛けていた。

目の前には、計算しつくされた美しい庭園が横たわっていた。

遠くから訪問してるだろうお年よりたちが去っていった後、

わたしたちだけが庭園を独占する時間が訪れて、

横に並んで座っていた彼が、わたしを背後から抱きしめた。

入場料を払った時にもらったお煎餅を、彼が小さく砕いて、わたしの口に運び、

わたしはそれを、母鳥からえさをもらう小鳥のように、

口をすぼめて、下の上に乗せ、そして奥歯でガリガリと噛み砕き、

その音が、静寂の中、響き渡った。

春のやわらかな日差しがわたしたちを包んでいる。

薄手の服の上から、太陽の熱がしみこみ、

しだいに肌の下、骨の芯まで伝わり、ココロまで温めた。

わたしは、ものすごく大きな幸せを感じつつ穏やかなキモチでいるのに、

同時に、今すぐ彼を縁側に押し倒してしまいたい衝動が生まれたことに驚いて、

斜め45度で振り返ると、彼の瞳の中に、わたしと同じ想いを見つけてしまって、

ふたりとも、それが妙に恥ずかしくて、照れ笑いをしたけど、


生まれてしまった欲情を持て余して、しばらく、無言のままで見つめあった。

Sunday, May 17, 2009

光の射す方へ



トモダチが暗い顔で言った。

「今までの人生で一度も、偉くなりたいとか金持ちになりたいとか思ったことなくて、そういうガツガツしてるやつらを横目に、そういうやつらよりもひいきされていい思いしてる自分をかなり格好いいって思ってきたのに、なのに、組み込まれた出世ゲームの中、別に期待してたわけじゃないのに、別に来年でも再来年でもいいのに、いや定年までこのままでも全然かまわないのに、でも今年、昇進できないかったことにイライラしてる自分に驚いて、それがものすごくイヤな気分で、なんでだか分からなくて、 その理由を解き明かしたくて・・・」。

日本の街にあるクモの巣みたいな電線のせいだよ。 パンツが見えちゃいそうなスカートをはいてるきれいな女のコたちのカラダがぴったりくっついちゃう満員電車のせいだよ。 下品なネオンのせいだよ。 最近のおかしな天気、きっと低気圧のせいだよ。 

おいしい思いをした時代を思い出して酔いしれればいいんだよ。 Youtubeで好きな曲でも聴きながらさ。 でも、気をつけなくちゃいけないのは、「他人はこんないい思いしてないよな」って思ったとたんに、 プラス・マイナスはゼロになっちゃって、また変な感じになるから、だから、ただただ純粋に、「オレはなんてラッキーなんだ」って思って感謝したらいいんだよ。 ジャージー・ショアの白い砂浜に立って、青い空と青い海を見つめながら、潮風をカラダ全体で受けながら、ああ、幸せだなって思って、この幸せを誰かに伝えたいなって思って、それでわたしに電話したことを思い出したらいいんだよ。

「ああ、いつも助けられるね。 ありがとう」

それはお互いさま。 わたしだって、ずいぶん助けられた。 いつも奪うだけで生きてきたら、今のわたしたちは今の場所にはいないはずで、わたしたちはいつも誰かに心を尽くして、いつもまわりに愛を振りまいて、だからこうして、長年積み立てた定期貯金をちょっとずつ崩す老人みたいに、ちょっとだけ高揚するような時間を過ごすことができるんだよ。

たまに会って、自分たちの立ち位置を確認しあって、お互いにあまり生意気になりすぎないように注意しあって、そうやって微調整していけばいいんだよ。 だって、流されるし、巻き込まれるし、それは避けられないことで、だから、Remember who you are!  

「そういうことでいいんじゃないの?」

わたしがそういうと、トモダチは、あのコロ、ふたりが恋人同士だったコロみたいに笑った。

Wednesday, May 13, 2009

『秘クラ』的空間

ドアはガッシリ重く、きっちりロックされていた。

インターフォンを押すと、高音の機械みたいな女の人の声が、「お名前をお願いします」と言った。

わたしが、「予約してるXXです」というと、ガチャっとロックの開く音がして、わたしはドアを開けた。

右手に受付があって、看護婦みたいなユニフォームをきた女性が2人、ロボットみたいな笑顔を浮かべてた。

アンケートみたいなものを差しだされ、わたしはそれを持って、革張りの黒いソファーに深く腰をかけ、記入した。

アレルギー・・・大丈夫。 麻酔・・・大丈夫。

待つこと5分。 能面みたいな20代前半の女性が近寄ってきた。

「こちらへどうぞ」

わたしは彼女の後ろについて歩き、小さく区切られた個室へと案内された。

「そちらにお荷物を置いて、そちらにおかけください」

わたしは言われたとおりに、籐のバスケットの中にバッグをいれ、プラスティックの黒い椅子に腰掛けた。

「ご説明させていただきます」

女性はA4用紙に書かれた注意事項を、ゆっくりゆっくりと読み上げ、読んだ部分に丸をつけていった。

わたしの目の前に、サンプルを差し出す。

「どれがよろしいですか」

わたしはなかなか決めることができなくて、「どれが一番人気ですか?」と聞くと、女性は、「こちらですね」と、緑色を指差した。

「じゃ、それで」

女性は電卓も使わず、あれもこれもといろんな料金を足していき、2万1千円だと言った。 わたしだったら暗算はきっとできないなと思いながら、わたしは現金で支払った。

別の、もう少し広い部屋へ、案内される。 

診察台みたいなものの上に正座するようにと言われわたしは、どちら側を向いたらいいのか分からずに、クルクルと廻ってしまった。 

女性は一瞬、クスっと、ロボットの表情を崩して笑い、「こちらですよ」と言った。

言われたとおりにして、しばらくすると、30代前半の女性、女医みたいな服を着た人が現れた。

「女性同士ですから、恥ずかしくありませんよ」

「女性同士だって男性だって別に恥ずかしくないんだけど」と心の中で思いながら、わたしはワンピースを胸までたくしあげた。

Monday, May 11, 2009

It's You



「初めて、手に触れた瞬間、分かった」

女の子の好きな映画の中には、

そういう感じの台詞が必ずあって、
もちろん、わかってても、グッときちゃって、

おおぅ、って泣いちゃうんだけどさ。


でも、涙をぬぐって、髪を洗ったら、
「アホじゃないのー?」って、
「現実と空想の区別くらいつくでしょ」って、 思って。


そうやって、無意識のうちに、
期待してガッカリすることを回避してたのかもしれないね。
自己防衛本能が働いちゃってたんだ。

でも・・・

一緒にいる時間が、一秒でも多くなれば、
全身全霊で嬉しくなっちゃって。

離れていても、つながってるって感じるから、
「寂しいよぉ」って言いながらも、
実はそんなに、寂しくなくて。

言いたいことがスって出てきて、
それも
ものすごく自然に、
強がることもなく、照れることもなくて、
同じタイミングで一緒に言っちゃったりして、
スって瞬時に伝わっちゃったりして。

そういうシンクロニシティーが、
信じられないくらいの高い確率で起こって、
「なんだ、こりゃ?」
ちょっとビビっちゃったりして。

そういう出会いって、一生に一度、あるかないかの、
「奇跡」の出会いだよ。


Yes, it's you.

You're the one I've been looking for all these years.

Sunday, May 10, 2009

三角公園




ずっと、近寄れなかった、実家から徒歩1分のところにある、公園。
それは、昔、彼といつも待ち合わせした、 場所。

先日、優しい春風に導かれるようにして、 訪ねてみた。

一歩一歩確かめるように、ちょっと怖いようなキモチで、

ゆっくりと足を踏み入れる。

滑り台で遊ぶ小学生たちの手には携帯電話が、
通り過ぎていく大人たちの傍らには愛犬が、
あのコロとは違う景色がわたしの目の前に広がってる。

わたしは、ブランコの周りを囲う柵にそっと腰掛けて、
空を見上げる。

ああ、これまで、いくつの出会いと別れを、繰り返しただろ。

急に、目の前の全てが白黒に変わり、足元がグラグラ揺れはじめた。
その瞬間、遠くから口笛が聞こえてくる。

誰もいるはずのないわたしの隣に、彼の気配を感じて、
わたしは顔を左に向ける。

いつもわたしの左にいた彼の輪郭がぼんやり見えた気がして、
わたしは、「ねえ」と声をかける。

すると彼は、やんちゃな子供みたいな顔で笑って、
わたしの左手の小指にそっと触れ、そして消えていった。

そして、白黒だった世界がカラーに変わり、
足元の揺れも止まり、わたしの中で、何かがパチンと弾けた。 

わたしは、ハダカの心のまま人を愛することへの勇気が、
心の中に沸々とみなぎっていくのを感じて、
今まで長い間、重くガチガチにわたしを縛りつけていた、
『心の防護服』を脱ぎ捨てて、歩き出した。

風は、『希望』の香りがした。
ブランコ

最後にブランコに乗ったのは、32年くらい前のこと。
今夜、公園で、ブランコに乗ってみた。

40歳の独身女性がブランコに乗るって、
周囲から見たら、奇妙な光景だと思う。

すぐ横を走る東横線の窓からわたしを見た人は、
ブルって一瞬、震えながら、
何かに酔っているんだって思ったかもしれない。

でもわたしは酔っ払っていなかったし、
むしろいつもよりずっと覚醒していた。

女の子らしくちょっと恥じらいながら、
キーコ、キーコとこぐのではなく、
男女の区別がはっきり見えなかったころのように、
カラダ全体を使って、ビュン、ビュン、
思いっきり揺らして、超・高速にした。

ブランコは、いったりきたりするだけの、
ものすごく単調な動き。
途中で前後の動きが左右に変わるわけじゃないし、
鎖が切れてどこかへ飛んでいくわけじゃないし、
空中にポッカリ時空を超える穴が開いて、
そこに吸い込まれていくわけじゃないのに、
なんで、だいたい、乗るんだろう。

わたしはずっとずっとずっとずっと、
揺らし続けて、そして気づいた。

ブランコは、ただ純粋に、楽しいんだ。
だから乗るんだってことに。
だからこぎ続けるんだってことに。
だから降りたくないんだってことに。

それに気づいたら、ものすごく嬉しくなって、
わたしは、声を出して笑い出してしまった。

楽しい、楽しい、楽しい、楽しい・・・。

大人になったわたしは、時に、物事を複雑に考えてしまって、
目の前に広がる世界は、ものすごく深刻で怖いものに見えるけど、
ちょっとだけスローダウンして、たまにはブランコに乗ったりして、
そうすれば、実は複雑に見えた物事は、
シンプルなものが重なりあっているだけで、
目を凝らすと、そのひとつひとつはものすごくユニークで、
それが美しい世界を作り出してるっていうことに気づく。

そんな気がした。

Saturday, May 09, 2009

新しい日

昨日という日はもう過去になったよ。

10年前や25年前と変わらない、歴史の1ページ。

新しい1日が、今、(やっと)はじまった。

愛と希望にあふれた日であってほしい。

それだけしか、今は、考えられないからさ。

いい香りのするバスソルトを入れたお風呂に入って、

ヨガ&瞑想をして、

窓を少し開けて、雨に洗われたキレイな空気を部屋に入れて、

胸のチャクラを開いて、いっぱいいっぱい、いいエネルギーを注ぎこんで、

体中に走らせて、頭の先から足の先まで、明るい光で満たして、

元気なわたしに、もどろう。

よっしゃ!

Friday, May 08, 2009

Today's Song

塩屋 by 大江千里

♪♪ くしゃくしゃのレコード包みとハンカチ
膝の上に重ねた
今の彼の口ぶり言葉の端に漂わせているね
困ったときにすぐに電話で呼び出す癖も昔のままさ

悲しいよとか投げ出したいよとか
流されている日々はぼくも同じさ
きみが一人で悩んでいるときに
一番側にいれるぼくでいるよ

朝の光が包み込んだ全てに今日が始まる

のりの利いた袖で始発の窓に小さくきみは手をふる
きみと違うタイプの人ともうじき暮らし始めるぼくさ
どんな理由で昔きみと争ったかそれも思い出せなくなる

憎んでるとか顔も見たくないとか
そうじゃないのになぜ人は別れるの
巡り合ったら大切にいきたいよ
彼女のことを今は幸せにする

朝の光が包みこんだ全てに今日がはじまる

渚に近いあの街道のスタンドももう今はさびれている

この場所だけは彼氏とくるなよと
大人気ないこというぼくがいやだよ
自分できめた道を戻りたくない
彼女のことを今は幸せにする

朝の光が包みこんだ全てに今日がはじまる ♪♪
What I Feel Right Is Right, No?

誰かのルールは誰かのためのもので万人に当てはまるものじゃないと思う人もいれば、世の中には誰もが従わなくてはいけないルールがあるという人もいれば、

誰が正しくて誰が間違ってるなんてないと思う人もいれば、いつも誰かが正しくて誰かが間違ってると思う人もいれば、

今という瞬間は存在しなくてそれは過去と未来の残像だと思う人もいれば、過去と未来は、今という瞬間の残像みたいに見える人もいれば、

残酷なようでも全てをさらけ出すことがいいと思う人もいれば、隠すべきものは隠すことがいいと思う人もいれば、

同じ価値観の人と寄り添うことをよしとする人もいれば、違う価値観の人と寄り添うことをよしとする人もいれば、

痛みを抱えたままそれでも前進する強さを備えた人もいれば、痛みを抱えたままうずくまってしまう弱さに眠れない夜を重ねている人もいれば、

心身の柔軟な人もいれば、そうでない人もいれば、

人生は短いんだから何でもかんでもありと思う人もいれば、限りある人生だからこそ身を律して生きていきたいと思う人もいれば、

どこに行きたいかきちんと計画したい人もいれば、そうやって歩いていってもたどり着けない人もいれば、何にも考えてなくて行き当たりばったりで歩いても行きたい場所にたどりついてしまう人もいれば、何を考えても何をやってもどこにもたどり着けない人もいれば、

125歳まで生きる人もいれば、ものすごく若くして死んでしまう人もいれば、生まれてこれない命もあれば、

全ては選択だと思う人もいれば、全ては運命だと思う人もいれば、その両方だと思う人もいれば、そんなの全く関係ないと思う人もいれば、

右か左かっていう人もいれば、そうじゃなくてその真ん中だと思う人もいれば、そんなことはまったく考えない人もいれば、まったく違う風に物事を見る人もいれば・・・。

ただ、わたしは、今いるこの場所が心地いいって思っていて、でももしかしたら、数年後には居心地がわるくなって、ナビを頼ってゆっくり歩きだすかもしれないし、ナビなんてなしで思いっきり走り出すかもしれないし、膝を抱えて座り込んでしまうかもしれないし、やっぱりやめたって思うかもしれないし、

でも今は、ここにいたいと思っていて、

わたしが笑って彼が笑って、1日の終わりに「ああ、今日もいい1日だったね」って思って、お互いを温かいキモチにさせることができることを確認しあって、暗い夜にはお互いの存在がお互いのココロに灯りをともし、雨の日にはお互いの存在がお互いの弱いココロを励まし、そういうふたりでいたいって思っていて、

それ以上でもそれ以下でも、それがいいとかわるいとか、強いとか弱いとか、そんなことはどうでもよくて、さ。

ダメなの?

Thursday, May 07, 2009

歩み




彼とはもう1年半も一緒にいるっていうのに、
今もまだ愛しいキモチが薄れることがなくて、
わたしはいつも、「一緒に過ごす時間が足りない」って感じてる。
もっともっと一緒にいたくて、
別れ際はいつも、「いやだ、離れたくない」って駄々をこねてしまう。

「愛されてないのかな」って不安に思ってたこの前、

わたしがお願いする前に、「ご飯食べにいこっか」って言ってくれ
た。
「じゃあね」ってすぐに電車に乗って行ってしまうかと思ったのに、
わたしがミャーミャーって猫みたいに鳴いて甘えて、
彼の肩に顔を摺り寄せたら、
「じゃあ、もう1本タバコ吸おうかな」っていいながら、
電車を2本も見送ってくれた。

一緒にいる時間をちょっとくらい延長したからって、
どこかへ向かうわけじゃない関係だってわかってる。
『明日』の約束なんてできないってことも、わかってる。
でもだからこそ、『今』は、一緒にいたい。

ちょっとずつ、お互いを出し合って、
ちょっとずつ、お互いに歩み寄って、
そういうことの繰り返しで、
ふたりがちょっとずつ、
近づいていけたらいいって、
ココロから願う。

一緒に歩いていきたい。
『今』の積み重ねで、

それが『明日』になればいいって、 思う。
これから先もずっとずっと、

そうやって生きていければいいって、 思う。

Wednesday, May 06, 2009

Guantanamera




久しぶりのデート待ち合わせは、17時。 

雨がしとしと降っていて、
駅までの長い道のりが憂鬱だったので、
環八でタクシーを拾い、隣駅まで向かった。

待ちあわせの場所に彼を見つけたわたしは、
いつものように、「お人形~っ」って抱きついた。

彼もわたしも、ストライプの服を着ていて、
「あ、おそろいね。」
ってわたしが言うと彼は、
「え? どこが??」
って最初、分からないよっていう顔をした。
「ほら、シャツがおそろい。」
ってわたしが言うと、
「あ、そうね。」
って彼が言って、その後、
「カバンも、ほら、おそろのやつだからさ。」
って、いつもどおり、くったくのない顔で笑った。

どこに行こっか。
こんな早い時間から開いてるお店ってあるのかな。
近場がいいよね。 雨だしね。


わたしたちは、行き先も決めないまま、歩き始めた。

「あ、踏み切りの近くに、 いつも予約でいっぱいで、
いつも入れないスペイン料理屋があるんだ。」
ってわたしが言って、
ダメもとでいってみようか、 っていうことになった。

ラッキーなことに、ドタキャンがあったらしく、
わたしたちは店内の中央の席に案内された。

「一緒だとラッキーなことが起きるね。」
ってわたしが言うと、
「お人形と一緒だからだよ。」
って彼がいって、
『お人形』って彼が言ってくれたことに、

わたしはものすごく嬉しくなっちゃって、
「そうね、お人形と一緒じゃなかったら、
ゼッタイに入れなかったよね。」
って言って、わたしはホクホク顔になった。

最初はいつも、生ビールを注文するわたしたちなのに、
せっかくだからねと、スペインの瓶ビールを頼んだ。
運ばれてきたタパスを数品を食べながら、
ふたりして、美味しいね、美味しいね、

って繰り返した。

外を見ると、まだものすごく明るくて、
なんだかいけないことをしてるような気持ちになって、
そんなキモチを吹き飛ばす勢いで、
わたしはタパスをほおばった。

わたしの好きな曲が流れてきた。
「昔、良く聞いたな・・・。」
ってわたしが言ったら、彼はそれを軽く無視して、
「たいしたもんだ。」
って言いながら、タパスを口に運び続けた。


そんな彼を見つめながらわたしは、
過去を共有できないことに対する諦めの気持ちでいっぱいで、
泣きそうになったけど、
激辛のタパスを口に運んだ後、
目の下に汗をかきながら、
「美味しい。」
って歓喜の声を上げた。


そして、

同じ時間、同じ景色を見て、
同じように良いって思えることほど、
素晴らしいことってないなって思って、
それがものすごく嬉しくて、
そうだ、それでいいんだ、
そうやってこれから先もずっとずっと、
そうやって生きていきたいって思った。

わたしが笑うと、彼も笑って、
わたしはこのうえない安心感を味わって、
大きな多幸感に包まれていた。

Tuesday, May 05, 2009

Like A Cat In Heat



わたしは上野から、特別快速でわずか45分しかかからないところに行くだけなのに、乗車料金とほとんど同じ料金を支払いグリーン車に乗った。

いつもはガラガラのグリーン車が、今日は混んでいる。 わたしの前後左右は、赤ちゃん連れの若い夫婦たちが陣取ってる。

わたしは、目を閉じる。 そうすれば、そんな光景を見なくてすむから。 わたしは、iPodの音量を上げる。 そうすれば、家族連れが発する雑音を聞かなくてすむから。

昨夜、Electronicsばかりが並ぶプレイリストに、洋楽ポップスを5枚を追加したばかりだった。 マドンナの次に、カイリーミノーグが流れてくる。 

怖いもの見たさで、目をあけてみる。 右前に座っているのは、若夫婦と1歳くらいの女の子だ。 女の子は、オレンジ色の花の形をした髪飾りをつけている。 アイボリーのコットンのチュニックの下に、黒のハーフパンツをはいている。 

そういえば、今日のわたしは、アイボリーのトップに黒のカットジーンズをはいていて、女の子と色がかぶってしまっていることに気づく。 条件反射で、全く非のない女の子に対して、舌打ちをしてしまった。 女の子は、サングラス下のわたしの視線に気づいたのか、母親の膝に乗り、こちらを見て笑った。  

携帯電話の時計をみると10時半。 わたしは視線を窓の外を流れていく景色に移す。 

わたしの頭の中には、周囲の家族たちが聞いたら、思わず悲鳴をあげてしまうような、いやらしい妄想が渦巻いていた。 どこにも出て行かない欲望が、カラダの中を駆け回っていて、もうどうしたらいいのか分からなくて、内臓を切り裂いてもらいたいと思ってしまうくらいに、ただただ、したくてしたくて、たまらなくて、彼に、もし、クビの後ろを撫でてもらったら、と想像するだけで、気絶してしまいそうなくらいに、発情していた。

Sunday, May 03, 2009

I'M

ON

VACATION

NOW!

May 2 - 6, 2009

Today's Movie - Eyes Wide Shut

Today's Movie - Eyes Wide Shut

キューブリック監督作品 『Eyes Wide Shut』 は、わたしの好きな映画、ベスト5に入る。 


Alice Harford (Nicole Kidman) が、夫の William Harford (Tom Cruise) に、ある夏の出来事とそのときの心境を告白するっていう、長いシーン。

これが、ものすごく、好きで、でもなんで好きなのか、ずっとわからなくて。 でも、つい最近、この台詞の意味、Aliceの心境が、やっと分かった。

"...I first saw him
that morning in the lobby.

He was checking into the hotel...

...and he was following the bellboy
with his luggage...

...to the elevator.

He glanced at me as he walked past.
Just a glance.

Nothing more.

But I could hardly...

...move.

That afternoon...

...Helena went to the movies
with her friend...

...and you and I made love.

And we made plans about our future...

...and we talked about Helena.

And yet...

...at no time...

...was he ever...

...out of my mind.

And I thought if he wanted me...

...even if it was only...

...for one night...

...l was ready to give up everything.

You.

Helena.

My whole fucking future.

Everything.

And yet it was weird,
because at the same time...

...you were dearer to me than ever.

And at that moment, my love for you...

...was both...

...tender and sad."