Sunday, August 30, 2015

Minimalism

「ミニマリズム」って最近、特に若い世代で、増えているそうです。ちょっと前、「断舎離」が流行りましたけど、それは要らないものを捨てましょう!ってことでしたけど、それを更に加速させて、ものを持たない!ってことだそう。それによって、執着を捨て、精神的な平安を得られるそうです。

某ホリエモンが刑務所から出てきた後、似たようなことを実践していますね。所有することを辞めたそうです。時代は、「所有する」から「共有する」へ移り変わっていくと言ってましたね。確かに、女性向けの洋服のレンタル(airCloset)という、月額制で何着でもレンタルできるサービスもありますし(大好評すぎて、ウェイティングリストに乗ってます、わたし)、検索をかけると、今、借りられないものってないんですよね。ペットだって借りられるし、友達の結婚式にひとりで行くのは寂しいって時には、「彼氏」だって借りられる。

さて、私は「がん」が見つかったとき、思い切った「断舎離」をしました。元々そんなに荷物は多くなかったんですけど、更にたくさんの「もの」を捨てました。いつ死んでもいいように。残された家族が処分しやすいように・・・物質的な「もの」だけじゃなく、精神的な「関係」も捨てました。でも、あれから1年がたち、どうやら気が緩んできちゃったんでしょう。「もの」がまた増えてきています。ひとり暮らしだというのに、ひとりでは到底使い切れないくらいの「もの」があります。「いつか使うかも」っていう「もの」や、「◯◯に行く時につかうかも」っていう「もの」等、たくさんあります。

で、今日、また「断舎離」をしました。45リットルのビニール袋で4つ分、捨てました。粗大ごみで、スーツケース(大)とスノーボードも捨てました。今週は、更に加速させようと思っています。もう何もいらない。何も所有しない。私が欲しいのは、「経験」と「思い出」だけ。

"On ne voit bien qu'avec le coeur. L'essentiel est invisible pour les yeux. "
Antoine de Saint-Exupéry

「 心でしかよく見えないんだよ。大切なものは目には見えないんだ。」
アントワーヌ・ドゥ・サン・テグジュペリ

Friday, August 28, 2015

Part of the Family

今日は、御茶ノ水のダンス教室でラテンのレッスンでした。 

担当のH先生は、いつも、まず理論をしっかり教えてくださって、その後、実践。変なところはすぐに直してくれて、良いところはものすごく褒めてくださいます。H先生と私は、身長のバランスもよく、性格の相性もいいと思います。自画自賛ですが、ふたりとも素直で真面目(笑)。教室には、他にもたくさんの先生がいるけど、偶然(いや、必然!)、H先生と巡りあえて、担当になっていただけて、本当に幸せです。心から感謝しています。

さて、今日はなんと、アクシデントがありました。I先生(ニックネームは王子)が、接着剤を、それも大量に、最近買ったばかりの新しいパンツ(約3万円)の太ももあたりに、こぼしてしまったのです。パンツと皮膚がくっついて固まってしまっては大変! パンツを脱ごうとすれば、皮がベロリと剥がれてしまいますからね。これは、一刻を争う緊急事態です。すると、教室の共同経営者であるY先生が、「どいて、どいてー!」とフロアで踊る私たち全員をかき分け、椅子に座ったまま身動きのとれないI先生を、椅子ごとスタッフ部屋に運び入れました。突然の出来事に呆然とする生徒たち。心配でレッスン再開できない生徒たち。I先生の無事を祈りながら、スタッフ部屋のほうを見つめている生徒たち。

と、数分後、Y先生がフロアに戻ってきました。「大丈夫ですか?」と声をかけると、「あいつ、裏でされるがままだったよ。◯◯先生(女性)にベルト外してもらって、チャックも下げて、パンス脱がしてもらってさ。ダメなヤツだねー。だからパートナーみつからないんだなー」と豪快に大笑い。その後も、しばらく立ち話をしていて、ふと気がつきました。Y先生とお話するのは、これが初めてのこと。4月(13日)から通い始めてようやく、「生徒」だと認識してもらえたような感じがして、とても嬉しかったです。だって、テレビでよく見ていたY先生ですよ! 南原さんとパートナーを組んで、プロ/アマ選手権に出場した先生ですよ!! そんなY先生に、「王子募金をしたらどうですか、生徒さんたちにお願いして。新しいパンツ買ってあげましょうよ。」って言ったら、「いいアイデアだね。よしっ、買ってやるか!」って言ってもらえましたよ。

今日のレッスンでは、クカラチャの時の足裏の使い方(左足は土踏まずとヒール、右足はボールと土踏まず)、前進・後退の時のカラダの使い方(前進の時は前傾、後退の時はヒールの上まで体重を乗せる)、ボール、土踏まず、かかとの体重の乗せ方(オンバランスはひとりで立てる位置、オフバランスはパートナーを使って立てる位置)、パートナーへのカラダの任せ方等を教えていただきました。

H先生は、スイブルを特に褒めてくださいました。「ユリア(ラテン世界チャンピオン)が見たら、ココ絶対に褒めてる!」とか、「お世辞じゃなくて、僕のパートナーにもこれくらいバランスよく踊ってほしい!」とか。思うに、初心者だから、分からないから、言われたとおりにやるし、変な癖がついてないんでしょうね。で、教えてる先生の色に100%染まってるから、先生は踊りやすいと感じるんでしょう。別の教室でスタンダードを教えてくださってるY先生も同様のことを言ってましたから。

帰り際、H先生が、「◯◯先生(女性)が、谷口さんの声がすごく好きって言ってましたよ。聞いてると癒されるって」と言ってくださったんですが・・・そんなこと、初めて言われました。◯◯先生(女性)と話した記憶もないですし、H先生とだってそんなに大きな声で話してるつもりはないんですけど。少しずつですけど、認知されてるってことでしょうか。まだ4ヶ月半くらいですが、徐々に教室に溶け込んできていると感じています。おこちゃま生徒さんたちもなついてくれてるし、その子たちのお母様たち(30代)も話しかけてくださるし。当初は、アウェイ感が半端なかったですけど、今は、ホーム感がでてきて、居心地がよくなってきました。これからもっともっとよくなる! そう思うと、とても楽しみです。

Thursday, August 27, 2015

What Goes Around Comes Around

(その昔、同じタイトルで何か書いた記憶がありますが・・・)

私は20歳の時、初めて太平洋を渡りました。アメリカのユタ州にある大学のランゲージ・スクールに入るためです。

渡米の日は、1990年1月2日。両親とは実家前で、行ってきます、気をつけてね、と別れ、成田空港までは、BFが車で送ってくれました。ゲートのところで、必ず帰ってくるから、ずっと待ってるから、と固い約束を交わして、ハグをしてキスをして・・・そんな劇的な別れを繰り広げた私とBFでした。しかし! それにも関わらず、それから1ヶ月後、私はランゲージ・スクールで知り合った別の男性と恋仲になっていましたとさ。

ひどい話ですね。

日本で待ってくれていたBFは、つくば市にある某国立図書館勤務でした。毎日、仕事が終わると、まっすぐ家に帰り、私に手紙を書いてくれました。当時、国際電話はとても高く、私の両親でさえ月に一度くらいしかかけてくれなかったというのに、BFは週に1度は必ず電話をくれました。会いたいよ、今すぐ会いたい。切ないよ、側にいてほしい。そんな会話を涙ながらにして電話を切った後、私は別の男性と、ファスト・フード店・某ハーディーズでバーガーとフレンチ・フライを食べたり、ランゲージ・スクールの近くにあるモーテルにチェックインして、コンビニで買ったワインクーラーを飲んだり、マルボロを吸ったり、セックスしたりしていました。

ひどい話ですね。

さて遡ると・・・私には中学3年生からつきあっていたBFがいたんですが、彼とは19歳の時に別れました。理由は、彼と同じ高校に通う同級生との1年半にも亘る浮気がバレたからです。世の中、そんなにうまくいきませんよね。当時の私は、中学校3年生からつきあっていたBFと結婚するんだと思っていました。どうせこのままつきあっていけば結婚するんだし、だったら今、遊んじゃってもいいかなと。そして別れは、突然やってきました。人生で最初で最後、ふられました。自業自得ですが、それがきっかけとなり、その直後、季節でいうと夏(8月)、予備校で「パニック症状」を起こしました。病院では、「自律神経失調症」と診断され、これは今でいう「うつ」なんですが、丸3ヶ月間、実家の私の部屋に引きこもりました。その間、浮気相手=元BFの同級生がずっと側について支えてくれました。仕事を春(4月)に始めたばかりの彼でしたが、朝夕、私の様子を見にきてくれました。吐き気がひどく固形物は何も食べれない私に、母がすりおろしてくれたりんごを食べるようにと、口まで運んでくれました。食べれなくても優しく微笑んでくれました。2階の部屋から1階まで降りれない私は、何週間もお風呂に入ることが出来なくて臭くてたまらないというのに、そんな私を抱きしめてくれました。

ひどい話ですね。

さて最近の話ですが・・・「BFとの関係があまりよくない」と、私はチョイチョイ言ってます、あ、今日も言いましたね、出張帰りの疲労マックスの彼に! いえ、BFに「否」は全くありませんよ。彼は仕事を一生懸命してるだけです。ただ私が、急に変わってしまった、このふたりの「状況」に、順応できないだけです。そしてここで知っておいていただきたいのですが、彼は、この1年半、私の乳がん検査・手術・治療を受けている間に、ずっと寄り添ってくれた人です。右乳房摘出のための入院・手術費用も支払ってくれて、その後のシリコンによる乳房再建の手術費用も出してくれた人です。お金だけじゃないですよ。私の「乳がんの旅」に付き合ってくれた、とても心地よい、いい「旅人」なんです。これって、「コンパニオン」って言うのかな、英語で。さてさて、そんな彼が、不眠不休で働いてるっていう中、よく不満だとか言えるな!?って、世の中的には思うことだと思うんですけど・・・言えますよ! なぜかって? だって、「がん」と「仕事」って違いますよね。それに私、この状況になっても、一緒にいます、いたいです、なんて約束なんかしてないですもん。夫婦なら別ですよ、For better or worseってやつですね、結婚式でいう、あれです。私たちにはそれがない。でもだからってね・・・彼はちっとも悪くない。でも私だってちっとも悪くない。ただ歩く速度だったり、向かう方向だったりが、ちょっとずつズレてきちゃっただけだと思うんです。修正可能かどうか・・・これはもう二人の「縁」だったり、二人の「想い」、つまり、この関係をつないで行きたいと思うキモチがあるかないか、またはその強弱だったりだと思うので、この話は「つづく」とうことで良いでしょうかね。大人ですから、「今日、別れましょう!」とやる必要はない。ただ、そういう日がいつかくるのであればそれはそれで、来ないのであれば来ないで、それはまた違うステージに上がるような感じがしますけど。

What goes around comes around.

良い人たちを裏切ってきた「ツケ」が回ってきたんだよ!と、言われるかもですね。でもだからって、それを「仕方ないね」と受け入れる気は、サラサラありませんよ。だって、Life is shortだし、「ツケ」を払う必要なんてないんだよって思うね、今は、色々経験した後だからこそね。

Sunday, August 16, 2015

Life is Fun! Dance is Fun!

先日、しばらく(4〜5年?)ご無沙汰していたグループと再会しました。

平日の夜だったから、軽く飲むつもりでしたけど、同年代だからかな(?)異常な盛り上がりで、二次会、三次会まで・・・結局午前様になってしまいましたとさ。(たまにはいいよね♪)

いろいろ苦楽を経験してきて、思うことは、「人生楽しまなくちゃ!」ってこと。回りには病人もいるし、死んじゃった人もいるし・・・生きてる間に「何をしたいか」ってことよ、社会が決めた「何をすべきか」じゃなくてね。おかしな人って思われてもいいじゃない! 別にその人のために生きてるわけじゃないんだから!! 自分が満足できることをするのがいいねってことで、同世代、合意。

私は今、ダンスが楽しい。仕事よりも何よりもダンス。今朝も朝から足裏のコリほぐし、肩甲骨はがし、アキレス腱のばし等をして、スタンダードとラテンのステップをシャドウで。明日はラテンの団体、ラテンの個人レッスンがあります。楽しみです。

(夢の夢のまた夢だけど、いつかパーティーで、A先生と踊りたい!)

生きてるって楽しいね。そしてダンスって楽しいわ。

Tuesday, August 04, 2015

正しい選択

今夜はサムサーカス@川崎での団体(ラテン)レッスンでした。

経営者のひとりである某M子先生ってば、団体レッスン開始と同時に、(省エネのために?)冷房を弱くしちゃったりしたから、(ホルモン治療中=抗癌剤治療中の副作用がある=更年期症状が出ている)私は、体重移動やルンバウォーク(前進・後退)の練習だけで、汗だくだく。

結論から言うと・・・団体レッスンはもう行かなくてもいいかな。せっかくラテンA級の某H人先生から週2でみっちり教えてもらってるのに、団体レッスンの先生から教えてもらうと混乱するし、素人の男性たちと踊ると(形が定まっていない私は)ぶれちゃう。それより何より、踊っていて楽しくないもん。

さて、団体レッスンが終わり、汗だくだくのまま、川崎駅へ向かうと・・・ぎゃー! 京浜東北線が上下線共に「停電のため」運転を見合わせているではないですかー!! しばらく(約10分くらいですかね?)乗車して運転開始を期待していたんですが、運転再開の気配なし。と、いうわけで、南武線に乗り換え、平間で下車。ガス橋に向かって歩きはじめて約2分くらいのところで運良くタクシーをキャッチ&乗車。

運転手さん:「人身事故なら40分くらいで運転再開できるけど、停電でしょ? 専門家を呼び出したり、復旧作業に時間がかかるから、いつ再開っていう目処が立たないのよ」

私:「あー、そうだったんですね。じゃー、南武線に乗り換えて正解! (武蔵)小杉まで行って、そこから東横線に乗り換えてっていうルートだと遠回りだから、平間から歩いたんですよ」

タクシーの車内は涼しく快適。ものの5分くらいでアパート前に到着。運賃は730円だったけど、ものすごく助かった感があったので、「おつりはいいです♪」と気前よく、そして軽やかに下車。

帰宅時間は午後8時半。シャワーを浴び、食事を済ませ、母と電話で話をし、そして今、午後22時半。インターネットで検索すると以下のようなニュースが出てきました。いやぁ、しみじみ、正しい選択をしたなぁと思います。あやうく、帰宅難民になるところでした。もしかしたら、これも何かのメッセージ(=川崎へは行くな?)かもしれないなぁと思ったりもしています。いやぁ、それにしても、ありがたや、ありがたや。

京浜東北線見合わせ 乗客は線路歩く
8月4日 21時48分

京浜東北線見合わせ 乗客は線路歩く
4日午後7時すぎ、JR京浜東北線で架線が断線し、京浜東北線は一部の区間で運転を見合わせています。JRでは、横浜市内で止まっている2つの電車から乗客を線路に降ろして近くの駅まで誘導し、この影響で、東海道線と横須賀線なども運転を見合わせるなど影響が広がっています。
4日午後7時10分すぎ、JR京浜東北線の桜木町駅付近で架線が断線し、京浜東北線は蒲田と大船の間で南行き北行きともに運転を見合わせています。京浜東北線は横浜市内の桜木町駅付近と新子安駅付近の2か所で電車が止まったままになっていて、JRでは、電車から乗客を線路に降ろして近くの駅まで誘導しているということです。
この影響で、東海道線と横須賀線、湘南新宿ラインの全線、それに横浜線、高崎線、宇都宮線の一部の区間も運転を見合わせています。

JR東日本横浜支社によりますと、京浜東北線について当初、復旧のめどは午後10時ぐらいだとしていましたが、さらに遅れる見通しだということです。
横浜市消防局によりますと、京浜東北線が運転を見合わせている影響で、立往生した車両の中に具合の悪くなった人がいるという情報が複数、消防に寄せられているということで、詳しい状況を調べています。

車内はすごく暑かった

立往生していた電車に乗っていた客は、電車から降りて最寄りのJR桜木町駅まで次々に歩いています。

乗客の男性は「停電して冷房が止まってしまい、車内はすごく暑かったです。800メートルくらい歩きました。電車は、1時間以上止まっていたので、気分が悪くなっている人もいました」と話していました。また、桜木町駅近くで行われていた花火大会に行く予定だったという女性は「車内はとても暑かったですが、体調は大丈夫です。線路を歩いて駅まで来ました。花火を見るために草履を履いてきていたので足が痛いです」と話していました。千葉県から来たという若い男女は「電車の中は混雑していました。電気も消えて冷房も止まって、めちゃめちゃ暑かった。途中から窓を開けたがそれでも暑かった」と話していました。

電車が立往生しているJR桜木町駅近くの「みなとみらい地区」周辺では、午後7時から午後8時すぎまで、およそ20万人の人出が見込まれる、毎年恒例の花火大会が開かれました。周辺では花火大会が終わり、駅や道路では見物客で混雑しています。

品川駅では入場規制

京浜急行鉄道によりますと、京浜東北線の運転見合わせの影響で、午後9時前から京浜急行の品川駅のJR連絡口と高輪口の改札で入場規制を行っているということです。

警視庁によりますと、JR京浜東北線の運転見合わせの影響で品川駅に人が滞留しているという連絡が入っているということで、警察官を派遣して状況の確認と誘導などにあたることにしています。