Thursday, September 28, 2006

Give until it hurts

"It is very important for us to realize that love, to be true, has to hurt. I must be willing to give whatever it takes not to harm other people, and, in fact, to do good to them. This requires that I be willing to give until it hurts. Otherwise there is no true love in me and I bring injustice, not peace, to those around me. "

The Joy in Loving - Mather Teresa
http://www.ewtn.com/motherteresa/index.htm

Wednesday, September 27, 2006

Today's Movie - The Lake House

The Lake House 『The Lake House』 (日本語タイトル『イルマーレ』)を観た。時空を超えて結ばれる二人のお話。オリジナルは韓国映画、それをハリウッドがリメイクした。

ケイトはシカゴ市内の病院に勤める医師。アレックスは建築家。二人の共通点はシカゴ郊外の湖畔にあるガラス張りの家に住んでいたことがある、ということ。出会うはずのない二人。それもそのはず、ケイトは2006年を、アレックスは2004年を生きていた!しかし、ケイトが湖畔の家から引っ越す時、時空のねじれ?が起こる。未来の借主に宛てたケイトの手紙は、時間をさかのぼり、2004年を生きるアレックスに届いてしまう。半信半疑で文通を始め、しだいにお互いに惹かれていく二人。過去と現在を行き来し、信じ、迷い、過去を変え、未来を変え、二人は結ばれる・・・。
ちなみに、日本語タイトルの『イルマーレ』は、二人が初めて会うことになったいたレストランの名前。なかなか予約がとれないことで有名なお店を、アレックスが2年前に予約した。2年後の「明日」の待ち合わせのために・・・。

Monday, September 25, 2006

つれづれなるままに


「・・・秋は、夕暮。夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへ、あはれなり。まいて、雁などの列ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず・・・」 枕草子 written by 清少納言

乙女=20代から30代前半の女性
熟女=35歳以上の女性
熟男=女性をこよなく愛する、愛しぬくことができる男性


ミュールを脱ぎ捨てブーツに履き替えている乙女たちが街に目につく季節。あぁ、確かに彼女たちは美しい。手の爪を整え、髪を整え、化粧も完璧で、体だって秋葉で売ってるフィギュアみたいにバランスが良い。いとをかし。

でも、でも、だ。彼女たちは、夏の間には、「見せる」ためにせっせとペディキュアを塗っているが、これからの季節、秋以降初夏までは、濃い色のストッキングやしっかりと足を覆う靴で足&爪が隠れてしまうのをいいことに足の手入れを油断している。いとわるし。

あぁ、だからこそ、あぁ。この季節、熟女たちは気合を入れよう!乙女たちがすっかりやる気をなくしているこの時期に、差をつけよう!頭のてっぺんから足の先までお手入れに励み、その隙のない美しさを見せつけよう!!

例えば、「不意打ち」でやってくるお泊りの夜。
熟女を相手にした男性はラッキーだ。きっと彼こそは大人の男=熟男だろう。一枚一枚花びらをめくるように、身に着けているものをほどく。そして、挑発的なカラーに染まった足の爪が現れる。その瞬間こそ、いとをかし。

実は、「不意打ちお泊り」は熟女にとっては、まったくの想定内!待っていましたとばかりに、熟男の視線の先に、美しく色づいたネイルを見せびらかす。「キャンディーみたいでしょ?」といたずらに笑いながら・・・。

乙女を相手にした男性はがっかりだ。剥げたネイルカラー、でこぼこな爪、硬い角質のかかと・・・。いくら外見を綺麗に整えていても、隅々までケアが行き届いていない、不潔さとチープさが臭うこの瞬間、乙女の笑顔が卑屈に見え、征服欲が萎えてしまう・・・。いとわるし。

Saturday, September 23, 2006

United 93 - part II

ターゲットであるホワイトハウスに向かう機内で、ハイジャッカーたちと乗員乗客たちとの戦いが始まろうとしていた。それぞれが信じる神に、祈り始めた。

外見が少しずつ違うとはいえ、同じ臓器を持つ人間同士。それなのに、信じる神が違うために、生まれ育った国とその国の方針が違ったために、そんな小さなことのために、憎しみ合い、大切な命を奪い合うなんて!

Wednesday, September 20, 2006

United 93



『ユナイテッド93』は、最初から最後まで緊張の糸が解けない。 肩に、両腕に、足に、顎に力が入ったまま緩まない。 まるでドキュメンタリー・フィルムを観ているようだった。

2001年9月11日朝。
4機のアメリカ航空機がハイジャックされ、3機は次々と標的に到達したが、4機目はターゲット目前に墜落した。 4機目に乗っていたハイジャッカー4人が目的を果たせなかった理由は、彼らが人間らしさ、そして、乗員乗客44人の希望と勇気にあった。

最初の映像は、ハイジャッカー4名が隠れ家で身支度を整えている姿だった。どこにでもありそうな普通のつくりの部屋で、どこにでもいそうな普通の20代の若者たち。パッキングをし、ひげや体毛を剃り、神に祈りを捧げる。これからあんな大惨事を起こそうとしている人間とはとても思えないその姿にショックを受けた。

NJ・ニューアーク空港でスクリーニングを潜りぬけ、搭乗までの時間をゲートロビーで待つ4人。彼らの周りでは日常のシーンが広がっている。これから出張に向かうもの、家族・友人を訪問するもの、その他さまざまな理由でニューアークからサンフランシスコに向かう老若男女。誰もが当たり前の数時間の快適な空の旅を信じていた。誰もが安全かつ時間どおりにサンフランシスコに到着できることを疑っていなかった。携帯電話の電源を切る前に電話をかけるもの。"I'll call you when I get there" 再び電源を入れることができるのはサンフランシスコに到着してから。あちこちから聞こえるのは、「着いたら電話するよ」という声。その中に一言だけ静かに "I love you" とつぶやくものがいた。そしてその彼こそが、これからハイジャッカー4人組みの1人。機長・副機長を殺した後、操縦桿を握ることになった彼だった。

悪夢のようなあの日が、実際の映像を交えて、映し出されていく。アメリカン航空11便がレーダーから消えた瞬間から、ユナイテッド93便がペンシルバニア上空から急降下をしていく瞬間まで。地上でどんなことが起こっていたか、機内ではどんなことが起こっていたか。地上、機内、そのほか関わったすべての人々の思考、感情が画面から迫ってくる。

ユナイテッド93便が地上に叩きつけられ、乗員乗客が即死する数秒前のところで、映像が終わる。そして、政府高官たちの対応の遅さと、その後の出来事を伝える文章が流れる。それを読んだ途端、抑えきれない強い感情が込み上げ、涙となってあふれ出す。




1機目:7時59分、アメリカン航空11便、ボストンからロサンゼルスに向け離陸。
8時46分、ニューヨーク・ワールドトレードセンター・ノースタワーに激突。
乗員乗客92人全員死亡。

2機目:8時14分、ユナイテッド175便、ボストンからロサンゼルスに向け離陸。
9時3分、ニューヨーク・ワールドトレードセンター・サウスタワーに激突。
乗員乗客65人全員死亡。

3機目:8時30分、アメリカン航空77便、ワシントンからロサンゼルスに向け離陸。
9時37分、ペンタゴンに激突。
乗員乗客64人全員死亡。

4機目:8時42分、ユナイテッド93便、ニューアークからサンフランシスコに向け離陸。
10時3分、ペンシルバニア州・シャンクスヴィルに墜落。
乗員乗客44名全員死亡。

Thursday, September 14, 2006

My Hero - Rudy Giuliani



2001年9月11日、NY市長・Rudy Giulianiは、NY市民だけではなく、アメリカ、その他多くの国の国民の心を励まし、癒した。米国大統領のコメントがなかなか出ず、NY市民、アメリカ国民、その他世界中の人々がテロに対する不安を募らせている中、Giuliani・NY市長は全世界に語りかけた。

"Tomorrow New York is going to be here. And we're going to rebuild, and we're going to be stronger than we were before...I want the people of New York to be an example to the rest of the country, and the rest of the world, that terrorism can't stop us."

トリビアだが、Rudy GiulianiがNY市長だったころ、私は彼に2度も thank you e-mailを出した。「NYを安全な街にしてくれてありがとう。私の4年間の滞在は素晴らしものになりました。いつかまたNY市民になりたいと思っています」 すると、彼から(または彼のオフィス・スタッフから)、暖かい返事が返ってきた・・・「NYを愛してくれてありがとう。あなたがまた訪れるのを心待ちにしています」

Rudy Giulianiこそ、私のHeroだ!

ところで、彼は2008年の大統領選挙に出馬するのだろうか?

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If you wanna know more about this Mayor of the World,
please visit the websites:

http://en.wikipedia.org/wiki/Rudy_Giuliani

http://www.time.com/time/poy2001/poyprofile.html

http://www.solutionsamerica.com/

Monday, September 11, 2006

9/11



その日は残業だった。
いつもどおり、部屋に入った瞬間、テレビをつけた。

CNNが信じられない映像を流している。
2年前まで私が住んでいた街NYCの象徴ともいえる建物、
WTCから煙が出ている。
何が起きたか分からずに、興奮するレポーターの声に聞き入る。
旅客機が突っ込んだ、としきりに伝えている。

急いでNYCに住む友人たちに電話する。
まずはWTCから1ブロック先のコンドに住むクリスティーンに。
留守録が流れる。
胸騒ぎがする。
もう一度電話する。
Line is busy...
もう一度電話する。
今度は繋がらなくなった。
SOHOに住む指圧師に。
Line is busy...
胸騒ぎはとまらない。
1st アヴェニューに住む写真家の友人に。
Line is busy...
Oh, come on!
Please pick up the phone!!

そうこうしているうちに、もう1機がタワーに直撃した。
あぁ、どうなっているの?
何がどうなってしまったの?

なすすべもなく、CNNを見続ける。
そして数十分後、タワーが次々と倒壊した。
やめて、やめて・・・。
お願いだから、やめて・・・。
やめて、やめて・・・。
涙が止まらない。

それがテロリストによるものだと分かった瞬間、
今まで感じたことのないくらい激しい怒りが湧き上がってきた。
許せない。
目には目を、だ。
仕返ししてやる。

WTC勤務の、私がお世話になったお客様たち。
彼らを一瞬にして殺すだなんて!
NYCに住む、私の大好きな友人たち。
彼らを心身ともに痛めつけるなんて!
思い出がいっぱい詰まった、私の愛しい街。
それを粉々にするなんて!
私の思い出まで奪ってしまうだなんて!




あれから5年。
あのときの想いは消えない。
映像を見るたび、話を聞くたび、
WTCが崩れていく様がVividに蘇る。

今この瞬間にも、大義のない戦いのため、
たくさんの命が失われていく。
彼らの家族、友人の中に、
5年前に私が抱いたよりずっと強い怒りが
植えつけられていく。
許せない。
目には目を。
仕返ししてやる。

いつまで続くのだろう、この負のスパイラルは。
いくつの命が失われたら、このストーリーはエンディングを迎えるのだろう。
世界を動かす要人たちは、いつになれば気づくのだろう?
彼らの愛するものたちの命と引き換えに??



WE HONOR AND REMEMBER THOSE WHO ARE NO LONGER WITH US
AND CHERISH THOSE WHO ARE.

Tuesday, September 05, 2006

祖母の死。

先生は余命3ヶ月と言っていたのに、
おばあちゃんは、入院してから40日で逝ってしまった。
その最期の瞬間はあっという間にやってきた。
確か先生は、「危ない兆候がではじめてから12時間くらいですね・・・」
と言っていたのに、結局、危ない兆候が出てから、
10分もたたないうちに逝ってしまった。

土曜日の朝、私が病院へ行った時、モルヒネの量は前日までの2倍になっていた。
翌日、痛みがさらに大きくなったのでそれを増量した。
そしてその午後、暴れるほど苦しがったのでさらに増量した。
そして呼吸困難、心肺停止。
モルヒネの量がおばあちゃんの許容量を超えた瞬間だった。
OD (オーバー・ドース)
でも家族全員が選んだ道だから、納得できる結果だと思うしかない。
「おばあちゃんが苦しむことだけはだめだ」
それがみんなの願い。みんなの心はひとつ。

お通夜は信じられないくらいスムーズに進んだ。
誰も必要以上に泣いたり取り乱したりせず、おばあちゃんの死を受け入れた。
親戚一同が集まり、近況を報告しあって時間を過ごした。

そして告別式。
9年前、51歳の若さで亡くなった前住職の後を継いだ現住職の澄んだ声が響く。
メロディアスな浄土真宗の読経に包まれながら、式は着々と進んでいく。
みんなで花をたむける。おばあちゃんの願い。花に包まれて見送られたい、
いつもそういっていたおばあちゃん。

おばあちゃんの周りを色とりどりの花々で飾る。
「綺麗だよ、かあちゃん」 叔父が語りかける。
かあちゃん、良く頑張ったな、と父。
「お疲れ様、かあちゃん、かあちゃん・・・」
父と叔父がおばあちゃんの額を両手で包み込む。

父が挨拶をする。
どんなときにも冷静沈着、用意周到な父が、
言葉につまり、涙をこらえている。
「最後の親を亡くしました・・・」と言って泣きじゃくる父。
90歳まで日向で独り生活していたおばあちゃん。
兄弟姉妹の世話をし、常に社会の出来事に興味を持ち、
周囲に心配をかけまいと気を配り、
社会の「定規」を知りつつも自分の「定規」を重んじ、
常にお洒落だったおばあちゃん。
「本当に、根性のある女でした」と父は言った。

亡くなる前日、モルヒネの影響下、朦朧としている意識の中、
「はさまっとる、はさまっとる」と言ったおばあちゃん。
「はさまっとるの、とれたよ」と繰り返す父。
それを見た私は何かココロが動いてしまった。
しかし何も伝えぬまま。

そしておばあちゃんが亡くなった夜のこと。
「おばあちゃんが『はさまっとる』って言ったの、お父さんのお兄ちゃん、
交通事故で亡くなった長男のことではないの?」
当時、現場検証が終わるまで、長男はトラックにはさまったままだったらしい。
トラックに轢かれたまま、はさまれたまま、動かすことができなかったらしい。
おばあちゃんはその姿を見続けていた。
ずっとずっと見続けていた。

父はしばらく愕然としていた後、「おぉ、それは分からなかった・・・
お前のいうのは正しいかもしれない・・・俺も感受性は強いが、お前はさらに強いな。
ただ、そんな風だと人生破綻するかもしれないぞ」と言った。
あぁ、そうかもしれない。私は人生、失敗するかもしれない。
この研ぎ澄まされた感性のために・・・。

火葬場ではさらに物事がスピードアップした。
そしてあっという間におばあちゃんは骨だけになった。
その骨を見てボロボロ泣きじゃくる父。
かあちゃんは立派だ。90歳にしてこれほど立派な骨だよ。
毎日の労働が体を鍛えていたからだ。かあちゃんは牛乳も飲んでいたな。
かあちゃん、かあちゃん・・・

1人の人間の命が消えるとき、その人に関わった人間たちの人生観が変わる。
今日私たちは家族の絆を再度思い知らされたし、と同時に、
これから先どう生きていくかということを考えさせられた。
私は、「きみ」と生きていく、と思った。
確かにいろいろ語るべき問題はあるだろう。
だけど、私は、「きみ」と生きていきたいと、
つくづく&しみじみ、思った。

Saturday, September 02, 2006

Every Day & Night

両親が疲れている、毎日の日課のせいで・・・。
いつまでも続いてほしいと思う反面、もういいだとうという気持ちにもなる。

祖母のモルヒネは25ミリから50ミリに増量した。
そして幻覚はさらにひどくなった。

たった1日帰省し、両親と同じスケジュールで動いた。
たった1日だけでヘトヘトな私。
情けなかと・・・。

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午前5時半
父:病院から帰宅
母と私:起床

午前6時
父:鳥の世話とウォーキング
母:病院へ
私:なめこのお味噌汁を啜り、日向の手揉み茶を飲む
弟:熟睡中

午前7時半
父と私:病院へ

午前8時
母:一時帰宅

午前10時半
私:迎えに来た母と一緒に一時帰宅

午前11時半
妹と私:昼食&買い物
弟:ようやく起床

午後0時
父:昼食のため一時帰宅
母:私用で水海道へ
弟:昼食

午後1時
父:病院へ
弟:ジムへ

午後3時
妹と私:買い物から帰宅、病院へ
母:帰宅&待機

午後4時
私:妹に送られ駅へ&都内へ戻る
母:病院へ
父:ウォーキングのため一時帰宅&夕食

午後8時
父:病院へ
母:帰宅&夕食の支度

午後10時半
義弟:帰宅&夕食

午後11時
妹&義弟:帰宅

午前0時
私:就寝

午前1時
母:就寝
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Friday, September 01, 2006

朝一番の母のメールが伝える。
『(おばあちゃんは)ベッドの上、体の置き場がないくらいに、すごい力で横向きになろうとしたり、(何かを)手で払いのけようとしたり、昨夜から、黒ずんだ液体を垂らしています。日ごろ元気に働いていたので体力も残っているのでしょうけど、もうそう長くは頑張れないと思います。』

モルヒネが効かないため痛みに耐えかねているのか、それとも副作用で幻覚を見ているのか。どちらにしても、どちらでないにしてもそれは、この世の地獄絵だ。

電車は大岡山で時間調整のため停車している。
このまま職場へ向かうべきか、それともルート変更して病院へ向かうべきか。
停車時間は1分少々。

ドアが閉まり、電車は静かに走り出す。
足元が大きく揺れた。そして私の心も。