Wednesday, August 27, 2008

Friendship Day Celebration @ The U.S. Embassy Housing Compound
- Saturday, August 30, 2008 -

8月30日(土)、11時から17時半まで、アメリカ大使館職員宿舎(東京都港区六本木2-1-1)にて、『フレンドシップ・デー・セレブレーション』 を開催します。

晴れでも雨でも~!! ぜひ遊びに来てください。

演奏:在日米軍バンド・ロックバンド 等(イケてます!)

パフォーマンス:パレード・和太鼓・マジシャン (ハーレー軍団のパレードは圧巻!)

アクティビティ:子供向けコーナー(フェイスペイント/タトゥー・ダンキング・タンク・ふわふわトランポリン・金魚すくい) その他多数!

フード:ハンバーガー・ホットドック・ポップコーンなどの売店あり (ドミノピザやクリスピークリーム、TYハーバーも来るよ!)

ドリンク:ソフトドリンク・ビールは飲み放題!

チケットは、1000 円 (5歳以下は無料) にてゲートで購入できます!
(私の携帯をご存知の方は、直でご連絡くださいませ)

Tuesday, August 26, 2008

Bubbly Wednesdays @ 57 

New York Style Restaurant "57" offers ladies Free Bubbly on Wednesdays @ 1800 - 2200 from now until the end of September!

Address: B1F 4-2-35 Roppongi, Minato-ku, Tokyo
Tel: 03-5775-7857

Monday, August 25, 2008

Today's Song - Last Night, Good Night by Miku Hatsune



“Miku Hatsune” is a virtual idol, living in the voice synthesis / desk top music software. Her songs were played 700,000 times on the net, and she will make a CD debut on August 27.

Are we heading for somewhere we've never imagined before?

We, with flesh and blood, can be satisfied with and get comfort from something so virtual, so unreal, so we can not touch?

I have to admit I love the sound and almost cry when I hear her voice. Is that...what is it....why am I....how can I....what's up with this....
不一致

「お土産はNINE WESTの靴がいいな。 でも布の靴は買ってこないでね。 痛いから。 皮にしてね。」 

南の島へバカンスに出かける彼に、そうお願いした。 別に靴が欲しかったわけじゃない。 お土産を買わなくちゃと、私のことを海外でも思い出してほしかっただけ。 


1週間後、帰国した彼は、シューズボックスを抱えて、得意気な顔で、ドアの前に立っていた。 ありがとう。 満面の笑顔で箱をあけるとの中には、布の靴。 一瞬、落胆した私の気持ちを上げたのは、シルエットと色がきれいなサンダルと、彼のご褒美をおねだりするような誇らしげな表情と、彼に久しぶりに会えた嬉しさ。 布の靴だっていいじゃない。 そんなことはどうでもいいような気になって、彼をハグした。
 
彼と別れてそろそろ1年がたつ今日まで、その靴を履くことはなかった。 なのに、なぜか、ふと思いついて、今朝はそれを履いてでかけた。 足を差し入れた瞬間に、よろめいたような気がしたけど、気のせいと言い聞かせて、ドアをしめた。 


駅までの道のり、一歩一歩、足に食い込んでいくストラップ。 大地を踏みしめるたびに、この靴を履いてしまったことがいかに失敗だったかを思い知らされる。 と同時に、そんなダメな選択をした自分を嫌悪する。

朝に感じた違和感は、時間がたつごとに大きな痛みに変わる。 夕方には足がむくんだせいか、ストラップはシャープなスライサーのように、足をもぎ取るような勢いで、ギシギシと食い込んでくる。 帰り道、私の中では、靴を脱ぎ捨てて、裸足で歩いて帰りたいと思うココロと、常識人としてここは我慢すべきだと思うココロが、激しい決戦を繰り広げてた。 

部屋に着いた瞬間、戦いの決着がついた。 許容を超えて異物をカラダに入れたとき、それを吐き出すことができるのは体力。 そんな感覚で、胃の奥のほうからこみ上げる怒りと一緒に、ののしりの言葉を吐いて、その勢いのまま、靴をごみ袋に投げ込んだ。 


そして、彼を思い浮かべて思った。  彼とは、性格の不一致なんて簡単な理由で別れたんじゃなかった。 全てが合わなかったんだ。 

カラダの奥のほうから、そう叫ぶ声を聞きながら、今の自分に問いかける。 大丈夫なの? 無理はしてないの? 合わせて笑ってないの? ホントに好きなの? このままでいいの?

Sunday, August 24, 2008

勧誘

「高収入のバイトありますが興味ありませんか?」

真っ昼間の渋谷駅構内で、私に声をかけてきた坊主頭の気弱そうな男は、30代前半。 日々の食生活が悪いに違いない、異常に痩せている。 血管が透けて見えるほどの白い肌に赤く膨れ上がったニキビが目立つ。 白いヨレヨレのTシャツを着て、それと同じようにヨレヨレの白いパンツを履いている。

「興味はないわ」となぜか英語で答える私。 頭の中をぐるぐると廻る思考の数々。 「別に派手な格好をしていたわけじゃないし。 独りで歩いてる女性は私だけじゃないし。 物欲しそうな顔をしているわけはないし。 」

変な勧誘にあったり、キモい男に声かけられるのは、気が下がってるサイン。 元気な友達から良い気をもらわなくちゃ。 それにしてもいったい、何の勧誘だったんだろう?

Wednesday, August 20, 2008

Friendship Day Celebration @ The U.S. Embassy Housing Compound
- Saturday, August 30, 2008 -

"Friendship Day Celebration" will be held at the U.S. Embassy Housing Compound on Saturday, August 30, 2008.  

Tickets are now on sale (JPY 1,000 per person; Children under 5 are FREE!), and it includes all-you-can-drink beers and soft drinks!
Please come and Join the Fun!!

DATE/TIME: Saturday, August 30, 11:00 – 17:30 (Gates Open: 11:00 / Close 17:15)

VENUE: The U.S. Embassy Housing Compound (Address: 2-1-1 Roppongi, Minato-ku, Tokyo)

PERFORMANCES: United States Army Band, Rock Bands, A Parade, Taiko, Magicians and Much More!

ACTIVITIES: Children’s Games Corner, Parade, Dunkin Tank Bouncy Castle, and Much Much More!

For Tickets & Event Information Hotline: (03) 3224-5501

Saturday, August 16, 2008

久しぶりに彼に会った。

あの頃と変わらず、明るい笑顔の彼。車に乗り込む前、彼の左肩に触れた。その行為が、悲しい歴史を変えられると信じて。塗り替えられない過去のあの日に向かう彼を引き止めるように、何度も何度も、彼の左肩を擦った。

目が覚めると、愛する彼が私の右にいて、私は彼の左手を握りしめていた。私の右手が痺れてる。まるで、重労働をした後のように。

ああ、夢か。ああ、そういえば、お盆だ。彼のお墓参りにいかなかったから、彼が会いにきてくれたのかな。

隣にいる彼は静かな寝息をたてている。平安がここにある。ありがとう、今日も元気で生きていてくれて。愛してる。

Wednesday, August 13, 2008

脱皮

日焼けした後、尋常でない痛みに耐えた日々(3日くらい?)が終わり、全身の皮が今まさに剥けつつある。 まず最初に剥けたのは顔。 ケミカル・ピールをしたかのように、新しい肌が現れ、赤くピカピカと光っている。 次は背中。 小さな水泡が大きな水溜りのようになり、そしてそれが破ける。 そして腕、お腹、ふとももと、同じように破けていく。 皮がむける前兆は、痒み。 ああ、痒い、痒い。 汗をかくと、また新たに水泡ができる。 そしてその水泡が破れ、その繰り返しで、古い皮膚から新しい皮膚へと移行していく。 破れた水泡の跡には、ダラリと垂れ下がった皮。 その皮が乾くと、ポロポロと落ち、私が歩く場所に足跡として残る。 ああ、全部キレイに、いっぺんに、ベローンって剥けないものかしらねー。 

Tuesday, August 12, 2008

初・ひとり旅
~グアム4泊5日 最終日&帰国後の巻~

チェックアウトの前、ロビーでシャトルバスの手配を終えた私に、「OMG! 真っ赤じゃないの。 これつけなさい。」 と言って、ホテル内のコンビニの店員、コリアン系の50代後半の女性がジェルを差し出した。 急いで部屋に戻り、カラダ全体にジェルを伸ばす。 あー心地よい。 なんだー昨日もこれをつけてたら痛みも軽減したのかも。 ありがとう!! 

空港へ着くと、搭乗ゲート前のセキュリティーチェックには長い行列が出来ていた。 あ、しまった! 香水、スーツケースに入れるの、忘れちゃった。 ここ数ヶ月ずっと使ってるお気に入りのフェラガモの香水、取り上げられちゃう。 係りの黒人の女性に、「あの、ジップロックとかありませんか? 香水、スーツケースに入れ忘れちゃって・・・。」 という私に彼女は、「・・・そのまま、バッグに入れておいて。 大丈夫だから。」 といった。 本当だろうか? 半信半疑でスクリーンのゲートをくぐる私。 チェックの終わったバッグが出てくる。 急いで中身を確認すると、あった! 香水は無事! ああ、良かった。  ありがとう!!

フライトは通常よりも20分早く成田に到着。 スーツケーツが出てくるまでは随分待つんだろうなあと思っていたら、なんと、ものの5分もしないうちに流れてきた。 急いで、携帯サイトの乗り換え案内をチェック。 30分後の成田エクスプレスに乗れる! ああ、ラッキー。  ありがとう!!

翌日、ひどい気分で目が覚めた。 カラダが熱い。 特に背中とお腹が焼けるように痛む。 鏡を見ると、顔は・・・皮膚が硬くなり、引き攣れている。 背中とお腹には、いくつもの大小の水泡が! それを見た瞬間、ちょっとしたパニック状態になってしまった。 ああ、吐きそう。  助けて。

仕事を休み、(お盆休みでも開いている)皮膚科を探す。 ああ、あった! それも隣駅に!! 皮膚科は駅から徒歩1分のところにあった。 待つこと約2分。 診察室に案内される。 変な音楽がかかってる。 ビッグバンドの曲みたい。 先生は初老の、でもくたびれた感じではなくて、飄々としたかなり粋な感じ。 

「ああ、なんでこんなに焼いちゃったの? 寝てたんでしょ?」 といいながら、先生は私の背中とお腹もチェック。 「あらら、これはね、固い歯ブラシかなんかでゴシゴシやったらいいんだけどね。」 そういう先生の横で、先生のワイフ兼看護婦さんが笑ってる。 「この水泡は、汗がたまったものだから、破れても膿んだりしないから大丈夫。 どこで焼いたの?」 という先生に、「グアムです。 向こうでも痛くて痛くて眠れなくて、病院にいこうかとも思ったんですけど、保険がないから治療費が高いかと思って・・・。」  と私が言うと、「行けばよかったのに。 塗り薬を出してもらえて、応急処置をしてもらえたはずだよ。」 と先生。 

どうやら、グアムみたいなところだと、肌を焼きすぎちゃうバカな観光客(私です・・・)がたくさんいるらしく、塗り薬のストックをたくさん持ってらしい。 「日本だと、ごみとかね、そういうのが空気中にたくさん含まれてるから、日差しも遮断されるんだけど、グアムみたいなところだと、そういうのがなくて、空気がきれいでしょう。 だから日差しも強いんだよ。」

先生と先生のワイフは、習字の筆みたいなもので、白い塗り薬を私のカラダに塗り始めた。 仕上がった私のカラダは真っ白! その上から、さらに、ベビーパウダーみたいなものをはたいてくれて、終了。 小さい頃、おばあちゃんにパウダーをはたいてもらったことを思い出す。 なんだかとても幸せな気分。 ありがとう!! 

ここ数年、ひとりで生きてるような錯覚で、時には孤独を感じて、でもそれを隠すために強がって、そんな毎日だった。 でも、今回の旅、そして帰国後、たくさんの人の笑顔に出会い、優しさに助けられ、神様の愛に包まれて生きていることをリマインドされた。 私たちは全て、つながってる。 ひとりひとりが神様のメッセーンジャーとして、日々、誰かを愛し、誰かから愛され、ちょっとだけ寄りかかったり、ちょっとだけ支えたりして、生きてるんだね。 

Sunday, August 10, 2008

初・ひとり旅
~グアム4泊5日 第4日目 ディナーの巻~

今日もまたホテル内のレストランでディナーを!と1階へ降りたらなんと日曜日はクローズド。 時計は19時。 今から市内へ行くのは面倒くさい。 

とりあえず部屋に戻り、ヒルトンホテル内にある Roy's  に電話してみた。 「あの、1人なんですけど、今夜のディナー、予約できますか?」 レセプショニストが明るい声で、「はい、もちろんです。」と言う。 「じゃあ、今から行きますので、19時半からお願いします。」 

予約を入れたら、次はタクシーの手配。 フロントに電話してタクシーを呼んでもらう。 ものの1分もしないうちにフロントから電話があった。 「タクシーがきました。」 オーノー! まだ服も着ていないし、まゆげもかいてない。 ドタバタしながら、髪の毛をアップにして、コットンドレスを着て、部屋を出た。

店内の中央の席に案内される。 とりあえずシャンパンをグラスで。 ああ、久しぶりに味わうピリっとした雰囲気。 背筋が伸びる感じがいい。 

シャンパンを一口飲み、一息ついて、周りを見渡す。 日本人の家族連れが2組+フィリピン系の女性4人組。 日本人の両親たちはきっと私と同じくらいの年齢だろう。 子供たちは小学校高学年くらい。 フィリピン系の女性たちは、全員が薬指にキラキラ光るダイヤの指輪をしてる。 年齢は私より少し上、40代半ばくらい。

アペタイザーにサンプラー(4種)を注文。 豚のリブは食べられないからお魚(アヒ=マグロの一種のたたき・マスタードソースに変更してもらった。 プレートには、そのほか、サーモンの香草焼き、クラブケーキ、シュリンプの串揚げがキレイにディスプレイされている。 

メインの料理には白身魚のみそ焼きを。 イカ墨のリゾットのベッドの上に上品に横たわっている。 飾りは、蒸したベビーキャロット。 魚とリゾットの暗い色に鮮やかさを添えている。 シャンパンを飲み干し、白ワイン、ナパのシャルドネを注文。

すぐ後ろの日本人の家族連れの会話が聞こえてくる。 お父さんが子供に、「グアムでは英語を使わなくてもいいんだ。 みんな日本語が話せるからね。 パパがアメリカ本土に出張に行ったときはそうはいかないよ・・・。」 なるほど、英語でオーダーしないことをジャスティファイしてるのね。 

隣のフィリピン女性たちがそれぞれカメラを取り出し、ウエイトレスに写真を撮ってくれるように頼んでる。 「あー、このカメラ、使いかたが分からないわ。 娘にちゃんと教えてもらってきたのに。」 「ちょっと、フラッシュたいたでしょ? 目が赤く光っちゃうのよ。」 キャーキャーはしゃぐ姿はまるで女子高校生。 

周囲が愛する人たちと一緒にディナーを楽しんでいる中、私は一人で食事をしている。 それはそれで全然悪くないし、料理もドリンクも美味しいし、ウェイター&ウェイトレスもかいがいしく世話をしてくれて、文句のつけどころもない。 でも、なんだかちょっと、贅沢にも、物足りなさを感じてしまった。 この料理も、このドリンクも、この光景も、この雰囲気も、彼と一緒だったらもっと違った風に感じるんだろうな。

そんなことを考えていたら、急に胸がいっぱいになってしまって、メイン
料理が食べきれなってしまって、持ち帰り用に包んでもらった。 チェックにはすでに10%のサービスが加算されているから、チップはおかなくていいらしいんだけど、担当ウエイトレスにさらに10%分のチップを渡して席をたった。 これは、いつも20%のチップをおく私の習慣。 






初・ひとり旅
~グアム4泊5日 第4日目~

昨夜は、日焼けしすぎた肌がシーツにこすれて、痛くて痛くて、ほとんど寝られなかった。 挙句の果てに、アラームを間違えてセットしちゃって、夜中に起こされた。 今朝の起床は9時半。 早起き鳥の私としては、大失敗。 9時45分発のホテルのシャトルバスに間に合わない。 

ノロノロと起き上がり、ぬるめのシャワーを浴びる。 滴のひとつひとつが肌を切り裂くようだ。 タオルで水滴をふき取る作業も一大事。 下着が、ワンピースが、肌に当たるたび、あーっと小さく叫びながら、やっとのことで準備完了。 10時45分のシャトルバスに乗って市内中心地へ。 

DFS(免税店)のバス乗り場で、「アウトレットに行きたいんだけど、バスはどれに乗ったらいいの?」と私。 すると係りの女の子は、「5番か3番のバス。 道路の向こう側のバス停にいてください。 すぐにきますよ。」と言った。 「すぐって、後どれくらい?」と私が言うと、彼女はレシーバーでバスのドライバーに連絡。 「ジェレミー、今どこ?」 するとドライバーは、「今、マイクロネシア・モール」と言って、彼女は私に、「あと5分くらいで来ます。」と伝えた。 「じゃあ、あそこで待ってればいいのね。  何色のバス?」と聞くと、「白です。」という彼女。

アウトレットについてまずは向かったのはずっと食べたかったTaco Bell。 ソフト・タコスを2つ+ミディアム・ダイエットコークを注文。 ああ、美味しい。 アメリカのジャンク・フードはやっぱり旨い。 

お目当てのNine Westで何足もトライして、結局2足+ターコイズ・ブルーのクロコダイルのパターンのビニールのカバンを購入。 店員のロコの男の子は明らかにゲイ。 最初は冷たかったけど、私が長々と店内にいるもんだから、そのうちに寄ってきてくれて、一緒にサイズ7を探してくれた。 

13時くらになって、さてそろそろホテル街へ戻ろうと、バス乗り場へ。 「アウトリガーあたりに戻りたいんだけど、バスは?」と聞くと、係りの男の子が、「3番のバスだよ。」と言って、「あとどれくらいで来る?」と聞くと、「すぐ。」と答えた。 これで引き下がる私じゃない。 「すぐって、大体どれくらい?」 さらに聞く私に、「えーと、10分くらいかな。」と言う彼。 それを聞いていたもう一人の係りの子が、「その2倍くらい。」と言って、「ホント? 20分も来ないの?」と私が言って3人で笑った。 

しばらくバスを待っていると、男の子の一人がヒソヒソ声で言った。 「DFSに行くっていえば、タクシーはタダになるよ。 彼らは、お客が買った10%のコミッションをもらえるんだ。」 「ホントにタダなのね?」と私が確認すると、「あー、ドライバーに聞かれちゃった。 ここじゃダメだ。 あっちの乗り場へ行かなくちゃ。」と言って笑った。 「今日は日曜日(安息日)だから、ウソはつけないわ。 バスを待つことにするね。」と私が言うと彼は、「明日試してごらん。」と言ってウインクした。

DFSに到着、ホテルのバス・ドライバーを待つ。 帰り道、彼のバックグラウンドを聞いた。 1985年から1997年まで、NJに住んでいたらしい。 9THアベニューにあるフィリピンレストランで働いていた彼は、毎朝、バッテリーパークを経由して、通勤していたそうだ。 私が、「私も、95年から99年までNYにいたんだよ。」と言うと彼は、「じゃあ、ツイン・タワー・・・寂しいよね。」

ホテルまでの短い道のり、私たちはNYの空気の悪さや、夏の悪臭や、冬の灰色の空や、彼の祖国・フィリピン、マニラの食事や、グアムがいかに美しい土地かっていうことを語り合った。 まさかこの、南国で、NYやマニラの話をするとは思わなかった。 必然の出会いってホント、面白い。 「あーここに住みたいなぁ」という私に、「英語も日本語も話せるんだから、仕事なんて山ほどあるよ。」と言う彼にココロの中で私は、「Ya, I wish I could...」とつぶやいた。 

Saturday, August 09, 2008

Grill & Curry Restaurant II
~グアム4泊5日 第3日目 ディナーの巻~

昨夜同様、ホテル内のレストランへ。

ドアをくぐると、ウェイトレスが、「今日は昨日みたいに混んでないから大丈夫よ。」 と笑顔で迎えてくれた。 どうやら彼女はマネージャー、そしてオーナーシェフのワイフらしい。 

「で、私はどこに座ったらいい?」 ガラガラの店内を見渡して私が言うと、「ここよ。あなたの席よ。」と言って
、昨夜と同じテーブルに案内してくれた。 こういうレギュラー扱いにムチャクチャ弱い私。 

私の着席と同時に、ライブ演奏が始まった。 といっても、昨夜同様、ロコのおじさんのギター弾き語り。 昨夜と違うのは、エレキギターではなくアコースティックのギターを使っていることと、チャイニーズ系の、中学校1年生くらいの男の子が彼の横でギターを構えていること。 

『Under the boardwalk』 を勢いよく歌った後、私が拍手すると、「こういう曲が好きなんだな?」と言って、おじさんはラ・バンバを始めた。 曲の途中で、もうひとり、中学生くらいの男の子が出てきて、パーカッションをたたき出した。 コードの可笑しいギター、そしてリズムのまったく合ってないパーカッション。 でもおじさん&2人の中学生はものすごく楽しそうにしていて、3曲くらい、立て続けにノリの良い曲を続けた。 

曲が終わると、チャイニーズのウェイトレス兼マネージャー兼オーナーシェフのワイフが、「ねえ、ダンスしない?」と叫んだ。 おじさんが、「彼女とだったらいいけど」と笑って、私は、「あ、今まだ食べてるから・・・」 と苦笑すると、おじさんは、次の曲を探し始めた。 

そこで私が、「昨日、歌ってた曲、エリック・クラプトンの、Wonderful Tonight、やってもらえないかな?」 と曲のリクエスト。 するとおじさんは得意げに、「ほらな。オレのファンだっているんだから。」言って楽譜を探し出した。

ああ、何もかもがゆったり過ぎていく。 昨日の私は、この店の全てが可笑しく見えた。 でも今日の私には、ものすごくイイ感じに見える。 このダサさがいい。 ものすごくリアルで、ものすごく温かい。 こういうのは、東京でもNYCでもきっと味わえないんだろうな。 

そう思っていると、北京オリンピックの開会式が始まり、私たちは全員、テレビの前に集まり、開会式の盛大さに息を呑んだ。 私たちはまるで、お茶の間でテレビを見てる家族みたいで、それがなんとも嬉しくて、とっくに食事は終わったというのに、なかなか、「チェックしてください」と言えずにいた私。
初・ひとり旅
~グアム4泊5日 第3日目~

昨日も今日もアウトリガーの前にあるビーチに寝転んでる。 

目の前にはエメラルド色の海、頭上にはライトブルーの空、カラダの下には白い砂が広がっている。 深く息を吸い込むと潮風が全身を駆け巡り、私のカラダと大気との境界線が徐々に消えていくような感覚。

『Meditation Made It Simple』を iPodで聞きながら、深い瞑想状態に入っていたら、ガヤガヤする声に邪魔された。 カラダを起こし、その騒音の源を探すと・・・10メートルくらいのところに20人くらいのロコ・ボーイズが! 

現在、アウトリガーの隣の敷地では建物の立て直しをしていて、工事現場は木製の高い壁で覆われている。 ロコ・ボーイズはそこのワーカーたちで、どうやらランチ休憩をしている様子。 ニヤニヤしながら口笛を吹いたり何か言ってる。 チラっと視線を向けた後、私はまた静かにカラダを横たえ、瞑想に戻った。 

お腹側と背中側を均等に焼くために、10分くらいづつカラダをひっくり返す。 日はジリジリと肌を焼いていく。 まるでグリルの中の魚になった気分。  40分後、さて、そろそろ引き揚げようかと思い、砂を落とすために海に入る。 火照ったカラダを優しく包むように水がまとわりつく。 ああ、気持ちいい。 

海からあがり、カラダを拭いている私の肌に突き刺さる視線。 見れば、ロコ・ボーイズがぞろぞろと壁の向こうへ消えていこうとしている。 その時、アクシデント的に、列の最後の男の子と目が合ってしまい、その瞬間、彼は満面の笑顔で私に手を振った。 その屈託のない笑顔につい油断してしまった私は、ついつられて、小さく手を振り返した。

すると次の瞬間、引き揚げたはずのボーイズがぞろぞろと戻ってきて、閉まりつつあるドアの隙間から手を降った。 あまりにキュートな演出だったので、思わず私もビッグ・スマイル! 

Friday, August 08, 2008

Grill & Curry Restaurant
~グアム4泊5日 第2日目 ディナーの巻~

アメリカ本土のド田舎に旅行した時にもなかったダイニング経験をしてしまった!

店のお客は、ローカルの家族連れが3組ほど。 フィリピン系、チャイニーズ系、韓国系。 ドアにたっている私にウエイトレスが気がつくまで2分、着席してからメニューが出てくるまで5分、オーダーをとりにくるまでさらに5分。 いくら南国といえども、あまりにもゆったりしすぎてないかー?

やっとオーダーをとりにきてくれて、シュリンプ・フライドヌードルを注文したら、ない! じゃあ、シュリンプ・クリスピーヌードルは? え? これもないの? シュリンプが無理ってこと? 「いえ、ヌードルが全部ないんです。」 というウエイトレス。 彼女はきっと55歳くらい、チャイニーズ系女性。 「じゃあ、フライドフィッシュをください。 ライスじゃなくてフレンチフライと一緒に。 それからビールも、ミラーライトをお願いします。」 

ふと周りを見渡すと、他のウエイトレス2人も55歳くらい。 しばらくすると遠くのテーブルから苦情が出た。 どうやら頼んでだものと違うものが運ばれてきたらしい。 さあどうするの?とジッと見ていたら、驚くことに、そのテーブル担当のウエイトレスは、2種類のソースを小鉢に入れて持ってきた。 「これで味を変えればいいから。」って、えー? そういうことじゃないでしょう?? 驚く私はあいた口がふさがらない。 でもチャイニーズ系のお客はそれで満足した様子。 えー? どういうことなの?  

やっと私の料理が運ばれてきたかと思ったら、私が頼んだものじゃない! そう伝えようと思ったら、ウエイトレスは私の表情から察したのか、後ろの家族連れのテーブルへそのお皿を持っていった。 よかった、彼らが頼んだのね。 

待つこと15分。 私のお皿が運ばれてくる。 え? このまま食べるの? そう思った2分後、タルタルソースの入った小鉢を持ってウロウロするウエイトレス。 あ、それ、私のです。 それと、ケチャップもお願い。 ああ、やっと、これで落ち着いて食べられる。  その後も、なんと2度も、ウエイトレスはお皿をもって私のテーブルにやってきた。 「これ、頼みましたか?」 だーかーらー、もうすでにフィッシュ食べてるし、この私を見てくださいよ。 ロコの超デブの女の子じゃないんだから、これ以上食べると思いますー? そう言いたいところをグッとこらえて、「いえ、頼んでませんよ」 と笑顔をつくる私。

店の奥には、エレキギターの弾き語りのシンガーが! 良く見れば彼も高年齢。 きっと60歳くらい、仕事をリタイアして、趣味の延長で歌っているとしか思えない雰囲気。 コードもどこか外れた弾き語りが、なんとも田舎臭い。 と思ったら、エリック・クラプトンの Wonderful Tonight を歌いだした。 



決して、お世辞にも上手いとはいえない。 本来なら苦笑&同情しちゃうところなのに、つい歌詞に耳を傾けてしまった私は、じーんと胸に熱いものが・・・。 やめてー、このおじさんの歌で涙するのだけは、いかーん! あぁ、さては、これは、もしかして、ホームシックというもの? そうしみじみしたのもつかの間、彼はラ・バンバの前奏に似たメロディーをひいて、その後、エルビスなんかを歌いだした。 ひえー、これでノリノリになれっていわれても。 と思っていたら、その2曲が終わると、彼はギターを置き、休憩に入ってしまった。 高齢だから仕方ないのかもしれないけど、2曲しかやらないってどうよ?

音楽が消えて、周囲のノイズが入ってくるかと思ったら、店内は異常なほど静か。 家族連れはモクモクと食事をしている様子。 彼らにとって外食っていうのは何なんだろう?と考えさせられた光景だった。

注文したフライド・フィッシュは食べきれず、持ち帰り用の入れ物に入れてもらい、チェックをお願いした。 「8ドル99セントになります。」というウエイトレスに、「あ、ビールも頼んだよ。」というと、「ビールの代金はいいです。 だって出すのに時間かかっちゃったから。」 手際が悪くて、十分なサービスを提供できてないってこと、重々分かっているのね。 10ドルを手渡し、逃げるようにして店をでた。 ドアが閉まる瞬間、後ろからウエイトレスの Thank you! っていう声がした。 
初・ひとり旅
~グアム4泊5日 第2日目~

9時45分発の無料シャトルバスに乗ってビーチへ。 アウトリガーホテルの中、カフェをくぐりぬけると、広がっていたのは白い砂、エメラルドの海、ライトブルーの空! 

ホテルから持ってきたネイビーのバスタオルを広げて、さあ、日焼けしよう! 周囲は家族連れ、それも私よりも若い両親+小さな子供たち。 都内で遭遇したら、発狂しそうなくらいウザイけど、全く気にならないから不思議。 これも南国の空気のせい? 

iPodで一番最初に聞いたのは・・・サザンの Dirty Old Man。 気分も上がったところで、Kill Bill のテーマソングに変えて、日焼け止めを体中に塗る。 あぁ、背中に手が届かない。 でも誰も助けてくれないから、ヨガのポーズみたいな格好で、ベストを尽くす。 ジリジリと焼ける音が聞こえてきそうなくらいの熱い日差し。 持参したセルフ・ヘルプの本を広げ、首筋と胸の谷間に流れる汗もそのままに、ひたすら焼く。


日本人の家族連れが、「写真とってもらえますか?」と近寄ってきた。 意外にも機嫌のよい私は、「はい、チーズ」なんていいながら、2枚も写真を撮ってあげたりして。 後ろのほうで、大騒ぎしてる子供たち。 それを叱る父親の声が聞こえる。 「このやろー。 出てけよ。」 あぁ、お父さん、そんなに怒りなさんなって。 ここはグアム、東京じゃないんだから、子供たちだって羽を伸ばしたいのよ。 許してあげなさいな。 

ロコの黒人の男の子たち2人の視線を感じながら、完全無視するのは気持ちいい。 頼むから寄ってこないでくださいね。 私は心静かにこの時間を過ごしたいんだから。 音楽を Deep Forest のアルバム『Pacifique』に変えて、さらに深い瞑想に入る私。

1時間ほど焼いたあと、さすがに疲労して、お腹も空いてきた私は、まとわりついた砂を軽く払い、ビーチを後にした。 そして向かった先は・・・TGI Friday's!  


「テラスにしますか?」というレセプショニストの問いかけに、「いえ、店内で、窓際の席にしてください」 ドラフトビールを頼んだら、ない! じゃぁ、Miller Lite を。 え? それもないの? 仕方なく、Coors Light と大好物のフライド・モッツァレラを注文。

会計のとき、私の席の担当だったダグが、「オンラインでアンケートに答えると、次回のフライデーズ来店のときに、アペタイザー1品がタダになるよ」 えー? ここだけじゃなくても、東京でも? 感慨深い瞬間。 「あのね、私、フライデーズのレギュラーなの。 私の名前、品川のフライデーズに、ゴールドタグになって、壁に貼ってあるんだよ。」 そういう私に、「そっか、ひとりで、全てを忘れるためにグアムにきたんだね」と言って笑ったダグ。 


何もかも忘れるためにきたんじゃない。 どちらかといえば、禊ぎ&充電にきた感じ。 ここでたっぷり良い気を注入して、帰国したら大好きな彼に分けてあげるの♪

Thursday, August 07, 2008

初・ひとり旅
~グアム4泊5日 第1日目~

急に思い立って、えいや!と思い切って、溜まっていたコンチネンタルのマイルを使って、グアムへ初・ひとり旅。 


宿泊は、タモン・ベイの高級ホテルじゃなくて、大学生の頃のアメリカ国内旅行でよく泊まった、モーテル6やバジェットインのような経済的ホテル。 

部屋には、ダイニングテーブル(+椅子2個)、キッチン(シンクのみ)+キャビネット、冷蔵庫、マイクロウェイブ、2人掛けのソファー、机、テレビ(数十のケーブルチャンネルつき)、木製クローゼット、シャワーブース(バスタブなし)+トイレ+洗面台、ベッド。 決して狭くはない部屋の中に、必要最低限のものはそろっていて、清潔そうなのがいい。

実は、チェックイン後に案内された部屋は、ひどかった。 同じ間取りではあるけど、1階の、日の当たらない場所にあるせいで、とにかく暗い。 なおかつ、窓の外すぐには、隣の部屋の窓が。 あまりにも近すぎて、中まで丸見えで、とてもじゃないけどカーテンは開けられない。

せっかく南国にきたというのに、窓も開けられない、眩しい日差しも感じられないまま、4日を過ごすのは、あまりにも悲しすぎる。 すぐにフロントに電話した。 「あの、部屋を変えてもらえないかなと思って・・・ここは1階で、そのうえ暗くて、窓を開けたいんだけど、ほら1階だし、ちょっと怖いかなと思って・・・」 

待つこと約2分。 「空き部屋がありました。 3階にご用意しました。」 フロントからの電話で、一安心。 3階の部屋に移ると、同じ間取りなはずなのに、まるで別世界。 窓から差し込む日差しが部屋の隅々までを明るくライトアップしていて、沈んでいた私の気分もパっと明るくなった。「やっぱりアメリカ人は弱いものに優しいんだわ・・・」としみじみ喜びをかみしめた。

荷物(ワンピース3着、ビーチサンダル、Tシャツ、スウェットパンツだけ!)をアンパックしたところで、急に寂しさがこみ上げてきた。 「あぁ・・・彼と一緒だったら、きっとものすごく楽しかったんだろうな・・・」 いつも人に囲まれてる私だから、たまにはひとりでのんびり、自分を見つめなおす旅にするつもりだったのに、いざこうしてひとりになっていろいろ考える時間ができると、ひとりじゃ全く楽しめないことに気づく。 寂しがりの私にはやっぱりハードルが高すぎたんだろうか。 あぁ、イヤだ、胸が痛み出した。 これは涙がこみ上げる前兆。 ハラハラと泣き出してしまいそうな自分を励ますために、PCの壁紙を彼と一緒にドライブにいった時の写真に変えて、深呼吸。

「ホントにひとりでバケーションなの? もったいないなぁ・・・その笑顔を忘れずにね。 それさえあればどこへいっても大丈夫だよ」 グアム空港の入国審査官が言っていた。 そうだ! 彼に会えないことを悲しむんじゃなくて、彼との再会の日を思い描いて笑顔でいこう。 だってせっかくのバケーションだもの。 それも初・ひとり旅だものね。 

Tuesday, August 05, 2008

Anything For You "Daddy"



I've known you for years, and as a physically, mentally, and spiritually strong person that you are, I know for sure that you're gonna get through this tough time. And you're gonna be just fine. Because, just because, you're gonna have to be fine for me and for those who love you. That's how much you're loved and needed.

My thoughts and prayers go out to you and those who are around you supporting all the way, and I want you to remember, and never forget, that anything, I'd do anything for you. No matter what, I'm always here for you.

Monday, August 04, 2008

Got To Be Real

YouTubeで、『Got To Be Real』 をリピートして聞いている。 

先週末ドライブしたときに流れたとき、「あ、これ、SATCの6シーズンの中で私が一番好きなエピソードで流れていた曲だよ」って私がいうのをあなたは、「ふーん」って軽く聞き流していたけど、こういう小さいことのひとつひとつ、あなたとの出会いから今までの時間の中の数々の運命的なめぐり合いに、いちいち感激しちゃう私。 だって、偶然なんか、この世の中に、ひとつもないからね。 「あなたと私の出会いも必然なんだよ」って心の中でつぶやきながら、窓の外を流れていく景色を脳裏に焼きつけた私。 



♪♪Ooh, your love's for real now
You know that your love is my love
My love is your love
Our love is here to stay♪♪

Saturday, August 02, 2008

Fireworks In Yokohama

彼を誘って、毎年恒例の横浜花火大会へ。  東神奈川の駅を降りて、スタッフ専用の車を探したけど、どうやら逃してしまったらしい。 「ああ、彼にいいとこ見せたかったのに・・・」 私たちは(一般の)人たちの波に乗って、歩いた。 


座間キャンプの管轄の埠頭の入り口で、身分証&持ち物チェック。 エリアの外にはたくさんの人たちが立ち見をしている。 その人たちの横をすり抜けて、「特別席」へ向かうときの優越感。

エリア内にはすでにたくさんの関係者が、それぞれの単位(家族、友達、ボーイフレンド&ガールフレンド)で、集まっていた。 アメリカ人が多いので、「たーまやー♪」って掛け声はないけど、大玉があがるたび、勢いのある打ち上げが続くたび、周囲からは、雄たけび&拍手が沸き起こった。


私たちは、ピンクのブランケットを広げて、チャイニーズのテイクアウトを肴に、アメリカ産のビール(1本150円!)を飲んで、まったり。 

私はヒールを脱いで、ワンピースの裾を気にしながら、家モードに入った。 潮風は強い。 髪もワンピースの裾も揺れる。 「あ、パンツ見えちゃう」って彼に言うと、「クライから見えないよ」って彼は言って、「あーん、私の下着がみんなに見られてもいいんだ・・・」って私は軽く悲しくなった。


おつまみに手を伸ばした瞬間、彼が私の膝に触れた。 「あ、ごめん」っていう彼。 「あ、わざとでしょ? 私に触りたかったんでしょ?」って私が言うと、彼はいつもの、意図しないことをしたときにするような、バツの悪い顔をした。 彼の、そういうときの、素直な反応が好き。


目の前には、みなとみらいのビル群が並んでる。 この夜景も、この花火も、毎年違うボーイフレンドと見てるけど、来年はまた同じ彼と一緒に見たい。 きっと大丈夫だよね。 だって、長い人生、12ヶ月くらいの話だよ。