Tuesday, August 12, 2008

初・ひとり旅
~グアム4泊5日 最終日&帰国後の巻~

チェックアウトの前、ロビーでシャトルバスの手配を終えた私に、「OMG! 真っ赤じゃないの。 これつけなさい。」 と言って、ホテル内のコンビニの店員、コリアン系の50代後半の女性がジェルを差し出した。 急いで部屋に戻り、カラダ全体にジェルを伸ばす。 あー心地よい。 なんだー昨日もこれをつけてたら痛みも軽減したのかも。 ありがとう!! 

空港へ着くと、搭乗ゲート前のセキュリティーチェックには長い行列が出来ていた。 あ、しまった! 香水、スーツケースに入れるの、忘れちゃった。 ここ数ヶ月ずっと使ってるお気に入りのフェラガモの香水、取り上げられちゃう。 係りの黒人の女性に、「あの、ジップロックとかありませんか? 香水、スーツケースに入れ忘れちゃって・・・。」 という私に彼女は、「・・・そのまま、バッグに入れておいて。 大丈夫だから。」 といった。 本当だろうか? 半信半疑でスクリーンのゲートをくぐる私。 チェックの終わったバッグが出てくる。 急いで中身を確認すると、あった! 香水は無事! ああ、良かった。  ありがとう!!

フライトは通常よりも20分早く成田に到着。 スーツケーツが出てくるまでは随分待つんだろうなあと思っていたら、なんと、ものの5分もしないうちに流れてきた。 急いで、携帯サイトの乗り換え案内をチェック。 30分後の成田エクスプレスに乗れる! ああ、ラッキー。  ありがとう!!

翌日、ひどい気分で目が覚めた。 カラダが熱い。 特に背中とお腹が焼けるように痛む。 鏡を見ると、顔は・・・皮膚が硬くなり、引き攣れている。 背中とお腹には、いくつもの大小の水泡が! それを見た瞬間、ちょっとしたパニック状態になってしまった。 ああ、吐きそう。  助けて。

仕事を休み、(お盆休みでも開いている)皮膚科を探す。 ああ、あった! それも隣駅に!! 皮膚科は駅から徒歩1分のところにあった。 待つこと約2分。 診察室に案内される。 変な音楽がかかってる。 ビッグバンドの曲みたい。 先生は初老の、でもくたびれた感じではなくて、飄々としたかなり粋な感じ。 

「ああ、なんでこんなに焼いちゃったの? 寝てたんでしょ?」 といいながら、先生は私の背中とお腹もチェック。 「あらら、これはね、固い歯ブラシかなんかでゴシゴシやったらいいんだけどね。」 そういう先生の横で、先生のワイフ兼看護婦さんが笑ってる。 「この水泡は、汗がたまったものだから、破れても膿んだりしないから大丈夫。 どこで焼いたの?」 という先生に、「グアムです。 向こうでも痛くて痛くて眠れなくて、病院にいこうかとも思ったんですけど、保険がないから治療費が高いかと思って・・・。」  と私が言うと、「行けばよかったのに。 塗り薬を出してもらえて、応急処置をしてもらえたはずだよ。」 と先生。 

どうやら、グアムみたいなところだと、肌を焼きすぎちゃうバカな観光客(私です・・・)がたくさんいるらしく、塗り薬のストックをたくさん持ってらしい。 「日本だと、ごみとかね、そういうのが空気中にたくさん含まれてるから、日差しも遮断されるんだけど、グアムみたいなところだと、そういうのがなくて、空気がきれいでしょう。 だから日差しも強いんだよ。」

先生と先生のワイフは、習字の筆みたいなもので、白い塗り薬を私のカラダに塗り始めた。 仕上がった私のカラダは真っ白! その上から、さらに、ベビーパウダーみたいなものをはたいてくれて、終了。 小さい頃、おばあちゃんにパウダーをはたいてもらったことを思い出す。 なんだかとても幸せな気分。 ありがとう!! 

ここ数年、ひとりで生きてるような錯覚で、時には孤独を感じて、でもそれを隠すために強がって、そんな毎日だった。 でも、今回の旅、そして帰国後、たくさんの人の笑顔に出会い、優しさに助けられ、神様の愛に包まれて生きていることをリマインドされた。 私たちは全て、つながってる。 ひとりひとりが神様のメッセーンジャーとして、日々、誰かを愛し、誰かから愛され、ちょっとだけ寄りかかったり、ちょっとだけ支えたりして、生きてるんだね。 

No comments: