Wednesday, April 29, 2009

Today's Song - 会いたい by Senri Oe



みんなー!

GWはすぐそばだよー!!

もうすぐ会えるね。

イエーイ♪


(わたし、たけぴんのおはこの曲も、歌っちゃうよ)
昨夜見た夢 ②
(Please interpret it if you can)

わたしは周りを見渡してみた。 どうやらバーのようなところにいるようだった。 店内は暗く、照明といえば、バーカウンターの中のグラスやお酒を並べるショーケースの灯りと、入り口とトイレとロッカーの近くの天井に埋め込まれた小さなダウンライトだけだった。 

暗い空間の中で目を凝らすと、ポツリポツリと人が点在しているのが見えた。 男性が8~9人、女性が4~5人、 20代前半~40代半ばで、全員がほとんど裸に近い状態だった。 部屋の中央には、コの字型をした大きなモスグリーン色のソファーがあって、わたしはそこに腰掛けていた。 両脇には、全裸の、20代半ばの、艶々した肌の、サイズ0の女性が2人、お腹を下にして寝そべっていた。 

わたしはバーカウンターへ移動した。 バーテンダーは20代前半の女性で、エメラルド色に髪の毛を染め、眉と鼻と唇にピアスを入れていた。 長いつけまつ毛をつけ、黒のアイライナーを太めに入れて、グレーのアイシャドウを瞼全体にのせていた。 ぷっくりとした唇には、真っ赤な口紅をつけていた。 

わたしがビールを注文すると、彼女は、「カールスバーグしかないけどいい?」と聞き、わたしがそれでいいと答えると、「グラスは使う?」と聞き、チューリップ型のグラスをひらひらさせた。 わたしが要らないと答えると、彼女は、緑色のボトルを、カウンターの上を静かに滑らせて、差し出した。 

ビールを持って、店内の奥へと移動するとそこには、小部屋があった。 扉はなく、レースのカーテンのような薄い布で仕切られているだけなので、明るい光が漏れている。 布をくぐり、小部屋に入ると、薄いピンク色のソファーが2つあった。 その1つに腰をかけ、ビールを一口飲んだところで、わたしの横に、20代後半の、短髪の男の子が座った。 

彼は、赤いチェックのトランクスをはいていて、日焼けした肌と見事に割れた腹筋が美しかったが、キーキーした高音の声が耳障りだった。 彼はわたしに、いろいろな質問をした。 その一つ一つにいちいち答えるのは面倒くさかったし、何しろ彼の声が神経を逆なでるので、軽くうなづいたり笑ったりしながら、内心、早くどこかへ行ってくれないかなあと思っていると、それが伝わったのか、彼はスっとわたしから離れて、他の女性に近寄っていった。 

部屋の中のもう1つのソファーには、中年夫婦が座っていた。 わたしは立ち上がり、彼らに近づき、夫婦の隣に座った。 彼らは日本人だったが、わたしが英語で話しかけると、女性のほうの顔がパッと明るくなり、ああ、懐かしい、英語でお話がしたかったのと言って、ペルーやトルコを旅行したときの話をはじめた。 男性は50代半ば、肩までの髪はグレーで、白いブリーフと、フルカップのピンクのブラを付けていた。 女性は、50代前半で、肌色のキャミソールを着て、自然な色の肩までの髪の毛を、きれいに巻いていた。 

「何が目的でここへきたの?」と女性に聞かれ、ビールを飲むため、と答えたものの、わたしはまったく酔っ払っていなくて、まだ一本のビールも飲み干せずにいた。 夫婦はそんなわたしを、わからない、という顔で見つめ、ふたりのその表情をみた瞬間、わたしはその空間にいる意味がわからなくなり、帰ります、と夫婦につげた。 


立ち上がったわたしに、女性が、「またぜひお会いしたいわ」と言い、赤いバーキンの中から、名刺を取出し、わたしに差し出した。 彼女は、外資系製薬会社勤務で、役員をしていた。 わたしも、と、ビジネス用の名刺を彼女に差し出し、そうだ、と、携帯の番号が書いてあるプライベート用の名刺も差し出した。 

店内を出る前、入り口のところにかかった時計をみると、ちょうど12時だった。 わたしは、まだ終電に間に合う、とほっとして、扉をあけ、勢いよく螺旋階段を駆け下りた。

Tuesday, April 28, 2009

RIGOLETTO SHORT HILLS
Moroccan tapas and bar 中目黒

ここ2週間、大好きなお人形は、風邪を引いたり、オフィスの引越しをしたりしていて、わたしに会ってくれなかった。

最初の1週間は、心配で、寂しくて、泣いてたりしたけど、2週間目は、好きなキモチを疑ったり、会えないことに腹立たしいキモチになったり、会いたい、会いたくないなんていう、ローラーコースターみたいな気分で、毎日を過ごした。

やっと会えることになって、待ち合わせの時間と場所が決まってからも、なんだか複雑な気持ちで、まず最初になんて言ったらいいのかな、なんて、まるで初めてのデートの時みたいに、期待と不安の混ざった気持ちになった。 待ち合わせの場所に向かう足取りは、早足になったり、途中で立ち止まったり、引き返そうと思ったり、やっぱり前に進んだり、変なテンポだった。

「今、渋谷を出た」っていうメールが届いたとき、わたしはもう待ち合わせの場所のすぐ近く、駅のすぐ前にある道の反対側にいた。 改札を出たところに立ってるお人形を見つけたとき、信号は赤で、なかなか青に変わらなくて、交差する車の波をかきわけて渡りたいキモチをおさえるのに必死だったわたし。

後ろから近づいて、「お人形~っ♪」って抱きついたらお人形は、いつもどおりの、ちょっと恥ずかしそうな顔をして、「お人形です」って言って、それで今までの悶々とした気持ちは全て拭きとんでしまった。

お人形の周りを一周、クルッと廻るわたし。 不思議そうな顔をしてるお人形に、「誰かが、変な装置をつけたりしてないか、チェックしてるの」って言うと、「ダイジョブ、ダイジョブ」ってお人形が言って、その言い方が相変わらず、ものすごく可愛かったのと、わたしに会えて嬉しそうな表情をしてくれたことが嬉しくて、わたしは安堵した。

ものすごく風が強くて、寒くて、薄着をしていたわたしはカラダの芯まで冷えてしまって、お人形に絡みつくようにして、レストランまでの道を歩いた。 わたしの手をしっかり握り締めてくれていたお人形の手が、ものすごく力強くて、ものすごく温かかくて、わたしは体中がポカポカしてくるのを感じていた。

その日、私たちがオーダーしたのは、お店の看板メニューのフライドチキンと・・・

● Garlic Toast ガーリックトースト
● Deep Fried White Fish モロッコ風・フィッシュフライ
● Hot Chicken Tortilla Roll ホットチキントルティーヤロール
● Ajillo of TSUBU Shell 北海産・ツブ貝のアヒージョ
● “MENTAIKO” 博多・辛子明太子あえ

わたしたちは、ビールを2杯づつ飲んで、イタリアの白ワインを1本あけて、最後のしめくくりにスパークリングワインを1杯づつ飲んだ。

結局、その日は、自由ヶ丘に餃子を食べにいくこともせず、六本木に踊りに行くこともせず、カラオケに歌いに行くこともせず、タクシーに乗って、わたしの家に帰った。

寝る前に甘いものを食べる悪習のあるお人形は、どうしても近所のファミリーマートに寄りたがって、そこで、コーヒーゼリーをゲット。 わたしがビールを2缶持って、レジに行く途中、どうしても、「じゃがりこ」が食べたいって駄々をこねたら、お人形は、「オレ、食べないよ」って言って、わたしのリクエストを却下。 わたしは、「じゃあ、いいよ」って軽くふてくされて、諦めのキモチでレジに並んで、でもお人形はちゃんと、「じゃがりこ」をゲットしてくれていて、それを見たわたしは、「お人形~っ♪」ってココロの中で叫びながら、お人形への愛情が「プク」って膨らむ音を聞いた。 

RIGOLETTO

住所: 東京都目黒区中目黒1-2-13
電話: 03-5773-1241
営業時間:
月~土 11:30~04:00(L.O.03:15) 
日   11:30~23:00(L.O.22:15) 

Monday, April 27, 2009

ほんやくコンニャク

ドラえもんが持ってる『ほんやくコンニャク』は素晴らしい。 

一瞬のうちに、言葉だけじゃなくて、そのココロも、
その背景にあるものも全て、きちんと、訳してくれるからね。

でもわたしは、ドラえもんじゃないし、

四次元ポケットもないし、ほんやくコンニャクも出せないしね。

自分以外の人の言葉を訳するのは、難しい。 


知らない人の言葉なら、テキトーに訳すし、
仕事だって、4割くらいの出来栄えならね、
まあ、OKかなって思うけどさ、
大切な人の言葉だと、難しい。

つい最近、元彼から、
結婚する友達に贈る言葉を訳してくれって頼まれて。

時間的には、10分もかからなかったんだけど。

でも、その10分間には、
彼のバックグラウンドを思い描きながら、
きっとこういう風にいうんじゃないかって、
彼らしい響きにするにはどうしたらいいんだろって、

いろんなことを思い巡らせてさ。

お願いって頼まれたら、頑張っちゃう性格 
(長女だし!)
わたしのココロに触れた人の頼みだったら、なおさらね。

彼の会社の、ウェブとかもね、

ホントは、英訳したいんだけどさ。 
頼まれてないからね (笑)

ほんやくコンニャク

Sunday, April 26, 2009

Today's Song - Someday by Exile



ゴールなんて、目標なんて、今まで一度も設定したことがないんだって、私が、たぶんちょっと悲しい顔をして言ったら、彼が、昔、同じようなことを先輩と話したことがある。 でもその時々、目の前のことに体当たりで、そうやって生きてきたら、納得できる場所にたどり着いてたりするんじゃない? 目標を立てても、立てなくても、どっちの道を選んでも、結局、満足できる場所にたどり着けるような気がするって言って、わたしは、「ああ、そっか。 それでいいんだ。」って、安堵した。

♪♪ (Someday, Someday)

このまま步けば
いつかは たどりつけるかな
変わらない この思いだけを 信じて
このまま終われない
何かが突き動かすんだ
それはきっと 魂を残す道しるべ

答え出すこと 迷ったとしても
必ず間違ってなかったと
思えるよ

あれから 数えきれないほど
夢を叶えてきたけど
心はまだ 君を思ってるよ
あなたが ずっとあなたらしく
生き続けてられるように
変わらない 思い抱き締めながら
歌ってくよ
(Someday, Someday)

この空見上げたら
限界なんてないはずで
果てしない 可能性がある
そう思える

悲しみ、悔しさも
挑戦していくことで
力に変えてゆけるから
必ず

つらいときこそ 信じ続ける
いつかきっとわかるだろう
その意味を...

心は まだ未来を見てる
果てしない夢を抱きしめて
君の幸せ 祈っているから
あなたが ずっと笑顏のまま
生き続けられるように
心から強く願い あの光へ
走り抜ける

あれから 数えきれないほど
夢を叶えてきたけど
心はまだ 君を思ってるよ
あなたが ずっとあなたらしく
生き続けられるように
変わらない 思い抱き締めながら
歌ってくよ

(Someday, Someday)
エネルギー交換

金曜日は、数ヶ月ぶりに会う人&数年ぶりに会う人&わたしで、渋谷でディナー。

わたしたちは、バックグラウンドも、年代も、血液型も違うけど(いや、違うからかな?) 上手い具合いにかみ合って、楽しさが相乗効果的にアップして、いろんなジャンルの話題をくまなくカバーして、絶妙なタイミングで右へ左へ打ち分けて、ヒットだ、バントだ、ホームランだ、あれ?見送り三振?? なーんて、ワールドベースボールの興奮の再現みたいな、ひとときを過ごした。

人生に対して一生懸命に向き合う人って、最高。 笑顔も、泣き顔も、キラキラ、輝いてる。 一緒にいると、エネルギー交換ができる。 (ネガティブな人って、ほら、吸い取るだけだからさ。 疲れちゃうよね。)

わたしの周りには、良いエネルギーを持った人たちがいっぱい。

これって、幸せなことね♪

Saturday, April 25, 2009

夜マック・朝マック

帰り道、『M』のサインを見たとたん、
どうしても欲しくなってしまって、
いけない、いけないと何度も言い聞かせたけど、
あまりの誘惑の大きさに負けてしまって。

クオーターパウンダーのセットを注文。

バーガーは、561カロリー。  
フレンチフライは、454カロリー。  
アイスティーは、0カロリーだけど、
マヨネーズとマスタードをつけちゃったから、
それが70カロリーくらいで・・・
合計、1085カロリー

ぶっちゃけ、2夜連続、夜マック。 
こんな食生活していたら、あっという間に、 「樽」みたいになっちゃう。

罪悪感でいっぱいの朝、友達が言った。
「朝マックしようよ」  

夜もマックだったんだから、 朝もマックでいいじゃない?って、
いったいどういうロジック??

いや、いや。 「樽」になっちゃう。
でも、振り向けばそこには、『M』のサイン。  
ああ、もう、だめ・・・。

マックグリドル・ベーコン&エッグ・チーズのセットを注文。

マックグリドルは、425カロリー。
ハッシュポテトは、146カロリー。
コーヒーは、0カロリーだから・・・
合計、571カロリー。

夜マックのカロリーを、消費しきってないうちから、
朝マックのカロリーを、追加しちゃって、
こりゃ、着々と、「樽」に向かってますな。

Friday, April 24, 2009

Today's Song - If I Was The One by Ruff Endz



冷たい雨が降る夜は、

冷たいアトランティック・オーシャンに、
投げ出されたみたいな気分だよ。

寒い、寒い。

こんな風に、求められたいなあって思うよ。

幸せだわ、Roseはね、Jackに出会えたからね。 
長い人生の中の、たった一瞬でもね。 
奇跡的な愛を、シェアしたからね。

♪♪ If I could have just one wish,
I'd wish that you were mine,
I would hold you near,
Kiss away those tears.
I'd be so good to you baby.
You're the one I want next to me,
But I guess that's just not meant to be.
He's there in your life,
And he's sharing your nights,
It'll never be, never be right.

If I was the one who was loving you, baby.
The only tears you'd cry would be tears of joy.
And if I was by your side,
You'll never know one lonely night
And if it was my arms you were running to,
I'd give you love in these arms of mine.
If I was the one in your life. ♪♪
八竹亭

渋谷・東急本店のすぐ近くの、細い路地沿いにある、
ご主人がひとりで、きりもりしている、定食やさん。

焼き魚がおいしいと聞き、わたしはサワラを注文。
しばらくすると、
カウンターの上に、サラダ(レタスとトマトのみ)、
お味噌汁(具沢山)、ご飯(山盛り)が並び、そうこうしているうちに、
ぷっくりと焼きあがった、脂の乗った、大きな切り身魚が、
焼きナスを伴って、登場した。

とにかく、焼き魚がうまい。

質・量ともに、大満足だし、良心的な価格設定も、素敵。

ただね、渋谷のど真ん中だというのに、
お客様の数が少なすぎないかーい?
思わず、経営の心配しちゃうよ。

八竹亭

住所: 東京都渋谷区神山町16-3
電話: 03-3469-1773
営業時間: 
11:00~14:00
17:00~22:00

Thursday, April 23, 2009

BLUE POINT SHIROGANE

天気がよかったので、テラス席で食事がしたくなり、
白金台のお店へ。
昼間は初夏のように暑かったのに、
日が暮れたらすこし肌寒くなった。
お店の人にお願いして、ストーブに火を入れてもらう。

カラダが少し温まったころ、白ワインが運ばれてきた。
そしてふと、そういえば最近、ビールを飲まなくなったなぁと思う。

このごろはいつも、白ワインかスパークリングワインを注文。
そして、2杯くらい飲んだら、おしまい。
今までは、ボトル2本くらい飲んでたのに。
こういう小さな変化が、なんだか最近、増えてきたような気がする。

注文したシーフードとアボガドのマリネ柚子こしょう風味と、
本日の鮮魚のカルパッチョを、

スザンヌを100倍可愛くした感じのウエイトレスが、
しずしずと、運んできてくれた。


わたしが微笑むと、彼女もそれにつられて微笑みかえし、

彼女のちょっと照れた感じの笑顔を見た瞬間、
なぜか高校生のころの思い出がよぎって、
胸がキュンと痛くなってしまった。

照明は、テーブルの上のオイルランプと、
隣にある木にくくりつけられたダウンライトと、
背中を暖めてくれるストーブの炎と、
すぐ横を走り抜けていく車のライトだけ。

そんな雰囲気の中、ちょっとでも気を抜くと、
世の中のすべてのしがらみから解き放たれたような、
そんな錯覚をしてしまうから、
「ここは白金台、ここは白金台・・・」
わたしは、そう何度も心の中で繰り返して、

「今いる場所」を確認しなくては ならなかった。

BLUE POINT SHIROGANE

住所: 東京都港区白金台4-19-19
電話: 03-3280-2020
営業時間: 11:30~2:00

Wednesday, April 22, 2009

金のかかる女

わたし、「金のかかる女」 なんです。 
そういう女なんです。

金・プラチナ以外は、カラダが受け付けないんです。  
そうじゃない貴金属だと、痒くなっちゃうんです。

でも、最近、可愛いネックレスが、あちこちで売ってて、
ほら、長めのやつで、みんなしてるやつがあるでしょ。)
つい、買っちゃうんだけど、 朝つけて、しばらくすると、
あれあれ?って違和感が始まって、
で、お昼ごろには、ついに耐えられなくなってきて、
あーもうダメだって、外しちゃう。

夜になると、クビの後ろあたりがもう、 ボコボコに赤く膨れて、醜いのなんのって。  
こんなの、大好きな彼に見られたら、触られたら、最悪。  
キモイーって思われちゃうんじゃないかって、超・ヒヤヒヤ。

Monday, April 20, 2009

Today's Song - Love In The First Degree




kazucolor さん、オソロにしちゃいました♪ 
(OKもらう前に、アップしちゃって、ごめんね)


そうそう。 そういう時代でした。 
かかってました、この曲。 
どこの「ディスコ」でも。 

わたしたちは、バブル世代じゃないから、
バカみたいな、今の若い子に豪語できるような、
オモシロおかしいエピソードこそないけど、
女の子のボディコンの派手な色じゃなくて、
ミラーボールじゃなくて、
きれいな色のカクテルじゃなくて、

あのスモークのクラウディネスじゃなくて、
流されながら、でも、自分で舵取りをしてるって、
そう根拠のない実感を胸に、 
未来は明るいって、疑いなく、信じて、
青春を謳歌してました。 

見るもの全てが、キラキラ輝いてたよ。
(あー、いい時代だったねぇ)

で、また今、何十年もたってもなお、

キラキラしてますよぉ♪
恋、してる、してるよぉ♪♪
これって、超・有罪です。


♪♪ Last night I was dreaming I was locked in a prison cell
When I woke up I was screaming calling out your name.
And the judge and the jury they all put the blame on me
They wouldn't go for my story they wouldn't hear my plea. 
Only you can set me free
'Cause I'm guilty - guilty - guilty as a girl can be.
Come on baby can't you see
I stand accused of love in the first degree. 
Guilty of love in the first degree. ♪♪
HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition


「きゃーっ かわいーっ」

ちょっと前、雑誌で見たとき、ひとめぼれしたノート。

同僚Kちゃんが、すでに購入していたことが、今日、発覚。 

決定&購入まで、なんと20分しかかからなかったらしい。 
(即決ってことね。)

じゃー、わたしもっ!!

いや、べつに必要ってわけじゃないけど。

でも、ギザカワユスだし。

だって、2台目なんだから、

このさい、スペックなんて、どうでもいいじゃん。


見た目重視ってことで、どうっすか。

アマゾンで購入すると、49,140円♪ 

HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition

Sunday, April 19, 2009

My Favorite City In The Whole World













NYと東京とでは、
早朝の、空が明けて来るときの、色が違う。
夕暮れの、日が落ちていくときの、色が違う。 

あのころは、比較するたび、
比較できないものを比較してしまったあとの、
脱力感を味わった。 

忘れようと思えば思うほど、
恋焦がれる気持ちが大きくなっていった。

でもあれから、もう10年がたち、
今では、いったいどこがそんなに良かったのか、
思い出せない。 

あんなに毎日、念仏を唱えるように、
「いつかまたきっと住むんだ」って念じていたことさえ、
信じられない。

でも、今日、見てしまった。 
NYのあの、早朝の色を。 東京の夕暮れ時の空に。 

胸騒ぎがした。  
また恋がはじまるかもしれない。

Friday, April 17, 2009

昨夜見た夢
(Please interpret it if you can)

新緑が美しい初夏の昼下がりのことだった。 わたしは、木々の隙間からこぼれる日差しがキラキラと注ぐ並木道を、アパートに向かって歩いていた。 肌色のラブラドール犬を2頭連れた初老の男性が、わたしのすぐ後ろを歩いていた。 2頭は親子のようで、親犬は、飼い主にぴったり寄り添うようにして、まっすぐ前を向いて歩いているというのに、子犬は、ジグザグに歩いたり、猛ダッシュをしてわたしを追い越したり、わたしにカラダを摺り寄せたりした。 そのたびに飼い主に叱られ、するとバツの悪そうな表情をして、Uターンをして戻っていった。 その子犬の落ち着きのない歩みのせいで、初老の男性&2頭の犬と、わたしとの距離は、距離は縮まり、そしてまた離れ、それを何度も繰り返した。 



しばらく歩くと、アパートに到着した。 アパートは、現在わたしが住んでいるものとはまったく感じが違っていて、どうやら東京でも、日本でもないような感じだった。 アパートのエントランスでは、郵便配達員が、メールの仕分けをしていた。 わたしのメールボックスの下には、ミディアムサイズのダンボールが置かれていて、その中には、何通もの封筒といくつもの大中小の小包が入っていた。 その箱を両手でしっかり抱えて、中身が零れ落ちないよに気をつけながら、わたしは部屋へと向かった。


部屋に入ると、中からシャワーの音が聞こえてきた。 玄関を入って右側、あまり光の当たらないところに、バスルームがあって、そのシャワーブースの扉は、すりガラスの引き戸だった。 扉の向こうに、男性の影が見えて、わたしはそれが、元彼だとすぐにわかった。 そして、元彼がわたしのアパートでシャワーを浴びることに、なんの違和感も覚えなかった。 キッチンとダイニングが一緒になったスペースをとおり、その先にある自分の部屋へと向かう途中の左側に、もう1つの、大きな窓から光が燦々と差し込むバスルームがあった。 そしてそこからもシャワーの音が漏れてきた。 誰だろうと思っていると、しばらくして中から、白いシャツの上に青いカーディガンを羽織った女性が出てきた。 彼女は、白髪のように白い金髪で、灰色の瞳をした、20代後半の白人女性で、わたしには彼女が、元彼のガールフレンドだということが瞬時に分かった。 


彼女とわたしとの距離は、30センチほどだったが、彼女はわたしの存在に驚いたりはせず、その表情もかえることもなく、チラっとわたしを見たあと、床を見つめながら、何かを呪文のように唱え始めた。 耳をすませ、彼女の言葉を注意深く聞いてみると、それは日本語で、まったく脈絡の文章の羅列であることが分かった。 彼女の様子に少し驚いて、元彼を呼びに行こうと思った瞬間、彼が現れた。 そして、彼女をいすに腰掛けさせ、その前に跪き、取っ手のついた横20センチ・縦10センチくらのストロボを取り出し、彼女の目の前で、スイッチをオンにした。 白とピンクの光が交互に、1秒間に6回くらいの速さで点滅した。 彼はそれを10秒くらい続けた後、スイッチをオフにした。 すると、それまで床を見つめていた彼女の、生気のない表情がパっと明るくなり、まず最初に彼を見つめて笑い、そしてわたしのほうに向いてもう一度笑った。 そして、バスルームに入っていったかと思ったら、ゆったりとした黄色いコットンのカットソーに着替えて、出てきた。 


彼女と元彼を残して、わたしは自分の部屋に入り、ドアを閉めた。 普段は明るい部屋だが、カーテンが締め切ってあるので、とても薄暗かった。 カーテンを開けることもせず、電気をつけることもせず、その暗い部屋の中でわたしは、化粧を始めたが、それが間違った選択だということがすぐに分かったので、日当たりのいいバスルームへと移動した。 BBクリームを顔全体に広げ、その後、パウダーをはたくことなく、アイシャドーをのせた。 薄い色をのせたはずだったのに、鏡の中のわたしの瞼は、こげ茶色一色だった。 わたしはそれをふき取り、何度もトライしてみたが、いっこうにうまくいかない。 そうこうしているうちに、友達との待ち合わせ時間が迫っていることに気づいたわたしは、化粧も途中のまま、家を飛び出した。


通りはたくさんの人でにぎわっていた。  道の両端には屋台がでていた。 前に進もうとするが、屋台の勧誘をする外国人たちに道を阻まれて、動けない。 早く化粧をして、友達との待ち合わせ場所へ向かわなくては!と焦っていたわたしは、その場に座り込み、カバンの中身を地べたに撒きちらして、化粧を始めた。 数分後、どうにか化粧が終わり、さあ移動しようというところで、カバンの中身はそこらじゅうに広がってしまっていて、かき集めるのに時間がかかってしまう。 どうしよう、と思っていたところに、妹がやってきて言った、必要ないものはそのままにして行きなさい。 あとはわたしが片づけておいてあげるから、と。 妹のやさしさに涙しながら、わたしは駅へと走り出した。


駅に到着すると、17時38分の電車が行ってしまったばかりだった。 次の電車は10分後、48分。 18時の待ち合わせには間に合いそうにない。 わたしは待合室に移動し、タクシーを乗り合いしてくれる人はいないかと、問いかけたが、イエスという人はいなくて、誰もが次の電車の到着を待っているようだった。 


駅は1階建てだった。 18時48分になり、電車が来たと思ったら、特急が通過し、そのすぐ後に、白い電車がやってきた。 乗り込むと、大きな、屋根のない、オープンカーのような電車だった。 床には薄緑色のカーペットがひいてあり、一人用の椅子と、4~5人掛けのソファーと、丸いテーブルが、不規則に並んでいて、それはすべて、白色で統一されていた。 乗客たちは老若男女、車内のあちこちに点在して座っていた。 


電車が、目的地に着いたか、着かなかったのか、その辺は不明だが、電車を降りたわたしは、駅に直結しているデパートの中の本屋に、友達と一緒にいて、立ち読みをしていた。 彼女がわたしに近寄り小声でいう、あの後ろにいる男の人にわたし、最近ずっとつきまとわれてるの。 後ろを振りかえると、その男性はこちらを見ていて、わたしと視線がぶつかった。 身なりは清潔そうだったが、目つきが悪いことと、週刊雑誌を持つ手の位置の異常に高いことが気になった。 わたしは友達にいう、わたしが合図したら、一気に走って。 あのキャッシャーのところにいる店長に助けを求めるのよ。 わたしが、さあ今!と彼女の手をひっぱり、走り出した数秒後に、キャッシャーのところにいた店長は、その後ろにある、スタッフ専用と書いてあるドアの後ろに消えてしまった。 わたしたちを追いかけてくる男の足音がどんどん近くに聞こえてきた。 わたしはそこで方向を変え、非常階段へと続くドアを開けて、階段を少しだけ上ったところにある踊り場で、男がくるのを待った。 男は階段を下がっていく。 それを確認してすぐ、わたしたちは店内へと戻った。 そして、スタッフ専用のドアを勢いよく開け、突然の侵入者にびっくりした表情の店長の胸の中に、飛び込んだ。

Thursday, April 16, 2009

Under Sakura Trees













桜の花咲く季節になると思い出すシーンがある。 今となっては手の届かない甘くて切ない思い出。 
 
わたしたちはベンチに腰かけ、無数の桜の花びらが風に舞る様子を眺めていた。  それは、風に弄ばれることを拒んでいるようにも見え、また、弄ばれることを望んでいるようにも見えた。 

彼は、花びらを4枚集めて、わたしの左手の親指の付け根あたりに、桜の花を模って並べた。  「今まで、男の人に、こんなことしてもらったことある?」 彼の問いかけにわたしは、「いいえ」と答える。 

彼の手の平がわたしの手の甲に重なる。 彼は、少しだけ力をこめて、わたしの手の上にある花びらを押しつけた。 じんわりと、桜の香りが、皮膚の下にしみこんでいく。 それをわたしは、やさしいキモチで眺めていた。

「ちょっと歩こうか」 そういって彼は立ち上がり、わたしの目の前に手を差し出した。 その手をとって、わたしも立ち上がる。 わたしたちは重ねて手をそのままに、静かに歩きだした。  

わたしたちは小さな池に出会う。 その水面は、粉雪のように舞い落ちる桜の花びらで覆われていた。 水中の鯉が行ったりきたりするたびに、水面に浮かぶ花びらがあちらこちらへと漂い、それはあまりにも非現実的な景色で、わたしは思わず一瞬、ココロとカラダのバランスを失った。 そんなわたしのよろめきを察して彼は、握った手にぎゅっと力をこめた。

「離れているときも一緒のときもきみを支えるから」 はるか彼方から彼の声が聞こえてきたような気がした。


もうすぐまた彼の命日がやってくる。 

Wednesday, April 15, 2009

Cafe Addict

新しいもの好きなわたしは、いつも「マイ・ブーム」を探していて、すぐに飽きちゃうけど、すぐに「中毒」しちゃう。 最近は、「カフェ中毒」です♪ 


Table Modern Service

住所: 東京都目黒区自由が丘2-17-8 3F
電話: 03-5729-7160
営業時間: 11:00 - 28:00

オーストラリアン・スパークリングワイン&シャルドネを、コクコク(ゴボゴボじゃありません!)飲みながら、グリル野菜、ハモン イベリコ、チーズ盛り合わせ、リングイネ(フルーツトマトとハーブの渡り蟹ソース)を。 窓の外、「夜の色」に変わっていく街を眺めながら・・・。 

D&DEPARTMENT PROJECT TOKYO

住所: 世田谷区奥沢8-3-2
電話: 03-5752-0120
営業時間: 12:00 - 24:00 

アイスティーを飲みながら、天上までのびる大きな窓の外、環八を走る車のライトを眺めながら、小さなボリュームで流れるラウンジミュージックを聴きながら、長かった1日の回想・・・。

Tuesday, April 14, 2009

Forever




「永遠に一緒にいたい」って、今までよく言ってきた、キメの台詞だけど、でも実際に、ホントに、長い間、もしかしたら永遠にずっと、側にいたい人を目の前にすると、急に、照れちゃって、なんか怖くなっちゃって、格好いいことなんか、何ひとつ言えなくなっちゃって。

ただいつも一緒にいたくて、離れていると不自然で、気配を感じると嬉しくて、残像に触れると寂しくて。 誰か他の人と一緒にいても、全然楽しくない。 ただ彼と一緒にいたいって思っちゃって。

あーっ!!!
He Loves Me...Loves Me Not...Loves Me...

「あのね、わたし、『愛してる?』って彼に何度も何度も聞いちゃうんだ」  


わたしがそう言うと友達は、「自信がないのかな?」って言った。 え? それって、彼のキモチが見えないってこと? それとも、わたし自身に自信がないから?

「彼はね、『愛してる』って言ってくれないんだ・・・わたしが、『愛してるって言って』っていうと、『そういうことは滅多に言わないものだよ』って言って、分かってるだろうっていう顔するの・・・でもそれでも聞きたいからさ、『ねえ、愛してる?』って言い続けると、困った顔で、ちょっと恥ずかしそうにね、『愛してる、愛してる、愛してる、愛してる・・・』って言ってくれるんだけど・・・」

そういうわたしに友達は、「それは、自信がないってこととは違うな」って言って、その後に、「彼が今まできみのためだけにしてくれたことで嬉しかったことを5つあげてごらんよ」って言った。

「えーと、5つ・・・5つね・・・」 あれもこれもとそれもこれも・・・いろいろ考えてみたけど、結局、浮かんでこなかったわたし。 でも、友達と別れてひとりになった時、ハっと思った。 

5つ、なんてもんじゃない。 彼がわたしにしてくれたことの数々。 出会ってから今まで、数え切れないくらいのたくさんのシーン。 「好き」っていう思いが、カラダの全ての毛穴から噴出しちゃうくらいの、そういうキューンとする瞬間。

今までの(既婚の)BFは夜中にわたしを置き去りにして、家族の待つ家に帰ったりした。 でも彼は、そんなことはしないで、一緒に歯磨きをして、一緒にベッドに入って、朝まで一緒に寝てくれる。 そして、朝、目覚めるといつも横にいてくれる。 そしてふたりで身支度をして、ふたりでドアを開けて、駅まで歩いて、満員電車に乗って、「じゃあね」ってそれぞれの1日を始める。

人は皆、世間のルールとか、自分の経験値だけでしか、物事を図れない。 でもわたしのルールとかわたしの経験値は、みんなとは全然違うわけだからさ。  

愛されてるよね、わたし。 疑っちゃダメじゃんよ、ね。

Monday, April 13, 2009

Peace Tokyo

今年もまたオープンしました♪
で、さっそく行ってきたよ。

水面に日差しがキラキラ光るランチタイムもいいんだけど、
夕日が空をピンク色に染める時間にシャンパンを飲みたくて、
ディナーは18時からだというのに、17時に予約を入れて、
超・早いディナーのスタート。

日本って、朝日も夕日も、ものすごく速いスピードで動くよね。
あ、キレイな夕日って思ったら、ものの15分くらいで、
地平線に消えていってしまった。
でもその儚さがいい。

日が沈んだ後は、キャンドルの灯りが風に揺れる様子を眺めながら、
少しずつアルコールがカラダにしみこんでいく感覚を楽しんだ。

オーダーしたののは・・・

* グリーンオリーブとハモンセラーノ(軽めのスターターです)
* マグロのサラダ(ビネグレットソースの濃さが超・いい)
* 牛の頬肉赤ワインソース(定番です)
* 手打ちパスタラグーソース(ひき肉じゃなくて柔らかい牛の塊が入ってます)
* 4種類のチーズのピザ

炭酸もののドリンクってどうしてこうも、食欲を増強するんだろ?
もともとなかなかお腹一杯にならないわたしは、


ティータイムメニューの中のフィッシュ&チップスがどうしても食べたくなって、

ムリムリお願いしたら、 「トクベツにおだしします」って!
きゃー、トクベツっていう言葉、好きなのよー。


オーストラリアの重い赤ワインを飲みながら、
豚みたに食べるわたしって、色気ないよなーと思いつつ、
ゆらゆら揺れるキャンドルを眺めながら、
「あー、この景色、一緒に見たかったなー」って、
大好きな彼のことを考えていたわたし。

Peace Tokyo

住所: 東京都世田谷区玉川3-2-1


多摩川河川敷 兵庫島公園敷地内
電話: 03-3709-0220
営業時間: 3月末~11月末
11:30~22:30 (月~金) 
11:00~22:30 (土日祝)
定休日: 12月~3月中旬

Friday, April 10, 2009

Seven Forty Five To Nine Forty Five on April 5, 2009

何度も何度も夜中に目が覚めた。 時にものすごく怖い夢を見ていたわたしは、 「あーっ!」っていう自分の叫び声で目が覚めたりもして、 でも横をみたら、お人形がスヤスヤ寝ていて、その顔を見たら、ものすごく安心して、 ゴソゴソとお人形の布団の中に手を入れて、お人形の手にわたしの手を重ねた。

7時45分に旧式の電話の音が鳴って、お人形がモソモソと起き上がった。  「あと15分で朝食だって」 ああ! どうして!!  朝日の中でまどろみたいのに!!  いつも慌しい朝だから、せっかくゆっくりできる朝くらいはダラダラしたいのに!! わたしがグズグズしていると、お人形はスクっと起き上がって、窓をあけてタバコをすい始めて、 早く起きなさいっていう顔でわたしを見た。

仕方なく、モソモソと起き上がり、「ねー、朝食、何が出てくると思う?」っていうと、 お人形は、「えーと・・・焼き魚・・・」って言って、わたしたちは、焼き海苔でしょー、 温泉卵でしょー、納豆でしょー、玉子焼きでしょー、煮物あるかなー、ご飯かなおかゆかなーって、 もうすぐ運ばれてくる朝食を想像して、そしたらむしょうにお腹が空いてきてしまって、 まだかな、まだかなって、ダラダラしていたいと思っていた気持ちが拭きとんだ。

朝食が運ばれてきて、「昨日、あんなに食べたのになー」ってお人形が言って、わたしも、「ねー」って言って、 ふたりで仲良く朝ごはんを食べた。 「お人形? おかわりは?」って言ったら、「じゃあ、半分くらい」って言ってお茶碗を差し出した。 あー! わたしたち!! 夫婦みたいじゃないのーっ!!!  ものすごく萌えてる心をおさえつつ、しずしずと、お人形のお茶碗にご飯をよそるわたし。  


「海外とかいくとさ、おかゆでしょ? でも日本だとやっぱりご飯なんだよね。 でもお年寄りが多いのかな。 普通より柔らかめに炊いてあるよね」ってわたしが言うとお人形は、 「あー、そうだよな」って言いながら、黙々と食べ続けた。  

焼き魚がものすごく好きなわたしは、ご飯とのバランスを考えながら、大切に大切に食べいたら、 お人形はとっくに食べ終わってしまって、なおかつ、焼き魚を半分くらい残していて、 わたしがそれをじっと見つめていたのに気づいて、「食べていいよ。 おかわり、しなよ」って言った。  あー! 嬉しい!! もちろんおかわり、するしー。

ご飯を食べ終わったらもう8時すぎ。  お人形は、「じゃー、温泉行くか」って言って、お人形は露天風呂へ、わたしは大浴場へと向かった。

チェックアウトは10時だから、からすの行水みたいな速さでわたしたちはお風呂から上がって、部屋へと戻ってきた。 引き戸を開け、お人形が先に部屋に入り、わたしがスリッパを脱ぐタイミングで、「鍵、かけろよ」って言って、わたしはお人形が考えてることがすぐに分かった。

部屋に入ると、お人形はわたしを抱き寄せて、キスをした。 そして、わたしは、「あー、やっぱりね」って思った。 

彼はわたしを四つんばいにさせて、浴衣を腰まで捲り上げて、ちゃぶ台の上に押し付けた。 障子から差し込む朝日の中、わたしは息づかいを押し殺して、彼にされるがままになった。  ちゃぶ台のきしむ音が響く。 彼の体温が伝わってくる。 廊下から聞こえてくる仲居さんの声が遠くに聞こえる。 わたしは現実と夢の中をいったりきたりした。

そして数十分後、わたしは畳の上に、ぼろ雑巾のように投げ捨てられた。 はだけた浴衣をなおすこともせず、そのまま横たわるわたし。 窓際でタバコを吸うお人形に、「渡辺なんとかの、官能小説みたいね」って嫌味っぽく言うと、「えーと・・・」って困った顔でお人形が笑った。 そんな姿を見つめながらわたしは、畳の青い匂いを深呼吸して、多幸感に包まれれていた。

Thursday, April 09, 2009

Five To Six O'clock On Saturday, April 4, 2009

















「(夕食は)部屋だよ」って彼が言うから、「じゃー、女体盛りだね」ってわたしが言って、彼が一瞬ひるんだところで、わたしが続けた。 「大島渚の映画で『愛のコリーダ』であったでしょう? あれ、やっちゃう?」 すると彼はまじめな顔で、「でも、刺身は、(体温で)不味くなっちゃうよ」って言って、 「うん、分かってる。 だけどさぁ・・・」ってわたしは、盛り上がる気持ちを抑えきれない。

もちろん、冷たいものは冷たいままで、温かいものは温かいままで、そうやって食べるのが基本だって分かってるけどさ、ちょっと言ってみただけじゃん。 だって、温泉旅館だよ。 熱海だよ。 不倫カップルのメッカだよ。 ものすごく淫靡な香りがするじゃん。 

すると彼が、「淫靡バビブンボね」って言って、意味不明なんだけど、なんだか妙に面白くなっちゃって、ふたりで大笑いした。 (こうやって活字にしたらあまり面白くない・・・きっとふたりともテンションがあがってたんだろうな・・・)

「じゃー、ご飯の前に温泉ね」って彼が言って、わたしたちは、お互いのカラダを見ないように&見られないようにして、部屋の端と端に離れて、着ていた服を脱ぎ浴衣に着替えた。 服を脱ぐときはいつも、ふたりとも酔っ払ってるから、しらふで裸になるのは、なんだか妙に照れてしまう。 

おそろいの浴衣をきてわたしたちは廊下を歩いた。 「ねー、家族風呂に行こうよ」ってわたしは何度も提案。 それを彼はあっさりと却下。 「じゃー、20~30分後にここで待ち合わせね」って言って男湯へと消えていってしまった。 ふたりで別々の温泉に入るってことが、わたしには耐えられない。 せっかく一緒にいられる時間なのに、離れ離れで時間を過ごすっていったいどういうこと?? ヒーヒー泣いてる心臓を押さえながらわたしは、女湯へと向かった。 

脱衣所でいざ裸になろうとしたところで、思わず躊躇。 わたしの体には、世間的にタブーとされるものがいろいろある。 おばあちゃんたち、おかあさんたち、学生さんたち、幼い子供たち、小さな赤ちゃんたち・・・みんながほのぼのとした雰囲気を作り出すその空間の中でわたしはとても居心地が悪くて、落ち着いて温泉を満喫することもできなくて、ものの15分くらいで彼との待ち合わせの場所へ戻ってきてしまった。 

数十分後、彼がエレベーターから降りてきた。 「あ、お人形だー」っていいながら駆け寄り抱きつくと、彼はいつもどおり、「おいおい」っていう恥ずかしそうな、ちょっと困ったような顔をした。 

部屋に戻るとすでに食事の用意がされていた。 えーこんなにたくさん! きゃーすごーい! 全部食べられるかなー? わたしが、「お人形が(ホワイトデーに)くれたシャンパン持ってきたからね」っていうと、「さばけるねー」って彼。  豪華な食事を目の前にしてわたしは超・ハイテンション。 「盆暮れ正月と誕生日が一緒にきちゃったよー。 もういつ死んでもいいなー」 


わたしは、その夜、その台詞を100回くらい繰り返した。 そのたびに彼は、ものすごく面白い話を聞いたときみたいに笑って、その笑顔を見たらわたしも、ものすごく嬉しくなって、毎回、彼と一緒になって、ケラケラ笑った。

Monday, April 06, 2009

幸せのピンク

おそろいの浴衣を着て部屋までの長い廊下を歩いてるときにわたしが、

「ねー、プレゼントに何がほしいの?って聞いてよー」って言うと彼は、
「もう用意してあるからね」って笑った。 

「えー、それでもいいからさー、何が欲しいの?って聞いてよー」
ってわたしが3回くらい言うと彼はようやく、仕方ないなぁっていう顔で、
「何が欲しいの?」って言った。

わたしが、「お人形・・・」って言いかけた瞬間、彼はその後に、

「・・・の赤ちゃん」って続くんじゃないかって、ヒヤヒヤ顔になった。 
その2秒後にわたしが、「お人形と一緒の時間よ」って言うと、
ものすごく嬉しそうに笑いながら、「それって正しいなー」って彼が笑った。

それから約14時間後、わたしたちは帰り道のサービスエリアにいた。 

「プレゼントは、車の後ろにつんであるから。 

BMWグッズ10点セットだからね」って彼。 
「え、えーと・・・あ、う、うれしいな、ははは・・・」ってわたし。

もちろん、BMW10点セットは嬉しいんだけど(たぶん)、

でもわたしは、BMWを愛してるわけじゃない。 
BMWを愛してる彼を愛してる。 
彼がBMWじゃない車に乗っていたら、その車を愛するわけで、
彼が愛してるものを愛してるだけなんだけど・・・。

彼はものすごくBWMを愛している。 

高速を走っていて、前にBMWがいると、
「よーし、ついていこーっ♪」って子供みたいにニコニコするから、
BMWにヤキモチやいちゃってわたしは、
「ねえ、お人形・・・そう思ってるのはお人形だけよ。 
前のBMWの人は、お人形と一緒に走りたいなんて思ってないのよ。 
かわいそうなお人形・・・泣」って言って、
彼は、「えー?」ってちょっと悲しそうな顔。 
で、その後、ふたりで一緒に笑う。 
そんなことを100回くらい繰り返して、でもそれが楽しくて、
そんなわたしたちって小学生みたいね。 

サービスエリアで(彼の愛車を見ながら)しばしの休憩の後、

「よし、じゃー行くか」って彼が言って、車に乗り込もうとした瞬間、
彼がトランクから彼が大きな紙袋を取り出した。 
あーっ、とうとう、BMW10点セットがやってきた・・・ってわたしは、
どういう顔で喜べばいいのかを光のスピードで考えて、
ありがとうっていう極上の笑顔を作ろうとしようとした瞬間、
袋の中からものすごくいい香りが漂ってきた。 
あ、あれ? BMW10点セットじゃないの? 

「ハッピーバースデー♪」って彼。 「あ、え? 何、これ?」ってわたし。 

「え? 知らないの?」って彼。 
車の中で袋の中身をチェック。 
ピンクのリボンをほどき、箱を開けると、ポップコーンがぎっしり! 
あ、やばい、可愛い。 「こぼさないでよね」って彼。 
ええ、わかってますとも! 大好きなBMWを汚したりはしませんって! 
えー、でも嬉しい。 何これ、買ってくれたの? マジで? ひゃーっ! 
わたしのテンションは超・マックス。 
悪いけど、BMWのメーターなんか、とっくにふりきれちゃってる勢いだよ。 

「わーっ、これでお人形と・・・」ってわたしが言いかけたら、

彼が、「・・・ちゃぷちゃぷできるね」って言って、
わたしの考えてることと彼の考えてることがシンクロしたことがものすごく嬉しくて、
これって1年半一緒にいた軌跡だわーって思って、
それがまた嬉しくてわたしは、カラダ全体から喜びのビーム!

幸せのピンクの中身:









ロックスター100g(ソープ)
セクシー・ダイナマイト(バスボム)
ぴんく(バスボム)
スターの秘密(バスボム)
キャンディバス(バブルバー)
ぐるぐるブランケット(バブルバー)
めろめろマシュー(バスメルツ)
ヘルピングハンド100g(ハンドクリーム)
桃色キック(フットローション)
みつめてハニー(リップクリーム)

Sunday, April 05, 2009

MISS YOU




「40才になってお互いまだ独身だったら一緒になろう」
って約束したのは20代半ばのこと。

ねえ、わたし、40才になっちゃったよ。

Saturday, April 04, 2009

A Morning Before My 40th Birthday

明日はいよいよわたしの40回目の誕生日。
おかげさまで、わたしは健康で、幸せな毎日をおくってる。  
仕事も恋もうまくいってる。 家族や友達も元気だ。

でも・・・
分かってしまった。

Why does it have to be "NOW"?
When all is going fine.
Why didn't it happen 10 years ago?
When I was hungry and thirsty for more all the time?

窓の外、春の日差しは眩しい。 
はかない命の桜は今まさに満開をむかえようとしている。

4時間後には彼が迎えにくる。
ああ、それなのに、わたしはシャワーを浴びることも出来ず、
PCとベッドの間を何度も行き来して、
消えては浮かぶ「煩悩」に悶々としながら、
朝からワインを飲んでる。

Thursday, April 02, 2009

宝物

「お人形」との待ち合わせのときはいつでも、
渋谷のど真ん中でも、六本木交差点でも、自由が丘駅前だって、
「お人形~っ」って大声で叫んで、駆け寄っていって、
ギューって抱きしめる。

「お人形」はいつも困ったように笑って、
「おいおい、バカップルだって思われるだろ」っていうけど、
女の子たちはみんな、
「あんなかわいいお人形がいていいなぁ」って思ってるだろうし、
男の子たちはみんな、
「オレもお人形って呼ばれたいなぁ」って思ってるだろうし、
みんなわたしたちみたになりたいに違いないのよ。

わたしのために不動産屋さんに連絡してくれて、
一緒に行ってくれて、物件探しを手伝ってくれたり、
行きつけのお寿司屋さんの大将と粋な会話を交わせたり、
六本木のクラブで格好よくダンスが踊れたり、
しっかりと会社経営ができたり、
そんな立派な「お人形」は世界中探しても、ひとりだけだもん。 
自慢の「お人形」だもん。

「ねー、お人形? 人間になったら結婚してね?」ってわたしが言ったら、
「えーと・・・人間になれるかな・・・」って困った顔になった。
「誕生日、何がほしいの?」って聞かれたから、
「お人形のあかちゃん」ってわたしが答えたら、
「えーと・・・えーと・・・」ってものすごく困った顔になって、
フリーズしちゃった。

そんなところも、何もかもが全部、かわいいーっ。

「お人形」はわたしの宝物よ。