Wednesday, February 28, 2018

Angels

午後11時、近所のコンビニに行った帰り道、犬の散歩をしている女性(80代)とすれ違いました。その瞬間、犬がものすごい勢いで懐いてきて、その女性もものすごい勢いで話始めました。その中身の一部は以下のとおりです。

女性:あなたはお仕事何をなさってるの? 
私: 介護です。でも最近転職したばかりで・・・
女性:天職かもしれませんね。だって私たち(女性&犬)はすぐにわかりましたもの。あなたが優しい方だってこと。ご結婚はなさってるの?
私: いえ、独身です。
女性:私の娘もね、独身なんです。看護師をしてるんですけど。「私の良さがなんで分からないんだ」って言ってますよ。それにね、趣味が色々あって忙しいの。昔は旅行にも行ったんですけど、今はさっぱり。
私: ストレス解消も必要ですからね。大変なお仕事ですから。
女性:そうですよね。でも重いものを持つのは大変だから、男性がいないと。今は500円もかかるんですよね、買い物をして配送をしてもらうと。

しばらく立ち話していて、話を切り上げるタイミングを見計らっていましたが、さっぱりダメで、このままこうしているのかなぁと思っていたら、天から(神様から)の助けか、雨が降ってきまして! 「あ、雨! 濡れてしまうから帰りましょう! またお会いしましょう!」と私が言うと、女性も、「私たちすぐそこに住んでいるんです」と。「じゃぁまた、お会いできますね!おやすみなさい!」と私、走って帰りましたとさ。

今日の出会いは何だったのかな? 神様からのメッセンジャーだったのかな? 

さて、BFがマヌカハニーを買ってくれました。私の免疫力アップのために!甘くて美味しいよ。そのまま舐めたり、紅茶に入れたりしています。冷凍庫のイチゴ(ざく切り)を解凍してマヌカハニーをかけて食べようかななんて思ったりもしています。
(ありがとう!!!)

私の命がつながっているのは、BFのおかげです。2014年に乳がんが発覚した時以来、先日(2018年2月)再発発覚以来、BFが私のためにしてくれていることは数え切れないくらい沢山あって、感謝の気持ちが伝えきれません。ずっとサポートしてもらっています。心から感謝しています。
(ありがとう!!!)

Sunday, February 25, 2018

Inspirational Quote



"If you want the rainbow, you gotta put up with the rain."

ー Dolly Parton (ドリー・パートン)=米国のシンガーソングライター(カントリー)、女優、作家、事業経営者、人道支援家。

今後のことについては不安はありますが、「虹」(長生き)がみたいから、「雨」(治療)に耐えたいと、諦めずに頑張りたいと、思っています。

さて、今日は職場での「ひとりだち」の日でした。スケジュールが押してしまい、入居者さまにご迷惑をおかけしてしまいました。同僚の皆さんがあちこちで助けてくださいました。心から感謝しています。午前中は休憩はとれませんでしたが、午後の休憩は5分間(30分中)とることができました。16時を回ったころには、残りまだ3名の入居者さまの介助が残っていて、残業覚悟でいたのですが、またもや皆さんが助けてくださり、定時に上がることができました。ありがたいです。

今日のようにバタバタと動いていると、自分のカラダのことを忘れてしまいますね。今日は入浴介助が午前1回、午後1回、合計2回あったのですが、お二人とも喜んでくださって、汗ダクダクになりましたし、事故が起きないようにと緊張マックスでしたが、とても充実感がありました。午後の入浴介助が終わった後、入居者さまがお菓子をくださいました、「私は好きな人にしかあげないのよ」と言ってくださって。とてもありがたかったです。これからも誠心誠意努めたいと思います。入居者の皆さまが「今日はよい1日だったなぁ」と思っていただけるように、耳を傾け、たくさん触れ合い、寄り添って生きていきたいと思っています。

Friday, February 23, 2018

Dance

今日は仕事が休みだったので、ダンス@八王子に行ってきましたよ。久しぶりにS大のWくんや背中のキレイなS先生と踊り、とても楽しい時間でした。(励ましてくれたBFに感謝です!)

皆さんが踊っているのを眺めていて、全てがスローモーションみたいに見えました。吉原に囚われの身の花魁は、こんな風に娑婆を想像していたのでしょうか。ドレスの裾がヒラヒラと巻い、男の子たちは燐としていて美しく、女性の皆さんは儚い命の花のような美しさを放ち、そのコンビネーションはとてもキレイで素晴らしかった。美しいものを見たときに涙が出るようなそんな感じで、ハラハラと泣いてしまいましたよ。

皆さん、年齢でいうと私よりも先輩です(60代〜80代)。私も皆さんのように長生きしたいし、そして踊りたい。最悪、踊れなくなってもいいから、生きたい。BFと一日でも長く寄り添って生きたい。

先日、治療が始まりました。女性ホルモンが半端なく出ているので、それを抑える戦法です。副作用はボチボチ出始めています。手のこわばりとかね。でも大丈夫!耐えられます!こんなのはなんのそのですよ。

今朝、某大使館勤務時代の上司の夢を見ました。とてもステキに女性とダンスを踊っていらっしゃっていましたが、私の目の前で転んでしまったんです。このままでは私とは踊れないかなぁと思ったら、すぐに復活して、踊ってくださいました。ゆりかごみたいな、とてもゆったりとした乗り心地のリードで、スローフォックストロットを踊りました。とても気持ちよかった。そして彼は耳元で、「いいニュースがある」と言ったんです。でもその後、場面が変わってしまい、そのニュースを聞きそびれてしまいました。いったい、何だったんでしょう。神のみぞ知るですかね。

以下は素晴らしいスローフォックストロットです。レジェンド組のデモです。こんな風にゆったりと踊りたいものです。

Wednesday, February 21, 2018

治療開始

今日は聖路加国際病院で、婦人科と腫瘍内科(オンコロジー)のコンサルがありました。簡単に済むと思ったら大まちがいで、検査も多く、待ち時間も多く、午前9時〜午後4時半までかかりましたとさ。

 9時 血液検査+心電図検査
10時 朝食(聖路加さんの食堂で焼き魚定食!)
11時 コンサル+子宮がん検査@婦人科
12時 休憩(築地駅近くのマッサージ屋さんに行ってきました!)
14時 昼食(和幸さんで揚げ物!)
15時 コンサル+リュープリン注射(3ヶ月溶剤)@腫瘍内科

腫瘍内科では今後の治療方針オプションについて聞きました。現在、目立った症状もなく、肺の転移は小さなものが2〜3箇所なので、まずは副作用の少ないホルモン療法から始めてみましょうとのこと。ただ、前回(2014年〜2016年)のホルモン療法では副作用が強く出て辛かったと私のカルテに書いてあるようで、先生や看護師さんがとても心配してくださいました。「もし辛かったらすぐに電話なりメールなりしてくださいね」ですって。

今後の治療のオプションは以下のとおり。

① アロマターゼ阻害剤(アロマシン/アリミデックス/フェマーラ)(経口薬)+リュープリン(注射)(3ヶ月or6ヶ月溶剤)

②フェソロデックス(注射)+リュープリン(注射)+イブランス(分子標的薬)←副作用は白血球・血小板減少/肝臓への障害

③抗がん剤 ←即効性はあるが副作用は重い

まずは①の治療で経過観察。1ヶ月後にまた血液検査+コンサルです。②や③のある意味ハードコアな治療で効果が高いようなのですが、副作用も大きいし、通院の頻度も高くなるので、まずは①で行きましょうとのこと。

さて、この腫瘍内科なんですが、雰囲気がもう怖いのなんのって! がんと戦うぞ!って覚悟を決めて治療を受けてる人たちばかりがいるわけで、待合室にも(抗がん剤用の)針を腕にさしてる人が多かったり、壁にはウィッグとかターバンとかそういう広告が貼ってあったり、「がんと共に生きる」みたいな小冊子があったり。私もそのグループに足を踏み入れたわけだけど、まだ若葉マークついてるからね、違和感が半端なくて戸惑いましたよ。

リュープリン注射をしてもらうために、(謎だらけの)オンコロジーセンターの奥の部屋に入っていったわけですが、見渡すと、カーテンで仕切ってある半個室がたくさんありました。その半個室の1つに案内されると中には、リクライニングチェアーが1つ、カラーボックスの上にテレビが1台。抗がん剤治療をする方たちはここで点滴をしながらゆっくり過ごすんでしょうね。そういう想像も私にとっては恐ろしくて、リクライニングチェアーの角度も変える気にもなりませんでしたし、とにかく緊張して椅子に浅く腰掛けていたんですが、それを見た看護師さんが「少し椅子を倒しますね」を気をつかってくださって、少し斜めになりながら、お腹をぺろーんって見せて、左側のお腹に注射してもらいましたとさ。

今後心配なのは・・・今日の血液検査で分かったのですが、私の女性ホルモンの値は、実年齢平均をはるかに上回っているので、それを抑えるとなると副作用=更年期障害は強くでるのではないでしょうか。ホットフラッシュ、手足のこわばり、発汗、不眠、うつ、膣の乾燥・・・等、これから出てくるであろう副作用を考えると憂鬱です。でも、今までのゴールは「早く普通の生活に戻る」でしたが、今のゴールは「一日でも長く普通の生活を続ける」なので、生理がなくなろうが、干からびようが、最悪、抗がん剤も視野に入れてもいいかなと思っているので、とにかく一日でも長く普通の生活を続けて行きたい・生きたい、BFと一緒にいたいと思っていますので、多少は文句も言うだろうけど、やさぐれもするだろうけど、今後永遠に治療は続けて行く覚悟です。

生きるよ!90歳くらいまで!!

Saturday, February 17, 2018

ボランティア

Volunteering is generally considered an altruistic activity where an individual or group provides services for no financial or social gain "to benefit another person, group or organization". - Volunteering from Wikipedia

今日は毎週土曜日恒例のボランティア@聖路加国際病院でした。2017年3月11日以来、毎週土曜日、3時間(午前中9時〜12時)だけ活動しています。20歳のころから、様々なボランティア活動をしてきました。教会員になったばかりの20歳のころは、約1年間、毎週日曜日の聖餐会の時のオルガンの演奏をしていました。短大生(アメリカ・コロラド州)のころは、コーラス部員として近隣の老人ホームで歌っていました。ニューヨーク時代は、当時のBFと一緒に後輩たちを家に招いて食事をふるまっていました。帰国直後、30
歳前半は、つくば市で開催される国際会議の会場で、「語学ボランティア」として、来日されたお客様の対応をしていました。その後、30代半ばから40代半ばまでは、自己中心的な生活に溺れ、「ボランティア」なんてすっかり忘れていましたが、2014年3月、44歳の時に乳がんが見つかったことにより、自分の中のコアな部分が揺さぶられ、価値観の見直しをする機会が与えられ、深く眠っていた「善良な部分」が水面に浮かび上がってくるような感じで、「与える」ことによって得られる「祝福」について思い出すことができました。そして、検査・手術・入院と、これまでお世話になった聖路加国際病院の先生・看護師の方々から受けた「ご恩」をお返ししたいと思い、ボランティアとして活動させていただきたいと思いました。

さて、乳がんの治療中は、副作用に慣れることができない苛立ちをBFにぶつけてしまい、本当に申し訳ないことをしたなぁと思います。治療中の精神状態は、行ったり来たりで、前向きな時もあればやさぐれる時もあり、いつも側にいてくれたBFは、可哀想なことに、その全てに付き合わせてしまうことになってしまいました。BFのボランティア精神に心から感謝しています。乳がん発覚以来、再発発覚後以来、そして今日、大切な時間割いてくれて、一緒に過ごしてくれて、ここかしこで力づけてくれたこと、心から感謝しています。「サントリーニに行きたいね」って話していますが、もし行けなくてもそれはそれでいいです。今日みたいにデート(お洒落なレストランでランチして、動物園へ行ったり)して、その後はまったり、一緒に昼寝して。そういうふうに普通に、時間を無駄遣いして、過ごすことがとても嬉しいし、幸せだなぁと思います。焦らず、のんびり、生きていきたいと思っています。

写真は、聖路加国際病院のボランティア先(助産院)の助産師さんたちからいただいたバレンタインのチョコデートです。泣きそうになってしまいました。(というか、帰り際、泣いた!)こちらこそ、いつもありがとうございますです。助産院でボランティアをさせていただくことにより、たくさん頂いています。心身のバランスが保てています。生まれたばかりの赤ちゃんの生命力のパワーと幸せいっぱいのご家族の愛が溢れる助産院で活動できることに、心から感謝しています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。


Friday, February 16, 2018

針生検

数日前の「再発」のニュース以来、情緒不安定です。とにかくよく泣く!感受性が高くなっているのか、すぐに泣くのです。そんな私を気遣って、多忙なBFが時間を捻出して、側にいてくれることに、心から感謝しています。

今日は、聖路加国際病院へ行ってきました。今後の治療方針についての詳細を聞けると思いきや、腫瘍内科と婦人科での緊急コンサルの予約を調整した後、「(患側にある)ケロイドのところ、念のため針で細胞とってみましょう」とのこと。続けて「麻酔はしないですよ。麻酔の針のほうが痛いから」ですって。えええええ? 抵抗する間もなく、針を刺されましたとさ。ありがたいことに、患側の神経はまだ全て復活はしていないので、ケロイドの部分の感覚はなく、痛みはゼロでした。過去、何度か断った検査だったのですが、こんなことならさっさとやっておけばよかったなぁなんて、思ったくらいです。針生検の結果は、2週間後のコンサルの際に分かるでしょう。その前に、来週は腫瘍内科と婦人科でのコンサル・検査があります。今後の治療方針がどうなるかまだわかりませんが、とりあえず、体に良いと言われていることを少しずつやっていこうと思っています。手始めに、BFが薦めてくれた再発・転移性乳ガンを生きるための100の質問という本を買いました。体をアルカリ性に保つのがいいというので、レモン水や柑橘系フルーツをとることにしました。お酒は適量。炭水化物は少なめに。ビタミンCは過剰摂取。ヨーグルト(ドリンク・アイス)は毎晩取ることにしました。その他、良いと言われていることはどんどんやっていこうと思っています。

今朝、出勤した時、入居者Mさんが亡くなったと聞き、スタッフ一同でお見送りをしました。Mさんは、一昨日、排泄介助をさせていただいた時、しっかりとお話してくださいました。脇腹が痒いとおっしゃるので、先輩介護士が軟膏を塗り込んだら、「楽になった」とおっしゃっていました。水分(&アイスクリーム)しか受けつけなくなって1週間くらいがたち、最後はそれも受けつけなくなってしまいましたが、会話はできていました。最後まで立派でした。私もそうありたい、しっかりと生きたいと思いました。出会いから今日まで、短い期間ではありましたが、会うたびに色々教えてくださった人生の先輩Mさんに心から感謝し、ご冥福をお祈りいたします。

Tuesday, February 13, 2018

再発

「術後3年半なのでCT検査をしましょう」と主治医H先生(@聖路加国際病院)に言われ、1月29日(月)にCT検査を受けました。2月2日(金)に結果を聞きにいくと、「肺に白い影がいつくか見えるので、さらに検査をしましょう」と言われ、2月7日(水)にPET検査(@聖路加メディローカス)を受けました。そして今日、2月13日(火)、結果を聞きにいくと・・・

肺に2箇所転移が見つかったとのことです。1つは心臓の後ろ、もう1つは乳房全摘出をした側。乳腺外科の主治医および放射線科医の見解では、乳がんの遠隔転移(再発)とのことで、乳がんの特質に合った治療をしていきましょうと言われました。

具体的には、術後すぐに始めて2年間続けて1年半くらい前に終了したリュープリン注射(3ヶ月に1度の注射で、女性ホルモンを抑制=止めます)の再開と、新しい治療として、臀部への注射(月に2回、高額医療費対象。ネットで調べたところ1回約5万円くらい)の開始だそうです。世間で言われている「抗がん剤」の治療はどうやらなさそう。というのも、術後すぐに、オンコタイプDX検査(乳がんの遺伝子を調べて、再発の可能性と治療効果を予測する検査)をした際、ホルモン治療のみの場合と、ホルモン治療+抗がん剤治療の場合とでは、大差がないということが判明したからです。

と冷静にここまで書いていますが、先ほどまでは大変なことになっていました。H先生からの話は冷静に聞くことができたんですが、病院がある築地から銀座へと歩く道すがら、涙がこぼれてくるのを抑えるのに必死でした。今日はとても良い天気で、仕事嫌いな私にとっては待ちに待ったとても幸せな休日で、敷居が高いけど憧れのステキな街・銀座への散歩道だというのに、体の中には色々な感情が渦巻いていて、もうそれを抱えきればいという感じで、涙となって溢れてきたんですね。

真っ先にBFに、LINEで、事実(=主治医から聞いたこと)を伝えました。その後、明日はバレンタインデーですし、BFと出会ってすぐ(約9年前)のバレンタインデーにプレゼントしたブルガリのチョコを購入。(来年はもうプレゼントできないのかなとか思いながら・・・)その後、大手町にある聖路加メディローカスに寄り、保険証の切り替えということで先日は自費で検査をした分を、保険証を入手したので返金してもらいました。そこからT駅まで移動し、電車(京浜東北線)を待ってる時、BFから電話が着ました。BFから電話だと分かった瞬間、さらに涙が出て、それを堪えながらなんとか会話をし、H駅で待ち合わせをすることになりました。

改札で待ってくれていたBFが見えた瞬間、「あぁ、愛おしいなぁ」って思って、また涙が出そうになったけど、私が泣いたらきっと、BFをはものすごく辛くなるだろうなぁって思って、BFの顔もろくに見ないでとりあえず真っ直ぐ前をみて踏ん張って持ちこたえたんだけど、近場のレストランに入って席についてBFの顔をみたらBFの目が真っ赤で、こりゃもうダメだってなって我慢できずにハラハラと泣いてしまいました。

ものすごくリアルな夢を見るタイプなので、これが全部夢であってほしいと思ったり、術後、抗がん剤治療をすればよかったかなとか、禁酒すればよかったかなとか、たくさんの「たられば」が浮かんできました。「劣等生」な患者だったかもしれないけど、2年間も女性ホルモンを止めてキツイ副作用と戦って、去年やっと生理が再開して、嫌な仕事も辞めて、これから楽しい人生が待ってると思った矢先に、転移・再発なんて話を聞かされて、本当にイヤになります。

しわくちゃのおばあちゃんになるまで生きたいし、親孝行だってこれからするつもりだし、BFとはベネチアやサントリーニやその他あちこち行きたいし、若い子とダンスだって踊りたいし、介護施設の管理者になって、現場のスタッフや入居者のみんなが幸せに感じる職場作りをしたいと思うし、お酒だってまだまだ飲みたいし、美味しいお料理もたくさん食べたいし、タトゥーだってもうちょっと入れたいし、これから少しずつ色々なことに挑戦して、彩り多い人生にしようと思っているのに、こんな話を聞かされて、本当にイヤだし、悔しい。

誰にも平等に訪れる「死」だってことは分かっています。あんた今まで好き勝手に生きてきてもう十分色々やったでしょうって思うんだけど、でもやっぱりもう少し長生きしたい。だって、生きるってことは本当に楽しくて幸せで、そう感じるために生まれてきたんだもの。

今後のことはまだちょっと考えられません。もう少し落ち着いたら、治療をするとかしないとか、仕事はこの先どうするとか、生きている間にしたいこととか考えて、日々大切に生きると同時に、「終活」もしなくちゃねと思います。

命は有限なのに、健康な時はそれを無限のように扱って無駄遣いしてしまうものですね。でもその無駄遣いが実は、振り返ると面白いことだったり、記憶に残るようなシーンだったりするのよね。