Sunday, November 19, 2017

Am I Home?

先程、4泊6日のドイツ(マンハイム、ハイデルブルグ、ケルン)+フランス(ストラスブール)旅行から帰ってきた。詳細は気持ちが落ち着いた頃に書くとして・・・

今回驚いたのは、成田に着いた瞬間から今までずっと、異国にいるような感覚が続いているということ。

振り返れば、昔からそういうところはなきにしもあらずだ。海外に行くたび、あっという間に現地の生活に慣れるというか、時間の流れに順応するというか(時差ボケが軽いという意味ではなくて)、そういうのがあまりにも自然にできてしまうところがあった。でも今までのそれは、アメリカだったり、東南アジアだったり、自分が多少慣れていると思う土地だからだったのではないかとも思う。

今回の旅行は、前回のヨーロッパ旅行とは全く違う感覚だった。前回は、ヨーロッパへの憧れは大きかったが、そこに住んでいる感覚はなかったし、異国にいるエイリアンだという自覚がしっかりあった。旅行者なんだから大切にしてね!というオーラを放ってた。

でも今回は違った。エイリアンだという自覚が全くなかった。住んでいる街の隣町に遊びにきた感覚。牛久から龍ケ崎やつくばに行く感覚。ドイツ語もフランス語も話せないというのに!静かにしていた。目立たないように。

帰りの飛行機の中、隣に座ったトルクメニスタン人の男性(40代)と少し話した。温室で野菜を作っているそうだ。アパートを2つ所有し、息子が1人、もう1人(たぶん娘)がもうすぐ生まれるという。彼が言った。「好きな仕事にして、家族を養い、日々生活出来ること、それは小さなことかもしれないけど、とても幸せだ」と。心にぐっときた。きっと神様からのメッセンジャーだったんだね。

成田エクスプレスに乗り、品川/蒲田経由で帰ってきた。部屋のドアを開けた瞬間、「ここ誰の家?」って思ってしまった。今、ドアを開けて2時間くらいたつけど、まだその感覚が消えない。それだけじゃない。着ていた服を脱いてTシャツに着替えた時、ヨーロッパがフラッシュバックした。たぶん今朝シャワーを浴びた時のボディーソープの香りだと思うけど。腕に鼻をおしつけて匂いを嗅ぐと、ヨーロッパで過ごした時間が蘇ってきた。

やだ、何これ。帰ってきた感じがしない!