Saturday, August 09, 2008

Grill & Curry Restaurant II
~グアム4泊5日 第3日目 ディナーの巻~

昨夜同様、ホテル内のレストランへ。

ドアをくぐると、ウェイトレスが、「今日は昨日みたいに混んでないから大丈夫よ。」 と笑顔で迎えてくれた。 どうやら彼女はマネージャー、そしてオーナーシェフのワイフらしい。 

「で、私はどこに座ったらいい?」 ガラガラの店内を見渡して私が言うと、「ここよ。あなたの席よ。」と言って
、昨夜と同じテーブルに案内してくれた。 こういうレギュラー扱いにムチャクチャ弱い私。 

私の着席と同時に、ライブ演奏が始まった。 といっても、昨夜同様、ロコのおじさんのギター弾き語り。 昨夜と違うのは、エレキギターではなくアコースティックのギターを使っていることと、チャイニーズ系の、中学校1年生くらいの男の子が彼の横でギターを構えていること。 

『Under the boardwalk』 を勢いよく歌った後、私が拍手すると、「こういう曲が好きなんだな?」と言って、おじさんはラ・バンバを始めた。 曲の途中で、もうひとり、中学生くらいの男の子が出てきて、パーカッションをたたき出した。 コードの可笑しいギター、そしてリズムのまったく合ってないパーカッション。 でもおじさん&2人の中学生はものすごく楽しそうにしていて、3曲くらい、立て続けにノリの良い曲を続けた。 

曲が終わると、チャイニーズのウェイトレス兼マネージャー兼オーナーシェフのワイフが、「ねえ、ダンスしない?」と叫んだ。 おじさんが、「彼女とだったらいいけど」と笑って、私は、「あ、今まだ食べてるから・・・」 と苦笑すると、おじさんは、次の曲を探し始めた。 

そこで私が、「昨日、歌ってた曲、エリック・クラプトンの、Wonderful Tonight、やってもらえないかな?」 と曲のリクエスト。 するとおじさんは得意げに、「ほらな。オレのファンだっているんだから。」言って楽譜を探し出した。

ああ、何もかもがゆったり過ぎていく。 昨日の私は、この店の全てが可笑しく見えた。 でも今日の私には、ものすごくイイ感じに見える。 このダサさがいい。 ものすごくリアルで、ものすごく温かい。 こういうのは、東京でもNYCでもきっと味わえないんだろうな。 

そう思っていると、北京オリンピックの開会式が始まり、私たちは全員、テレビの前に集まり、開会式の盛大さに息を呑んだ。 私たちはまるで、お茶の間でテレビを見てる家族みたいで、それがなんとも嬉しくて、とっくに食事は終わったというのに、なかなか、「チェックしてください」と言えずにいた私。

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