Thursday, August 07, 2008

初・ひとり旅
~グアム4泊5日 第1日目~

急に思い立って、えいや!と思い切って、溜まっていたコンチネンタルのマイルを使って、グアムへ初・ひとり旅。 


宿泊は、タモン・ベイの高級ホテルじゃなくて、大学生の頃のアメリカ国内旅行でよく泊まった、モーテル6やバジェットインのような経済的ホテル。 

部屋には、ダイニングテーブル(+椅子2個)、キッチン(シンクのみ)+キャビネット、冷蔵庫、マイクロウェイブ、2人掛けのソファー、机、テレビ(数十のケーブルチャンネルつき)、木製クローゼット、シャワーブース(バスタブなし)+トイレ+洗面台、ベッド。 決して狭くはない部屋の中に、必要最低限のものはそろっていて、清潔そうなのがいい。

実は、チェックイン後に案内された部屋は、ひどかった。 同じ間取りではあるけど、1階の、日の当たらない場所にあるせいで、とにかく暗い。 なおかつ、窓の外すぐには、隣の部屋の窓が。 あまりにも近すぎて、中まで丸見えで、とてもじゃないけどカーテンは開けられない。

せっかく南国にきたというのに、窓も開けられない、眩しい日差しも感じられないまま、4日を過ごすのは、あまりにも悲しすぎる。 すぐにフロントに電話した。 「あの、部屋を変えてもらえないかなと思って・・・ここは1階で、そのうえ暗くて、窓を開けたいんだけど、ほら1階だし、ちょっと怖いかなと思って・・・」 

待つこと約2分。 「空き部屋がありました。 3階にご用意しました。」 フロントからの電話で、一安心。 3階の部屋に移ると、同じ間取りなはずなのに、まるで別世界。 窓から差し込む日差しが部屋の隅々までを明るくライトアップしていて、沈んでいた私の気分もパっと明るくなった。「やっぱりアメリカ人は弱いものに優しいんだわ・・・」としみじみ喜びをかみしめた。

荷物(ワンピース3着、ビーチサンダル、Tシャツ、スウェットパンツだけ!)をアンパックしたところで、急に寂しさがこみ上げてきた。 「あぁ・・・彼と一緒だったら、きっとものすごく楽しかったんだろうな・・・」 いつも人に囲まれてる私だから、たまにはひとりでのんびり、自分を見つめなおす旅にするつもりだったのに、いざこうしてひとりになっていろいろ考える時間ができると、ひとりじゃ全く楽しめないことに気づく。 寂しがりの私にはやっぱりハードルが高すぎたんだろうか。 あぁ、イヤだ、胸が痛み出した。 これは涙がこみ上げる前兆。 ハラハラと泣き出してしまいそうな自分を励ますために、PCの壁紙を彼と一緒にドライブにいった時の写真に変えて、深呼吸。

「ホントにひとりでバケーションなの? もったいないなぁ・・・その笑顔を忘れずにね。 それさえあればどこへいっても大丈夫だよ」 グアム空港の入国審査官が言っていた。 そうだ! 彼に会えないことを悲しむんじゃなくて、彼との再会の日を思い描いて笑顔でいこう。 だってせっかくのバケーションだもの。 それも初・ひとり旅だものね。 

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