Friday, September 01, 2006

朝一番の母のメールが伝える。
『(おばあちゃんは)ベッドの上、体の置き場がないくらいに、すごい力で横向きになろうとしたり、(何かを)手で払いのけようとしたり、昨夜から、黒ずんだ液体を垂らしています。日ごろ元気に働いていたので体力も残っているのでしょうけど、もうそう長くは頑張れないと思います。』

モルヒネが効かないため痛みに耐えかねているのか、それとも副作用で幻覚を見ているのか。どちらにしても、どちらでないにしてもそれは、この世の地獄絵だ。

電車は大岡山で時間調整のため停車している。
このまま職場へ向かうべきか、それともルート変更して病院へ向かうべきか。
停車時間は1分少々。

ドアが閉まり、電車は静かに走り出す。
足元が大きく揺れた。そして私の心も。

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