Thursday, August 27, 2015

What Goes Around Comes Around

(その昔、同じタイトルで何か書いた記憶がありますが・・・)

私は20歳の時、初めて太平洋を渡りました。アメリカのユタ州にある大学のランゲージ・スクールに入るためです。

渡米の日は、1990年1月2日。両親とは実家前で、行ってきます、気をつけてね、と別れ、成田空港までは、BFが車で送ってくれました。ゲートのところで、必ず帰ってくるから、ずっと待ってるから、と固い約束を交わして、ハグをしてキスをして・・・そんな劇的な別れを繰り広げた私とBFでした。しかし! それにも関わらず、それから1ヶ月後、私はランゲージ・スクールで知り合った別の男性と恋仲になっていましたとさ。

ひどい話ですね。

日本で待ってくれていたBFは、つくば市にある某国立図書館勤務でした。毎日、仕事が終わると、まっすぐ家に帰り、私に手紙を書いてくれました。当時、国際電話はとても高く、私の両親でさえ月に一度くらいしかかけてくれなかったというのに、BFは週に1度は必ず電話をくれました。会いたいよ、今すぐ会いたい。切ないよ、側にいてほしい。そんな会話を涙ながらにして電話を切った後、私は別の男性と、ファスト・フード店・某ハーディーズでバーガーとフレンチ・フライを食べたり、ランゲージ・スクールの近くにあるモーテルにチェックインして、コンビニで買ったワインクーラーを飲んだり、マルボロを吸ったり、セックスしたりしていました。

ひどい話ですね。

さて遡ると・・・私には中学3年生からつきあっていたBFがいたんですが、彼とは19歳の時に別れました。理由は、彼と同じ高校に通う同級生との1年半にも亘る浮気がバレたからです。世の中、そんなにうまくいきませんよね。当時の私は、中学校3年生からつきあっていたBFと結婚するんだと思っていました。どうせこのままつきあっていけば結婚するんだし、だったら今、遊んじゃってもいいかなと。そして別れは、突然やってきました。人生で最初で最後、ふられました。自業自得ですが、それがきっかけとなり、その直後、季節でいうと夏(8月)、予備校で「パニック症状」を起こしました。病院では、「自律神経失調症」と診断され、これは今でいう「うつ」なんですが、丸3ヶ月間、実家の私の部屋に引きこもりました。その間、浮気相手=元BFの同級生がずっと側について支えてくれました。仕事を春(4月)に始めたばかりの彼でしたが、朝夕、私の様子を見にきてくれました。吐き気がひどく固形物は何も食べれない私に、母がすりおろしてくれたりんごを食べるようにと、口まで運んでくれました。食べれなくても優しく微笑んでくれました。2階の部屋から1階まで降りれない私は、何週間もお風呂に入ることが出来なくて臭くてたまらないというのに、そんな私を抱きしめてくれました。

ひどい話ですね。

さて最近の話ですが・・・「BFとの関係があまりよくない」と、私はチョイチョイ言ってます、あ、今日も言いましたね、出張帰りの疲労マックスの彼に! いえ、BFに「否」は全くありませんよ。彼は仕事を一生懸命してるだけです。ただ私が、急に変わってしまった、このふたりの「状況」に、順応できないだけです。そしてここで知っておいていただきたいのですが、彼は、この1年半、私の乳がん検査・手術・治療を受けている間に、ずっと寄り添ってくれた人です。右乳房摘出のための入院・手術費用も支払ってくれて、その後のシリコンによる乳房再建の手術費用も出してくれた人です。お金だけじゃないですよ。私の「乳がんの旅」に付き合ってくれた、とても心地よい、いい「旅人」なんです。これって、「コンパニオン」って言うのかな、英語で。さてさて、そんな彼が、不眠不休で働いてるっていう中、よく不満だとか言えるな!?って、世の中的には思うことだと思うんですけど・・・言えますよ! なぜかって? だって、「がん」と「仕事」って違いますよね。それに私、この状況になっても、一緒にいます、いたいです、なんて約束なんかしてないですもん。夫婦なら別ですよ、For better or worseってやつですね、結婚式でいう、あれです。私たちにはそれがない。でもだからってね・・・彼はちっとも悪くない。でも私だってちっとも悪くない。ただ歩く速度だったり、向かう方向だったりが、ちょっとずつズレてきちゃっただけだと思うんです。修正可能かどうか・・・これはもう二人の「縁」だったり、二人の「想い」、つまり、この関係をつないで行きたいと思うキモチがあるかないか、またはその強弱だったりだと思うので、この話は「つづく」とうことで良いでしょうかね。大人ですから、「今日、別れましょう!」とやる必要はない。ただ、そういう日がいつかくるのであればそれはそれで、来ないのであれば来ないで、それはまた違うステージに上がるような感じがしますけど。

What goes around comes around.

良い人たちを裏切ってきた「ツケ」が回ってきたんだよ!と、言われるかもですね。でもだからって、それを「仕方ないね」と受け入れる気は、サラサラありませんよ。だって、Life is shortだし、「ツケ」を払う必要なんてないんだよって思うね、今は、色々経験した後だからこそね。

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