Tuesday, April 22, 2008

立ち飲み屋 初体験♪

グチャグチャしていた仕事上の一件も片付いて、スッキリ。 厄落としにスカっと飲みたいなぁと思っていたら、大好きな先輩たちが「立飲み屋」に行くという。 いやーん、連れて行ってー。 行ったことないしー。 「でもあなたは多分きっと好きじゃないタイプのお店だよ」 そういう先輩たちに子犬のようにまとわりつきながら、いいんです、行きたいんです、行ったことないんです、お願いだから連れていって、と私。 

日本人にしては小さくない3人がタクシーの後部座席にぎゅうぎゅうになって乗り込む。 先輩の一人が運転手さんに告げた。 「大門までお願いします」 

交差点で降りると、煙がモクモク出ているお店が目に入る。 「あそこだよ、あそこ」 そういう先輩たちの後をついてお店に向かうと、まだ18時だというのに、すでに店内は満席。 いったいどうなってんのー。 どんだけ美味しいのかしらー。 期待のボルテージは急上昇。 せっかく「立飲み初体験」を期待していたのに、1階にはどうしても3人の入れるスペースがなくて断念、2階の席へ。 その2階もすでに満席。 やっとのことで3人が入り込めるスペースを作ってもらって、さあスタート。

とりあえず生大。 たくさん串焼きを頼んで、モグモグ食べながら、ゴクゴクとビールを飲んだ。 先輩たちと一緒の時の私は、完全にイジラレ役に徹している。 私が男の子たちの前でいつも偉そうにしてるのを、彼らは知らない。 いや知ってる、想像はできるかもしれないけれど、それには触れず、良い関係を保つために、あえてイジってくれているのかもしれない。

2杯目に差し掛かったあたりで、私の恋の相談になった。 70歳になってもひとりだったら寂しいでしょ。 だから早くケッコンしなさい。 えー私には無理。 だって、ケッコンというセレモニーとか、プロポーズのシチュエーションとかには憧れているけど、とてもじゃないけど、将来のダンナの家族とか親戚とか、うちの家族とか親戚とか、そういうのをリンクして考えられないし、それに一生ひとりの人だけを想って生きていけるって自信がないし、そう思えるほどの人に出会ったこともないし、いや、出会ったとしても、その人とは結婚できない訳があることが多いし。 

少し冷静になって周囲を見渡すと、サラリーマンらしき男性たちがうようよ。 彼らはヤケに楽しそうで、ヤケに勢いがあって、普通のチェーン店の居酒屋で見るような疲れた大人たちではなかった。 そんなエネルギーに満ちた人たちが作り出すエネルギーいっぱい空間にいるから、先輩たちも私も、いつもより1・5倍はテンションが上がっている。 飲めば飲むほど目がギラギラ冴えてくるような感じ。

軽く1時間半飲んで外に出ると、そこには長い行列がっ! あー、立飲み屋の魅力っていったい何? なんでこんなに人をひきつけるんだろう? 別にウエイトレスが若くて可愛いわけじゃないし、どっちかといえば、かなり年配の女性が配膳をしてるし、オープンキッチン(格好よく言えば・・・)には若いイケメンが立ってるわけではないし、どっちかといえばかなりパっとしないオジサンがモクモクと調理してるだけだし、それに値段だって、居酒屋チェーン店に比べてもそんなに安いわけでもないし、むしろ高いくらいだし、品数だって決して多いとはいえないし、むしろかなり少ないほうだし・・・。

うーん、立ち飲み屋、恐るべし。 次回は、赤提灯焼き鳥屋 初体験♪って感じかなー。 初体験♪ は何であれ、心躍るものですなー。

No comments: