Thursday, April 24, 2008

Boy With A British Accent II
~関西弁に萌えーっ~

英国なまりの英語を話すイケメンスタッフがオフィスにやってきてもうかれこれ数週間。 だというのに、なかなか彼と仲良くなれない私。 あぁ、同僚Kにはかなりなついているというのに、いったい私は何やってんだろ。 やっぱり同じようなフィールドに興味がない私が彼とお近づきになろうっていうこと自体に無理があるんだろうか。 いや、そんなことで諦める私ではないはず。 欲しいものはなんとしてでもゲット、それが私のモットーなんだし。 だったらだったら、彼と仲良しの同僚Kにお願いして、彼と過ごす時間を作ってもらっちゃいましょ。 というわけで、昨日、霞ダイニングで彼を囲むランチをセットしてもらっちゃいました♪

お店の奥、窓際の席に案内された私たちの目の前に椅子は4つ。 上座奥に同僚Kに座ってもらって、私は下座奥。 さてイケメンスタッフはどこに座るかと思ったら、さすが、お姉ちゃん2人を家族に持つ彼は、下座手前の席を選んで着席。 年功序列をわかってんじゃない! いけてる!! そういう礼儀正しいところもグっとくるポイントなのよー。 私の右隣に彼が座り、彼の左側に入った私は、心理学上かなり優位なポジション(らしい)。 あーこんな日を待っていたのよーっ。

彼にドキドキしていることを悟られたくなくて、声のトーンはいつもより低めに設定。 本来、声が低い私は、ニューハーフばりの声色になってるけど、まあそれはそれ、気にしない気にしない。 プリオーダーしてあったランチコースで選ばなくちゃいけないのは、パスタ、メイン、デザート、そしてドリンク。 全てのチョイスを同僚Kと同じにする彼を見つめながら、心穏やかでない私。 「パスタは大盛りにしてください。 150円追加で全然OKです」と動揺する心を抑えて、精一杯の明るい声でオーダー。 ここで女の子っぽく振舞うのは、逆にイヤラシイ。 下心丸見えだと彼にドン引きされてしまうでしょ。 そういうどうでもいいことまでいちいち考えながら、男らしさを前面に出して注文。 

まだまだ攻めの時期にある彼につられた私たちは仕事の話がほとんどで、一番聞きたい彼の私生活についての情報にはなかなかたどり着けない。 しかし、時折交じる関西弁は相変わらず心地よく、昼間の明るい日差しの中で癒される私。 彼の横顔をチラ見するたび、ドキドキが止まらない。 そんな私に気づいてか気づかないのか、時折私のほうに視線を送ってくれる彼。 あー、その目の色の明るさが罪なのよー。 そういう色に弱いのよー。 この子も(?)まるで外国人と日本人とのミックスばりのキレイな顔をしているじゃないのー。 

しかし、あーしかし、私の心をズキューンと打ち抜いたのは、(やっぱり!)彼の笑顔。 目を細めて「くしゃ」って笑う。 あぁ、こういう風に笑う日本人ってあまりいない。 いや、外国人にもあまりいない。 今までこんな笑顔を見たことがあるとしたら・・・少女漫画の中の男の子! あぁ、そうだ、これって、小学生くらいの時に読んだ雑誌「りぼん」とかの連載ものに出てくる主人公が好きになる男の子の笑顔だわ。

業務連絡メールを打ったのは先週のこと。 返信はまだかまだかと思って、そのうちすっかり忘れかけていた今日、やっと彼からの返事が届いた。 開けてみると、「Aya」と私に呼びかけているではないかー。 ちょっとー、おねえさんをからかうのはやめてよねー。 面と向かって、万が一、Ayaなんで言われたら、どうしよう。 ゼイゼイ。 絶対、平常心を保てないよー。 ゼイゼイ。 Ayaさんって言われたりしたらどうしよう。 ゼイゼイ。 あぁ、こりゃダメだ。 浮かれまくる私は、彼の魅力に完敗している。 

昨日ランチを共にしたというのに、今日も相変わらず、私は彼に話しかけられずにいる。 すれ違っても言葉が出なくて、無理して作った営業スマイルがマックス。 はー。(ためいき)

今夜は、同僚Kと展覧会のレセプションに行くという彼。 あぁ、またふたりは一緒なのね。 だって、アートなんて私には分からないし、その分野に人脈もないし、一緒に行きたいって言っても動機が不純なのはバレバレだし。 色々考えて悶々としている私の背後を、髪に触れるか触れないかのスレスレのところを通って、彼はオフィスを後にした。 あぁ、これって、ハンニバルでレクター博士が、メリーゴーランドに乗るクラリスの髪をサっと掠めたのと似てるわ。 

彼が去った後、ほのかに漂う彼の香水の匂い。 あぁ、ダメだ、これ、私の好きな香りだ。 クラクラクラ・・・香りフェチな私はもうメロメロですぅ。 

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