Saturday, April 12, 2008

二日酔いの日に思うこと

昔はものすごく飲んだのに、このごろまったく飲めなくなった。 

21才のころは、ビールケース1個(あれって24本入りくらい?)をふたりで2時間半くらいで飲んだ後、カラオケでさらに飲んで、明け方タイ料理でしこたま辛い料理を食べながらまた飲んだ。 26才のころは、100グラム数百ドルのキャビアを3種類くらい食べ比べながら、ふたりでウォッカを3本くらい飲んだ後、隣のテーブルのロシアン・マフィア(らしい)男の人たちから差し入れられたウォッカをサラサラと飲んで、お店の専属のロシアン・バンドの演奏にあわせて朝まで狂ったように踊った。 34才のころは、シャンパンを、レシートを見たフィアンセが驚くくらいの数を飲んでいた(らしい)。 

それが今は、39歳になってからは特に、ホントに弱くなっちゃって・・・ワインを1本も飲んだらもうベロベロになっちゃって、飲み始めて早い段階(1時間半くらい?)で記憶がなくなっちゃうし、宴もたけなわの頃には、キャラ変して、暴言を吐き始めるらしい。 挙句の果てには、盛り上がる仲間を見捨てて、突然帰ってしまったりするらしい。 

そんな状態なのに、毎回ちゃんと家にたどり着いているから、不思議。 タクシーに乗ったことも覚えてないのに、朝起きてお財布の中を見るとタクシーのレシートが入っている。 毎回どうやって運転手さんに行き先を伝えてるんだろう。 がっかりするのは、携帯のリダイアルの履歴を見た時。 なんで年上の元彼の番号とか残ってるんだろう。 話したんだろうか、それとも留守録にメッセージを残したんだろうか。 

昨日は、大人数での食事会(飲み会)@南青山にあるイタリアン。 私を良く知ってる友達なら分かるはずだけど、私は大人数で集まることが実はとても苦手。 昔の習性で、テーブルを盛り上げようと張り切りすぎて疲れちゃうから。 そんなことにならないようにと昨日は、NY時代の友達Nを同伴した。 彼なら私よりもっと張り切ってくれて、私は手抜きができるだろうと思ったから。 Nとは溜池のプロントで待ち合わせ。 あった瞬間に、「あれ? 痩せた?」 って言われて、「あー、最近いろいろ会ったからね」 って笑った。 半年ぶりの再会だったから、半年間の空白を埋めるべく、たくさんいろんな話をしようと思っていたのに、白ワインを飲み始めたらあっという間にわけがわからなくなって・・・結局、ここ最近のトレンドどおり、暴走してしまった私。 

「男とふたりで帰るなよ」 ってあれだけ言われていたのに、そんな簡単な約束も守れなくて、結局Nと一緒にタクシーに乗り込んでしまった。 千葉方面に帰る彼を、どこか途中でドロップ・オフしたはずだけど、それが渋谷だったのか、五反田だったのか、目黒だったのか、それとも田園調布の駅だったのか、まったく覚えていない。 終電間に合ったのかな? 

朝起きてまず服を着てるかどうかチェック(これって変でしょ)。 それから横に誰か知らない人がいないかチェック(これも変でしょ)。 ふー、大丈夫。 それから携帯のメールをチェック。 私の言動で気分を害した人が 「ふざけんなよ」 っていうメールを送ってきていないかチェック。 おー、今日は大丈夫。 でももしかしたら、同席していた人たちみんな、あきれちゃってメールも送る気にならないのかもしれないから、二日酔いで頭が痛くて目が開かないっていう状態で、「昨日はごめんね&ありがとう」メールを数通送った。

その後、彼からのメールに気がついた。 「青山のイタめしかな? また一緒に行きたいね。 まだ鮮明に覚えてるよ。 待ち合わせの前のドキドキ感もね」 

昨日のお店は彼が初デートで連れていてくれたところ。 その時の高揚感が忘れられなくて、次の日もまたその次の日もその店に行って、鹿のラグーソースのパスタを注文した。 彼と一緒に食べたときほど美味しいとは思わなかったけど、同じテーブルに案内されて、同じワインに酔いながら、目の前の人に彼の面影を重ねて、初デート、楽しかったなあ、とニヤニヤしたのを覚えてる。 あれは4ヶ月前のこと。 そういえば彼と一緒にいると私はあまりお酒を飲まずに済んでた。 彼がちゃんとコントロールしてくれてたからね。 

その彼に会えなくなって1週間。 私は毎晩バカみたいに飲んで、毎朝二日酔い、反省の日々。

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