Monday, April 28, 2008

Be Spiritual

京都スピリチュアル・ツアーの最終地、延暦寺で、お坊さんの説法を聞いて、ハっとする瞬間があった。

薬師如来さま は、右手を私たちに向け、左手の平には三昧耶形(薬壷)を持っている。 右手で私たちの悩みを聞き、左手に持っている薬壷の中からお薬を処方してくれる。 

とここまでは、私たち庶民にもできない業ではない。 私たちだって、困っている友達がいればその悩みを聞きアドバイスを与えたりする。 体調の悪い友達が入れば薬を買ってきてあげたり食事を作ってあげたりもする。 入院している友達や大切な人を失って気落ちしている友達には、花の精が元気づけてくれますようにと、花束を送ったりもする。  しかし、薬師如来さまはさすが仏さま。 私たち庶民とは違ってスケールが大きい。 

薬師如来さまは、私たちの悩みを聞き、お薬を処方するだけじゃなく、そのお薬を自らの指で私たちに塗ってくださる。 薬師如来さまの右手の薬指が他の指に比べて少し前に倒れているのは、その指でお薬を塗るため。

(不活発ですが一応)クリスチャンの私は、この薬師如来さまのお話を聞いて、クリスチャンの間ではとても有名な 『Footprints』 というお話を思い出した。

キリスト教でも、イスラム教でも、ヒンドゥー教でも、アニミズムでも、仏教でも、儒教でも、道教でも、神道でも、無宗教でも、新興宗教でも、カバラでも、何を(誰を)信じていてもいいから、慈しみの心をもとう。 周囲の人々に楽しみを与え苦しみを取り去ろうとつとめよう。 人々の喜びを自分の喜びと感じられるように、いつも心を愛と平安と希望でいっぱいにしておこう。 どんなときも清く明るく元気に、良い「気」を発信し、それが周囲の人々にも波及していくことを願いながら、霊性を高める努力をして生きていこう。

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