Tuesday, April 15, 2008

オーノー!

だってどうせ仕事の話なんて共有できないし、せっかく一緒にいられる時間にそんなリアルな話で白けちゃってもしょうがないし、だからいつもアップビートで、面白おかしい話ばかりしてるけど、でもホントは普通のカップルみたいにそんなこと気にしないで、なんでもかんでも聞いたり聞いてもらったりしたかったりして。 


でも忙しいあなたにそんな時間の無駄遣いはさせられないし、あーでもないこーでもないと悶々としていたら、そんな思考の大波小波に巻き込まれて溺れそうで、大変なことになって、そんなときに見る夢はだいたいひどいって決まってる。

・・・・・しょぼいモールの中の年配女性御用達のマイナー・ブランド・ショップ。 ゴテゴテとフリルのついた悪趣味の青いイブニングドレスを試着して、バレリーナみたいにクルクル廻った。 何がそんなに嬉しいのっていうくらい浮かれていて、いったいそんなドレス、絶対に着ていく機会も場所もないでしょって思いながら、恰幅のいいロシア系白人中年女性の店員に、「よくお似合いですよ」って言われて、さらにクルクル廻った。

・・・・・メキシコの田舎街。 気がついたらスラム街にはまって抜けられなくなって、そろそろ日も暮れるからヤバイって焦っていたら案の定、通り魔に右足をナイフで切られた。 近くの個人経営のコンビニに入って、「助けて!」って言おうとしたら、私のスパニッシュが全く通じなくて、「警察を呼んでください! 病院に連れていってください!」って言ってるつもりが、「銀行はどこですか?」なんてこと言ってる。 

・・・・・空港の出国ゲート。 セキュリティーの黒人女性に「パスポートと搭乗券を見せてください」と言われた時になってはじめて、パスポートがないことに気づいた。 英語で聞かれてるんだから英語で答えればいいのに、そこでもなぜか使えないスパニッシュを話そうとしてる。 ボーディングの時間は迫ってくるし、この便を逃したら明後日までフライトはないし、なんとしてでも乗らなくちゃいけないのに。 

・・・・・ニューヨークのリトルイタリーの少し上あたりのエリア。 部屋を見渡すと、懐かしい顔ぶればかりで安堵。 でもそれもつかの間、パーティーだというのに自分だけ素面で、「ねぇわたしにもちょうだいよ」って言うに言えない雰囲気で、ものすごくのけ者な気分で、寂しくなってもう帰ろうと思ったら、あなたがくれたプレゼントをなくしたことに気づいて、あちこち探したけど見つからなくて、それは広い砂漠で細くて小さな針を探すようなもので、絶望的。

翌朝早起きしなくちゃいけないから今夜は「一杯」だけって思ったのに、結局「いっぱい」飲んじゃって、足元フラフラなのにあなたがもしかしたら会いにきてくれるかも!なんてあり得ない可能性に賭けちゃって、シャワー浴びたのはいいけど髪の毛も乾かす余力はなくてそのままベッドに倒れこんで、目が覚めたら午前4時。

やっぱりあなたは横にはいなくてがっかりしたけど、私が寝てる間にあなたからメールが届いていて、嬉しくなって開けてみたら私の気持ちなんてお構いなしの内容で、がっかりを通り越して全身全霊脱力。

私と同じテンションで盛り上がってくれる人なんていないのかなー。 これだけ恋愛にかまけてたら仕事なんて手につかないし、そんな風に毎日過ごせるのは暇な学生くらいだろうなー。 なんてことを、あーでもないこーでもないと考えていたら、もう一度寝ようと思ってたのにすっかり目が冴えちゃって、オーノー!

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