Sunday, September 28, 2008

初・巣鴨

「おばあちゃんの原宿」と言われている巣鴨へ行ってきた。 

改札を出た瞬間、周囲の人たちの平均年齢がグッとあがったこと気づいた。 期待度もグッとあがる。 バーガーキングの前を素通りして、目指すは、巣鴨商店街! (ところで何で、巣鴨にバーキン? 売り上げ
大丈夫なのかしら?)

商店街でまず目につくのは、洋品店。 一時ブームになった、「赤いパンツ」はどのお店でも看板商品らしく、店頭にズラッと並んでいる。 年配の女性が好きそうな服ばかりを集めたセレクト・ショップ(?)のファッション・アドバイザーは、店主なんだろうか、中年の男性。 「これくらい派手なほうがいいのよ」なんて、やさしい口調で商品をすすめるあたりが、なんともうまい。 年配女性たちは、「派手じゃな~い~?」なんていいながら、まんざらでもない様子で、次々に、はい、お買い上げ~。 

洋品店のほかには、薬局、甘味処、干物屋、漬物屋などなど、年配女性たちの買い物ココロをくすぐる店が両サイドに並んでいる。  その薬局、品揃えが、巣鴨ならでは! 30、40年前のヒット商品がズラ~リ。  シッカロールって・・・今の若い子たち、分かるんでしょうかねぇ?

せっかく、巣鴨に来たんですからと、曹洞宗萬頂山高岩寺へ。 ここには、あの有名な、「とげぬき地蔵」がある。 このお地蔵様は、心のトゲ、心の罪(トガ)までぬいてくれると言われているらしく、そのお姿に触れようとするたくさんの人たちが長い行列をつくっている。 それを横目に、静々と本堂へ。 

参拝が終わり、お寺を出ようとしたところ、そこには2人の托鉢僧が! 素晴らしい出会いに感謝! 施しをさせていただいて、功徳を積ませていただいた上に、ありがたいお念仏をとなえていただけるなんて! 合掌し、頭を垂れること、約20秒。 最後に、「いつまでもお元気で」なんて、やさしいお言葉までかけていただいた。 ありがたや、ありがたや。

時間の流れる速度が、渋谷や銀座なんかと明らかに違う巣鴨。 ガツガツしてない、イライラしてない、ハラハラしてない、ドクドクしてない。 ふと、40年後の自分っていうビジョンを描いてみる私。 これからの道、人生の終焉へと向かう道を思うとき、私にとっての幸せとは何かを考えさせられる。 これからの半生、進むべき道が、あぶり絵のように浮き出てきたような気がした。 


何事も、初めてっていうのは、感じるものが多くて、よいのぉ。

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