Monday, July 28, 2008

Let's Go For A Drive!



「ドライブでもいこうか?」って、あなたからの突然のメール。 もちろん私は、「嬉しいー! 行きたいー!」 

初めてのドライブ。 あまりにもドキドキしすぎちゃって、(狭い)部屋の中を行ったりきたり。 あ、でも、あなたが迎えにくるまでは2時間しかないじゃない! 何を着ていこう、何を持っていこう。 鏡の前で何度も着替えて、髪の毛を何度も直して、何度も靴を履き替えて、あなたの到着を今か今かと待つ私。

あなたの車を見るのはもちろん初めて。 あなたの運転する姿を見るのもちろん初めて。 トキメキが止まらない。 コドモみたいに愛車の解説をするあなたを見つめながら、愛しさが止まらない。 
 
「どこに行くか決めてないんだよね」っていうあなた。 もちろんどこでもOKだよー。 だって一緒にいられるんだもの。 嬉しさを通りこして、涙が滲んじゃう。

BGMはノリノリで行こう。 歌いながら行こう。 第三京浜から入って、東名へ。 西に向かうごとに空が明るくなる。 サンルーフから差し込む日差しが素肌をジリジリ焼いていく。 

途中のサービスエリアで喫煙タイム。 Tシャツの背中に汗をいっぱいかいてるあなたは、「シートが皮だからね」って笑った。 湿ったTシャツをちょっと触ったら、それだけじゃもの足りなくなってしまって、Tシャツの下に手を入れて、あなたの汗の滴を手ですくった。 「素敵!」って私が言うとあなたは、「なんだそれ?」って、いつも私の不可解な言動に困った時にそうするように、顔をくしゃってして笑った。

西へ、西へ。 とにかく西へ。 私たちは、どこ行くあてもないまま、東名をグングン走った。 

海が見えてくる。 夏の、エメラルドグリーンの、穏やかな水面。 「凪って言うんだよ」ってあなたが言った。 やっと長い梅雨が明けて、待ちに待った夏がやってきたのね。

好きな曲ばかりを集めたMDを聞きながらあなたは、「あ、次もオレの曲」って言って、「あーもう連続で歌うのって失礼ー」って私が叫んで、まるで車内はカラオケルーム。

「このまま九州まで走れるなー」って言うあなたの横顔をチラッと盗み見しながら私は、「あなたと一緒だったら九州までも、その先までもずっとずっと、地球の果てまででも、いけるのになぁ」って思いながら、コッソリ笑った。 

(だって口に出したら、また、「怖い」って言われちゃうもの)

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