Thursday, May 08, 2008

קַבָּלָה‎

「この赤いの何?」  あなたは、私の左手にある赤い糸をさして聞いた。 うん、別に、と私が言うと、「アヤコは秘密主義なんだな」 と言うあなた。「だってせっかく一緒にいるのに、そんなつまらないことを話して時間を無駄にするのはもったいないでしょ」 と私が茶化すと、あなたと私の間の空気が2度くらい下がったように感じた。

ここ数年の私は、心を占めていることのほとんどを誰にも話していない。 話が真剣であればあるほど、自分の中だけに秘めてしまう傾向がある。 ホントは、好きな人には、いいことも悪いこともなんでもかんでも、一番最初に話したいのに。 昔はそうすることが自然だったのに、ここ最近の私はなぜか照れてしまってできない。 だからかな、ここ最近つきあう男の子たちは、過去のBFたちや長年の友達が私を心底愛してくれるみたいに、愛してくれていないような気がする。

私がここ最近興味を持っている「カバラ」。 それは最も古くて世界一有力な知恵で、その力はとても強力で、私たちの生命を完全に癒して、私たちの世界を変えることができる、と言われている。 そしてこの赤い糸、これは、お守りみたいなもの。 1日24時間、1週間7日間、私の左手首にあるこの糸は、霊的なプロテクションで、人をダメにするネガティブエネルギーから私を守ってくれるもの。 「カバラ」によると、「嫉妬」はものすごくネガティブなエネルギーで、この赤い、ただのシンプルな毛糸には、他人から自分へ向けられた嫉妬心から、また自分が(無意識に)他人に対して発してしまう嫉妬心を排除する力があると考えられている。
Kabbalah

カバラとかキリスト教とか仏教とか宇宙エネルギーとか、そういう私たちよりも「大きな存在」を信じる心に、今まで生きてきた中で経験してきた喜怒哀楽からの「気づき」の数々をプラスして、家族や友だちや私にかかわる全ての人たちに対する愛情を注入して、グルグルかき混ぜると、ハイ、私の価値観の出来上がり。 

私が日々、何を基準に目の前の数々の道を選択しているのか、あなたに知ってもらえたらいいな。 私の言動には「背骨」が入っていないように見えるかもしれないけど、意外と決断が早かったりするのは、直感力に優れているからだけではなくて、実は確固たる価値観があるからなんだよ。 

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