Saturday, August 18, 2007

禁酒と解禁

ある日突然、ふと思い立って始めた禁酒生活は、6月22日の1夜の解禁を除いて、もうそろそろ3ヶ月。あれだけ、浴びるように飲んでいたお酒なのに、ここ最近はちっとも飲みたいとも思わないし、お酒の匂いを嗅ぐのもイヤ、隣に酔っ払いがいるのもイヤ、な自分がいた。


禁酒を始めたのは何でもない普通の日だったけど、解禁するのは何か特別な日がいい。出会いや別れのような劇的なシーンで特別な想いを込めて乾杯したい。燦燦と降り注ぐ太陽の下、柔らかい潮風を体全体で受けながら、華のような香りのするシャンパンを空け、雪の結晶のようなバブルがサラサラと喉を降りていくのを感じたい。

しかし、しかし、その日は突然、あまりにも普通にやってきた~!!

「チキン・プレイスへ行こう」という友達PとDの誘いにOKし、急遽、ホットヨガティスのクラスをキャンセル。数ヶ月ぶりに3人で六本木へ繰り出した。しばらく会わない間に大人になっていた(?)友達のPとDは、ラム&(ダイエット)コークを注文、私は新橋のサラリーマン同様、とりあえずビール!くだらないことを言い合って、周りの迷惑なんてお構いなしで、お腹を抱え涙を流しながら大笑いをしてたら、あっという間に数時間が過ぎていった。BBQの準備で翌朝は早起きしなくちゃいけないDは途中で退散、Pと私は70年代後半から80年代後半の音楽をかける「外人バー」へ雪崩れ込み、ダンス、ダンス、ダンス。 そして踊りつかれた後は、先に帰ったDの家に押しかけ、泊めてもらうことに・・・。

翌朝、軽い頭痛で目覚め、部屋の中を見渡すと、キッチンで忙しそうに作業をするDと、ソファーの上で死んだように眠るPを発見。子供を海に連れていかなくちゃいけないはずのPを揺り起こして、一緒にタクシーに飛び乗る。アパートに戻った私は、再びベッドに滑り込み、深い眠りに落ちる前に昨夜のシーンの一つ一つを思い出しニヤニヤ。


自分に対して何かを禁じているときの緊張感がたまらなく気持ちいい。そしてその禁を解いたときの、ココロとカラダが伸びきった感じは更にたまらなく気持ちいい。これって、中毒しやすい体質の私が陥るバッド・サイクルだと承知しつつ、また禁酒をスタートする私。だって・・・気持ちいいんだもの~!!

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