Tuesday, August 04, 2009

六本木の夜

昨夜19時、わたしとかれは、チャイニーズレストランで、
餃子、小籠包、チャーシュー、揚げたこやきをつつきながら、
生ビールを飲んでいた。

20時、徒歩3分のところにあるベルギービール店で、
ビールを1杯ずつ飲んだ後、新車の個人タクシーに乗り込み、
六本木交差点近くにあるクラブへ向かった。

クラブに到着後、かれはビールを、わたしはモエをグラスでオーダー。 
3秒で飲み干してしまったわたしに、
「同じものでいい?」ってかれ。
「(1杯が)高いからダメ?」って聞くわたしにかれは、
「ぜんぜんいいよ」って笑った。

飲んで踊って、ふたりでアフロのカツラをかぶって大笑いして。
最初に時計を見たときは、21時半だったのに、
次に時計を見たら、23時ちかくになっていて、 
あっという間に数時間が過ぎたことに驚く。

アルコールもその他のドラッグも、
時間の感覚を奪う。
加速度をつけて、1時間が20分みたいに、
30分が5分みたいに、
あっという間に、数時間が過ぎる。

23時半くらいになったころ、わたしとかれは、
「明日も早いからね」としぶしぶ店を出て、
タクシーに乗り込んだ。
六本木通りに出たらすぐ、麻布警察署で、
その前の人だかりに驚愕!

「なんかあったのかな」
わたしがつぶやくとかれがiPhoneでニュースをチェック。 

「押尾学、逮捕。 だぶんこれだな」
「ふーん」

わたしとかれは、ふたりには全然関係のない、
どうでもいいことの数々のひとつみたいな感じで、
そのニュースを意識の中から削除。

こばらが空いてるわたしたちには、
もっと重大な議論があった!
近所のコンビニで、焼きそばを買うか、
それともサッパリ系のおにぎりを買うか、
それともうどんとかそばとか・・・。
何を買おうかっていう話で盛り上がりながら、
目黒通りを走った。

結局、焼きそばは却下!
おにぎりと、しじみ汁と、サンドイッチを食べながら、
お茶をゴクゴク飲んだ。
そして、こばらが満たされた後、
「わたしとかれがギャインギャイン踊っていたころ、
同じ街で、ODで死んだ人がいるんだ」
そうしみじみ思った。

えーと・・・

お酒とかエックスとかセックスとか、合法、非合法に関わらず、
すべての中毒しちゃうドラッグは、自分のキャパとか超えたら、
痛い目にあうじゃん。 
そういうの、普通は、経験済みの先輩たちが教えてくれるものじゃない?
そしていつか自分たちだけでトライってことになったら、
少しずつ、少しずつ、いけるかな、大丈夫かなって、ビビリながら、
自分のキャパに挑戦してくもんじゃないの??

そうだと思うし、そうであってほしいんだけど、
今どきの人たちは違うのかな。

っていうか、遅まきながらデビューしちゃう人って、
自分を制御できないから、いろんな人に迷惑かけちゃう。
そういうの、やめてほしいんだけど。
ちゃんと、やる前に、考えなよね。

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