Tuesday, December 23, 2008

Our Brothers And Sons

クリスマスは欧米諸国にとっては、日本人が考える以上にトクベツな日。 そのトクベツな日に、愛する人たちから遠く離れた土地で過ごす人たちがいる。 愛する人たちのため、愛する人の住む国を守るため、遠く離れた土地で、祖国に想いを馳せ、おしてはかえす波のようにやってくる寂しさとなんとかおりあいをつけ、この時期を乗り越えようとしてる人たちがいる。

彼らはまだ若い。 19歳、20歳、21歳、22歳・・・。 彼らの瞳は、腐った政治家の瞳と違って、ちっとも汚れてない。 彼らの笑顔は、ズル賢いビジネスマンの卑屈な笑いからはほど遠く、屈託のない少年のよう。 彼らの目の前には、無限に近い可能性が広がっている。 彼らには、やるべきことがたくさんある。 彼らの「終わりの日」はまだ遠く、果てなく遠くにある(はず)。 

彼らを愛し、遠く離れたところで、彼らの無事を祈る家族がいる。 クリスマスじゃなくても、クリスマスだからこそ、かえってきてほしい、抱きしめたい、美味しいご飯を食べさせたい、温かいベッドで何の不安もなく眠らせてあげたい、そう思いつつ、そうできずにいる家族がいる。

彼らは、遠く離れた国に送られた兵士。 「なんでここにいるのよ?」って、あちこちの国で邪魔者扱いされている兵士。 でも、彼らにも兄弟、姉妹がいて、両親、祖母がいて、彼らを愛する人たちにとっては、私の弟、(生まれてこれなかった)息子、あなたの兄弟、あなたの息子たちと同じくらい、大切な存在。 ゼッタイに無事でいてほしい、愛しい人。

もちろん、戦争なんかなくなっちゃえばいい。 もちろん、軍隊なんて、世界中から撤退しちゃえばいい。 でもその日がくるまでには、そうとうな時間がかかるだろうし、きっとゼッタイ今年のクリスマスには間に合わない。

だから私は、彼らが、ちょっとでも安らげる時間を持てるようにと、必死にそのすべを探る。 面白おかしいオバサンだと思って、プって笑ってくれたらいいから、変な顔をしてみたりする。 だって、今の私には、情けないけど、それくらいしかできないんだもの。

ブライアン、今日はどんな1日だった?

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