Thursday, October 02, 2008

SATC Movie - Mr. Big And Carrie










『セックス・アンド・ザ・シティ』のドラマの大ファン(というか崇拝者?)の私だけど、実はまだ映画版を見ていない。 

理由①は、BFと一緒に見ようと思っていたものの、なかなかスケジュールが合わなかったから。 理由②は、私同様、ドラマの大ファンだった女友達(アラフォー独身女性たち)の感想がイマイチだったから。 理由③は、ドラマを全くしらない若者たちが映画を絶賛していたから。(アマノジャクねぇ)

映画の劇場予告を見たり、YOUTUBEの映像を見たりして想像するに、どうやらキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)とビッグ(クリス・ノリス)はドタバタしながらもハッピーエンドを迎えるらしい。 これはドラマの大ファンの私として、そしてキャリーとビッグの恋愛に自分の姿を重ねていた私にとってはきっと、昇天!の結末なんだろうけど、見たいような、見たくないような、なんとも微妙なキモチ・・・。

だって、キャリーとビッグって、ホントに、いろいろあったのよ。 6年もの間、お互い違う人たちと出会って恋をして、ホントにキャリーとビッグの歯車はかみ合わなくて。 キャリーはビッグに振り回されたって思ってるけど、でも実は、ただ単にタイミングが合わなかっただけで、ビッグだってキャリーをいとおしいと思っていたし、いつもトクベツな女性として扱っていたし、だからこそ、キャリーはいつまでも、誰とつきあっても、ビッグを忘れられなかったんだと思うのね。 

それにしても、ふたりは随分遠回りをしたね~。 ビッグは、モデルとのお盛んな夜を重ねた末、結婚なんてもうコリゴリっていってたくせに、突如20代半ばのナターシャ(ブリジット・モイナハン)と駐在先のパリで出会い、電撃婚約・結婚、そして離婚までしちゃうし。 

キャリーはワン・ナイト・スタンド(一夜限りの恋)も実はチョコチョコあったんだけど、でも毎回、未来を夢見る乙女で、だから共感することができるんでしょうね。 記憶に残るボーイフレンドたちは数人いるんだけど、その中でもエイダン(ジョン・コーベット)との関係は大きい。 何しろ、2度も付き合っては別れ、2度目の最後には婚約までしたっていうのに破局。 ビッグとの浮気まで許してくれた懐の広い男の子だというのに、結局、ポイポイしちゃうのよね。 

もう一人、印象に残るボーイフレンドは、一回り以上年上のアーティスト・アレクサンドル・ ペトロフスキー(ミハイル・パリシニコフ)。 彼と付き合いはじめたキャリーは、彼に合わせようとして、自分らしさを失っていくのに、本人はそれに気がつかない。 「パリに一緒に行こう。 一緒に住もう。」と誘われ有頂天になって、愛してる街ニューヨークを離れる決意までしちゃったりするんだけど、結局、アレクサンドルはワーカ・ホリックで、キャリーのことは二の次で、それがムリってことで破局。 その時にキャリーがアレクサンドルに言った台詞が、私的には、ものすごくきゅ~んって、くる。(星の王子様とか聖書の一節よりもね!)

"I'm looking for love, real love, ridiculous, inconvenient, consuming, can't-live-without-each-other love." (私は愛を求めてるの。それも、ホントの愛、バカバカしいくらい、思うようにならなくて、疲れきっちゃって、でも『お互いなしでは生きていけない』っていう、そういう愛をね。)

ちなみに、女性陣から圧倒的な人気を得ているのは、エイダンですね。 彼の優しさがどうして分からないの~って、女性たちは悶々としちゃうみたい。 

とにかく、このふたりの関係は、ドラマを見たことのない人には分からない。 キャリーがなぜビッグに惹かれ続けるのか、どうしてビッグじゃなくちゃダメだったのか・・・。 

というわけで、ホントはドラマをDVDでガチで見てほしいんだけど、時間がない人たちは、このエピソードを読んで、なんとなくでいいから、キャリーとビッグの歴史を感じてみてくださいっ!!


セックス・アンド・ザ・シティー エピソード紹介

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