Friday, September 05, 2008

The Worst Of The Worst

昨夜も、そして今夜、たった数分前までも、書き記したくないくらいの、すぐにでも忘れてしまいたいくらいの、ものすごくリアルな悪夢を見ていた。 

喉の奥の奥のほうから絞りだすように出た声で目が覚めて、時計を見ると午前2時。 背中に、首筋に、びっしょりと冷や汗をかいていた。 まるでダッシュで100メートルを走りきったかのような、異常な心拍数。 何とか平常心を取り戻そうと、部屋の中、隅から隅まで、舐めるように視線を走らせる。 やっと動悸がおさまった後もなかなか眠れずに、ベッドの上で何回も何回も寝返りをうった。 「スピリチュアルな私だから、この悪夢が正夢になる可能性もある」 そう思うとますます目が冴えてしまって、やっと寝ついたのは明け方、いつもの起床時間の1時間前。

夢と現実の間に大差がない私。どちらの世界に意識があるのか分からない瞬間も多い。 夢から覚めたと思えばまだ夢の中、現実だと信じているこの世界が実は夢かもしれない、そう白昼夢を見ていたり。 1日24時間、意識は常に落ち着かない。


今夜もまた悪夢を見てしまうんだろうか。 何かに対して心配しているときはその心配していた出来事を繰り返してしまい、しばらくはそのパターンが続いてしまうことは重々承知している。 だからこそ、何とかしてこの悪い連鎖を打破しないと、いつまでも悪夢の夜を繰り返してしまうだろう。

ああ、どうしてこうときに限って、独りなんだろう。 目覚めたとき、隣に寝息を立てている彼の顔を見れば、それだけで安心して、どんなにひどい悪夢でも一瞬で消えてしまうはずなのに。 彼の手を握りしめて、彼の肩に顔を寄せて、彼の体温と香りに包まれて眠りにつけば、悪夢なんて見るはずもないのに。

夢か現実か、どの世界に意識が漂っていても、彼がそばにいない時間こそが、どんな最悪の悪夢よりも最悪。

No comments: