Tuesday, September 30, 2008

Good Boss And Bad Boss

過去振り返れば、「良い上司」もいたし、「悪い上司」もいた。 でも思い返せば、「悪い上司」に仕えていたときほど、「伸びた」ような気がする。 

「良い上司(や「良い同僚」)と働くときは、気分がいい。 同じ価値観を持って、同じゴールを目指して、同じ(ものすごく速い)スピードで物事を進めていくことができるし。 そういうときは、神がかった勢いを感じるし、ウィン・ウィンの結果が多いし、やりがいも大きい。 

でも、「悪い上司」(や「悪い同僚」)と働いたときは、目的や目標の軸がぶれるたびに、せっかく積み上げたものを壊されて、そしてまた積み上げては壊されて・・・そんなことの繰り返しの中で、なんで私がこんな目に!とこぼれるのは愚痴ばかり。 でも、そんな日々の中で、仕事の仕上がりと速さのバランスを考えたり、新しいアイデアや新しい方法を弾き出したり、自分の感じていたリミットみたいなものを少しずつ広げたり、知らないうちに実力をつけてきたのかもしれない。 そう思うと、「悪い上司」(や「悪い同僚」)のお陰で今の位置にいる自分があるわけだし、それは感謝すべきことだなあって思う。

先日、3年半もの間、お世話になった元・上司に再会した。 あれほど、「もう会いたくないわ」って思っていたはずなのに、元・上司の表情を見たとき、ふっとつきもの落ちたような不思議な感じになって、元・上司の広げた腕の中に飛び込んだ。 その瞬間、いろいろと無理難題を課した元・上司だったけど、言う側も実はそうそう楽じゃなかったのかもしれないなって感じた。 元・上司の腕から、私の「奉仕」に対する「感謝」みたいなもの、そういう想いがひしひしと伝わってきた。 

私が新しいポジションに応募してると聞いた元・上司は、「あなたのことを聞かれたわよ。 良いことをたくさん言っておいたから、きっと大丈夫よ。」って微笑んだ。 そんな元・上司に、素直にココロから、「ありがとう。」って言えた私。 

結局、「良い上司」も「悪い上司」も、私にとっては本当にありがたい出会いだ。


The New York Times "Good Boss, Bad Boss. Which Are You?"

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