Saturday, March 01, 2008

実年齢と精神年齢

昨夜ベロベロに酔っ払って26歳の彼の目の前で50歳の男の人とタクシーに乗って帰った。 メールも電話もしないでそのまま倒れこむように寝て起きたら今朝7時だった。 

携帯には彼からのメールが3通。 最後の1通には心配をとおりこして、怒りをとおりこして、落胆と失望の色。 「なんでメールしないの」って怒ってくれれば「ごめん」って素直に謝れる。 でも「がっかりした」って突き放されるとその先が怖くて何もいえない。 

「今無事に家に着きました」という一行の大切さを知った。 そういうことが彼のいう 「信頼は小さなことの積み重ね」 だと分かった。  そしてことの重大さに気づいた。 もしかしたらもう二度と彼に会えないかもしれないと思うと胸が苦しくて、いてもたってもいられなくて、何度も何度も彼のメールを読み返した。 

昼すぎに彼から電話がかかってきた。 出るべきか出ないべきか3秒間悩み、死の宣告を待つ囚人のような気分で電話に出た。 Helloの後が出てこない。 沈黙の後、ぎくしゃくした言葉のキャッチボールが続き、「あぁ、使い古しの雑巾みたいにポイって捨てられちゃうんだ」 と覚悟した瞬間、彼が優しい言葉をかけてくれた。 「ホントは怒ってたよ。 でもがっかりしたって言ったほうが効くだろうなと思って。」 怒るってことは期待しているから、無視するのはどうでもいから。 

彼は実年齢では私よりひとまわりも下だけど、精神年齢は私よりずっと上。 私がいつも遊んでいる年上の人たちよりももしかしたら上かもしれない。 いつの日か彼の精神年齢に追いつきたいけど、実年齢で彼が私に追いつかないのと同じで、それは無理なのかもしれないね。

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