Tuesday, March 25, 2008

(産卵中に想う)彼のこと

帰りの電車、南北線に乗った瞬間、彼の匂いがした。 私の周りでも3人はつけている、最近流行りの香り。 あの人も、この人も、その人も、同じ香りをつけてるけど、私にとってこの香りは彼の匂い。 

喉風邪をひいてしまってるし、あと数日したらまた会えるし、それに今夜は彼だって予定はあるだろうし、急にお願いっていったって会えるわけないのに、わかっているけど、それでもどうしても会いたくて仕方なくて、メールしようかなと思ったら、「今ごろは、彼の腕の中かな?」 なんて軽いトーンのメールがきて、胸がギュンと痛くなった。 

「俺はどっちかっていったら、胸より足フェチだな」 っていつかあなたは言ってたから、そんなあなたのために、最近の私はいつも、会えるか会えないか分からないけど、キラーレッグスが強調されるスカートをはいているのよ。 それに・・・。


足の指がキャンディーみたいに美味しく見えるように、ショッキングピンクに塗ってもらったり、前回は巻き毛カナリアみたいな外巻き・かっこいい系ヘアーだったから、今回はエビちゃんみたいに内巻き・可愛い系にしてもらったり、私の唇にそそられるように、恋焦がれるように、グロスをいっぱい塗ってみたり。


そういう全ては、あなたに会えるかもしれないっていう毎日の1%に賭けてのことなのに、どうしてもなんとしてでも会いたいのに、その 「会いたい」 という一言がどうしても言えない(打てない)。  私のすること全てがあなたのため、あなたが少しでも私を好きになってくれるように、最近の私の24時間は全てあなたを中心に廻ってるというのに。

あぁ、それだというのに、肝心なあなたは、ちっともそんなことわかってなくて(それは分かるわけもなくて)、私をからかう言葉のジャブ。 間に受けて、痛い目にあってる私は、自分のバカさ加減にあきれて、そして悲しくなるばかり・・・。 

うふふ。 この状態、ちょっとロマンティックに響くでしょ? でもねホントはもっと原始的なことなの。 満月にはライオネスになる私が、今日はウミガメみたいになって産卵中。 ウミガメは泪目で産卵していたけど、哺乳類の私は産卵中にさかってしまうのよ。

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