Monday, June 11, 2007

イヤーエステ初体験レポート


神の啓示だったのだろうか、突然イヤーエステなるものを試したくなり、有楽町西武Beauty館4階にある
resplendir(レスプランディール・有楽町店)へ。

店頭に置いてあるフライヤーを開くと、『この手であたなを癒したい』から始まるメッセージ。 『イヤーエステとは、身も心も預けて愛情を注いでもらい、あたなが何を考え何をして欲しいかを感じ体の内側、つまりは心を癒しで満たす究極のエステです。』 ひゃぁ~っ、身も心も任せて、体の奥まで癒されたいぃぃ~。とりあえず、イヤーエステ初体験ということで、一番短いコース(40分、5250円)を選ぶことにした。

白で統一された個室の中、ヒーリングミュージックが適度な音量で流れている。 オットマンに足を乗せ、タオル地のカバーで覆われたフカフカのリクライニングシートにカラダを沈めると、エステティシャンが足にひざ掛けをかけてくれ、瞼をレモングラスの香りが染み込んだガーゼで覆ってくれた。息を吸い込むたびに心地よい香りが胸いっぱいに充満する。あぁ、気持ちいい~。

「少しくすぐったいかもしれませんよ」 エステティシャンがその柔らかい声で言い終わるか終わらないかのうちに、ほんのり冷たい泡のソープを耳につける。エステティシャンの指は、耳の輪郭をなぞりながら、ゆっくりと耳のコリをほぐしていく。 泡のソープを温かいタオルでふき取ると、次は、リンパの流れをよくするジェルをつけて、マッサージをしていく。 耳の外側から内側、内側から外側、耳の付け根から首、首の根元から鎖骨、鎖骨から肩胛骨へ。 しばらくそれを繰り返した後、余分なジェルを温かいタオルで拭き取り、いよいよイヤーエステのメイン、耳の穴の掃除へと移った。


最初は、つまようじの頭くらいの棒で、耳の外側の軟骨の部分をツンツンと、点で刺激。 エステティシャン曰く、こうすることにより、耳の内側の筋肉が緩和し、耳掃除がやりやすくなるのだそう。 その次は、耳掻きのようなもので、耳の穴の中、手間の部分に生えている産毛だけを、壁に触れることなく、触っていく。 くすぐったくて、でもなんだか懐かしくて、それでいてはがゆい気持ち。 もっと強く触ってほしいという思いがMaxになる絶妙なタイミングで、やっと穴の中に壁のあちこちに触れてくれる。 そして耳垢を少しずつ少しずつ掻きだしていく。 耳掻きの先が壁を押す力は、少しずつ少しずつ増し、その行き先は少しずつ少しずつ奥へと伸びていく。 時折、「あっ、一番奥に当たった」 という感覚を味あわせてくれながら、エステティシャンは、耳掻きの先を、耳の穴の奥と入り口とを行ったり来たりさせてくれる。 耳垢が綺麗に取れると、今度は、シーブリーズのようなスーっとする液体を染み込ませた綿棒のようなもので、内部に残ったカスを拭き取っていく。 最後に、フワフワした羽で、耳の穴の奥から手前、そして輪郭までをクシュクシュとくすぐって、耳掃除はこれで終了。

そして最後の最後にもう一度、念入りにマッサージをしてくれる。 頭から目、目からこめかみ、目から鼻、鼻から頬、頬から耳の付け根、耳の付け根から首、首から肩、肩から脇の下、脇の下から鎖骨の下まで、ギュッ、ギュッ、とこするようにマッサージしていく。 滞っているリンパ液を流す、流す、流す。 

「はい、今日はこれで終わりです」 エステティシャンの柔らかい声がコースの終わりを告げる頃には、私は雲に乗って空を漂っているような気分。 そしてリクライニングシートを起こしてもらった瞬間、不思議な感覚に驚かされた。 なんと、首の上についているはずの頭の感覚がないのだ。 頭が数キロ軽くなったような感じ。それと同時に、頭の横についているはずの耳の感覚もない。 フワフワになって飛んでいってしまったような感じ。 いつもなら一発で入るピアスなのに、頭も耳も「ここにあらず」みたいな感覚だから、どこに挿したらいいのかが分からなくて、悪戦苦闘した自分が可笑しかった。

とにもかくにも、初体験のイヤーエステは10点満点中10点! この快感は今まで味わったことがないだけに、病みつきになる兆し。 みなさまもぜひお試しあれ!!

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