Sunday, May 20, 2007

To Lose Is To Win

義弟が自殺したこのタイミングで、3年前に辞めた職場の同僚から突然メールが届いた。  最初の1、2通は、「お久しぶりです。再会したい」っていう内容だったので返事を書いたら、私を今もまだ恨んでいる、私が急に辞めたことを根にもっている、という内容のメールがたくさん届いた。 義弟の死を知らない彼を責めるわけにはいかないけど・・・。 もう、3年の前のことだというのに、まだ過去を許すことができないでいる彼。 What have I done to deserve this???

彼は、ホントに、ただの同僚でした。(Some of you might wonder if I...but NO!!) でももしかしたら、彼は私に対して、特別な感情を持っていたのかもしれない。 国立大学卒業後、研究所に入り、恋愛経験もなく、お見合いで結婚し、子供を授かった彼。 研究というデジタルの世界では、全てがクリーン&クリアー。 だから、ドロドロした人生の経験が少ないのかもしれない。 だから、人間関係に理想論を掲げるのかもしれない。

彼は、人間関係には、きちんとした始まりと終わりがあるべきだって言う。 それは、私も思うし、きっと誰もが思うことだと思う。 でも、残念ながら、人間関係って、そんな簡単なものではない。 死や失恋や離婚も含め、いつも必ず、きっちりと納得した始まりや終わりがあるもんじゃない。


私の38年の人生を振り返っても、Hanging状態の関係はたくさんある。 今回の義弟の件だってそう、21歳の時の元彼の自殺もそう、 そして2001年5月31日の初恋の彼の事故死だってそう。 昨年、2人の祖母の死もそう。 それ以外の、愛しながら別れた関係もそう。 今うまくいかない関係もそう。
意味が分からないまま、どうすることもできない関係って、きっと、ある。 

でもそれは、本人が、その想いを、なんとか解消するしかないような気がする。 過去の状況は決して変わらない。 現在の状況も、他人が絡んでいる以上、自分勝手には変えられない。 でも、そういうことを経験してこなかっただろう彼。 私がいちいち、彼のネガティブな感情を処理するお手伝いをする必要はないし・・・。


で、冷たいようだけど、私は、彼を無視することにしました。

きっとこれからも、何通も何通も、私が辞めた当時に何通もメールが届いたように、きっとたくさんのメールが届くだろう。 内容は、きっといつも同じで、私の、過去、現在、未来の人生をなじるもの・・・。 で、恨まれてもいい、って思う。 私を恨んで恨んで、人生にはどうしようもないこともあるってことを知る機会になればいい、って思う。 ・・・ただ、これって本当は、学生のときあたりに、経験してれば良かったんじゃないかなって思う。 免疫がついてないだけに、彼は彼なりにつらいのかもしれないね。 でも私には、今まで色々な手を尽くしたけど、もう他にできることがないから、とにかく、もう恨まれ役をかうとしよう、って思ってる。


全ての人に愛されるなんて、無理。
それは理想だけど、やっぱり、無理。
だから、これは初めての試みだけど、
そうすることを諦めようと思うよ。

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