Thursday, November 16, 2006

Strange Dreams
(どなたでも結構ですので夢判断してください)

- Part I -

南の小さな島にいる私。
ホテルの建物と建物をつなぐ廊下は屋根つきで、
私はそこから目の前の広場を見ている。
広場の中央には何かモニュメントのようなものがある。
それを丸く囲うように緑が植えられている。
広場の左手に視線を移すと、タクシーを待つ人、人、人。
彼らはすべて日本人観光客のようだ。
そこへ突然スコールがやってくる。悲鳴を上げる観光客たち。
小さな島なのでタクシーは数台しかない。
広場には雨やどりをする場所がない。
彼らは動くに動けず、黒い塊になって悲鳴を上げ続ける。

気がつくと、私の隣に現地の若い男性が立っている。
私は彼に提案する。
「島内に点在する観光スポットまではタクシーで片道20ドルくらいだよね。
レンタカーを借りてきて個人タクシーをして儲けない?」
私は続ける。
「片言の日本語しかできないドライバーが20ドル稼げるんだから、
私が日本語で対応してあなたが運転したら、
50ドルは軽く取れるんじゃないかしら?」
年下の男性が渋る。
「法外な料金をチャージするのはよくないですよ」
私は彼を説得しようとする。
「私は観光客たちをだますつもりはないのです。
彼らが困っているのを助けることができてなおかつ、
私にも儲けが出るというWin/Winのシナリオだと思うのです。」

- Part II -

シーンが急に変わる。
私はフレンチ・コロニアル風の寄宿舎みたいなホテルにいる。
風通しがよく天井の高い大きなダイニングルームが見える。
8人くらいが座れる丸テーブルがいくつもおいてある。
清潔そうな白いクロスの上には仰々しいテーブルセッティングがおいてある。

ダイニングルームを左手にみて正面には、長い廊下が伸びている。
右手には、畳み込むことのできる木戸があり、そこから柔らかな光が入ってきている。

気がつくと、私の横には中年の男性と初老の女性が寄り添っている。
彼はどうやら振付師で、彼女はバレリーナのようだ。
彼が私にテストをするという。
この長い廊下の先から歩いてくる中で何かを表現しなさい。
私は廊下の先まで歩いて行き、振り返る。
そして深呼吸してから第一歩を踏み出す。
私が表現したのは、絶望 、模索、 焦燥 。
カラダ全体を使って表現しながら、一歩、一歩前進する。
廊下の途中にガラス戸があり、その手前で腰をかがめる。
小さなJadeを拾い上げ、探し物がやっと見つかった喜びを表現する。
そのJadeを高々と掲げ、恭しく、運んでゆく。
一歩、一歩に迷いがない。
ただまっすぐ振付師とバレリーナのところへ歩いてゆく。

やっとたどり着くと、振付師がいう。
音楽はとっくに終わっているし、たどり着くまでに時間がかかりすぎだ。
最高傑作の表現は認められず落胆する私。
と次の瞬間、振付師が昔付き合っていたフランス人だと分かる。
あれだけ私を苦しめた男がなんでこんなところにいるの。
「どうして私の近くにいるの?
近寄ってはいけないというOrderが出ているでしょ。
今すぐ離れなさい!」
私はそう英語で言おうとするが、そんな簡単な単語の並びが出てこない。
説得力のない英語のメッセージを言い放ってさらに落胆する私。
さっきまで閉まっていた木戸が開け放たれている。
廊下とその横のダイニングルームまで西日が入ってくる。
その景色はまるでセピア色の写真のように美しかった。
そして、私はこう思う。
「あぁ、そういえば、フランス人は英語が話せなかった。
彼には日本語で怒鳴ればよかったんだ。」

というところで、目が覚めました。

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