Thursday, June 29, 2006

SHALL WE DANCE?

Richard Gereは今のハリウッドで一番バラが似合うアクターなのではないだろうか? この映画「Shall We Dance?」でも、一輪のバラを手に、愛するワイフの職場へ向かうシーンがある。 エスカレーターで上ってくるGere扮するJohnはタキシード姿。 ワイフに捧げるバラを胸の高さにもち、彼特有のはにかんだ笑顔がこぼれる・・・。 まさに世界中の女性たちがとろける瞬間だ。

既婚・未婚に関わらず、女性たちはロマンスを求めてると思う。 白馬の騎士が囚われの身であるプリンセスを助けにくるシーンにいつも憧れている。 きっとこれはDNAに組み込まれた欲求なのだと思う。

しかし、もちろん、現実は厳しい。 プリンセスは絶世の美女ではなく、退屈と欲求不満に悩む中年太りをした主婦で、 白馬に騎士は働けど働けど安楽の地にたどり着けない、中性脂肪に悩むサラリーマン。 心のどこかでロマンスを求めつつも、純粋なロマンスは存在しないと諦めている。 そして、チープな出会い系サイトで短絡的な出会いをした人と刹那的な関係を築く。 それでも彼らには精一杯の非日常的で劇的なドラマが存在するので、 十分に充足感が得られるのだから、いいのかもしれないが
・・。

電車の中、あちこちで、パチパチと携帯メールを打つ音が聴こえる。 あちこちでチープな関係が始まり、チープな関係が継続していく。 本来、注ぐべき時間と情熱は、目の前のパートナーだということからは目を背けて・・・。


Shall We Dance?
目の前のパートナーと踊ったらいい。 ワイフ&ハズバンド、一生のパートナーと向き合ってロマンスを育んだらいいと思う。

Where's my partner, anway? I just can't help but wonder...
いつか私にも、Shall we dance? と言える相手が現れるかな?

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