Saturday, January 03, 2009

新年の抱負②

2009年は、"Think global, act local"をいつも意識して生きていこう!  

リマインダーは、1989年にノーベル平和賞を受賞したダライ・ラマのメッセージ。


「わたしたちのだれもが基本的に、幸福をもとめ、苦しみを避けようとする。 

同じ人間であるという認識は、兄弟愛・姉妹愛の意識をはぐくむのに役に立ちます。 

それはあたたかい愛のこことであり、他者に対する慈悲のこころです。 


どんどん狭くなっているいこの世界でいきなければならないわたしたちにとって、 それはどうしても必要なこころなのです。 


なぜならば、わたしたちひとりひとりが、他者の欲求に配慮することなく、 自分の利益になりそうなことだけを追い求めていけば、他者を傷つけるばかりか、 自分自身をも傷つけることになるからです。 

このことは、今世紀の歴史をつうじて、だれの目にもあきらかなものになりました。 

たとえば、いま核戦争をおこなうことは一種の自殺行為である、 目先の利益だけを考えて空気や海を汚染することは生存の基盤そのものの破壊であると、 わたしたちのだれもが考えています。 

個人と国家との相互依存性がますます高まっているいま、 わたしたちのいう「普遍的な責任感」をはぐくむほかに道はないのです。 

(中略)

責任とは特別な仕事をすべく選ばれた、あるいは任命された、 国家の指導者だけのものではありません。 


わたしたちひとりひとりにも責任があります。 

たとえば、平和はわたしたちの内部からはじまります。 

こころが平和なとき、わたしたちは周囲の世界とも平和な関係がむすべます。 

地域が平和な状態であれば、隣の地域ともその平和を分かち合うことができます。 

だれかに愛と親しみを感じるとき、そこになにが起こるでしょうか。 

その人に「愛されている」 「親切にされている」と感じさせるだけではありません。 

愛しているわたしたち自身の内にも幸福と平和をはぐくむことになるのです。 

そのもっとも効果的な方法が宗教的な実践によって得られるという人もいるでしょう。 

宗教ではない実践によって得られるという人もいるでしょう。 

たいせつなのは、わたしたちひとりひとりが真摯に、たがいの責任をひき受けようと、 誠実に努力することなのです・・・」

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