Monday, January 28, 2008

あっぱれ、ニッポン男子!

先週金曜日、職場のソーシャルイベントとして「新年会」が催された。 集まった外部からのボランティア方々は総勢60名強、イベント参加者は200名をゆうに超え、大盛況のうちに新年会の幕は閉じた。

数々のイベントの中でも一番「華」があったものは、消防団による「出初式」。 下は23歳、上は80歳、総勢40名の団体によるパフォーマンスは圧巻。 はしご乗りあり、木遣り歌あり、気合の入った法被姿のニッポン男子は「粋」そのもの。 

寒空のした、薄着で、1時間以上も待機するグループに向かって、「まだ、『出』まで、時間がありますので、建物の中で暖をとってください」と伝えると、「いや、長老たちは中へ、自分たちは外ではしごを守ります」と! 上下関係がきっちりしている清さ&美しさにノックアウト! 

はしご乗りの最中、私の横にいた長老のひとり、73歳の男子が言った。「30年前はやってたけど、今はできいねぇなぁ」 「下でこんだけ風が強いと、(はしごの)上だともっと揺れるんだ」 「あいつは足が長いから、やりづらいんだよなぁ」 「あれで、ああやって、みんな腰をダメにしちゃうんだ」 「昔はあれやって、落ちて死んだやつもいだんた」  73歳の彼にフレンドリーな相槌を打ちつつ、気合の入ったパフォーマンスから目が放せない私。

全てが終わり、グループに声をかける。 「みなさん、中には食べ物もドリンクもたくさんありますので、どうか召し上がっていってください」 するとグループの中から声が飛んできた。「俺らがいくと全部なくなっちゃうよ」 そして当たり前のような笑いがドっと起こった。 

う~ん、かっこいい。 と同時に、あぁ、そうだ、私の母方の親戚の大工のおじさんが、まったく同じ調子で話をするんだわ、と思い出した。 そういえば、父方のヤクザな感じの叔母たちもそう。 あぁ、まったく、うちのブラッドに流れているこの感覚が共鳴するんだわね。