Thursday, January 17, 2008

女性上位

同僚の男たちが、「最近入ってきたあの娘、可愛いなぁ」というのはよく聞く話。 だから私たち女は、「あぁ、また言ってる」くらいで、あまりオオゴトにしない。 
でも私たち女が、「あの最近入ってきたばかりの男の子、可愛いねぇ」というと、同僚男たちはたちまち縮こまる。 同じことなのになんでだろ? 例えば、キャバクラに通うのと、ホストに通うのとは、基本的に同じこと。なのにどうして、ホスト通いのほうが、「おかしい」ことのように扱われるんだろ?

男女は、心身ともに、平等につくられてないから、平等に扱われちゃ困る部分もたくさんあるけど、「可愛い」と思う心とか、そういう心の動きは、実は、平等なのにな。

でも、男たちは、それを認められないんだろうね、きっと。それを認めちゃうと、幻想が崩れて、キャバクラとかそういう全ての、男たちが信じてきた神話が、消滅しちゃうんだ。足元が揺らいで、肝心なときに踏ん張れない、そういう非常事態に陥ってしまうのかもしれない。 

だから、私たち女は、賢く立ち振る舞うことを覚えたんだと思う。 だから、口が裂けても、「あの男の子、可愛いなぁ」なんて言いたくても言わない。そういう選択(長い歴史の中で)ずっとずっとしてきたんだ。 そして、目の前の男のことを立てて、「あなたが一番よ」って言いながら、満面の笑顔をフェイクしてきたに違いない。

心の中では、隣の席に座ってる若い男を「可愛い」と思いながら、ね。