Saturday, May 05, 2007

Spider-Man 3

公開から数日後の今日、ヒルズで「スパイダーマン3」を観てきた。映画館は老若男女、夫婦、恋人、、友達同士で、満席!

パート3の印象は、CG炸裂、ストーリーはパート1&2よりもごちゃごちゃしている感じ。でも全体を通してのメッセージは、シンプルで、「私たちにはいつも選択肢がある。自分の弱さに負けて誤った道を選ぶか、または勇気を持って正しい道を選ぶか・・・Let's do the right thing」。そして、「自分の命よりも他人の命を重んじることができるか」という究極の問いかけもあった。

メインの登場人物は、主人公ピーター、親友ハリー、ピーターのGF・メリージェーン、怪物と化してしまった新聞記者のエディー、そしてピーターの叔父を殺害した真犯人のマルコ。彼らにはそれぞれに愛するものがあり、それを守りたい気持ちは同じ。愛するものを傷つけられた、または傷つけられたくないと思った瞬間、彼らの中の「悪」が彼らの弱さを誘惑し、彼らの中の「善」を封じ込め、誤った道を選択させてしまう。そしてその誤った選択が周囲に波及し、さらなる「悪」を呼び起こし、誤った選択が繰り返される・・・。

澄んだ眼をした「善」のスパイダーマン。彼のように正義を選んで生きていきたい、と思った。日々の生活の中では、「悪」に傾きかけてしまうこともある。メラメラと嫉妬の炎が燃え上がりそうなときも、イライラして周囲に当り散らしたくなるような日も、他人の幸せを心から喜べなくて胸がつかえてしまいそうな瞬間もある。でも、いつも「善」と「悪」の選択肢は眼の前にある。勇気を持って正しい道を選ぶか、それとも弱さに負けて誤った道を選ぶか・・・。勇気を動かすのはきっと、信じる力。自分の「善」、そして他人の「善」を信じる心があれば、正しい道を選び続けていける。

みんながそうやって歩いていけば、この世の中から「悪」は撲滅できる、そう思うのは、ナイーブかしら?

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