Thursday, April 26, 2007

イケメンの風

良い風が吹いている今日この頃。
周囲を見渡す限りイケメン、イケメン、イケメン・・・

1週間に1度通っている歯科の担当医、M先生、
1ヵ月に1度カットしてくれるスタイリストのWさん、
期間限定で契約している韓国系アメリカ人のKさんなどなど。

そして、それに拍車をかけるように、
定期的に通っている指圧院にもいました、いました・・・

レセプショニストが小さな部屋に案内する。
着替えを終え、うつ伏せでまつ私。
指圧師が入ってくる。
顔は見えない。
そして始まる30分間のマッサージ。
私のように暴飲暴食を繰り返す人間にとっては、
マッサージは、リラクゼーションになるわけもなく、
拷問に近い痛みをともなうトリートメント。
体の全て、どのツボを押されても、
悲鳴を上げるほどの痛みが伴う。
思わず声が漏れてしまうほどの、
想像を絶する痛みに耐える。
「首と肩が痛いんです」という私のリクエストを
全く無視して、指圧師は、ツボを押す。
「ここ、痛いですよ」
たどたどしい日本語でいう。
あぁ、彼は中国人だった。
首と肩のツボは、あまり押してもらってない。
そして彼の指は、私の背中、そして腰へ。
「あなた、お酒、飲みますね」
そういいながら、腎臓の上あたりを押す。
気持ちいいため息ではなく、悲鳴をあげてしまう私。
「ここも痛いでしょう」
そう言って、腰の中心の左右にある筋を押す。
ひやぁ、思わず、こらえきれず、声を出す私。
「運動してないね。硬くなってる」
容赦なく、固まった腰の筋をほぐしにかかる彼。
痛みに耐え、息を凝らしていると、自然と汗が噴出してくる。
「汗をかいてるね。新陳代謝があがっている」
そう笑いながらいう彼。
彼は、ストッキング越しに私を触るのをやめ、
ウエストの辺りから、じかに肌に触る。
どこまで、触る気なんだろう・・・
ドキドキしている私の気持ちを無視して、
腰からお尻にかけてのツボを押していく。
あぁ、痛いですぅ。もう、いやぁ、やめてぇ。

あっという間に30分の指圧が終わり、
着替えを済ませ、会計に向かった。
「とても硬くなっていたね。でも楽になったでしょう」
その声の主は、さっきまで、私の体を触りまくっていた
指圧師だった。
顔をあげるとそこには、20代後半の、

トニー・レオンばりのイケメンが、微笑んでいる。
思わず、頬が、体が、熱くなる。
あぁ、恥ずかしい。
だって、あなた、さっき、私のストッキングをずらして、
私の腰から下へ指を這わせたでしょう・・・。
あぁ、あぁ・・・。

最近、私の周りには、イケメンが集まってくる。
その場、その瞬間、たくさんいる人の中から、
何かに動かされてきたかのように、
まるで選ばれたかのように、現れるイケメンたち。

いやぁ~、いい風吹いてますねぇ。

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