Thursday, February 22, 2007

My Dentist Appointed

初診から1週間がたち、今日は治療開始日。
まずは左奥歯から2本目の「根」の治療。

初診の時のイケメン先生は、初診だけと思っていたら
何と、イケメン先生はこれから半年間ずっと私の主治医。
あぁ、この先生で良かったと思う反面、
あぁ、この先生の前で酷い顔をしたり、
イケテない口内を晒すことになるんだ、という微妙な心。

「今日はかぶせ物を外して根の治療をします」
先生は優しい表情でそう言ってから私のシートを倒した。

ドリルを使って私の歯をいじる先生。
なかなか取れないかぶせ物にてこずっているようだ。
「リムーバー」と先生はアシスタントに小声で告げた。
下手に英語がわかる私は妄想開始。
きっと接着剤を溶かす薬剤を投入するのね・・・
しかし先生が手にしたのはもっと原始的な器具。
ガンガンと私の歯を叩く。
あまりの振動に顎が外れてしまうのではないかと不安になる。
先生の手の甲が私の前歯に当たる。
あぁ、先生、あま噛みをするのは得意だけど、
これでは先生の手が出血してしまいますわよ。
しばらく格闘した後、先生は、滲む涙の私を気遣って、
シートを起こしてくれた。
そしてうがいをした後また治療再開。
約30分かけて、先生は、今日すべきことは全てして、
To be continued。

「次回はうえの歯の左側、気になっている部分を治しましょう。
保険がきかないのですが、これはプラスティック、これはセラミック・・・」
初診の際に「金属を取り除いて全部白い歯にしてください」
と言った私の希望どおり、次回、先生は私に新しい白い歯をくれる。
あぁ、これでもう今日の治療は終わり、と安堵した瞬間、
先生が口を開いた。
「一番奥の・・・親知らず、抜きましょう。いつがいいでしょう?」
先生は私の心の中を全て見透かしている。
私がどんなにそれが怖いか分かっている。
私がなれるまで、もっと先生を信頼して全てを任せられるようになるまで
どうやら待ってくれるようだ。
「先生、10年くらい前に、未だ生えてもいない親知らずを抜いたんです。
それはそれは、大変な手術でした。
今回も、大変なことになるのでしょうか?」
という私の問いに先生は、
「大変でしょうね・・・」と優しく笑った。

あぁ、先生になら全てを任せてもいい。
私を、私の口内を美しくしてほしい。
先生の手で・・・。

次回の治療は3月上旬。
新しい白い歯を入れる前の「地ならし」には麻酔も登場するらしい。
「先生、私、1度、麻酔で貧血を起こしたことがあって、
抵抗があるんですけど・・・」
先生はにっこり笑い、私のシュリンクみたいなことを言った。
「心の状態が影響しているんです。
緊張していると血圧が上がるんです。
その後麻酔を打つと血圧が急激に下がる。
それで貧血を起こすんですよ。」
あぁ、血圧が上がらないように、トランキライザーでも
飲んでから行こうかしら?

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