Tuesday, September 17, 2019

RIP Dr. Yagata


矢形寛 医師 「決して奢らない」

わたしの元主治医・執刀医である矢形寛先生がガンで亡くなったというニュースを聞いて、現在は(肺に)転移したため主治医は腫瘍内科医O先生になったけど、告知から手術・術後の治療まですべてお世話になった先生だから、すごくショックでした。

私「先生がガン(で亡くなった)だなんてひどいよ!」
BF「Life is not fair! でも来世では患者さんたちの天使に守られて暮らせると思います」

そうだよね。

きっともう今頃は、天国で、先生にお世話になった方々(=亡くなった患者さんたちや彼らを支えた家族で亡くなった方々など)に囲まれて、ハグの嵐だと思います。それに、来世は、先生が望めばまたガンと戦う人生を選べると思うけど、先生にお世話になった方々が、「先生、もう十分ガンと戦ったじゃないですか!次の人生はもっとゆっくりしてくださいよ」って言って、ガンとは無縁の人生を選ぶかもしれません。

ガンになんてなりたくなかったし、わたしの胸はとても美しかったから、右胸全摘とかホントに悲しくて、がっかりなんだけど・・でもそれでも、矢形先生に切ってもらってよかった。先生に治療をしてもらってよかった。来世でもまた先生に出会いたいけど、ガン患者で会うのはイヤだな。来世はお互い健康体で、精神的に私が先生を癒やすことができたらいいな。現世では先生に助けてもらったから、来世ではお返しがしたいの。

初めての大病で不安だったけど、いつも同じテンションでブレない矢形先生が主治医でよかった。何度もお会いして、たくさん質問して、たくさん答えをもらって、すべてのやりとりの瞬間を頭の中に記録して、そのいくつかをブログに残しました。

信頼して身体を預ける。それは初めての経験でした。わたしの性格ではなかなかできることではなかったな。でも矢形先生を信じて、すべてを委ねて・・・その経験があったから、わたしは今、他人に対して、物事に対して、力を抜いて接することができる、どうにもならない状況では、諦めて手放すことができる、そういうふうになれたんだと思います。

手術当日の様子を振り返りました→ Breast Cancer 15

矢形先生、ありがとうございました。助けてもらった命ですもの、これからも大切に生きていきます。もっと楽しく、もっと幸せに。そして先生のように、もっと人のために尽くしていきたい。次に会える日まで、ごきげんよう。お会いしたら、また、変な夢の話をしますね。

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