Saturday, March 20, 2010

『欲』

わたしは、とにかく、いろんなものに中毒しやすい体質で、
その上、すぐに耐性ができてしまうから、 やっかいだ。

結局、つきつめたところ、それは、
『欲』を抑制できないということが原因なんだけどね。

どうして『欲』っていうものには上限がないんだろう。
クレジットカードだって、上限があって、
マックスまでいったら、使えなくなるっていうのに。

『欲』はどんどん大きくなる。
でも、その速度は、地球温暖化で溶ける氷のスピードみたいで、
日々の生活の中では体感することができなくて、
ふと振り返ったときに、その進み具合に愕然とすることとなる。

『欲』を抑えるために、今までいろいろやってきた。
ヨガや菜食生活や、禁ドラッグ(タバコやお酒やセックスや・・・)
でも、抑えれば抑えるほど、それを欲することになる。

「ならば、あるがままに!」
そう思って、『欲』にまかせた生活をしていると、
すぐに耐性ができて、 中毒してしまい、
そしてひとつの『欲』が満たされた後は、
新たな『欲』が次々と沸いてくるわけだから、
際限なくて、気がつけば、あれやこれや、
いろいろなものに中毒してしまう。

「ならば、『欲』を抑えきれない自分を罰しよう!」
そう思って、自分を痛める術として、
脱毛やタトゥーをしてみるけど、それも、効かない。
なぜなら、痛みにも耐性があり、
レベル1の痛みからレベル2の痛みへと、
「もっと強い痛みを!」と、
より大きな痛みへ、新しい痛みへと、
この『欲』も上限に向かっていってしまうからだ。

「じゃあ、どうすりゃいいのよ!」

その答えはみつからないわ(泣)

Monday, March 15, 2010

不正出血

ここ数ヶ月、不正出血がある。 
だいたい、生理の1週間くらい前におこる。

「あれ? 早く始まっちゃったかな?」
そう思っていると、出血はほんの少しですぐに止まり、
その4~5日後に生理が始まるというパターンだ。

「ガンなのだろうか?」
心配になり、インターネットで検索したりもするが、
生理が始まると、すっかり忘れてしまう。

最後に、子宮ガンの検査をしたのは、
もう6年くらい前の春のこと。

当時、婚約中だったわたしは、
半年後には、『結婚』、1年半後には『出産』という、
なんとも明るい未来予想図を描いていた。

「結婚する前に調べておいたほうがいいよ」
既婚者の女トモダチから強く薦められ、
描いた未来予想図を実現したいという思いから、
でも、かなり内心ビクビクしながら、
乳がんと子宮ガンの検査婦人科を受けた。

20代のころ、8歳年上の独身の女の先輩が子宮ガンになり、
子宮を全摘出した。
30代のころ、7~8歳年上の独身の女の先輩が乳ガンになり、
片方の乳房のほとんどを切り取った。

彼女たちは、女性として、かけがえのない大切な器官を失い、
その上、心身ともにつらい放射線やホルモン治療を受け、
本当に大変な思いをしていたのを目の当たりにしたというのに、
誰にでも起こりうることだと分かっているはずなのに、
なぜか、自分のカラダと向き合うことができなかった。

でも、もう若くはないんだし、
今までずっとカラダに負荷をかけ続けてきたし、
これを機に、毎年、婦人科系の検査を受けることにしよう。

・・・かな。

Saturday, March 13, 2010

『縁』




わたしには『パパ』と呼んでる人がいる。 

『パパ』は、NY時代に働いていたお店『S』の常連さんで、
お店の『ママ』の大切なお客さまであり、
わたしたちスタッフの大好きなお客さまだった。
 
『パパ』は数年前に帰国して、今は神戸に住んでいる。 
その『パパ』と先日、横浜・中華街で、会った。
『パパ』に会うのは2年ぶり。 

「Nちゃんは、基地で働いていたけど、そこを辞めて、
しばらくは神楽坂のお店で働いていたけど、
今はまた軍人さん専用のホテルで働いているよ。」

「Yは、今は大阪に戻ってきてるよ。」

「『ママ』の娘のTちゃんは、P大学を卒業した後、
獣医になるためにフロリダの大学院に通ってるよ。」

「Aちゃんのハーレムのアパートにはクーラーがなくて、
暑い、暑いっていうから、
クーラーを買って持っていってあげたっけ。」

「『オイカワ』は『牛角』になっちゃったよ。」

「NJの『ヒロ』はもうなくなっちゃったよ。」

「『ママ』がね、お店をやる前ね、ビーズのネックレスを作ってて、
1本100ドルだっていうから、2本買って・・・。
今もまだ持ってるよ。 素人が作るようなやつだったけどね。」

「『ママ』がNJに家を買ったらしくて、引越しのお金がないっていうから、
向こうに残してきた口座のお金をあげたよ。 
使わないと口座は凍結されちゃうし、持ってても仕方ないから。」

『パパ』とわたしは、中華街の小さなお店で、たらふく食べて、
ビールを2杯ずつ飲んだ後、バーニーズのカフェへ移動した。

『パパ』は15時から昔の会社仲間と会う約束があった。
あと30分で移動しなくちゃいけないっていうタイミングで、
『パパ』が言った。 

「今、専業主夫してるんだ。」

『パパ』の奥様は数年前、アルツハイマー病だと診断され、
今ではもう自分で料理を作ることができなくなってしまった。 
『パパ』は昔からあまり口数が多いほうじゃない。
その『パパ』が、せきをきったように話しはじめた。

「昔よく食べたメキシカンをたまに作ったりしてる。
トルティーヤを買って。」

「冷凍庫は使いきらなかった食材でいっぱいだよ。
どんどん溜まる。」

「夕食にはこれを作ろうって思っても、夕食の準備となると、
気分が変わっちゃって、違うものを作ったりして・・・。
前は(妻が作ってたころは)『あれ、献立ちゃうやん』って思ったけど、
今は(妻の)キモチが分かるな。」

カフェを出て、エレベーターを待つ間に『パパ』が言った。

「痴呆症の家族を抱える会のミーティングにたまに顔を出したりするけど、
大変な話ばかりを聞かされる・・・。
たまにゴルフしたり、会社のOBたちと飲んだりして、息抜きしてる。」

なんとなく後ろめたそうに『パパ』が言うから、
わたしはたまらなくなって言った。

「わたしの祖母もアルツハイマー病だったでしょ。
で、母が在宅介護を3年半していて、母は会社と家とのいったりきたりで、
たしかに肉体的にはしんどかったと思うけど、
つきっきりで介護するより良かったんじゃないかな。
それだからさ、3年半もやれたんだと思うよ。」

『パパ』に、「それでいいじゃんよ!」って伝えたかった。

結局、『懐かしい話』を2時間くらいしちゃったけどそれは前菜で、
メインは『今の話』だったんだ。 
毎日会ってるわけじゃないから照れくさくて、
なかなかそこにたどり着けなくて、
別れる前の30分にすべてが凝縮された感じだった。

NY時代、『パパ』はいろんな歌を歌ってた。 
わたしはその中でも、『パパ』の歌う「君は心の妻だから」が好きだった。
『パパ』が歌うとじ~んときて、いつも泣いてしまった。 

『ママ』はよく言ってた。
「本当にわたしのことを愛していたら、根っこからすくって、
新しい植木鉢に植え替えてくれるものなのよ。」 
いつも『パパ』はそれを横で聞きながら笑っていたっけ。 

あの頃は、ママの味方をしたわたしだけど、
今はちょっと違う思いでいる。 
『パパ』がママにしてあげたことは、『パパ』ができるベストだったと思うし、
それは『愛』以外の何ものでもなかったと思う。 
今でも『パパ』がママのことを話すとき、ものすごく幸せそうな顔をしてるのを見ると、
『ママ』を愛してるっていうのがわかる。 
それは『パパ』の奥様への『愛』とは違う種類かもしれないけど、
たしかに『愛』なんだ。

降りる駅に近づいたとき、『パパ』が言った。
「で、彼とはどうなん?」 
わたしが答えにつまっていると、
「結婚だけがすべてじゃないよ」と『パパ』がつぶやいた。
そしてドアが開き、「ほなな」って『パパ』は降りていった。 

周りに集まる人って、年齢を重ねると変わっていく。 
それは当たり前なこと。 
だって、自分も変わるし、人も変わるし。 
でも、つかず離れず、いつまでも関わっていく人がいる。
それはなぜなんだろう?って考えると、
変わっていくスピードが同じってことや、
同じ趣味とか興味をもっているってことだけじゃなくて、
たぶん、もっと摩訶不思議な理由で共鳴しあうものがあって、
それは何か?っていうと、
『縁』ということなんじゃないかなって、思うの。 

だから、『縁』がある限り、一緒に歩いていきましょう。

Tuesday, March 02, 2010

チリ地震被害者救済募金②

27日(土)に南米チリで起きたマグニチュード8.8の大地震での
被害者(死傷者・行方不明者)の数が膨れ上がっている。 

28日(日)午後、バチェレ大統領の発表では、
死者は708人に達したと伝えられた。

現地に調査員を派遣するなど、迅速に対応したした日本赤十字社では、
3月1日(月)より、下記口座にて、募金の受付を開始した。

<郵便局・ゆうちょ銀行>
口座: 00110-2-5606
口座名: 日本赤十字社
受付期間: 平成22年3月1日(月)~平成22年4月30日(金)

※振替用紙の通信欄に「チリ大地震」と明記してください。
※郵便局窓口での取り扱いの場合、振替手数料は免除されます。
※受領証を希望される方は、振替用紙の通信欄に「受領証希望」と明記のうえ、
お名前、ご住所、お電話番号を記載してください。

お問い合わせは、下記担当窓口まで。

日本赤十字社 海外救援金担当
Tel: 03-3437-7081  
E-mail: info@jrc.or.jp

============================================
三菱東京UFJ銀行からネットバンキングで振り込む場合
============================================
店名: 019
預金種類: 当座
口座: 5606

Monday, March 01, 2010

チリ地震被害者救済募金

27日(土)に南米チリで起きたマグニチュード8.8の大地震での
被害者(死傷者・行方不明者)の数が膨れ上がっている。 
28日(日)の国家非常事態庁の当局者の報告では、
死者は400人以上に上ったと述べた。

日本赤十字社は調査員を早速派遣している。 
国際医療救援団体AMDAもまた調査員を派遣を発表した。 
日本赤十字社では募金受付口座の公表はまだしていないが、
国際医療救援団体「AMDA」は下記口座にて受け付けている。 

<郵便振替>
口座: 01250-2-40709
口座名: 「特定非営利活動法人アムダ」
*通信欄に「チリ地震」と記入してください

また、NPO法人ADRA Japanでも下記口座にて募金の受付を開始している。

<銀行振込>
銀行: 三菱東京UFJ銀行 表参道支店
口座: 普通1956381
口座名: 特定非営利活動法人 ADRA Japan
*振込の際は、名前の前に「チリ」と入力してください。
*銀行振込によるご寄付の場合、住所がわからないので、
領収書を希望の場合は、振込み日、金額、名前、住所、
電話番号をADRA事務局まで連絡してください。


<郵便振替>
口座:00290-2-34169
加入者名:(特活)ADRA Japan
*通信欄に「チリ地震」または「緊急支援」と記入してください。
*振替払込請求書兼受領証にて領収証と代えさせていただきます。
領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄に記入して下さい。


また、、American Red Cross(アメリカ赤十字社)では、
『International Response Fund』として、常に世界中からの募金を受けつけており、
今回のチリ大地震やハイチ大地震をなどの緊急事態の救済活動資金として、
または長期にわたっての食料・物資等の提供、技術提供、
また、必要としている地域に必要とされているものを届ける活動を行っている。 
募金は、下記の方法で受け付けている。


<小切手>
宛名:American Red Cross
住所:P.O. Box 37243, Washington, D.C. 20013

<電話>
1-800-REDCROSS (英語)
1-800-257-7575 (スペイン語)

<オンライン>
http://bit.ly/d8kWIx