Tuesday, March 29, 2016

子宮頸がん+子宮体がん検査

今日は婦人科のアポがありました。どうやら、抗癌剤(経口薬タモキシフェン)をしていると、子宮体がんのリスクが上がるらしい。ということで、年に一度の子宮頸がん検査と子宮体がん検査をしてもらいました。

子宮頸がん検査は、痛くもかゆくもありません。膣鏡っていう、膣腔内に挿入し開大するための器具を挿入して、子宮頸部をこすり、細胞を採取します。あっという間に終わります。

子宮体がん検査は、鏡っていう、膣腔内に挿入し開大するための器具を挿入した後、細い棒状のブラシを子宮内に挿入して子宮内膜細胞を採取します。少々痛いというか、引っ張られてるような変な感覚があります。検査後は、生理痛に似た痛みが少々あり、うっすらとですが出血があります。 また、ちょっとですが、発熱もありました。

乳がんの再発を防ぐための抗癌剤(経口薬)での治療をしていると、子宮体がんのリスクがあがるってデータがあるらしい。やっぱり、がんに限らず病気って、どこか一箇所だけ治せば済むってものじゃない気がする。体全体のバランスが悪いから、どこか一箇所に不具合が出たってことだと思うから。

もし万が一、子宮体がん検査の結果が悪かったら・・・乳がんの治療はやめる! 子宮体がんの治療や手術なんてしない! 8センチ大の子宮筋腫も切らない! 

生まれたままの自然な状態に、体を戻してあげたいと思います。


Tuesday, March 08, 2016

最後のリュープリン注射

先日2月19日(金)、乳がん治療(=ホルモン治療)のひとつが終わりました。この2年間、四半期に一度、お腹に打ってきた「リュープリン注射」の最後(計8回)が終わりました。 

私の乳がん治療は以下2つです。
(1)「リュープリン注射」により女性ホルモンを止めること。
(2)「タモキシフェン(経口薬)」により女性ホルモンとがん細胞が結びつかないようにすること。

(1)の「リュープリン注射」は、術後1ヶ月目から始めました。そして、すぐに生理が止まりました。 (2)の「タモキシフェン」は、術後1ヶ月半目から始めました。そのあたりから、副作用として、更年期障害の症状が現れはじめました。最初の数ヶ月は、鬱がひどく、「消えたい」と思ったりしました。その後は、ホットフラッシュ、発汗、鬱、手足のかじかみ、関節痛、肩こり、性交痛・・・等に苦しみました。やさぐれて、側で支えてくれていたBFにあたることも多かったように思います。

乳がん治療というと、世間は、点滴を思い浮かべると思います。実際、点滴の治療を受ける方は多いと思いますし、私も薦められました。でも私は、その副作用(吐き気、脱毛等)が大きいことを知っていたので、なんとしても避けたいと思っていました。結果、高額な遺伝子検査(=アメリカに細胞を送って検査してもらいました)をし、点滴による治療が効果的ではないということが判明したため、ホルモン治療だけでいこうということになりました。

振り返れば、長いような短いような、中身の濃い2年間でした。点滴の治療をして、その副作用で髪が抜けたりすると、世間は驚くと同時に優しくなるんじゃないかなと思います。でも私のように、ホルモン治療をしているだけだと、副作用は目に見えづらいですし、世間は「もう治ったんだね」という感じで、扱いが軽いように感じます。でもぜひ分かっていただきたいのは、点滴も注射も、「抗がん剤」なんです。どちらの治療法を選んでも、がんと戦っていることに変わりはありません。点滴は最大で6ヶ月ですが、注射は2年間で、どちらも副作用があります。苦しみや痛みの許容量は、ひとそれぞれなので、どちらの治療法が苦しいとか楽だとか、それは比べれらないんじゃないかなと思います。結局、どちらも辛いと思います。

今の日本では、12人に1人の女性が、乳がんを発症すると言われています。皆が高額な遺伝子検査を受けられるわけもなく、先生に薦められるまま、疑うことなく点滴の治療をしてしまうんだと思います。でも、自分の体ですから、自分の納得できる治療法を選択したいと私は思い、そのようにしました。

実は先日の検診で、「リュープリン注射は、5年間にしようという流れがある」と、主治医に言われました。「延長しませんか」と暗に言われたわけです。で、私は即答しました、「いいえ、けっこうです」と。5年間治療した場合の生存率が上がるというデータがあるのはわかります。でもそれはあくまでもデータで、私のケースがそこに当てはまる保証はないのです。たった2年間、されど2年間、もう十分頑張ったと思います。100%生存率が上がるわけじゃないというのに、これ以上この苦しい治療を続けるのはもう本当にイヤなのです。

今後ですが、これから3年間、経口薬(=タモキシフェン)での治療を続ける予定です。それが終わった頃、再発がなかったなら、聖路加でボランティアがしたいと思っています。私も術後にボランティア(=乳がん経験者)さんとお話する機会があり、抱えていた不安が軽減しましたし、ボランティア(=乳がん経験者)さんが健康を取り戻している姿をみて、未来に希望が持てそうな気がしたという経験がありますので、私も同じように、お役に立ちたい、ご恩返しがしたいと思っています。これから手術をする人たち、手術が終わった人たち、そういう人たちの対話の相手になりたい、明るい未来を描けるように、身をもって示してあげたい、何かしらの手助けがしたい、と思っています。また、具体的には、点滴の治療を避けるための道もあるということ、もっと患者主導の治療をしたほうがいいということを、伝えたいと思っています。

最後に、この2年間、ずっと支えてくれたBFに心から感謝しています。本当にありがとう。ひとりでは絶対にここまでこれなかった。Thank YOU!


父と娘の会話(RE:息子=私の弟の肥満について)

父: 先日はご苦労様。[息子=私の弟]の肥満が止まらない。このままだと死ぬ恐れ。食生活を大幅変換可能か、自己規制可能か、それとも入院するか、本人に打診下さい。このままだと、五年先に[娘=私の妹]、[息子=私の弟]、二人、重傷で、家族共倒れの危険あり。今の内に、対策が必要。お金は用意します。生活、仕事、鬱病、肥満の悪循環を断ち切る処方箋は体力を強くして、自信をつけるしかないと思う、これはお父さんの経験と知恵です。

娘: 私も(弟の肥満が)心配になりました。[弟]と休みを合わせて肥満外来クリニックに連れて行きます。今後、病気になるかもしれないし、ならないかもしれない。なった場合は(運命なので)仕方ないと思いますが…家族なので見捨てるわけにはいきません。出来る限りのサポートはして行こうと思います。まずは自己管理。自分を管理出来ない人は他人を助けることも出来ないですから。

父: お前も病み上がり。先々のことも不安。しかしお父さんが元気である限り、支援します。有事の時は連絡方。

娘: 明日午前9時に自由が丘駅で待ち合わせし、肥満外来があるクリニックに連れて行きます。経口薬、運動、食事制限、メンタルケア等で治療してくれるそうです。[弟]も同意しました。診療の後、昼食を一緒にとった後、私は職場へ向かう予定です。

父: 有り難う。本人が、成人病の危険を認識して欲しい。未だ生きて人生を知って欲しい。苦労を掛けて申し訳ない。費用は請求して。重ねて感謝します。

娘: もっと早くアクションを起こせば良かったと、(こうなるまで放置していたことが)悔やまれます。これからはしっかりサポートしていきます。