Tuesday, October 31, 2006

Today's Song - Anything For You - by Gloria Estefan



"And I'd do anything for you

In spite of it all
I've learned so much from you
You made me strong

Don't you ever think that I dont love you
That for one minute I forgot you
But sometimes things don't work out right
And you just have to say goodbye"
Strange Dreams
(先生、夢判断してください)

Part I ---

私は、南国、それも発展途上国にいました。素敵だなあと思う男の人と一緒に、赤土の大地と生い茂る緑の中を歩いています。アムトラックみたいな電車が大地を横断していて、乗車してる人たちが涼しげに食事をしているのが見えます。

足元を良く見ると、茶色&灰色のガラガラ蛇がたくさん這っていて、時折飛び掛ろうとします。それを避けながら私は歩いています。時々アルビノの蛇に出会ったりして、彼らはおとなしいからホッとします。

歩いて歩いて、やっと人が住んでるエリアにたどり着いたら、男の人の子供と合流します。その瞬間、急に空が真っ黒になって、夕立が降りだしました。私は持っていた白いシーツを広げて、彼の子供を包んで歩き出します。

暫く歩いたら、彼の車にたどり着き、彼が、「これから飲茶を食べにいくから一緒くる?」って聞くんです。でも私は、仕事にいかなくちゃならないので、どうしたらいいのか困っています。迷っています。

次の瞬間、南国から実家へワープします。彼の子供はいません。彼と私だけが実家の2階にある私の部屋にいます。2人で私が着るべき服を選んでいるんだけど、なかなか決まりません。そうこうしてるうちに仕事が始まる時間に間に合わなくなってしまいました。あぁ、また休んでしまった、すぐに上司に電話しなくちゃ、でも休んでばかりいるから怒られるかな、って思っています。

窓の外では、イスラム圈の国でお祈りがスピーカーで流れるみたいに、何かがアナウンスされています。良く耳を傾けると、「田園調布と牛久の間を飛行機が運行していて、今、牛久に到着しました」っていう空港アナウンスのようでした・・・

というところでいったん目が覚めました。

Part II---


私は、家族連れがいっぱいいる海にいました。海の家のロッカーの隣にはレストランがあります。 そこには、コロラド在住時代一緒に住んでたグレンダがいました。嬉しくて、「グレンダ!」と声をかけましたが、彼女には私だとは分かってもらえませんでした。がっかりして悲しくて寂しくて、少し遠く離れたところから彼女を見つめながら、「どうか私を思い出して!」って思っていました。

しばらくして、海に入ろうと思ったら、水着がありません。とりあえず持っていた白いバスタオルを体に巻きつけ、ロッカーを出ました。プールがあったので、そこにゆっくりと浸かりました。そしてハーゲンダッツのチョコレートアイスを食べました。でも横にいた人が波を立てたので、アイスカップの中に、水が入ってしまい、とても不味くなったので、まだ食べたかったのに、半分も食べていなかったのに、捨てることになってしまいました。

プールから上がり、バスタオルを巻いたまま、海岸を歩きました。すごく水が綺麗に見えたので、入ってみたのですが、実は藻とかゴミとかがたくさんあって、気持ち悪くて、あっという間に上がってしまいました。

すぐに右足の太股の後ろに違和感を覚え、タオルの上から触ってみると、なにやら固いものがありました。あっという間にそれはどんどん大きくなってきて、実はタコだったと分かりました。足に張り付いてしまったタコは吸盤のせいでなかなかはがれません。

タコをはがすにはタオルごと交換するしかない、と思いましたが、周囲の誰も助けてくれません。結局、一人ぼっちの私は、タコから逃れるためには、裸にならなくちゃ、と思います。裸になるべきか、そのまま耐えるべきか、決断を迫られている、私・・・

というところで2度寝から目覚めました。
Electronic Diversity Visa Lottery

もう2008年DVプログラム(アメリカ抽選永住権)の申請は終わりましたか?

私は、たった今、完了!ものの30秒くらいで終わってしまいました。あっけないものです。10年くらい前に初めて申請したときは、オンライン申請ではなかったので、何度も何度も、記入事項を読み返したものですが、10年たってもまだ当たらないとなると、その態度も豹変。今年はビール片手に、片膝ついて、悪態もいいところ!写真なんかも、昔はわざわざ近所の写真屋さんへ行って、パスポート用の証明写真をとったものですが、今年はその出費も労力も馬鹿馬鹿しいということで、部屋着のまま、化粧直しもしないで、携帯カメラのシャッターを押してしまいました。

記入すべきものを記入し、規定サイズの写真をアップし、「送信」ボタンを押すと、下記のような文字で始まるページがボ~ンと出てきて、申請がうまくいったことを教えてくれます。

"Submission Confirmation: Application Received
Success!"

今年もこれで一安心。
今後の行方は、神様にお任せするだけね。

Monday, October 30, 2006

Today's Song: I Swear by All 4 One



"I swear by the moon and the stars in the sky
I'll be there
I swear like the shadow that's by your side
I'll be there
For better or worse
Till death do us part
I'll love you with every beat of my heart
And I swear"
Music Roots 77


通常、音楽を聞かせる店は、カクテルや茶色のお酒がメインで、料理もたいしたことがない、というのが定番。しかしこの店に限ってはそれを上手に裏切っている。えぇ~?ワインリストにドンペリがあるぅ!えぇ~?シェフがしっかりと料理したアペタイザーが充実してるぅ!!

当たり前だが、この店でかかる曲はすべていい。重厚なウッドのつくりのインテリアもいい。さらに付け加えると、お店を任されているSさんやバイトの女の子の「擦れてない」感じもいい。

音楽と料理とお酒とインテリアのどれをとっても「職人気質」を感じさせるこの店は、爆発的に人気が出てほしいと思う反面、「私だけが知っているお店」のままであってほしいとも思う、複雑な思いが交錯する一軒です。

Music Roots 77:
http://www16.plala.or.jp/musicroots77/
フット・デトックス


週末から今日にかけてあまりにも体調が悪いので、近所のサロン・COOL BEAUTYで「フット・デトックス」なるものを試してきました。

『足の裏に長年蓄積された、金属、毒性の汚れを波長及び微弱電流の刺激によって体外に排出させます。足を約30分間水につけていただくと、徐々に水の色が変化し、様々な老廃物の結晶が水中に浮かんできます。定期的に繰り返し行うことで一般的に体内の老廃物の蓄積も少なくなり、水の色が薄くなり、老廃物の結晶も少なくなってきます』

↑実写はとてもグロテスクだったので、広告に使われていた写真をアップしました・・・

足をつけたばかりの水はもちろん透明。それが徐々にオレンジ色に変わってきて・・・10分、20分と経つと、いや~な色を集めたキャンバスみたいになってきます。変な泡が立ったり、コケみたいなものが浮かんできたり、油みたいなものも出てきたり・・・。30分後には、見るに耐え難い状態になっていました。

時折、膝のあたりがぴりぴりしたり、あぁ、電気が走ってるなぁと感じる瞬間もあり、トリートメント後には体中がポカポカと暖かくなり、あぁ、デトックスしたっ、という実感!

みなさま、ぜひお試しあれ
↓ 
COOL BEAUTY: http://www.cool-b.net/


Thursday, October 26, 2006

Today's Song: Love Song by The Cure



"Whatever words I say, I will always love you"

インド宿曜占星術 

これ、やばいくらいに当たります。
あなたと愛する人との相性はいかに?

http://www.okiraku.net/uranai/uranai.html
My Babies


iPod nanoくんが我が家へやってきた。
ここ1年のお付き合い・Let's noteくんとも
仲良くしてくれそうだ。

眺めて、触って、飽きることがない。
可愛い、あぁ可愛い。
ずっと続いてほしい、この気持ち。

Tuesday, October 24, 2006

Come What May

"I will love you until the end of time.

I will love you until my dying day"


Horseshoe Road is Here in Tokyo Tonight!


カントリー・ジャズという分野ではメジャーな3人グループ「Horseshoe Road」が今夜、トウキョウ・I-Houseでコンサートを行った。

招待されていたお客様たちは団塊の世代よりまた少し上だったため、ノリノリでラインダンス!というわけにはいかなかったが、コンサバ&ソノビッシュな東京オーディエンスとしては上出来な盛り上がりだった。イエ~イ!

彼らは明日から京都、福岡、沖縄を廻り、土曜日には次のツアー国であるタイへ旅立つ。お疲れさま!

ここでトリビア:
(1)彼らの音響担当でツアーに同行しているFはシャイなイケメンだ。
(2)今夜彼らはホテルにいったん戻った後、次なる場所(打ち上げかぁ?)に向かった。

Special thanks to:
ホテルまでの送りをお願いしていたM*タクシーさん、「無料」で彼らを打ち上げ会場まで運んでくれてありがとうございました。特に、M*タクシー外商・Hさん、ドライバーSさん&Kさん、心遣いありがとうございました。明日、彼らのCD送りますね!!

Horseshoe Road official website:
http://www.horseshoeroad.net/home.html

Sunday, October 22, 2006

My Roots

祖母の49日法要&納骨のため、宮崎・日向に1泊2日で行ってきた。

浄土真宗のお寺は幼稚園の隣。喪服の大人たちが次々と集まる様子をまったく気にすることのない子供たちは無邪気な声を上げている。

びっしりと敷き詰められた小石の路をざっざっと歩いてくる女3人+男1人。明るい髪、濃い色のサングラス。初めて会う父の従弟たち。

開口一番、「あんた誰?」
低くしわがれた声のMさんが聞く。
優しい微笑みが凄みを増す。

Mさんは数年、新宿でスナックのママをしていて、さくっと儲けを出した後は、宮崎へ引っ込んでしまった。その間、ゴルフの会員権を安価で購入、高価で売却。その儲けで宮崎市内に豪邸を建てた。引き際を良く分かっている凄腕の女社長だ。

Mさんの姉妹・Sさんも怖い。Jさんも怖い。
どうしてこうもそろって私の家系の女は、議論好きで、打たれ強く、威圧感があるのか???
唯一の男兄弟・Nさんが小さくなっている。残念ながら父も叔父もどうにもこうにも太刀打ちできないでいる。

「また数十年後に会いましょう、私の葬式でね」と言ってサングラスをかけるMさん。
その凄みに周囲は息を呑んだ。
映画「極道の妻たち」のアクトレスなんて目じゃない。
いつもギリギリで生きてきた女の迫力に押され、返す言葉が見つからない。

私の歩く路を見た瞬間。
マイ・ルーツは宮崎にあると分かった安堵。
Thank God! いろいろな意味で。

格好良すぎるよ、姐さん。
NYで、若い衆が私を「姐さん」を呼んでいたのはイカサマで、
これこそが「姐さん」だ、と思わせる存在感。

Yes、これからの人生、精進します。
いつか私もMさん、Sさん、Jさんみたいな素敵な女性になれるように・・・。
Let's finish "グズグズした関係"

いつまでもたっても別れられない、
「都合のいいBF/GF」と付き合っている人たちへ。


結婚できない理由

1週間くらい前、ある人から「どうして今まで結婚しなかったのか?」という質問をされた。その時の私の答えは、「オファーがいっぱいありすぎたから。でもみんな基準を満たしていなかったから。」だった。でも本当にそうだったのか?

実はそうではなかったかもしれない。そもそも私に、「基準」なんてあったのか?よく言われているのは、初めて付き合った人がその人の「基準」になる、ということ。だとしたら、私のファースト・ラブが私の「基準」なのだろうか?もしそうだとしたら、私は彼を上回る人たちを追い求めてきたんだろうか?過去帳を振り返ったとき、「基準」を上回る人は何人いただろう?だいたい、付き合ったBFたちに共通点なんてないじゃないか!もし彼らに共通点があったとしたら、それは、彼らが私のことを好きと言ってくれたことくらい。そうだ!私はここ15年くらい、私のことを好きと言ってくれる人と付き合ってきた、私がその人を好きかどうかは二の次にして!!

私の大切な人はそんな私の行為を「安売り」だといい続けてきた。私は「それは違う」といい続けてきた。でも今日、「もしかしたらそうかもしれない」と初めて思う私がいる。


でもだったらどうして「安売り」してしまうんだろう。なぜそんなに自己評価が低いんだろう。どうしてカラダとココロが一致していない瞬間が多いんだろう。どうしてこうもコントロールしたがったり、されたがったりするんだろう。どうしてこんなに男の人を痛めつけたいと思うんだろう。どうして男の人の言いなりになっている女の人に腹が立つんだろう。

たくさんの映像が浮かんでは消えていった。ずっと忘れていた記憶、想い出したくない記憶。私を愛する人たちを裏切ってしまったあの日。私が自分を責め続ける理由、男の人を消耗品のように扱うようになってしまった根源・・・。

死んでしまったファースト・ラブ。彼は私を聖母マリアのように崇拝していた。そんな彼を私もイエスキリストもように信仰していた。そんな関係は普通じゃない、ある人はいう。それは分かってる、私だって。でもそれが私の「基準」になってしまったことは事実で、それをどうすればいいというの?好きになればなるほど、触れることができなくなる私。本当は好きだからこそ、好きな人だからこそ、触りたいと思うはずなのに・・・。


よし、大なり小なり、結婚できない理由が分かった気がする。これからは、それが解消されるように努力してみよう。まずはココロとカラダの不一致を満たしていこう。好きな人に触れ、触れられることに喜びを見出せるように・・・。長年かけて培ってしまったものだからこそ、焦らずゆっくりと・・・。

For now I wanna kiss you, REALLY kiss you right now...
愛し、愛されることの大切さ

カナダ人の元彼からメールが届いた。
「最後に会ってから、5年と、1ヶ月、17日、そして4時間がたった。ぼくは、そのうちの9892時間、どうしたらきみの元へ還ることが出来るかを考えていた・・・でもどのプランもうまくいかなかった。守れない約束もたくさんした。でもぼくが真剣にきみとまた一緒になることを考えているっていうのに、『トウキョウにきたらまたディナーでもしましょう』、なんてきみは言う。すごく傷ついたよ・・・」

彼は、いつか一緒になれるかもしれないという夢を見つつ、その実現のために十分な努力をしないために、2人はずっと中途半端な関係にあること、その結果、お互いに傷つけあってしまうこと、を説明し、最後にはこう締めくくった。

「叶わない夢を手放すときがきた。愛してる、でもさよならをいわなくてはならない。ぼくら2人があの時いえなかったさよならを・・・どうぞ幸せに、そしてどうぞ強くなって。そして誰かを愛し、人生を楽しんでほしい。ぼくたちが出会い、愛し合ったこと、それはぼくの一生の宝物だ。You are the best thing that ever happened to me.」

彼と私の「未来」が消えた日、不思議なことに、これでよかったと思う私がいる。
彼の幸せを心の底から祈ってる。
私以外の人を彼が愛し、彼が私以外の人から愛されることを祝福できる私がいる。

あぁ、これも全て、あなたのおかげです。
愛し、愛されることによって、私はより一層強く、優しくなれるのね。
あぁ、あなた、ありがとう、これからもどうぞよろしくね。

Friday, October 20, 2006

iPod nano (PRODUCT) RED




今週前半、とうとう、ex boyfriendがくれたiPod miniがダメになってしまったので、買ってしまいました。


オーダーの際、なぜが個数を間違えてしまって、一瞬ひやっとしましたが、すぐにアップルのカスタマーセンターに連絡してキャンセルかけましたっ!

27日くらいに届く予定です。イエーイ!!







Thursday, October 19, 2006

(Try) Walking In My Shoes



あなたはわたしをわかっているの?
こんなにつらいのに・・・。

Try walking in my shoes...
You'll stumble in my footsteps

Keep the same appointments I kept...
If you try walking in my shoes

Wednesday, October 18, 2006

Bizarre Love Triangle
- dedicated to my dearest friend: Jun



あなたはとても繊細だったから、
やっぱり生きていくのはつらかったのね?
スキッツだってお医者さまは言っていたけど、
でもね、お母様が目をはなした隙、たった15分の間に
首を吊って死んでしまうなんて、どうかと思うわ。
みんな、びっくりしたし、わけがわからなくて、
今でも私は、あなたのこと、どういう風に
整理したらいいのか、分からないわ。

「ぼくにできることはこれだけ」っていって、
朝日が昇る瞬間キスしてくれたわね。

あんな綺麗なプレゼント、今でもないわ。

「ぼくの旅行中はいつでも使ってね」っていって、
部屋の鍵をくれたわね。

あれから何度もいろんな人に鍵をもらったけど、
あのときみたいに、ドキドキ感はないわ。

空気の入れ替えをしようとドアを開けた瞬間、
あなたが愛用していたアルマーニの香水が漂った。
まるであなたがまだそこにいるかのように・・・。

木の葉がすれる音を聞きながら、
2人でパスタを食べたわね。

バイクに二人乗りして、ドイツ人が経営するケーキ屋にいって、
ザッハ・トルテを食べたわね。

あのピンクフロイドの曲をBGMにしたプラネタリウム、
かなりクラクラしたわ。

「触りたくなるような服を着てるよね」って
いつも言ってたくせに、一度も肌に触れてくれなかったわね。

「イザベル・アジャーニに似てるよね」って・・・
あなたの目に映る私はいったいどんな風だったの?

もうしばらく会えないわね。
私がそこにいかない限り・・・。

あの頃はいつもやきもちやきでごめんね。
妄想の相手に対してもやきもち焼いちゃう私だから

すごく大変だったよね?

好きよ、今でも、とても。
Electronic Diversity Visa Lottery

今年もまた、2008年DVプログラム(アメリカ抽選永住権申請)の受付が始まりました。 http://www.dvlottery.state.gov/
(英語サイトのみ)



受付期間は、10月4日正午(東部夏時間)~12月3日正午( 東部標準時間)まで。 オンライン申請のみ受け付け、郵送での申請は受け付けません。

オンライン申請、その方法、その他プログラムの詳細については、ウェブサイトでご確認ください。

尚、申し込みは、1人1件のみが有効です。「たくさん申請したら当たる確立が高くなるかも」なんて、2件、3件と申し込むのだけは絶対にやめてください。実際、そんなことをしたら、申請自体が無効になってしまいますよ。

私はこれまで10年連続で申し込んでいるけど・・・はずれ続きです(涙)

「申請したいけど英語サイトで困ってます」という方、もしかしたらお手伝いできるかもしれません。とりあえずメールしてみてください。

↓(こちらをクリック)
dvprogram2008help@hotmail.com

Tuesday, October 17, 2006

会いたくて、でも会えなくて・・・

「スポーツが出来て優しくて格好いい兄貴」というイメージのNさんから、素敵なプレゼント!Blue Jay Way の3周年記念ライブにご招待いただきました。ゲストは何と大江千里!わたしの中学・高校時代のアイドルっ(照)。

当時付き合っていた彼も大江千里の大ファンだったので、渋谷公会堂のクリスマスコンサートに行ったり、学園祭では大江千里の曲を弾き語りしたりと、2人が一緒にいるシーンには必ず大江千里の曲がBGMで流れていたし、大江千里の歌はまさに私たちのバイブルだった。あれから、大江千里のレコードを聞いた日から、かれこれ20年+αが経ち、良くも悪くも私は、「大人」になった・・・。

同年代の男性・女性よりずっと経験豊富で、滅多なことでは動じない私だけれど、今夜、大江千里の登場の瞬間には、思わず膝が震えてしまった。あぁ、私と彼のアイドル・大江千里が数メートル先にいる。トレードマークの眼鏡の下、目をくしゃくしゃにして笑い、特徴のある少ししわがれた声で私たちに語りかける。そして、ばーんっと力強くピアノを叩き、歌い始める。その歌声を聴いた瞬間、私の意識はカラダを抜けだし、あの頃にタイムスリップした・・・。

私のためにNさんが用意してくれたのは、入り口入って右手、1段上がったところにあるカウンター3席のうち1つ。入場料+ワンドリンクで7000円のところ、ドリンク代500円を払っただけで、「御予約席」などという大そうな席に案内されてしまった。座ってみると、大江千里の視線の高さぴったりのところに私の視線があることに気づく。ドキ、ドキ、ドキ、ドキ・・・。

次の曲、次の曲と、待てど暮らせど、いっこうに私の知っている曲がかかる気配がない。大江千里は、「2年半前に出した新曲です(笑)」と言って、観客はドっと大笑いしたけれど、私にとってはどれも本当に「新曲」。それでも、どの曲も、どの曲も、ぐっと心に染みてくる。初めて「塩屋」を聞いたときのような、そんな感覚。あぁ、涙が溢れて止まらない・・・。

隣の「御予約席」は空いてたままだ。もしかしたら、彼が座っているかもしれない。そうであってほしい、いや、そんなことはあり得ない、でももしそうだったら、何て言おう、最初の一言はどうしよう、何から話そう・・・。確かめるのが怖くて横を向けない私は、まさにあの頃のまま・・・。

短いライブが終わった瞬間、私の意識はカラダに戻った。すっと席を立ち、まっすぐ出口へと向かう。そして階段を上り、携帯電話のアンテナが3本立っていることを確認し、Nさんにお礼のメールを打った。「今日はありがとうございました。これから帰ります。」

地下鉄の駅に着いた瞬間、Nさんから返信メールが届いた。「帰ったの?また千里出てくるし、打ち上げで会わせてやろうと思ったのに・・・」 戻るべきか、このまま帰るべきか、揺れる心。そしてやっとの思いでこう返信。「残念(涙)もう終わりかと思って出てきてしまいました(涙)(涙)千里さんによろしくお伝えください(涙)(涙)(涙)」 あぁ、会いたくて、でも会えなくて・・・

私ったら、未練たらたらね(恥)。 でも、きっと、これで良かったの。
だって、大江千里を目の前にして、「大人な私」は無理だもの。
きっと、「あの頃の私」になってしまって、支離滅裂になってしまうもの。
それに、一緒にいてほしい彼もいないし、ね・・・。

Monday, October 16, 2006

"Nessun Dorma" from Turandot
- The Three Tenors In Concert 1994


トゥーランドット姫の氷のように冷たい心を溶かしたのは、カラフ王子の「愛」。
私の固く閉ざされた心の扉を開くのは、あなたの「愛」です。

Friday, October 13, 2006

おしろいばな

思ったとおり、久しぶりのオフィスには、片付けなくてはならない仕事が、どっさり溜まっていた。ランチ時には、外に出かける時間なんてとうていなかったので、地下のカフェテリアからグリル・ツナ・チーズ・サンドウィッチとダイエット・コークを買ってきて、デスクで食べた。さすがに、一日中画面にかじりついていると、席を立った瞬間には眩暈がする。

「S**t! ゆっくりいきますね、じゃなかったのかよぉ!」 心の中で叫ぶ。


長い8時間労働を終え、ふらふらになりながら、ディナー会場へ向かう。短いトンネルを抜けた瞬間、柔らかい、なぜか懐かしい感じのする香りが周囲に漂った。ベビーパウダーのような、いや違う、ずっと昔、お母さんがはたいていたお粉のような香り。ふと視線を左にずらすとそこには、白粉花が咲き乱れていた。思わず足を止め、胸いっぱいに香りを吸い込むと、頭の先から足の先まで白粉花で満たされたような感じがした。

ちなみに白粉花の花言葉は、「内気」「臆病」「あなたを思う」。
一見、内気や臆病とは無縁のように見える私だけど、本当は、花言葉そのもの、こんなにもあなたを想っているのに、その気持ちをなかなか伝えられずにいます・・・

な~んてね。

Thursday, October 12, 2006

ありがとう、ゆっくりいきますね。

今朝はいつもよりずっと早く目覚めた。まだ夜明け前、暗い部屋の中をもそもそ移動してシャワーを浴びる。冷蔵庫からアイス・ウーロンティーを取り出し、ごくごく飲む。カラダの中を冷たいリキッドが降りていくのが良くわかる。健康なカラダに生んでくれた両親にあらためて感謝。あたためられた足先が触れる床はひんやり冷たい。あぁ、もう季節は秋なんだね。夏を駆け抜け、気がついたら季節が変わってた。これじゃ、ココロもかさかさになるわけだ。

よっこらしょ、とパソコンの前に腰を下ろし、なんとなくブラウジング。ふと思いたって大好きな友達のサイトを訪れてみると、そこには、Cuteな表情のティーポットが、ちょこんと冷蔵庫のうえに腰かけ、こちらを見つめている。「ゆっくりでいいからね」 というタイトルは、ポットからのメッセージ?? ほくほくした気分。ごくりとまた一口、アイス・ティーを飲み、メールをチェックするとそこには、大好きな友達=Cuteなティーポットのオーナーからのメッセージ。ほくほく気分はずっとずっと大きくなった。

いつかまた足早になってしまう日もあるかもしれないけど、今日のこの気持ち、忘れないようにします。ありがとう、ゆっくりいきますね。


<お披露目>
ウダウダしていたわたしに添い寝してくれていたトゥイコ。
もう13年くらいのおつきあい。

Wednesday, October 11, 2006

「幸せを測るものさし」

ここ数日、なぜかとても気分が暗くて、嫌なことばかり考えてしまう、軽いうつ状態だ。次々と浮かぶネガティブな思考は、どうにもこうにもポジティブに変えることはできず、全てがダウンワード・スパイラルをたどっているように感じる。そんな状態に耐えかねて、信頼できる友達に 「私の幸せについて考えています。あなたにとって幸せとはなんですか?」 というメールを送ってみた。すると・・・。 

ある人は、ニュージャージーへの移転、娘さんとの同居を始めたこと、高層階のアパートとその窓から見える景色、新しい生活の様子を、生き生きとした表現で伝えてくれた。懐かしい「マンハッタン」や「ベラザノ・ブリッジ」などの文字を見つけるたび、心がじわっと温かくなった。

ある人は言った 「今は、あなたの心と体のバランスが崩れてしまっていて、それが脳に間違ったシグナルを送っているので、落ち着かない状態にいると感じるんだと思う」 また、こうも続けた 「あなたのような女性は幸せになるべきだ・・・あなたは知的な女性だからどうしたらいいか分かっているはずだ」 そして結びの言葉 「またいつかみたいに色々な話をしたいね」 を読んだころには、私の硬かった表情も緩み、ほんの少しだけ笑顔がこぼれた。

またある人はこう言った 「あなたの不満は、毎日同じ仕事をしていること自体よりも、あなた自身の将来像が見えてこない事にあるのではないでしょうか? 半年後にしろ、十年後にしろ、目標設定ができていない事が、目に見えるべき結果が見えてこない原因で、それを不満に感じているような気がします」 核心をつかれたようで、はっとした、と同時に、ほっとした。あぁ、やっぱりそうんだんだ。仕事やその人間関係などといった外部からの影響で心が落ち着かないのではない。私の内部にある、SELF が、行き先を見つけられず、立ち往生している、という感じなのだ。その感覚をきちんと言葉にしてもらえたと思った瞬間、胸のつかえがすーっと落ちていった。

20歳からの親友は、「あなたにとって幸せとは?」という問いに、こう答えた。 「○自分のチームが勝ったとき、または良い試合をしたとき、○納得できる良いプレイができたとき、○今までより重いウェイトを持ち上げられたとき、◎家族や友達との関係がうまくいっているとき、etc.」 こんなにもはっきりと自分のとっての幸せを認識しているこの親友が、とてつもなく羨ましい! いつか私も、こんな風に明言できる日がきてほしい・・・いや、そんな日が来る・来ないは、私しだいだ、ということが分かった!!

とりあえず、今まで使っていた「他人の幸せを測るものさし」は捨ててしまおう。そして明日からは、心から幸せだと感じる瞬間を、ひとつひとつしっかりと見つめてみよう。そしてそれを集めて、「私の幸せを測るものさし」を作ろう。

Tuesday, October 10, 2006

i love donguri restaurant!

ごま豆腐、漬物、枝豆、たこときゅうりの和え物、わかめの酢の物、刺身、揚げ物、てんぷら、蕎麦、うどん、コース料理・・・。

一見、なんてことない料理名が並ぶように見えたメニューだけど、executive chef が hitoshi kagawa だとわかったとたん、心が躍った。

にいさんが作る料理なら、その辺の日本食レストランで出てくるような代物が出てくるわけがない。アペタイザーからデザートまで、一つ一つオーダーしてみたい気持ちを抑えて、ここはやっぱり、omakase “chef's selection” でしょう!

にいさん、相変わらず、綺麗な料理を出しているんでしょうね。2004年12月、kai restaurant でご馳走になって以来、にいさんの料理はご無沙汰だけど、にいさんの腕と料理にかける情熱を信じてます。だから、まだ行ったことのないレストランだけど、私の favorite に入れちゃいました。

i love donguri restaurant!

Monday, October 09, 2006

それぞれの幸せ

連休最終日は秋晴れ。テレビでは、新首相とファーストレディーが韓国を訪問、北朝鮮は核実験を行ったというニュースを伝えている。一般庶民は、それぞれの休日を過ごしている。

私の妹は友人と一緒にハワイ旅行中、弟は体重を落とすため、1日ジムで汗を流している。商社に勤めるHは帰省中、NY時代の友人Rは渡米の準備、MはNY旅行中、看護士のYは夜勤明け、短大の友達Sは彼女と一緒にディズニーランド、業界勤務のNは千葉でサーフィン、大学助教授のKはアフリカ出張中、元彼のYは釣りを終え伊豆から帰ってくる。

私はといえば、「そろそろ帰ってきたら」という母の誘いを断り、一人で3連休を過ごしている。「お父さん、おばあちゃんの看病、お葬式以来、疲労回復していないみたいです。水曜日に人間ドックを受けることにしました」と、母と弟のメールが伝える。帰省すれば良かった?!そんな後ろめたさを感じながら、当たりの良いベッドに寝転がり、シャンパン片手に、Sex & The Cityマラソンをする(観る)つもりだ。

みんな幸せ? 今日、この瞬間、幸せだなあと感じてる? 先日、将来を憂う私を見て、アメリカ人の同僚Pが言った。「What makes you happy?」 一体私の幸せってなんだろう? 彼はこうも言った 「他人の幸せを優先したらだめだよ。まず自分の幸せを求めなくちゃ。自分が幸せじゃなかったら、他人を幸せには出来ないんだから。」 あぁ、そんなことは分かってる。分かっているけど、今はちっとも私の幸せが見えない。

私は幸せ?たぶん全般的にはYesと感じてる。でもこの瞬間に限ってはNoかもしれない。だって、心が痛いんだもの。ふざけてばかりいたけど、いつも励ましてくれていた人、私のソウルメイト、あなたに会いたいんだもの。

あなたは今どこで、何を想い、この抜けるような青空を眺めているの? 「青い空に、きみと夢浮かべた・・・」 今でもあの思い出の曲、聴いているの? ニュージャージーの青い空、白い砂、近くで静かに崩れる波、どこまでも続くボードウォークを思い出しながら・・・。あなたは幸せ?

Tuesday, October 03, 2006

言葉の力

「言葉は感情的で、残酷で、ときに無力だ。
それでも私たちは信じている、言葉のチカラを」 

        ~朝日新聞広告より

たくさんの言葉を並べ、想いを伝えようとしても、
100%理解してもらえるわけではないし、
誤解のないようにとシンプルな表現を選んでも、
それが逆に裏目に出で、話が違う方向へ進んでしまったりするし、
今度こそ伝わったに違いないと思った次の瞬間、
それが自分勝手な思い込みに終わってしまったりする。

確かに、言葉はときにとても無力で、
言葉を積み重ねることが無意味にさえ思えることもある。
だけど、言葉なくしては、何も伝わらない。
一瞬一瞬、悔いの残らないように、言葉を尽くさなくては、
何も伝わらない。

Sunday, October 01, 2006

別離(わかれ)の瞬間(とき)

人は恋をすると特別な脳内ケミカルが出て、まるで魔法にかかったかのように、世の中の全てが美しく見え、いつもと同じ景色が100万倍も美しく見えたりする。歩道の隅に咲く花、、胸いっぱいに吸い込んだ朝の空気のにおい、見上げた空に細く長く浮かぶ雲、希望の光で地球を照らす朝日、泣きたいくらいに切なく地平線に消えてゆく夕日・・・。

しかしそのケミカルが出ているのは長くて3ヶ月くらい。その後はまるで夢から覚めたかのように、いつもと同じ景色はいつもと同じように見える。素敵な王子様だと思っていた相手が、どこにでもいそうな、ただの男だったと気づき愕然とする。しかしだからといって人は別れたりはしない。実はこの魔法にかかっていた3ヶ月の間、愛し合う2人の間には「情」なるものが生まれている。それによって離れることは身を切られるように痛く感じ、別れられないようになっている、というのだ。


彼と出会ってからそろそろ3ヶ月、脳内ケミカルは消え去ってゆくころ。それでも相変わらず、私の目に映る彼は、素敵な王子様だ。と同時に、情も沸いてきていて、一緒にいることが自然で会えない日はなんだかとても不自然に感じている。それなのに今、なぜか私の中には、「別離」という言葉が浮かんでは消え、消えては浮かんでいる。大切に思っているからこそ、身をひかなくてはならない、一番失くしたくない人だからこそ、手放さなくてはならない、愛しているからこそ、別れを決断しなくてはならない、そんな想いに駆られ苦しんでいる。一緒にいたい、でも一緒にいたらお互いにつらくなる、終わりにしたほうがいい、でも離れたくない。そんな矛盾する想いを消化しきれないココロとカラダは、痛みを叫んでる。

窓を開け外気を入れる。棚のほこりを払い床を水拭きする。髪を洗い、化粧をし、深呼吸をひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ。それでも止まない痛みを和らげるため、アスピリンとマイナートランキライザーをミックスして飲む。今日から暦は新しくなり、神無月。神様はどこで何をしているの?一番支えてほしいときに、さては全員で旅行中??

愛してる、愛してた、これからもずっと愛してる。
だからこそ、別離(わかれ)の瞬間(とき)を決断するのは、私。