Friday, January 11, 2019

競技ダンス


競技ダンスから学ぶことは多い。愛するゴッドファーザーの映画から多くを学ぶように。

競技ダンスは残酷だ。愛するゴットファーザーの映画の中の命が絶たれるシーンを観るように。

でも、競技ダンスはシンプルだ。

フロアーに出たときに勝敗が決まってしまう。男女が組んで踊り出すよりもっと前の段階で、競技者の優劣がわかる。万全に準備したとしてもしなくても関係ない。対戦相手が自分たちよりも勝っていたら負けてしまう。その基準は見た目の美しさだったり、ムービングや、ポイズの美しだったり。どんなに難しいルーティーンをしたところで、美しくなかったら、勝てない。つまり、見目麗しいカップルが難しいルーティーンを軽々とこなしたなら、間違いなく優勝だ。醜いカップルが勝つ確率はゼロに等しい。わかりやすいよね。

美しさを競うスポーツが、競技ダンスだ。

そんな競技ダンスに、私は今、挑んでいる。半年前から組んだ50代後半のリーダーと一緒に。いい年こいたおっさんとおばさんが、アマチュアの最高峰を目指して、優勝目指して、練習したり、競技に出たり、そして日々、踊ってる。立ったその姿だけで勝てるだろうと思われる見目麗しい20代のカップルたちと同じ土俵で、戦ってる。

同じように、優勝を目指して踊っている人たちとは、年代を超えて、わかり合える。そういう人たちの踊りを観ると、自然と、涙がでる。仕事とはまったく別のサークルで、夢を、ゴールを共有できる人たちと出会えたこと、ほんとにありがたいなと思う。

でもね、いまだに、私とBFがフロアに立ったら、圧倒的に対戦相手をねじふせて、踊る前にすでに勝ってると思うんだけどね。だって最強だからね、私たち。美しいからね。

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