Monday, January 04, 2016

2016年1月4日の夢

(今朝起きて、一気に書いたもの、校正なしを、そのままアップしています)

ニューイヤーズ・イブのパーティーが終わった。床にはいくつものキャンドルがある。部屋は薄暗く、ぼんやりとした輪郭しかみえない。  私と彼はベッドで寝ている。

急に誰かが部屋に入ってきた。ベッドサイドから何かをとり、去っていった。 誰かはすぐに分かった。あの男だ。先日、わざと時計を忘れていったんだ、私から連絡がくることを期待して。だけど私は、時計にも気づかなかったし、連絡することもなかった。 

横で寝ていた彼が目を覚ました。誰かが玄関から入ってきたの!玄関のドア、ロックしなかったの? と私が聞くと、しなかったかもしれないなと彼が言った。 

私たちは、残り物のトマトソースのペンネを冷蔵庫から取り出して、ベッドに寝転がりながら食べていた。トマトソースが平皿からこぼれそうになり、彼がベッドサイドに置こうした時、平皿の中身全てをベッドカバーの上にこぼしてしまった。

カバーはすぐに洗えば染みにならないから大丈夫。と思って横に目をやった瞬間、愕然とした。私たちの間に寝ていたリラにトマトソースがかかってしまった。 

リラをバスルームに連れていき、スプレー洗剤で汚れを落とし、シャワーで洗い流した。何度かそれを繰り返してみたものの、汚れは完全には落ちなかった。染みになってしまった。 宮崎のぬいぐるみクリーニング専門店にまた送らなくちゃ。先日、クリーニングに出したばかりなのに。 

ベッドルームにもどり、リラをみると、全く違う風貌になっていた。色は水色で、長いフサフサした毛が垂れ下がり、表情が見えなくなっていた。 抑えられない怒りが込み上げてきた。

こんなのリラじゃない。こんなんじゃもう愛せない。もういらない。そう彼に言い放った。

翌朝、私たちは庭に散らかった残飯や汚れた食器などと片付けていた。まだ封の空いていないチップスやクッキーなどもあったが、全て大きなゴミ箱に放り込んだ。

その後、私たちは道を歩いていた。私は彼に思いを伝えはじめた。 

あなたはとても忙しくなって、そのペースの早さについていけない自分が情けなかったし悔しかった。世界を飛び回り生き生きと仕事をしているあなたを尊敬するのと同時に嫉妬してた。あなたは私が欲しいものを持ってる。やりがいのある仕事、愛する家族。あなたのことは大好きだけど、もしかしたら大嫌いになるかもしれない。だから別れましょう。そうなる前に。あなたには愛する家族がいるんだから、ちっとも悲しくないはずよ。だから私からさよならを切り出させて。10年も一緒にいた元カノが、あなたと一番長くつきあった愛人であるべきよ。彼女は若く美しい時代をあなたに捧げたんだから、あなたに一番愛された愛人という称号をあげるべきだわ。だから私は決して10年を超えてあなたと一緒にいてはいけないの。

彼は何も言わず、私の唇に唇を重ねた。

もうわかった、これ以上何も言わなくていい。 
お願いだから、そんなことはいわないでくれ。 

彼の唇から、矛盾するふたつの思いが伝わってきた。
大粒の涙がポロポロとこぼれた。

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