Friday, May 16, 2014

Breast Cancer 18

5月5日(月)
「退院」

午前3時半
入院中は毎日、この時間に目が覚めました。 テレビを見て(ほぼ全局ショッピングチャンネルですが・・・)、日が登ってくるのを待っていました。

 午前5時18分
地震。 最大震度5弱(千代田区)。 建物が横にゆらゆら揺れて、ギシギシときしむ音がして怖かったです。 揺れが収まった後、病室の引き戸を開け、廊下を見渡すと、看護師さんたちが病室を回り、患者さんたちの無事を確認していました。 「大丈夫ですか?」と声をかけてくださった看護師さんに、「大丈夫です」とわたし。 

午前5時半
BFから、「だいじょうぶ?」とメッセージ。 嬉しかったです。

午前8時
BFが、着替えの洋服を持って迎えにきてくれました。 Thank YOU!  最後の食事=朝食を一緒に食べましたよ。 

午前9時
担当医M先生が、(たぶんきっとお休みだというのに)様子を見にきてくださいました。 入院中、担当医M先生、執刀医Y先生の訪室は、毎日ありました。 術後の経過がいいと、先生方に言っていただき、とても安心しました。 

看護師さんより、「退院指導計画書」の説明がありました。 退院1週間以内に、形成外科の予約をとること、抗生物質は最後の1錠までしっかり飲み切ること、胸は揺らさないこと等、確認しました。

身支度も終わり、残すは、病室内の「忘れ物チェック」だけです。 晴れ晴れとした笑顔です。 (撮影は、いつもの素晴らしい写真家=努力家のBFです。 Thank YOU!)



午前10時 
廊下ですれ違った看護師さん2名に、「お世話になりました。ありいがとうございました」と挨拶し、BFと一緒に退院手続き・会計@1階へ。 

(自己負担)費用合計は、297,445円。 内、室料は、180,000円。 手術(麻酔+病理検査含む)は、52,473円。 術前・術後診察(アイソトープ検査+投薬/処方+医学管理費含む)は、24,496円。 食事は、3,380円。  

支払には、BFが用意してくれた「入院時一時預かり金(20万円)」を一部充当し、残りも、BFが支払ってくれました。 Thank YOU! 

午前11時
自宅近所のデニーズにて早めのランチ、BFはハンバーグ、わたしはパスタを頂きました。 入院中は(もちろん!)禁酒していたので、数日ぶりにビールを頂きました。 美味しかったですよ! 


ただいまー! 

入院中ずっと一緒にいてくれたリラと。 やっぱり家はいいなぁ。

振り返ればあっという間の、人生初・入院生活でした。 忙しい中、毎日面会にきてくれたBF、毎日訪室してくれた執刀医Y先生・担当医M先生、昼夜問わず毎日看護してくれた看護師の皆さん、大変お世話になりました。 ありがとうございました。

・・・・とこれで全てが終わったわけではありません。 右乳房の再建もありますし、「乳がん」は、「全身病」なので、今後は薬物療法(化学療法・内分泌療法・抗体療法)などの治療が必要になる可能性があるからです。

針生検で細胞検査をした結果、わたしの「がん」には抗体療法は効果ゼロですが、内分泌療法(抗ホルモン療法=女性ホルモンが働かないようにする治療法)は効果大とのことですので、内分泌療法を受けることは視野に入っています。 化学療法は、今のところ受けるつもりはありません。 だって、化学療法でがんが根絶できる!わけではないようですから。 内分泌療法についても、これを受ければぜったいに再発しない!というわけではないようですから、本当はやりたくはありません。 

過去、わたしと同じような「がん」の人たちが、薬物療法を受けたとき、受けなかった時の「生存率」データによると、化学療法と内分泌療法の療法を受けた時の「(10年後の)生存率」は80%、内分泌療法だけだと70%だということですが、これはあくまでも統計で、「生存率」であって、「再発ゼロ」ではありませんし、「QOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)ではありません。 

それに、わたしはわたし、他の人とは違います。 それと同じで、わたしの「がん」は他の人の「がん」とは違うのです。 だから、統計でなんて、わたしの「生存率」が測れるもんか!ってことくらい、子供だって簡単にわかりますよね。 

さて、来週20日(火)は、執刀医Y先生とのコンサルがあります。 術後の経過チェック、病理検査の結果、今後の治療についてのお話があると思います。 

また報告しますね。

2 comments:

Juichi said...

退院おめでとうございます。すべて順調で何よりでした。

carrie said...

先生、ありがとうございます。 支えてくださった全ての方々に心から感謝です。