Sunday, March 16, 2014

The Oyaji Fight

今日は、小学校の同級生のAちゃんが、ザ・おやじファイトに出るということで、観戦に行ってきました。

会場は、新宿のFACE。第11試合ということで、「12時15分くらいに来てください」といわれ、時間ピッタリに到着すると、受付のところにAちゃんが待っていてくれました。

Aちゃんが会場内の席に案内してくれました。ちょっと話をした後、Aちゃんは控室へ消えていきました。Aちゃんの試合の前、5試合くらいを観戦しました。おやじファイトは、3ラウンドで勝敗が決まる試合です。1ラウンドでKOの人が2人いて、かなり心配になりました。とにかく、無事に、3ラウンドが終わりますように。

いよいよAちゃんの試合。赤ラウンドからトップガンの曲に合わせてAちゃん登場。おやじファイトですから、30〜50代の選手ということで、入場曲は80年代の流行歌が多かった!

第1ラウンド開始。びっくりしたのは、Aちゃんと相手との身長差です。体重が同じくらいの相手と組むようで、Aちゃんは身長は低いのですが、77㌔ということで、こういう組み合わせもあるんですね。相手の腕が長いので、遠くから打ってきます。それをフットワークの軽さでよけながら、ボディーにパンチをきめていきます。

第2ラウンドの後半、Aちゃんが放ったパンチで、相手が膝をつきました。会場は大盛り上がり。わたしも嬉しさのあまり、「Aちゃん!」と声をかけてしまいました。

第3ラウンドは、体力勝負です。Aちゃんも相手も40代、お互いにフラフラです。最後までとにかく前へ前へ。パンチの威力も落ちていましたが、なんとか最後まで戦いました。

結局、判定の結果、2−1で、Aちゃんが勝ちました。19歳で始めたボクシングでしたが、途中ボクシングから離れていた時期が長かった。でも、初ファイト、初勝利です。

試合の後のAちゃんは、汗だくだく。通っているジムへ勝利の報告をするということで、つきあいました。

竹原慎二&畑山隆則の僕さ・フットネスジム@大森に到着すると、会長の竹原慎二さんがいらっしゃいました。「おめでとう!」と声をかけてもらって、Aちゃんはとても嬉しそう。

「彼女か?」と聞かれ、Aちゃんが答えにつまっていましたのでわたしが、「小学校の同級生なんです」と答えると、竹原さんは、「独身か?」と。「そうです」と答えると、「結婚しちゃえば!」と。わたしが、「それはないです」というと、竹原さんは、「いいなー。俺なんか、いじめっこだったから、小学校の女友だちなんか会ってもくれないかならー」と、場を和ませてくださいました。

Aちゃんは、「会長、一緒に写真とってもいいですか?」とお願いして、竹原さんとAちゃん、そしてなぜかわたしもフレームにはいりました。竹原さんは、「ほらこう!」といって、わたしにファイティングポーズをするようにとの指示。「え? わたしもですか?」といいながら、拳を握りしめ、わたしもポーズ。3人での記念撮影となりました。

今回、Aちゃんの試合を観戦して感じることがたくさんありました。おやじになっても頑張る姿が、痛々しくもあり、でも美しかった。

Aちゃんは、昨年夏、暴飲暴食がたたって、ぎっくり腰になり、1週間動けなかったそうです。その経験から、「自分を変えたい!」と思ったそう。90㌔あった体重を、ボクシングとランニングで77㌔まで落としたそうです。試合前のこの1ヶ月は週6日間のジム通いで、昨晩の計量時には75㌔まで落ちていたので、いつもより多く食べて、今朝の計量までに調整したようです。

わたしの社交ダンスに対する思いと似ていると思いました。Aちゃんもわたしも今年45歳になります。今からボクシングや社交ダンスを真剣にやったところでプロにはなれません。でも、今できることを必死にやって、今できるベストを尽くすことが大事なんだと思いました。

おやじファイトに出場していた全ての人、今日、勝敗は決まりましたけど、でも、それがファイナルではないと思います。彼らはこれからも日々、練習に励むと思います。そして次の試合にまた臨むと思います。これからも日々、自分との戦いです。試合の日には、自分と同じように日々練習してきた同士との、「がんばり具合」の確認です。だから、試合では、無情にも勝ち負けの判定はありますけど、お互いの頑張りをたたえ合う瞬間があって、それがとても美しいなあと思いました。

始めてのボクシング観戦、とてもよい体験となりました。

No comments: