Saturday, November 23, 2013

Ballroom Dancing School - Intro Class 10

今日は、Dance Studio Sam Circus@川崎でレッスンでした。全10回の入門コースの10回目、最終回でした。

教室に到着すると、女性(50代)がわたしの先生から、女性(70代)がオーナー先生(=わたしの先生のお兄さん)からワルツのレッスンを、男性(50代後半)が順子先生からのジルバのレッスンを受けている最中でした。

着替えて終えて、皆さんのダンスを見学していると、順子先生からレッスンを受けていた男性(50代後半)が休憩に入ったので、ちょっとおしゃべり。

「あ、先週お話しましたよね」
「はぃ。先週、50分のクラスだったんですよね。今週もですか?」
「そう。今日も50分。入門コースなんだけど、チケットの有効期限が4月までだから、がんばって消化しないと・・・あ、そうそう、中高年のサークルってあるんですよ。インターネットで検索するとたくさん出てきますよ。その中に社交ダンスっていうのもあってね・・・」
「サークルで踊ったりしてるんですか?」
「いやー、ジルバも踊れないのに、行ってもダメでしょう。だからがんばってます。ジルバは大変だよね。汗だくになっちゃう」
「ですよね」

というタイミングで、先生登場。

「えっと、前回はマンボだっけ?」
(心の声)先生、わたしのこと覚えてないんですね・・・(泣)
「今日で(入門コースは)終わりです。ジャイブを教えていただいていました」
「えー! 入門でジャイブはやらないのよー! とりあえず、ジルバからやってみましょー!」

わたしのレッスンの前に教えていた女性(50代)が、着替えもせずに、わたしのレッスンを見ていたからでしょうか。それともオーナー先生がいらっしゃったからでしょうか・・・音楽に合わせてジルバを踊ることになりました。

前回もジルバを久しぶりに踊ったのですが、前回と違ったのは、踊ってる最中、先生が話しかけてくるんですよ。

「色、白いわよねー!」
「え? そうですか?」
「ほら、わたしと比べると、白いじゃなーい?」
「あ、比較するとそうですね」
「もしかして、北のほうの方?」
「あ、いぇ、父は宮崎、母は東京で、ミックスです」
「えっ!」

先生は突然、叫んで、踊るのをやめました。
「あなた、宮崎なのー?」
(心の声)いや、だから、わたしは宮崎じゃなくて、父が・・・
「やだー! わたしも宮崎なのよー! 宮崎市?」
「いぇ、日向です」
「えー!」

他の生徒さんたちは、先生方としっかりレッスンをしている中、わたしと先生は、ダンスフロアーで立ち話です。

「わたしはね、ぎりぎり宮崎市、綾町のほうが近いわね」
「わたしの名前、父が、綾町の染め物か、織物かなんかの、それが美しいってことで、『綾子』にしたみたいです」
「え! あのいとへんの難しい『綾』なのー?」
「はぃ」
「ねぇ、時々帰ったりするのー?」
「小さいころは、毎年帰っていましたけど、もう祖父母もなくなってしまったので・・・」
「わたしはね、今日、レッスンが終わった後、兄と一緒に帰るよのー! パーティーがあるの!」

というタイミングで、オーナー先生(=先生のお兄さん)がレッスンを終えて、柿を食べながら控室から出てきたので、わたしの先生は、「ねー、(この人)宮崎なんですって!日向!」

オーナー先生はあまり関心がないみたいで、「へー。日向多いな」と一言。
(心の声)え・・・日向出身って多いんですか・・・

その後も散々、宮崎の話しました。そして、先生からレッスンを受けていた女性(50代)が帰ったタイミングで、ジャイブを踊りました。

「うん、いいわー! じゃー、来週からは初級コースで、ルンバをやるからね・・・オチョダイエットって知ってるー? 腰で八の字を書く動きをするんだけどね、それを続けていると、ウエストがこんなに小さくなっちゃうのよー!」

先生はそう言って、両手で直径20センチくらいの円をつくりました。
(心の声)やー、それはウソでしょう。

「8回くらいこの動きをやった直後に、ウエストが数センチ細くなった人もいるのよー!」
(心の声)まじですか。

「まず、足を肩幅に開いて・・・」そう言って、先生の横で、先生と同じポーズを。

「ね! わかる? 男性と女性の違い。」
「いぇ・・・」
「あのね、男性は、骨盤が後傾してて、女性は前傾してるのよ。海外の方にはこの差がないんだけど、日本人にはあるの。日本人の女性がお尻が下がっちゃうのはそのせいなのよー! まず、腰骨のここにネジがあるとイメージして、そのネジを後ろに少し締め上げる! で、胸を張って、顎を引いて、みぞおちを後ろにギューッと押し込む!」

と、先生は、わたしの腰、肩、お腹になんのためらいもなく触れて、矯正。でも、この姿勢、かなりキツイ!

「ほらー! みてみて! 横の鏡! お尻がきゅっと上がってるでしょー! ビフォアー、アフターみたいでしょ!」

先生はとても楽しそうです。わたしは、今まで使ったことのない筋肉が伸びたり、縮んだりしているので、ピキピキしています。

「ねー! 緊張してるの? ここ、ピクピクしてるじゃなーい?」
(心の声)いぇ、緊張してませんけど・・・筋肉は緊張してると思います。

「はい! じゃ、そのままの姿勢で、腰骨のところに長ーいボールペンがあるっていうイメージで、まずは右足から、指の先に円を描いて見ましょう!」

先生の指導のもと、右足の指の先、左足の指の先に、円を描きます。

「はい! じゃ、次は、両手を水平に伸ばして、上半身、下半身はつながってないイメージで、上半身だけ、左右に動かしてみて!」

「あ! 自分では気づかないんだけどね、変な風に頭が動いちゃうと、みっともないのよー! 顎をひいて、頭を固定して!」

そう言いながら先生は、わたしの頭を両手で押さえます。

「いいっ? ここ、持ってみて!」

先生の右肩と左腰に手を当てて、(いつものように)先生の動きを確認。
(心の声)こんなのできないって・・・

「今日やった動きは、ラテンではとても大切なのよー! お家で練習してみてねー!」

と、今日はこれでレッスン終了。

「来週も同じ時間でいいー? タニグチさんみたいに踊れちゃうと、入門はつまらないでしょー! 来週からはルンバやるからねー!」

というわけで、入門コースが終わった今日、自動的に初級コースを受けることが決定。

本来ならば入門コースが終わったという満足感があるはずなんですが・・・秋風、いや、もう冬の空気のせいでしょうか、駅までの道のり、ちょっと切ないというか、なんとも複雑な気持ちになりました。

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