Monday, August 26, 2013

Virtue is Found in the Middle

(1)むかしむかしあるところに、「もんき」という娘がいました。

彼女は、21歳から23歳までの2年間、昼夜働いて、そのお金をもって遠い国へ渡り、短大に入学しました。 夏休み、冬休みは帰国し、学費+生活費のために、効率のよい夜のバイトを掛け持ちし、そして2年後、短大を卒業しました。

両親は、彼女に帰国してほしいと思っていましたが、彼女は、もっと学業を続けたいといい、両親は、彼女の過去2年間の頑張りと、その強い意志を信じ、彼女が学業を続けられるに十分な多額のお金を貸すことにしました。

しかし、彼女は、最初の半年で学業を諦め、両親のお金で遊ぼほうけてしまいます。呂維新は、「もんき」は学業に専念していないだろうという疑念を抱きながらも、約1年半(彼女25歳から27歳まで)、金銭的にサポートし続けました。

結果的に、彼女は、大学を中退し、両親の投資の全ては無駄になってしまいました。

あれから約17年がたち、彼女は、社会人としてそれなりに自立しましたが、両親に恩返しはできないでいます。両親が貸してくれたお金は、かなり高額なため、返済の見込みはないようです。

(2)いまいまあるところに、「もんき」という娘がいました。

彼女には、着物ローンが2つありました。 Aは3年ローンで毎月6万円、Bは2年ローンで毎月3万円。Bは8月で終わりました。Aは11月に終わる予定です。

「よし! 着物ローンも終わることだし、そろそろ貯蓄を始めよう」と思っていた矢先、「お金を貸してください」という声がかかりました。 「お金は天下のまわりもの」とか、「水は高いところから低いところへ流れる」とはよくいったもので・・・お金って、水ものです。

彼女は、今までの人生、お金を借りることはあっても、貸すっていうことはありませんでしたから、この展開には、かなりビックリしていますし、動揺しています。 今まで受けた「ご恩」を、別の形で「返済」することは必要なんだと分かっています。だから、今のこの状況があるんじゃないかなと思っています。

さて、このふたりの「もんき」ですが・・・

彼女は、今、独身です。ひとりで生活して、これからもきっとひとりで生活していくだろうと思われます。「もんき」は今年、44歳になりました。老後のこともそろそろ考えはじめる年令です。残念ながら、貯蓄ゼロで、様々なローンを抱えているようです。チャリティーをするような余裕はなさそうです。でも、彼女は、いつも(よい意味で)見栄を張って生活していますから、周囲の人たちには、彼女の家計やら心の内は、わからないでしょう。

だらだらと書きましたが・・・

説教は自分に対して、宗教徒が自分をムチ打ち罰するように。そして祈りの中で、「中庸」を求めたいと思います。「もんき」も幸せに、周囲も幸せにする、そんな「点」があると信じて、祈りつつ、動きます。


追記:

さて、「マルサの女」という映画がありましたね。この映画の中、面白いQ&Aがありました。

Q「どうやったらお金が貯まるのか」

A「コップに水滴が垂れている。一滴ずつしか水は溜まらない。普通の人はのどが乾いてしまうとすぐ飲んでしまう。これではお金が貯まらない。 お金を貯めたいのであれば、のどが乾いてもコップに水が溜まるまで飲んではいけない。コップに水がなみなみと溜まって、あふれた水滴をなめるのだ」

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